バットマン・ザ・フューチャー
アニメ
原作:DCコミックス,
総監督:ブルース・ティム,
アニメーション制作:ワーナー・ブラザース・アニメーション,
製作:ワーナー・ブラザース,
放送局:カートゥーン ネットワーク,
話数:全52話,
以下はWikipediaより引用
要約
『バットマン・ザ・フューチャー』 (原題:Batman Beyond) は、DCコミックスが刊行するアメコミ『バットマン』を原作とするアメリカのテレビアニメ。1992年のアニメ『バットマン』の続編で、同一の世界観のクロスオーバー作品群「DCアニメイテッド・ユニバース」の一作。日本ではカートゥーン ネットワークで吹き替え版が放映された。
概要
好評を博したアニメ『バットマン』を受けて製作された続編のアニメシリーズ。スタッフも前作とほぼ同じ。前作から40年後のゴッサム・シティを舞台に、二代目バットマンを襲名して空飛ぶハイテクスーツを着る高校生テリーと、バットマンを引退して補佐に回った老ブルースの師弟が活躍する。
番組は好評だったが、52話で放送終了。その後はスタッフが同じ『ジャスティス・リーグ』が放映されたが、本作の後日談のエピソードが『Justice League Unlimited』に登場。主人公の出生の秘密が明かされた。
アニメの設定を基にしたコミックが24話、それとミニシリーズも6話出版されたが、邦訳はなされていない。また、アニメの放送終了から約10年後の2010年には新たなミニシリーズが出版される予定。
日本においては前作『バットマン』を受ける形で上記のようにカートゥーン ネットワークにて放映された。旧バットマン(ブルース・ウェイン)は前作と同じ声優が原語・吹き替え共に演じている。
ストーリー
2019年。60歳になったブルース・ウェインのウェイン産業がデレク・パワーズ率いるパワーズ工業の株の買い占めを阻止し熾烈な株価争いが続く中、社長令嬢バニー・ブリーランドが誘拐された。身代金が支払われたにもかかわらず、バニーは誘拐犯に口封じで射殺されそうになる。その時、犯人の銃がバットラングで弾き飛ばされ、ハイテクスーツでパワーアップした黒いバットマンが現れた。バットマンは誘拐犯と戦うが、心臓発作を起こして倒れてしまう。間一髪で危機を回避したものの、危うく銃を使いかけたバットマン=ブルースは引退を決意する。ブルースはバットケイブの電源を落とし全てを封印した。バットスーツも含めて・・・。
さらに20年後の2039年。守護神・バットマンが消えたゴッサム・シティは治安は改善されたものの、新たな犯罪の影に脅かされていた。ハミルトン・ヒル高校に通う16歳のテリー・マクギニスは元不良だが、正義感の強い少年である。テリーはある日、通学途中にストリートギャングのジョーカーズに金を要求される女性を助けた。その頃、ウェインパワーズ社(ウェイン産業とパワーズ社が合併した大企業)で働くテリーの父親・ウォーレンは同僚ハリーにディスクを預かるが、ハリーは警備員に連行される。ウォーレンは社長のデレク・パワーズに実験中の事故でハリーは治療中だと聞く。同級生のネルソンと喧嘩したテリーはウォーレンと口論して家を飛び出すが、その時、家の前にはパワーズの秘書ミスター・フィックスの姿があった。
その頃、ダンスホールにジョーカーズが現れ、テリーは恋人のデイナ・タンを助けるが、ジョーカーズに追われてウェイン邸にたどり着く。そこにいた杖をつく老人は、棒術でジョーカーズを撃退する。その老人こそが初代バットマンこと80歳のブルース・ウェインだったのだ。しかしブルースは心臓発作を起こし、テリーの介抱で邸宅に戻る。自宅に電話しようとしたテリーはコウモリを助けようとして時計台を開き、封印されたバットケイブを発見する。怒ったブルースに杖で殴られて追い出されて帰宅したテリーは、ウォーレンがジョーカーズに殺されてしまったと聞く。パワーズはテレビでジョーカーズを糾弾し、必ず法の裁きを下すと宣言した。
