パステル家族
漫画
作者:セイ,
出版社:NHN comico,
掲載誌:comico,
レーベル:アクションコミックス,
発表期間:2013年,10月11日,
巻数:全15巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『パステル家族』(パステルかぞく、英: The Pastel Family)は、セイによる日本の漫画。漫画アプリcomicoにて連載中。漫画は毎週金曜日更新。単行本はアクションコミックス comico BOOKS(発行:NHN comico)より刊行。
概要
comicoのサービスが始まった当初からの連載漫画の一つであり、2015年1月23日よりcomicoとは別に単独アプリとして配信されていた。現在は金曜日のみの連載であるが、2014年5月27日から同年11月18日までの期間は、火曜日にも連載しており、comico作品の中でも数少ない週2連載をしていた。かつ、今までの連載で1度も休載していないため、2019年3月現在comico作品の中で最も話数の多い作品でもある。
登場人物たちの日常生活を描いた作品であり、基本的に1話ないし数話で1つの回が完結する。話数カウントは「○話」(○には数字が入る)となっており、各話のサブタイトルは「~回」で統一されている。作中では時間は流れており、登場人物も年齢を重ねていく。また作品の時系列的に過去の物語の内容が、先の物語に関連することも多い。マヨやしおりたちの幼少期を描いた回を筆頭に、人物の過去を描いた回も数多く、その多くは回の順番と時系列が一致していないのがほとんどである。
回によっては4コマ漫画風に描く場合があり、初期の頃のコメディ回で特に多い。この理由として、comicoの設立当時は、スマートフォンによる縦スクロールで読める漫画形式がかなり珍しく、多くのcomico作家が漫画制作に四苦八苦していた中で、作者であるセイは「面倒だから4コマ漫画にしてしまおう」と考え付いたからだと語っている。
あらすじ
『ご飯を家族で食べる』『友達とお出かけする』『みんなでゲームする』
主人公のマヨを中心に、5人家族の明河原家と、個性豊かなキャラクターが送る日常コメディ
登場人物
明河原家
明河原マヨ(あけがわらマヨ)
本作の主人公。高校1年生。5月30日生まれ。一人称は「私」(幼少期は「マヨ」)。
髪型は一つ縛りでお団子を後ろに作っている。幼少の頃は2つ縛りしていた。髪色は少し茶色掛かっている。
明るくて、誰とでも仲良くなれる性格である。人の顔と名前を覚えるのが得意で、それはマヨと知り合った当初ロングヘアであったケイが、その日のうちに髪をショートカットにしたにもかかわらず、翌日間違えずにマヨに名前を呼んでもらえたことからも伺える。また、人脈が広く、マヨが風邪を引いた際は、心配した商店街の人々からあらゆる食材を頂けるほどである。
主人公でありながら、得意分野が少なく、天然であり、かなり不器用である。勉強等も成績は下位の方である。一方で運動は人並みにこなせるようで、持久力もそれなりにある。しかしバランス能力は欠けており、バランスボールに乗ることが苦手で、自転車の練習も苦労した。
自身を過大評価する節があり、兄のタクオからは「マヨは買いかぶるとダメ」と評されるほどである。幼少の頃から「あんしんしてみててね」や「まかせてね」が口癖であり、その言葉を放つと基本的に失敗する。また、小さなことでドヤ顔をしたり、顔をニヤつかせることが多く、そのたびに周囲をイライラさせることが多い。
一方、努力家であるため、時間はかかるものの、真剣に物事に取り組めば、出来るようになるものも多い。例えば勉強については、タクオに教えてもらいながら頑張ると、テストでそれなりの点数を取ることが出来る。また川でおぼれた経験がありながらも、父であるごろはちに「水泳だけは覚えさせる」と言われ練習していたため、水泳もそれなりにできる。
数少ない得意分野の一つとして、秀でた清掃能力がある。マヨが掃除した箇所は、想像以上に綺麗になるため、それを見た周囲の人が驚くことが多々ある。
