バウバウ大臣
以下はWikipediaより引用
要約
『バウバウ大臣』(バウバウだいじん)は、藤子不二雄(のちの藤子・F・不二雄)による日本の漫画。小学館の学習雑誌『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』において、1976年に連載された。『小学二年生』は全7話、他誌は全8話。
藤子不二雄の藤本弘による単独執筆作。
概要
宇宙のキャラクターが地球へ訪ねて来るという作品として、藤本の1968年の作品『ウメ星デンカ』と1985年の『チンプイ』を繋ぐ中間的作品に位置するSFギャグ漫画である。同時期に3誌に並行して連載されたが、基本設定以外の物語の内容は各誌ごとに異なる。連載時期である1970年代中期は、藤本の作品の連載が長続きしなかったことが多いため、藤本がメディアにおいて最も後退していた時代との指摘もあり、本作も例にもれず短命に終わっている。
あらすじ
星野大二少年のもとに現れた、言葉を話すイヌのバウバウと、ネコのミウミウ。彼らは天の川の中心部に栄えたアマンガワ星のアマンガワ王国の高官たちの生れ変わりだった。かつて3万年の歴史を誇ったアマンガワ王国は、百年前に巨大彗星の衝突で滅び去ったが、優れた科学力により住民たちはほかの星々の住民に生れ変わったのであり、しかも大二こそがアマンガワ王国の王子の生れ変わりなのだという。王国再建を目指して大二を王子として盛り立てようとするバウバウたちは、大二や周囲の人々を振り回し、ドタバタの日々を繰り広げる。
登場人物
星野 大二(ほしの だいじ)
星野 一夫(ほしの かずお)
単行本
単行本は、『藤子不二雄ランド』から全1巻で1990年に発売。これは計3誌の掲載話を全19話として編集したもので、第1話と最終回は『小学四年生』のものを掲載しており、他誌の第1話と最終回は未収録。後の2011年『藤子・F・不二雄大全集』として、未収録分を含む全話が『みきおとミキオ』に同時収録されて発売された。
書誌情報
- 『バウバウ大臣』 中央公論社〈藤子不二雄ランド〉、全1巻
- 1990年8月3日発行(1990年8月1日発売)、ISBN 978-4-12-410290-1
- 『みきおとミキオ / バウバウ大臣』 小学館〈藤子・F・不二雄大全集〉、全1巻
- 2011年3月30日発行(2011年3月25日発売)、ISBN 978-4-09-143456-2