ハルロック
以下はWikipediaより引用
要約
『ハルロック』は、西餅による日本の漫画作品。
概要
週刊『モーニング』(講談社)にて2014年第19号から2015年16号まで連載された。
「電子工作×女子大生=今まで見たこともないマンガ!」と銘打ち、かつて「分解魔」、「ドライバー少女」と言われた「はるちゃん」が電子工作で活躍する内容となっている。作中に出てくる「猫ツイッター」は実際に作成され、「Maker Faire Tokyo 2014」へ出展した。
連載まで
連載の案を練ってたころ「女の子とメカの組み合わせ」「理系の女子」をテーマにしたいとぼんやり考えながらも、それではあまりにも漠然としていて、どうしようかと思っていたところ、IT関係の仕事をしている夫に突然「電子工作は?」と言われたのが本作のコンセプトにたどり着くきっかけ。
パイロット版となる同題名の読切が、週刊モーニング「プレミアム読み切り劇場REGALO」枠で掲載された(単行本第1巻巻末に収録)。連載版とは設定が細部で異なっている。またそれに先立ち、『まんがくらぶオリジナル』(竹書房)2013年7月号に類似した設定の4コマ漫画『はるでん』が読切として掲載されている。
あらすじ
幼少時、買ったばかりの炊飯器やDVDプレーヤーを興味本位で分解した晴は、家族から分解魔と恐れられ、ドライバーを封印される。それでも、ドライバーを求めて御近所をうろつき回り、今度はドライバー少女と恐れられるほどであった。月日が流れ、高校生の時に電気部顧問の影響を受けて電子工作に目覚めた晴は、大学生になってもすぐに帰宅かアキバかの二択という、変わった女子大生生活の日々を送っている。
そんな風変わりなしょっぱめ個性派女子である彼女が、様々な人々との出会いを通じ、趣味の範疇でしかなかった電気工作を人の役に立つ仕事として昇華させていくまでを描く。
登場人物
向阪 晴(さきさか はる)
晴の母
河原崎 数一(かわらざき かずいち)
うに先輩
真下 六祐(ましも ろくすけ)
本作のもう一人の主人公で浅草橋工業高校の生徒。電子科1年B組。晴の幼なじみ。両親が離婚して母子家庭育ちであり、幼い頃より本を読みふけりながら一人ぼっちで過ごす孤独な日々を送っていた時期に隣に越してきた幼少時代の晴と出会う。当時から分解魔だった彼女と接しているうちに、自分も晴に分解されたいという不思議な衝動が芽生え、晴に執着するようになってしまい、ついには晴ちゃんストーカーと呼称されるまでになってしまった。(そのストーカー癖は実は父親譲りらしい)
かつては様々な本を読みこなしていたことから神童とよばれていたが、文系で理数系が苦手なのに晴を理解しようと浅草橋工業高校へと進学してから成績は最下位になってしまう。晴の電子工作を手伝う内に少しずつ電子工作の世界に引き込まれつつある。からっぽで何もない自分にコンプレックスを抱いているが、歩みは遅くとも少しずつ電子工作の分野を理解すべく努力しており、学校のクラスメイトの要望に応えて晴の力を借りつつ様々な発明を作ったことで感謝されることに喜びを覚えるまでになっていく。
小松さほり(こまつ さほり)
葛西(かさい)
登場する企業
株式会社 SUMi
既刊一覧
単行本
- 西餅 『ハルロック』講談社《モーニングKC》、全4巻
- 2014年7月23日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-388359-6
- 2014年10月23日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-388385-5
- 2015年1月23日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-388420-3
- 2015年4月23日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-388451-7