「働いている人はみんなカッコいい」という考えを持っており、度々その旨の発言をして周囲を感動させることがある。
周囲の人物(主にタクオ)の話した言葉を完コピするという謎の能力があり、スラスラ話したかと思えば、コピー元の人物の口調までコピーするため、その時は周囲からおかしい言動をしていると思われがちである。
『グルメスパーダ』というファミレスでアルバイトをしている。接客を担当しているが、不器用であるため、おかしな言動で接客することが多い。初期は「大人になったら病気で死んでしまう」といった旨の発言をしていたため、常連客から『悲劇の看板娘』と呼ばれていた。
明河原タクオ(あけがわらタクオ)
マヨと4歳離れている兄。大学2年生。11月23日生まれ。一人称は「オレ」。髪は金髪に染めており、毎朝ワックスで髪を上げている。普段は眼鏡をかけている。普通自動車免許を所有している。
アニメオタクであり、かなりのゲーマー。ホラーものが苦手で、ホラー番組や映画を見た直後は、一人でトイレに行けなくなるほどである。自分がホラーが苦手であることを周囲に隠すために、自身の感情を怒りで支配し、恐怖心を抑え込もうとすることがある。
自身がアニメオタクであるということは周囲に隠しており、彼がアニメオタクであることを知っている人物は、親友であるコウと、察しのいいアカネ程度(後にデートでゆかりにも告白している)である。好みのジャンルは美少女もの。
基本的には落ち着いた性格であり冷静沈着。マヨや弟のほのめからはかなり慕われている良き兄である。父からも「しっかりしすぎ」と評されている。しかし実際には、オタクであることを家族に隠していたり、一人になると叫びだすことから、自他共に認める二面性の持ち主である。また、マヨと同様で不器用であり、初めて取り組む物事に対して、最初は上手くいかないことが多い(テニスなど)。
ゲームの腕はかなりのものであり、ジャンルにとらわれず、テレビゲームからアーケードゲームまでこなす。ネットでは「拓魚(たくうお)」と名乗っており、凄腕ゲーマーとして有名である。一方でレトロゲームには弱い。
同じ大学の同級生であるゆかりに好意を抱いている。コミュニケーション能力は並以上であり、一般の女子ともそつなく会話が出来るが、ゆかりにだけは異常に顔を赤くし、上手に会話できず、敬語になってしまう。それが後にゆかりから距離を置かれていると勘違いされる要因になる。
アルバイトを複数しており、一つは夏休みに始めた家庭教師である。家庭教師を始める前からも別のアルバイトをしているようだが、その内容は明かされていない。
明河原ほのめ(あけがわらほのめ)
マヨと6歳離れている弟。小学4年生。
無口であり、気持ちを表現するのが苦手であるが、コウの作った紙芝居を見て、喜んだり涙流して感動するなど、表情に感情がよくあらわれる。また日常的に絵日記を書いているため、そこに自分の思っている素直な気持ちを綴っている。そのため無口でありながら、周囲の人物からは理解してもらえることが多い。
基礎的な能力は姉であるマヨよりも優れているが、マヨを姉として慕っている。
正義感が強く、猫をいじめている年上の男子生徒にランドセルで攻撃し、警察にお世話になったことがある。
タクオ同様、ゲームが好きであるが、最新の3Dグラフィックスのゲームをしたり、プレイするのを見たりすると、画面酔いを起こしてしまうため、タクオとは対照的にレトロゲームを好む傾向にある。
明河原ごろはち(あけがわらごろはち)
マヨたちの父親。40代後半。薄毛かつ太っている。眼鏡をかけている。ネコアレルギーである。外出時にはハンチング帽を着用することが多い。
子どもたちからは「オヤジ」「お父さん」、ゆりえからは「パパ」と呼ばれる。学生時代の友人や七瀬川家や佐伯家からは「ごろはっちゃん」と呼ばれる。
自身もタクオと同様にゲーマーであり、若いころは長期休暇に入ると、1日中ゲーム三昧な日々を送っていた。タクオがゲーマーになったのも彼の影響が大きい。
