パラレルパラダイス
ジャンル:エロティック,青年漫画,ハイファンタジー,ハイ・ファンタジー,ダーク・ファンタジー,
題材:異世界への転生・転移,魔女,パラレルワールド,
以下はWikipediaより引用
要約
『パラレルパラダイス』(PARALLEL PARADISE) は、岡本倫による日本の漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年16号から連載中。2023年11月時点で累計部数は420万部を突破している。
作風
「異世界に迷い込んだ主人公が、仲間達とともに世界を脅かす存在に立ち向かう」というファンタジー作品の基本を踏襲している異世界ものであるが、本作の異世界は「遠い過去に文明が崩壊し、かつ何らかの原因で男がいなくなり、女だけの世界となった未来の地球」という特殊なシチュエーションとなっている。
さらに、「女が男に触れただけで発情し、唯一の男である主人公と次々に性行為をする」という成年漫画的要素をもつ。そのため作中には過激な性描写が多数登場し、暴力や殺人などの残酷な描写も見受けられる。
あらすじ
剣道と柔道をしている以外にはごく普通の高校生太多陽太(ヨータ)は、幼なじみの同級生に恋心を寄せていた。ある日ヨータは、学校に侵入した謎の襲撃者によって校舎から突き落とされる。目覚めると、そこはドラゴンなどのモンスターが存在し、赤と青の双月が浮かぶ異世界の山中だった。
異変に気付いて駆けつけた女騎士ルーミと出会ったヨータは、男の匂いで欲情したルーミに迫られる。人語を話す鳥のような地縛神ジーニアスによると、この星では「男が存在しない状態」が3000年も続いているため、女には遺伝子レベルで男に対する免疫がないことや、交尾しないと成人前に死亡するという事実が告げられる。
交尾だけではすべての女性を救えないと考えたヨータは、女性たちの呪いを解いてこの世界を救うために、どこかに存在する呪いをかけた元凶・「嫉妬深い神」を倒すことを決意し、ルーミとともに各地を旅することになる。しかしその道中では、「嫉妬深い神」の復活をもくろむ信奉者たちの集団「黒き夜明け」の魔女たちがヨータたちを待ち構えていた。
ヨータは、異世界で死亡すると現実の日本へと戻ってこられるのだが、そのたびに身体を欠損する重傷を負っていく。だが、現実世界で「魔女の変化したモンスター」の弱点を調べて、高所から飛び降りることで異世界へと戻り、異世界にかけられた理不尽な呪いを解こうとする。
やがて、この異世界が最低3000年以上が経過した「未来の日本」であり、遺跡と言われている倒壊した高層ビル群の地下研究施設に眠っている「嫉妬深い神」が、ヨータの思い人の仁科であることが判明し、ヨータは仁科を殺すことに躊躇する。しかし、実は「本物の嫉妬深い神」は陽太の母を殺した金城だった。
作品設定・用語
崩月(ほうげつ)
刻命珠(こくめいじゅ)
欲情の泉(よくじょうのいずみ)
以上の効果から、ヨータはこれを麻薬と称している。
モンスター
火燐石(かりんせき)
龍華石(りゅうげせき)
叢雲(むらくも)
ミード
劇中ではヨータ一行が町を出発する際にガーディアンで開かれる送別会で振る舞われるが、その度に全員が酔った挙句、乱交へと発展してしまう。そのためヨータは送別会と聞くと「いつものあれ」と連想するようになった。
扉(とびら)
黒き夜明け(くろきよあけ)
逢い引き
ガーディアン
グランドスール
シーザー王国
城都(じょうと)
ミース
リール
サンドリオ
遺跡
エレメント
青の属性
赤の属性
黄の属性
緑の属性
白の属性
黒の属性
異能(いのう)
銀眼(ぎんがん)
登場人物
ヨータ一行
太多陽太(ただ ようた) / ヨータ
本作の主人公。剣道の県大会準優勝の腕前をもつ男子高校生。柔道の心得もあるが当人は武術に乗り気ではなく、「暴力で相手に勝てると思うことが自信に繋がる」という父親の方針にしぶしぶ従っていた。また、ゲーム好きの父親の影響から、RPGなどのファンタジー作品の知識もそれなりにある。幼なじみの仁科にほのかな思いを寄せている。