悲しみに暮れるテリーは写真立ての中に隠されたディスクを発見する。ブルースにバットケイブのコンピューターで分析してもらうと、ディスクの中身はウェインパワーズ社で極秘開発された新型兵器の細菌ガスのデータだった。ウォーレンを殺した真犯人はジョーカーズではなく、細菌ガスの秘密を隠そうとしたデレク・パワーズだったのだ。ブルースはテリーに「ディスクを市警本部長のバーバラ・ゴードンに渡せ」と伝える。警察にはパワーズの息がかかっているとテリーは渋るが、ブルースに説得されて嫌々応じる。しかし、テリーはバーバラに会いに行く途中でパワーズにディスクを奪われてしまう。テリーは再度ウェイン邸を尋ねてバットケーブからバットスーツを盗み出し、バットマンに変身。
バットスーツのハイテク機能でパワーズの会話を盗聴したテリーは、細菌ガスの密輸現場を急襲。父親を殺した張本人のミスター・フィックスともホバークラフトで対決。バットマンを追い詰めたフィックスは「偽者にしてはなかなかやるな」と言う。しかし、テリーは「俺は本物のバットマンだ」と答え、細菌ガスを海の中に葬り去る。翌日、帰宅したテリーをブルースが尋ねた。テリーはブルースがバットスーツの返還を求めに来たと考えたが、ブルースはテリーに「空をあちこち飛び回る仕事」を依頼する。快く引き受けたテリーに、ブルースは「私の世界へようこそ」と言って硬く握手を交わす。こうして新生バットマンの新たなコンビが誕生した。同じ頃、テリーとの戦いで細菌ガスを浴びたパワーズは放射能治療を受けたが、突然変異を起こし放射能怪人ブライトが産声を上げてた・・・。
登場人物
バットマンサイド
バットマン(二代目) / テリー・マクギニス(英語版)
声 - 川島得愛/英 - ウィル・フリードル
主人公。ハミルトン・ヒル高校に通う16歳の高校生。両親の離婚で非行に走り、少年院に三ヶ月収監された過去を持つ。パワーズに父を殺されてブルースと出会い、復讐のためにブルースのバットスーツを盗んだ。ブルースにバットマンの後継者として認められてゴッサム・シティを守る任務に就く。表向きの仕事はブルースのアシスタント。
現在は母と弟との三人暮らし。同じクラスのデイナと付き合っているが、メアリーに心を惹かれたことも。気が短いが根は優しく、ブルースと対立することもしばしばだが、ブルースとは師弟の絆で結ばれている。レスリング部だったが、ネルソンとの喧嘩が原因で退部している。身長178cm、体重77kg。
ブルースと通信可能なバットスーツは飛行・体力増強・暗視・盗聴などの能力を持つ万能パワードスーツで、テリーの身体能力を何倍にも底上げする。専用機のバットモービルは飛行・潜水が可能。
『ジャスティス・リーグ アンリミテッド』の完結編である15年後にも登場。デイナとの結婚を意識していたが、ブルースの腎不全をきっかけに自分の出生の秘密を知ることになる。
ブルース・ウェイン
声 - 玄田哲章/英 - ケヴィン・コンロイ
初代バットマン。ジョーカーとの戦いで起きたある事件で心を閉ざし、今では偏屈な老人になってしまった。80歳になって杖をついて歩いているが、足腰はしゃんとしている。序盤では新型バットスーツで戦っていたものの、体力の限界を感じて引退。ライバル会社社長のパワーズにウェイン産業を譲って合併会社ウェインパワーズ社の企業顧問に移り、愛犬のエースと隠棲していた。バットケイブを封印して引退も考えたが、テリーを後継者に任命。師匠としてテリーを補佐する。身長185cm、体重89kg。
バットケイブ内のモニターからテリーを見守り、指示を出したり機械・薬品開発などのサポートに回るが、テリーのピンチには杖を使った棒術で戦う。テリーと共にバットスーツのメンテナンスや修理も行う。パワーズの死後はテリーの支えで会社の実権を奪い返した。バットファミリーと過去の犯罪者の衣装と装備をバットケイブ内のケースに保存しており、今でもきちんと動くものもある。