妻であるゆりえや娘のマヨを溺愛している。特にマヨに対する愛は異常で、「恋人ができたら許さない」といった旨の発言をよくしているほか、マヨのアルバイトも当初は反対していた。
優しい父親であり、厳しく怒ることは滅多にない。子どもたちに何か物事を教えるときは、優しく諭すように話すことが多い。
タクオ同様、一人になると叫びだす癖がある。
明河原ゆりえ(あけがわらゆりえ、旧姓:佐伯)
マヨたちの母親。40代前半。ごろはちの6歳年下。結婚後数年はごろはちと同じ会社の総務課に所属し、事務をしていたが、現在は専業主婦をしている。
子どもたちからは「母ちゃん」「お母さん」、ごろはちからは「ママ」と呼ばれる。
天然な性格であり、マヨの性格はゆりえ譲りであると言える。たまに鋭く恐い発言をすることもある。また、テレビに影響されやすく、テレビで得た知識をすぐに周囲に披露したり、テレビショッピングで見た商品をすぐに注文したりする癖がある。
料理はあまり得意ではなく、家での食事は何かとレトルトカレー、麺類、ホットプレートでの焼き物で済ませがちである。特にコンビニチキンを乗せたレトルトカレーが好きで、世間にもっと広まってほしいと思っている。
実家は旅館を営んでおり、マヨが小学1年生の頃まで、明河原家はゆりえの実家付近で過ごしていた。
ごろはちが初恋の相手である。高校生の頃、足をくじいて歩けなくなったところを、卒業旅行で近くに来ていたごろはちに助けてもらって以来、好意を抱いていた。
七瀬川家
七瀬川しおり(ななせがわしおり)
マヨの親友で、幼馴染。高校1年生。7月11日生まれ。一人称は「しおり」。よって自己紹介の際は「しおりはしおりっていうんだよ」という独特な言い回しをする。髪型はツインテール。髪色は茶色掛かっている。男女問わず、両親など以外の近しい人物に対して、ちゃん付けする傾向がある(例:「タクオちゃん」「ごろはっちゃん」など)。
見た目がかなり幼く、小学6年生辺りから外見が成長していないため、周囲からは小学生と勘違いされやすい。ケイやタクオから頬をブニブニされることが多い。
食べることが大好きで、美味しいものを食べているときは耳が聞こえなくなり、「おいしいおいしい、しおりはしあわせ」といった独り言を呟く。近しい人物からは、その独り言の内容で美味しさの度合いがわかる。特に「天国に連れていってくれるね」という内容のときは、最高に美味しいときである。また、しおりの食事の様子は、周囲から見るとかなり美味しそうで幸せに見えるため、外食時にしおりの食事を見た他の客が同じものを注文したり、お菓子祭りでしおりが出店のお菓子を食べている様子をテレビ中継された際に、急にそのブースのお菓子が売れるなどの現象が度々起きている。
見た目とは裏腹に器用であり、パフェを奢ってもらうのと引き換えに、コウの散髪をしたことがある。また学力面でも成績が良く、高校1年生の1学期の中間試験では、学年1位の成績順位を、期末試験では学年2位を取っている。一方で力は弱い。
マヨと同じグルメスパーダでアルバイトをしており、マヨの後から入っているが、接客能力がマヨより高く、教育係であるアカネを驚かせている。
このように、基本的な能力はマヨよりも高いのだが、幼少の頃からマヨを慕っており、高校進学の際もより高いレベルの高校に入れるだけの力を持ち合わせておりながら、マヨの学力に合わせ、同じ高校に入学している。
マヨと出会った当初は、マヨによく名前を間違えられており、マヨやタクオから「ちおい」と呼ばれ、よく拗ねていた(タクオに関しては、分かった上で呼んでいた)。一方で自分自身もタクオのことを「タクローちゃん」と呼び間違えていた。
幼いころは明るい昼時が好きであったが、ある時を境に、コウが迎えに来てくれる夕方が好きになる。
家庭がそこまで裕福ではなかったため、数千円レベルの現金を所有することが少なく、アルバイトの給料が初めて入った際は、その金額に異常な驚きを見せており、また、大金を所持している際には挙動不審になり、マヨに対しても敬語で話すなど態度が変わる。
七瀬川コウ(ななせがわコウ)
しおりと4歳離れている兄。タクオの親友である。大学2年生。一人称は「オレ」。ネコアレルギー。
