バイバイ、ブラックバード
題材:金貸し,
以下はWikipediaより引用
要約
『バイバイ、ブラックバード』は、伊坂幸太郎による長編小説。双葉社より2010年8月30日に刊行された。後に2013年3月17日に双葉文庫より文庫化された。
概要
2009年に双葉社が企画した「ゆうびん小説」の企画として執筆された。書店で配布されているフリーペーパー『LOVE書店!』10号に付いている応募券で応募した中から抽選で50名限定で1届けられた。それをまとめ、書下ろしの最終話を追加した単行本が2010年に発売された。
太宰治の未完の小説『グッド・バイ』のオマージュとして書かれた。基本設定である「何人もの女性と同時に付き合っていた男が、その関係を清算する為に、全く恋愛関係になかった女性の協力を得て一人ひとりを訪ねて歩く」を踏襲した。ちなみに繭美はキヌ子から影響を受けている。
タイトルは1926年に発表されたジャズ「Bye Bye Blackbird」を元にしている。
あらすじ
星野一彦は〈あのバス〉で連れて行かれる事が決まっており、体型から態度まで何もかもが規格外の繭美に監視されていた。
星野は五股をかけており、連れていかれる前に5人に別れ話をしに行きたいと頼んだ。幼少期に母親が出先で交通事故に遭って死んでしまい、待たされることの心細さを身をもって知っていたからだ。仕方なく繭美が仲間に確認すると「面白そうだから」と言う理由で許可が下り、繭美は仕方なく星野に付き添う事になった。だが星野は〈あのバス〉で連れていかれる事を相手に言いたくないと言い、代わりに繭美と結婚するからという理由で5人に別れ話をしに行く事になった。
主な登場人物
リーディングシネマ
2017年2月4日にロウドクノチカラ第11回公演としてリーディングシネマ「バイバイ、ブラックバード」がラゾーナ川崎プラザソルにて昼夜に全2公演が公演された。公演団体のロウドクノチカラは伊坂幸太郎作品を専門に朗読公演を行う公演ユニットとして活動しているが、上演許可は都度得ているものの著者公認の団体ではない。脚本・演出は近藤大介が担当、製作は株式会社アプレ。
キャスト
- 原嶋元久
- 川崎誠司
- 白石稔
- 名塚佳織
- 安倍萌生
- 山田茉亜紗
- 楠見藍子
- 紫藤楽歩
- 近藤大介
- 青島彩
- 菅野英樹
- 都乃-SATONO-
- 溝呂木奏
- 傳田修弘
- 河野誠志
- 松岡健
- 菅原聡美
ほか
スタッフ
- 脚本・演出 - 近藤大介
- 舞台監督 - 松本淳市
- 音響 - 岩野直人
- 照明 - 小坂章人
- 製作 - 株式会社アプレ
テレビドラマ
2018年よりWOWOWで放送。全6話。主演は高良健吾。
キャスト
- 星野一彦 - 高良健吾
- 繭美 - 城田優
- 廣瀬あかり - 石橋杏奈
- 霜月りさ子 - 板谷由夏
- 如月ユミ - 前田敦子
- 神田那美子 - 臼田あさ美
- 有須睦子 - 関めぐみ
- 松村雄基、丸山智己、岡村いずみ、斎藤洋介、あがた森魚
スタッフ
- 原作 - 伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』(双葉文庫刊)
- 脚本 - 鈴木謙一
- 監督 - 森義隆
- 音楽 - 安川午朗
- プロデューサー - 武田吉孝
- 制作 - WOWOW