年ごろの少年らしく人並みに性欲はあり、異世界ではルーミとの初性交を機に加虐的な一面を見せるようになるが、強姦など相手が本気で嫌がる行為は控えるなど、節度はわきまえている。論理的思考に陥りやすく、女心など他者の感情には鈍感。
謎の存在に襲われ校舎から転落し、目覚めると異世界に転移していた。異世界の少女達の過酷な運命を知ると、その元凶たる「嫉妬深い神」を討伐し、世界を救済することを決意する。男であることを知られたときの混乱を避けるため、普段はかつらをかぶり、声色を変える特殊なのど飴を服用して女性を演じている。
武器は武器庫などで入手した刀を使用していたが、サンドリオ出発後はカヅチから提供された叢雲を愛用する。
リールでケートスと化したカイに一度殺されたことがきっかけでもとの世界へ帰還。病室で目覚め、左腕と右足を失ったことを知る。自分に付き添ってくれていた幼なじみの仁科からは、「自分は窓から飛び降り、大怪我を負った」とも聞かされる。
そして病院で元凶と邂逅し、再び異世界へ転移。ケートスの弱点を突いて勝利するが、二度目に異世界に転移した際に、一緒に落とされた仁科の身を案じる。その後、リルドールから新たな手掛かりを得て、船でサンドリオへ向かう。その道中でグラコスの襲撃から遭難し、野垂れ死に寸前で再会したノアの起こした嵐で一度死亡し、元凶に三度邂逅。その正体がリリアであることを知る。その後、彼女の手で三度異世界へ転移するが、サンドリオのガーディアンによって監禁され、崩月回避のための道具としてサンドリオの住民たちと強制的に交尾をさせられることになる。しかし、サンドリオのガーディアンたちがヨータの強い決意を知って、サンドリオの事情を聞かされて以降は、対等に扱われる。ガリア対策のため思考していたところを転移して来たリリアからミースの窮地を知り、ガリアの暴虐を阻止するためにアマネを連れてルーミと帰還。紆余曲折の末、ガリアの正体を看破して討伐に成功する。ガリアの遺体から手に入れたIDカードと龍華石を持って再度サンドリオへ向かう。
サンドリオに到着すると、国母の命令でヨータおよび非処女となったサンドリオの民の抹殺を命じられたナクタ率いる騎兵団と遭遇。ナクタに一騎討ちを申し込んで時間を稼ぎ、アマネに砂塵結界を発動させる奇策で騎馬隊を退け、孤立したナクタを発情させて拘束。敵対させる口実をなくすため、ナクタと交尾する。
騎兵団を撤退させた後に仁科を復活させるが、仁科は過去の記憶を失っていたため、記憶を取り戻す術を知るとされる魔女・サーニャに会うためにアルスレイヤへと向かう。しかし、サーニャからは依頼と引き換えに人間の脳を差し出すよう要求され、躊躇している間に潜入を嗅ぎつけたアルスレイヤのガーディアンたちに追われる。ピアノが死刑に処されそうになった際に自ら正体を明かしてピアノの解放を迫るが、ほぼ同じ頃に現実世界にて父親の判断によって延命が中止されたことで死亡してしまう。これにはリリアも予想外だったが、彼女がキャリアーを蹴り飛ばした衝撃で息を吹き返し、四度異世界へ転移する。その後はミミを供物にサーニャの魔法で仁科の記憶を取り戻したが、彼女は異世界へ転移してからサンドリオでヨータと再会したことしか思い出せなかった挙句、神殺しの剣の情報を聞き出したユーマによって用済みとして大剣で殴られて気絶、軟禁されてしまう。
ルーミ
声 - 雨宮天(2019年CM)
本作のメインヒロイン。ミースを拠点とするガーディアン・クインテットのひとりで、王国随一の剣の腕をもつ聖騎士(パラディン)。長い茶髪に緑眼、豊満な胸が特徴で、ヨータからは「どことなく仁科に似ている」と評される。
泣き虫で嫉妬深く、やや間の抜けた性格。「欲情の泉」はフルーティーな香り。身長は157センチメートル。スリーサイズはバストが88(Gカップ)。ウエストが58。ヒップが89。特技は料理と裁縫(自称)。趣味は歌うこととヨータの匂いを嗅ぐこと。好きな食べ物は新鮮な野菜と果物らしい。