基本的に黒髪のミディアムヘアーだが、1度セルフカットに失敗してしおりによる手直しにより短髪になった時期がある。
普通自動車免許と自動二輪運転免許を所有している。自動車に関しては、タクオ程運転する機会は無い模様。バイクは遊園地のアルバイトの通勤に使っている。
明河原家が越してきてからは、小中高の頃はタクオと同じ学校。大学はタクオと違うところに通っている。
自由な性格で、タクオと一緒にいるときはボケ倒すことが多い。逆にしおりを相手にしているときは、翻弄されることが多い。
しおりと同じく器用で、初めてのことでもそつなくこなす傾向にある。
タクオと同じくアニメオタクであるが、タクオとは異なり、自身がアニメオタクであることはオープンにしている。よくタクオの部屋に押しかけては、アニメ談義をしている。
マヨのことを「マヨ隊員」と呼んでいる。これはマヨとしおりが出会った当初、しおりが街を案内したとき、「コウちゃんとならもっと遠くまで探検できるぞ」という旨の発言をしたことから、親しみを込めて呼んでいる。
マヨがタクオのことを「お兄ちゃん」と呼ぶのに対し、コウはしおりから「コウちゃん」と呼ばれる。他にも明河原家からは「コウちゃん」「コウ」と呼ばれ、ケイやアカネ、ゆかりからは、しおりの兄であることから「しお兄さん」と呼ばれる。
絵をかくのが得意で、『モンキー伝説』という、おさるさんや悪魔くん等が出てくる、ほのぼのとした紙芝居を趣味として制作している。現在、3作出来上がっている。
ケイのことがが気になっており、ケイの居る場に自分も加わろうとするなど、何かと彼女と距離を近づけようとしている。
家のローンを払うために、当初はアルバイトをコンビニ、遊園地、銭湯と3つ掛け持ちしていた。しかし忙しそうにしていたコウを見かねたしおりやマヨから説得され、現在はコンビニのアルバイトをやめて、残り二つの掛け持ちにしている。
七瀬川由貴穂(ななせがわゆきほ)
七瀬川幸子(ななせがわさちこ)
高城家
高城ケイ(たかじょうケイ)
マヨの親友。高校1年生。6月21日生まれ。一人称は「私」。
髪型はショートカットの黒髪。高校の入学式当日まではロングヘアであったが、その日唐突に短くした。
学校や自宅では眼鏡をかけているが、授業等以外は、おでこの上に乗せるというスタイルを取っている。それ以外の外出先では、眼鏡をかけていない。
マヨやしおりとは、高校で同じクラスになることで知り合う。
美人であり高嶺の花だが、本人にその自覚は無い。普段は不健康そうな見た目をしているが、スポーツをしているときなど健康そうな格好をしているときは、周りの男性が「いつかこの子にも恋をして結婚する時が来る」と妄想を広げ、極端に落ち込むため、アカネからは「普段の感じが丁度いい」と思われている。
性格は面倒くさがり屋で、雑である。朝食は基本的にコーヒー1杯で済ましてしまう。
周囲にいるマヨやしおりが基本的にボケ倒すので、ツッコミ役に回ることが多い。また二人に振り回されることが多く、イラついたりするとよく二人の頬をブニブニする。また、自身の面倒くさがり屋の性格からか、マヨとしおりを二人まとめて「マヨり」と呼ぶことがある。
マヨやしおりとは対照的で、周囲の人物に対して、ちゃん付けで呼ぶことは滅多にない。
一人暮らしをしており、祖父が持っていた空き家に住んでいる。一人暮らしという性格上、マヨやしおりと集まる時は彼女の家が多い。
同居していないが、両親は健在している。特に母は、たまに様子を見に来ている。父に関しては、幼少期の頃、父と思われる人物と手を繋いで歩いている描写があるが、現在の父については作中で描かれていない。
マヨに頼まれて、「アーニー」という名前の猫を飼っている。最近は隣の家から「にゃんじ」という猫も遊びにくるようになり、猫のたまり場にもなりつつある。
中学時代は、ソフトテニス部に所属していた。現在はマヨとしおりと同様に帰宅部である。
マヨほどではないが、不器用であり、勉強もイマイチである。字が汚く、授業ノートの字が読めないほどである。