『ジャスティス・リーグ アンリミテッド』の完結編である15年後にも登場。既に年齢は95歳に達し、大量の薬を飲まなければ生きられない体となっているが、杖をつきながら自立歩行が可能で頭脳も衰えていない。腎不全を患ったことを切っ掛けにテリーは自身の誕生の真実を知ることとなる。
バーバラ・ゴードン
声 - 定岡小百合/英 - ストッカード・チャニング
ゴッサム・シティの市警本部長。前作でのゴードン市警本部長の娘で、かつてのバットガール。既婚者で、夫は地方検事局長官のサム・ヤング。現在ではブルースと敵対しているが、ブルースが後継者に選んだテリーの身の安全を心配している。60代になったが、ブルースと違ってかつての身体能力は健在。
メアリー・マクギニス
マット・マクギニス
デイナ・タン
マックス・ギブソン
チェルシー・カニンガム
ネルソン・ナッシュ
敵
シーズン1
ブライト / デレク・パワーズ
声 - 沢木郁也/英 - シャーマン・ハワード
ゴッサム1の巨大企業、ウェイン・パワーズ・エンタープライズ社の社長。この会社はブルースのウェイン社を合併買収したものである。表向きは温厚な紳士として通っているが、裏では兵器の開発・密売に手を染める冷酷な死の商人。裏の秘密を知ったテリーの父・ウォーレンを暗殺者のミスター・フィックスに殺させ、細菌ガスの人体実験でウォーレンの同僚ハリーも殺害している。
バットマンとの戦いで自分が開発した細胞を壊死させるガスを浴び、放射線治療で一命を取り留めた。副作用で骨格が透けるほど全身が発光して放射線の炎を出す体質になり、ブライトを名乗り始める。普段はウェインパワーズ社に開発させた人工皮膚を被っているが、感情が昂ると放射線を出して正体を露出させてしまう。
体調不良を理由に引退して息子パクストンに跡を継がせようとするが、パクストンに裏切られて株主総会で正体を暴露してしまう。パクストンへの怒りでメルトダウンを起こし、最後は放射線を撒き散らしながら原子力潜水艦と海中に沈んだ。
元ネタはバットマンのコミックに登場する悪役、ドクター・フォスフォラス。また、ブライトが放つ放射能の炎のモデルは本作と一部のスタッフが共通している『ゴジラ ザ・シリーズ』のゴジラ2世の緑色の放射熱線をモデルにしている。
ミスター・フィックス
声 - 乃村健次/英 - ジョージ・タケイ
パワーズの秘書兼用心棒。テリーの父のウォーレンを殺害した。細菌兵器のカプセルを積んだ飛行船内でバットマンを迎え撃ち、電撃を発射するメリケンサックでバットマンを圧倒するが、最後は飛行船もろとも海中に沈んで水死した。
インク / ミズ・クレイ
ウィリー・ワット
声 - 阪口周平/英 - スコット・マカフィー
テリーの同級生でいじめられっ子。父親に軟弱だと責められている。思いを寄せていた同級生の少女に嘲笑われるが、事故で電気機器を操る能力を身に付け、作業用ロボットゴーレムを操って復讐しようとする。少年院に収容されるが再び登場。
ロイヤルフラッシュギャング
かつてブルースとも戦ったという五人組の窃盗団の一家。トランプの絵柄をモチーフにした衣装を着ており、トランプ型の飛行ユニット・フライングカードに乗って移動する。先祖代々の盗賊家業で貴族に成り上がった家系で、バットマンの復活を聞いてゴッサムに舞い戻ったものの、バットマンとの戦いによって家庭崩壊してしまう。
キング
声 - 中博史/英 - ジョージ・レーゼンビー
ロイヤルフラッシュギャングの冷酷な父親。バットマンをライバル視する凄腕の剣士で、再登場時に電撃を出す装置を剣につけた。テンを勘当するが、クイーンに先代キングと比較されてなじられ、遂にはパクストンの秘書のソープと不倫してしまう。不倫を知ったクイーンとの戦いに勝利するが、バットマンのバットラングにキングの巨大カードを落とされて敗北。投獄された。
クイーン
声 - 定岡小百合/英 - アマンダ・ドノホイ
ロイヤルフラッシュギャングの母親。電撃を出す杖を操る。キングとは違い、メラニーとジャックに優しいが、メラニーとテリーの交際には反対していた。背後からの不意打ちでバットマンを二度ダウンさせた。最後はキングに剣の電撃を浴びてダウンし、投獄された。
