バニラ A sweet partner
ジャンル:ガンアクション,
小説
著者:アサウラ,
出版社:集英社,
レーベル:スーパーダッシュ文庫,
以下はWikipediaより引用
要約
『バニラ A sweet partner』はアサウラによるライトノベル作品。挿絵は高山瑞季×曽我部修司(シトロネット)が担当。
概要
銃の所持が合法化された近未来を舞台に、自由を求めて逃走を続ける2人の少女狙撃手の逃亡劇を描いた作品。狙撃殺人の末に逃避行を繰り返す女子高生2人と、その事件を追う警察側の両側の視点から物語を追っていく構成となっている。
著者のアサウラによると、この作品は著者の前作にしてデビュー作『黄色い花の紅』とともに思い入れの深い作品で、社会と学生の二つの世界の間にいた学生時代の終わりという、社会に出る直前で大人と子供の双方の視点を持っていた当時だからこそ書けた作品だと語っている。また、アンケートはがきの男女比が半々という極めて異例な状況になったという。
明言はされていないが、『黄色い花の紅』と共通した世界観での物語だという事が作中で示唆されている。
あらすじ
自衛の為の銃器所持が合法化された現代日本。過去の出来事が原因で心に深い傷を持つ2人の女子高生、海棠ケイと梔ナオは、数奇な偶然で遭遇した銃器強奪犯から盗難品のライフル銃を入手したことにより、自分達の心に傷をつけた人々をライフルの狙撃で次々と手にかける。
2人の犯行を狙撃殺人事件として捜査していた警察は、現場に残された弾頭のライフルマークから盗難品のライフルが使用されたことが判ったため、当初は銃器強奪犯による犯行として調査を進めていた。しかし狙撃殺人の現場に偶然居合わせた刑事の元川宏幸が、犯人2人の特徴を目撃したことで捜査が進展。
やがて警察はケイとナオを犯人として目星をつけることになり、元川とその相棒を務める中年刑事の中谷健太郎も含めた刑事らが2人を張り込みするようになる。そしてケイとナオは2人を張り込みしている刑事らの眼前で、過去にケイの思い出を踏みにじった張本人らを銃殺。ついに警察に犯行が露見してしまう。
犯行は露見するも、うまく現場から逃げ出せた2人は、警察との逃避行の末に自分たちの通っている高校での立てこもりに踏み切る。
登場人物
学生
海棠 ケイ(かいどう -)
警察
元川 宏幸(もとかわ ひろゆき)
中谷 健太郎(なかや けんたろう)
中島 紫柄(なかじま しへい)
書誌情報
集英社・スーパーダッシュ文庫刊。
- 2007年4月25日発売 ISBN 978-4086303545