『Master Coffee』という喫茶店でアルバイトをしている。接客を担当。仕事ぶりは優秀で、メニューのリニューアルを提案したり、パフェを作れるようになるなど、雇用主である源五郎からも一目置かれている。
マヨにグルメスパーダというアルバイト先を薦めた張本人であり、アカネとは以前より繋がりがある様子であるが、5歳年上のアカネとどのような経緯で知り合うことになったかは明かされていない。
ケイちゃんママ
アーニー
マヨの高校関係者
野沢ナオ(のざわナオ)
葉山元格(はやまげんかく)
タクオの大学関係者
宮田茜(みやたアカネ)
タクオと同じ大学の同級生。1年浪人しているため、年齢はタクオ達より1歳年上にあたる。
髪型はセミロングで後ろで一つ縛りにしている。髪色は金髪。一人称は「アタシ」。普段は少し口が悪いが、親しい人物に対する愛情は厚い。また、料理が得意で体が柔らかい。酒を飲むと泣く。
ゆかりと仲が良く、昼食は一緒に食べている。
マヨやしおりと同じく、グルメスパーダで働いており、二人の先輩にあたる。そのため当初はマヨから敬語を使われていたが、マヨが一旦グルメスパーダを辞めてからは、友達付き合いをしているため、現在はタメ口で話す仲である。
親しい仲の人には「アカネちゃん」と呼ばせたがる傾向にある。一方おじさんなど距離を置きたい人には、苗字で呼ばせている。
鈍感な人物が多い本作において、珍しく察しの良い人物であり、タクオがアニメオタクであったり、ゆかりを想っていることを、早い段階で見抜いた数少ない人物である。
主要人物のアルバイト関係者
Master Coffee
遊園地
ポンピー
メイメイ
よっこら銭湯
大道双六(おおみちすごろく)
タクオの家庭教師先
鍛原鉄太(かじわらてった)
タクオの教え子。中学3年生。ゲーマーである。
勉強に関しては元々並み以上の成績を維持していた。しかし、弟の金次がテニスの大会で入賞して両親に褒められた一方で、自身はゲームセンターにて開催された格闘ゲーム大会で優勝しても、褒められるどころか「遊んでばかりじゃダメ」と注意されたが為に、ゲームに固執するようになり、学力を落とすようになる。
少々早とちりな性格で、人の話を遮って自分の意見を主張したり、人を偏見だけで判断して見下す癖がある。最初は、母親が勝手に付けた家庭教師である上に、両親同様にゲームに対して否定的な人間と見做したタクオに対して、反発していた。
改心してからは、真面目に勉強に取り組んでいる。またマヨに気があるようで、マヨと同じ高校に入ることを目標にしており、マヨ達の進学に合わせて、志望通り合格して、晴れてマヨの後輩となる。また、タクオに対しては心を開いて以降もタメ口で話すのに対し、マヨに対しては後輩になる以前から敬語で話す。
SNSでは「アイゼン」と名乗っている。オフ会では上記の癖があるにもかかわらずコミュニケーション能力の高さが見受けられた。
佐伯家・親族
こまち
マヨのおばあちゃんの姉の孫娘。マヨたちのはとこにあたる。苗字は明かされていない。
大学4年生。タクオの2歳上である。美大に通っている。
美人でありファンクラブが出来るほどモテる。就職が決まった見知らぬ同級生の男子からプロポーズされたことがある。
マヨからは「こまちゃん」、タクオやいおりからは「こま姉」と呼ばれている。
タクオの初恋の相手である。こまち自身もタクオが好きだった様子を見せている。
昔、川で溺れているマヨを助けようと自身も川に飛び込んだ際、人を抱えて泳ぐことの難しさを痛感し、川や海がトラウマになる。しかし、マヨが克服していることを知り、こまちも克服しようと努力を見せている。
作中では1年後、佐伯家の旅館で若女将をしており、似顔絵を描いてくれる美人若女将として活躍している。
ゲーム仲間
ヤマト
ごろはちの会社関係者
一ノ宮博之(いちのみやひろゆき)
支社に努めている男性。ごろはちの同僚で、ごろはち、望月とグループを組んで仕事をすることになる。
仕事ぶりは有能であり、爽やかな美男子である。