ジャック
テン / メラニー・ウォーカー
声 - 片桐真衣/英 - オリヴィア・ダボ
ロイヤルフラッシュギャングの娘でハッカー。どこか影のある美少女。心優しい性格で、友達もできない旅暮らしに嫌気がさしている。デイナに別れを告げられたテリーとダンスホールの外で出会い恋に落ちる。一度はロイヤルフラッシュと縁を切るものの、家族がジョーカーズに捕まったと騙されてギャングの違法カジノの収益強奪を強要される。最終的にはロイヤルフラッシュと縁を切って町の食堂で働き、ジャックを身請けした。
コミックではバットマンと何度か共闘している。テリーはメラニーをテンと知っているが、メラニーはバットマンをテリーと知らない。テンのスーツはパワードスーツの役目も果たしており、本気で暴れた時はバットマンのバットスーツの力でも馬乗りになって押さえ込まなければならなかったほど。スーツはバットマンにもキャットウーマンにも似ているが、白と黒の非対称のデザインはトゥーフェイスをモチーフとしている。
ミスター・フリーズ / ヴィクター・フリーズ
スペルバインダー / アイラ・ビリングス
声 - 藤原啓治/英 - ジョン・カンパニーマン
渦巻き模様のタイツに身を包み、手に持つ巨大な眼球状の装置で催眠術を用いる。正体はハミルトン・ヒル高校のカウンセラー。
バットマンのコミックに登場する同名キャラクター(数名存在)をモチーフにしたキャラクター。
シーズン2
登場装備
ニューバットスーツ
- パンチ力:1t(最大)
- キック力:3t(最大)
- ジャンプ力:ひと跳び10m
- 走力:100mを9秒
バットアーマー、エキソスーツを経てブルースにより製作された新型バットスーツ。20年前に完成していたが、テリーが使い始めてからは改良が重ねられて強化された。黒一色で胸のコウモリのマークのみが赤く、マントが無く耳が長いシンプルなデザイン。
旧バットスーツと違いパワードスーツの役目も果たし、装着すると最低でも身体能力が10倍にアップする。ただし、相手を殺さないようにパンチ力・キック力にリミッターがかかっている。防火・防水・防寒機能が施され、放射能もある程度なら防御可能。ブルースと体格に差があるテリーがそのまま装着できるオートフィット機能とバランスを保つ姿勢制御ユニットが装備されている。
元々の身体能力が高いテリーが着るとかなりの能力を発揮するが、テリー自身の慢心や経験不足で旧バットマンよりも苦戦が多い。機械仕掛けのためハッキングや動作不良の危険があり、スーツの破損の場合は大がかりな修理が必要になる。巨大犬、ザンダー、マッドスタンなどには破壊された。ブルース、テリーが使用し、バンスもハッキングによって使用。マックスも所持したことがあるが装着はしていない。電力で稼働し動力源は背中のエンジンであり、20年間バットケイブのケース内に保管されていたが、機能に問題無く使用出来るなど持続機能も高い。バットケーブのコンピューターに緊急停止ボタンがあり、ボタンを押すとスーツの回路が停止して電流が流れ、装着者は全身が麻痺して行動不能に陥る。
装備
マスク
全体的な防御力は旧来よりも上がったが、会話の為どうしても口元を露出せざるを得ないため、口元の防御力が低いのが弱点。またバイザーが作動不良に陥ると視覚が失われる弱点がある。
バット・ガジェット
バットラング
グラップルガン
リトラクタブル・ウィング
ロケット・スラスター
ユーティリティベルト
エキソスーツ
ニューバットスーツより前に製作されたバットスーツ。装甲服のようなパワードスーツで装着すると持久力がつく。対インク戦でブルースが装着して善戦するも敗北した。ニューバットスーツのパワーはこのスーツから受け継がれたものである。
ビークル
ニューバットモービル
