パペラキュウ
題材:ウイルス,
以下はWikipediaより引用
要約
『パペラキュウ』は、松永豊和の執筆によるWeb漫画作品。謎の奇病にして伝染病「パペラキュウ」を巡る、マモルとパペラキュウの少年サチオの奇妙な友情を軸にした長編SFミステリー。
2011年8月より月刊連載開始し、2020年9月全110話で完結。
パペラキュウ
世間を脅かす謎の伝染病、及びその感染者の名称。感染者はほぼ例外なく、
- 無毛またはそれに近い、異常に膨張した頭部
- こめかみに生えた蟹のようなハサミ
- 顎横から生えた足
- 切り落とされ消失した耳
- 後頭部の尻状の瘤
などを持っているのが特徴。物語が進むごとに、そのルーツと正体が明らかになっていく。
真正パペラキュウ
パペラ尿
パペラブラッド
復活の唾液
仮性パペラキュウ
上述の通り、手足は寄生生物の類ではなく宿主自身の感覚器官が変化しその一部が露出したもので、平衡感覚や聴覚を失わずに手足を取り除く方法は無く、根治療法も存在しない。
パペラナオール
副作用
登場人物
守田マモル
サチオ
真正パペラキュウ。子供時代のマモルの住む町で、世間の目から逃れるように頭を隠しホームレス生活を送っていた。ある日マモルと出会い友情を交わしていくが、それをきっかけに激化していく厚労省の追っ手からマモルを巻き込むのを避けるべく、ある日忽然と姿を消す。
マモルと出会った頃の小学校での隠遁生活をきっかけに深夜の学校に忍び込むようになっており、いつしか音楽室のピアノを使い作曲や音楽に傾倒していき、ネットの某動画投稿コミュニティを拠り所としていた。それを見たマモルと不意に11年振りに再会を果たすが、やがて再び厚労省から追われる身となり、追っ手との立ち回りの中、頭を破裂寸前にまで圧迫され、そのダメージで以前の記憶と人格を失う。それからは常時茫然自失状態でありながらも、音楽への感性や鍵開けの特技は失っていない様子。
剣崎ケンタ
マモルの小学校時代のクラスメイト。粗野で乱暴、排他的なうえ底意地の悪い性格であり、それが災いしサチオの恨みを買い、悪戯でサチオの尿を飲まされることで感染し仮性パペラキュウとなる。
以後11年間ふくろう島の診療所に人知れず隔離されていたが、パペラナオールを投与され失っていた自我を取り戻し、サチオに復讐するべく島を脱走する。やがてサチオとマモルを巻き込みながら、全人類をパペラキュウにする目標を掲げ意図的な集団感染を起こしつつ警察からの逃亡を続けていたが、八方塞がりとなる。基本的に頭の回転は速く機転も利くが、包囲網からの起死回生を狙い警察官にパペラナオールを注入するも、それによる暴走に巻き込まれ惨殺されてしまう。
モネネ
柴田ユウジ
クロイワ哲也
ハツオ(初男)
戦時中、生物兵器の実験台としてふくろう島に監禁されていた少年。謎の伝染病である「頭ぷっくう病」に侵されたただの人間であったが、実験中であったパペラウイルスの融合媒体として選ばれたことにより誕生した、史上初の真正パペラキュウ。パペラキュウとなったのちの容姿は現代編のサチオに瓜二つ。なお現代編においても、戦後、その姿を米俵でカムフラージュした「米俵一郎」という名そのままに生存していることが判明。80歳を超えるほどの老齢でありながらも、住処の教会に巻き起こされた大騒動にも冷静に対処、特技のパイプオルガン演奏も健在であり、パペラキュウ事件の最後の闇である終戦直後の記憶も明瞭である様子。回想において、サチオの父親であることが判明。
守田守造
柴豆次郎
千脇コズエ
蛇課長
座備江 類慈(サチオの養父)
公式サイト
- パペラキュウ