ゆりえのことを想っている。周囲の男性をゆりえから逸らす為に、同僚男性をサシ飲みに誘っては「望月はあなたを好きだと思う」と吹き込んでいた。実際にごろはちが転勤する前、大場が一ノ宮にそのことを吹き込まれ、望月に告白し振られて気まずくなり、異動するという事案が起きている。
ゆりえに告白して振られたのち、上記の過ちから責任を感じ退職届を提出するも、ごろはちや望月からお叱りを受け、今までの仕事ぶりが優秀であったことも考慮され、退職が撤回になる。
今まで告白されたことはあるものの交際経験がなかったが、最終的に望月と付き合うことになる。
望月加奈子(もちづきかなこ)
その他人物
岩畑克明(いわはたかつあき)
船岸駒衛門(ふなきしこまえもん)
秦京極朧(しんきょうごくおぼろ)
海老名勇男(えびないさお)
酒井薫(さかいかおる)
黒田(くろだ)
ブラウン
水太郎のアニキ(みずたろうのあにき)
ナオの父
底山晩成(そこやまばんせい)
「のざわ亭」で働く男性従業員。33歳。
元々は自身で「ソコソコ亭」というラーメン屋を経営していた。ソコソコ亭では、冷凍ラーメンを電子レンジで温めるだけの料理を提供していた。しかし、野菜炒めを作っているBGMをラジカセで流すことによって料理をしているアピールをしたり、外見を取り繕ったりなどの手法により、そこそこ繁盛していた。
美味しいラーメンを作ることが出来、かつ美しい娘のいるナオの父に一度は嫉妬するも、「お客様の笑顔」がみたいという本来の目的を取り戻し、のざわ亭で働くことになる。そこでの勤務態度は真面目である。
元々は、Vの字のような独特の髪形をしていたが、のざわ亭で働きだすのを機に、後ろで一つ縛りをするようになる。
書誌情報
作品が1話完結ないしは数話完結という性格上、comico掲載の話順と単行本掲載の話順を一致させる必要が無いため、両者の話順は一致していない。また、単行本収録に際し、作者の作業量を減らすために、comicoで少し時系列を戻した話を掲載し、その回を直近の単行本に収録させることで、単行本内での時系列を一致させ、かつ作者の作業量も減らせる一石二鳥な利益を得られる手法を取っている。その例として、2巻収録の「ニャンニャンフロンティアの回」「マヨが風邪をひく回」がある。
2018年5月11日から同年8月9日までの限定で、単行本第1巻がARアプリ『COCOAR2』とコラボしていた。コラボの内容としては、このアプリをインストールし起動して、カメラを単行本内の既定の位置にかざしてスキャンすると、スマートフォンの画面上に、作者のコメントやイラストが出現するというものである。
2022年現在、comicoでの連載は継続中だが、単行本は2020年2月12日に発売された第15巻が最終巻となっている。
- セイ『パステル家族』、NHN comico〈アクションコミックス comico BOOKS〉、全15巻
- 2015年10月10日発売、ISBN 978-4-575-84699-7
- 2016年4月12日発売、ISBN 978-4-575-84779-6
- 2016年10月12日発売、ISBN 978-4-575-84861-8
- 2017年4月12日発売、ISBN 978-4-575-84956-1
- 2017年8月10日発売、ISBN 978-4-575-85014-7
- 2017年11月10日発売、ISBN 978-4-575-85055-0
- 2018年2月10日発売、ISBN 978-4-575-85115-1
- 2018年5月10日発売、ISBN 978-4-575-85163-2
- 2018年8月9日発売、ISBN 978-4-575-85197-7
- 2018年11月12日発売、ISBN 978-4-575-85233-2
- 2019年2月12日発売、ISBN 978-4-575-85266-0
- 2019年5月11日発売、ISBN 978-4-575-85305-6
- 2019年8月8日発売、ISBN 978-4-575-85347-6
- 2019年11月12日発売、ISBN 978-4-575-85372-8
- 2020年2月12日発売、ISBN 978-4-575-85419-0