機体は小型軽量でバットウィング以上の高速飛行とバットサイクル以上の機動性を実現したが、耐久性は旧バットモービルとバットウィングに劣る。中央部のアンカーで人命救助をしたり、電撃を流して敵を攻撃することも可能。後部にミサイルを装備している。インク、イアン戦での失態からステルス機能とホログラムで他の車に擬態する機能が追加された。水中でも活動可能だが、さすがに地下水脈の航行はできなかった。基本的に一人乗りである。
ジョーカーの発射した衛星レーザーを全て避けたもののポンクのバズーカに撃墜されたり、洗脳されたスーパーマンのヒートビジョンに破壊されたり、軍の開発した空飛ぶ秘密兵器には飛行能力で適わずに撃墜されている。
バットサブマーシブル
スタッフ
- プロデューサー:アラン・バーネット(ストーリーエディター)、ポール・ディニ(脚本家)、グレン・ムラカミ(アートディレクター)、ブルース・ティム(アニメーター)
- 音楽監修:シャーリー・ウォーカー
- 監督:カート・ゲーダ、ブッチ・ルキック、鈴木幸雄(S1のみ)、ダン・リバ、ジェームズ・タッカー(S2以降)
- アニメーション制作:ココ・エンタープライズ(韓国)、ドンヤン・アニメーション(韓国)、テレコム・アニメーションフィルム(※ノンクレジット)
- 製作:ワーナー・ブラザース・アニメーション
日本語版制作スタッフ
- 翻訳 - 尾形由美、片岡由紀子
- 演出 - 佐々木由香
- プロデューサー - 不明(カートゥーンネットワーク)
- 日本語版制作 - カートゥーンネットワーク、東北新社
放映リスト
邦題の無いものは未放映。日本では1、2、4 - 7話がDVDとして発売。アメリカではDVD-BOXが発売中。
シーズン1
シーズン2
シーズン3
長編
『バットマン・ザ・フューチャー 蘇ったジョーカー』(Batman Beyond: Return of the Joker)は、アメリカで2000年12月に発売されたOVA。日本でも2001年9月7日に発売。2001年度アニー賞最優秀ビデオ用アニメ作品賞受賞。
40年前にかつてのバットファミリーを崩壊に追い込んだ最悪の悲劇と、最悪の敵・ジョーカーの復活が語られる。
最初に製作されたバージョンはアメリカの規制に抵触したため、OVAでは幾つかのシーンが差し替えられている。ジョーカーが部下を殺害する方法、過去のジョーカーのバットマンへのナイフでの攻撃、ジョーカーの死因などである。最初のバージョンはアメリカで2002年4月、「Batman Beyond: Return of the Joker (The Original Uncut Version)」として改めて発売された。日本版の映像ソフトは規制版のみ発売されている。
登場人物
ジョーカー
かつてのブルース(初代バットマン)の宿敵。初代バットマンの正体を知った時に起こした事件で命を落としたが、40年後に当時と全く同じ容姿で現れ、ブルースとバーバラを混乱に陥れる。既に死んだはずの彼がなぜ復活したか、そして誰がその復活に関わっているかが本作の鍵である。身長191cm、体重82kg。
ジョーダン・プライス
ウェインがパワーズの元から取り戻したウェイン・エンタープライズの現トップ。ウェインの経営への復帰を快く思っていない。
ティム・ドレイク
かつての二代目ロビン。ジョーカーの拷問を受けて二代目ジョーカーにされてしまい、ヒーローを引退してブルースとも疎遠になってしまった。現在は家庭を持ち、電気技師として働いている。
ハーレイ・クイン
回想シーンに登場。ジョーカーと組んでロビンを養子にしようとしてある事件を起こし、生死不明となった。ラストシーンでジョーカーズの双子少女ディーディーを引き摺って帰る老婆がハーレイおばあちゃん」と呼ばれており、生きていたことがわかる。
バットガール
回想シーンに登場。バットマンと共に奔走する。バーバラの若き日の姿。
スタッフ
- 監督:カート・ゲーダ
- 脚本:ポール・ディニ、グレン・ムラカミ、ブルース・ティム
- アニメーション演出:増田敏彦
- 絵コンテ:増田敏彦、青山浩行
- アニメーション制作:トムス・エンタテインメント(テレコム・アニメーションフィルム)