ヨータが初めて出会う異世界の人間であると同時に、初の交尾相手となる。ヨータにはほぼ一目惚れしており、ほかの女性との交尾に難色を示すなど強い独占欲を見せるようになる。絶頂に至ると母乳を噴出する。
当初は初めて見る男であるヨータを避けていたが、2回の発情がきっかけでひんぱんに交尾をせがむようになる。ヨータがミースを離れるときは悲観に暮れるが、ミサキ達の後押しもあってヨータに同行する。その後、リールからヨータとともにサンドリオへ向かうが、船酔いが酷いことが発覚。苦しい船旅のなかで難破し、マヤにマカナたちとともに拾われ、レジスタンスの本拠地に案内される。その後ヨータ救出のためサンドリオへ向かい再会を果たすが、眼前でマヤをガリアに殺害され取り逃がす。その後ミースの窮地を知り扉を使いミースへ帰還。ガリアとの死闘で負傷しながらもヨータに救われる。ガリア討伐後、ヨータとともに再度サンドリオへ向かい、ヨータ抹殺を命じられたナクタと戦い拘束する一助を成す。その後はヨータや仁科とともにアルスレイヤへ向かう。サーニャによって仁科の記憶を取り戻した直後、ヨータを殴りつけたユーマに激昂し斬りかかるも反撃に遭い共に軟禁される。
仁科(にしな)/ 慈悲深い神
ヨータの幼なじみでヨータの想い人。身長は157センチメートル。高校に入学してからはヨータとは少し疎遠になっていた。校舎から転落しこん睡状態のヨータを見舞っていた。目を覚ましてからはとても嬉しそうな顔をしていたが、再びヨータが窓から飛び降りるのを目撃。ヨータは被り物をしたリリアによって突き落とされたとき、自分も窓から飛び降りるところをヨータが目撃、その後の生死は不明となっていたが、3000年後の世界でサンドリオの遺跡にある人工冬眠カプセル(カプセルに触れた者は死んでしまうが、呪文(パスワード)と鍵(IDカード)によって解除可能)の中で眠っていた。
金城や由真と共に不死の体(首や体を両断されようと、すぐに復活するようになっている)となって3000年間を生き延び、人間を守る一方で魔女やハイエルフからは恐れられる「慈悲深い神」と呼ばれる存在となっていた。
3000年の間に(由真も知らぬ間に)彼女が「嫉妬深い神」であるという誤った伝承が流れており、ガリア討伐後に彼女が持っていたカプセルのIDカード所有権がヨータに移転。ヨータが封印を解いたことで復活を果たす。復活以降は「嫉妬深い神」となった金城を唯一殺せるヨータを彼の元に誘導すべく、自らが「嫉妬深い神」かつ記憶喪失と偽ってアルスレイヤからカルンナッハまでヨータとルーミと同行、カルンナッハで封印された金城を発見したのち2人に真実を明かした。
シーザー王国
ミース
リリア
クインテットのひとりで、王国随一の弓使い(アーチャー)。短い金髪と碧眼、起伏が少ない胸が特徴。一人称に「ボク」を使うなど少年のような印象だが、自分の貧相な体にはコンプレックスを抱いている。性的好奇心が非常に強く、図書室で読書と称して交尾の絵図を見ながら、自慰行為をしている。「欲情の泉」はシトラスの香り。身長は158センチメートル。スリーサイズは、バストが74(AAカップ)。ウエストが56。ヒップが81。好きな食べ物は卵料理全般。特技はお茶を美味しく淹れること(ハーブティーや水出しアイスティーなど)。趣味は本を読むこと(自慰行為)、ポエムを作ること。
ルーミと同じくヨータに好意を持っているが、性欲が先走って暴走しがちであるため、ヨータからは敬遠されがち。フェラチオが巧み。早くからヨータとの交尾を望んでいたが、同僚に先を越され続け、結局4番目となる。同僚達と違い、交尾後も首のあざが出現しないが、理由は不明。
ガリアの侵入により援軍を求め扉を使ってサンドリオへ転移し、ヨータに救援を求める。帰還しようとした際、アマネに先を越され、扉の動力が切れたためにサンドリオで足止めされる。その後はマカノとリノを連れてゼロコブラクダに騎乗してミースへの帰還を試みたため、ヨータ一行とはすれ違い合流できずに終わる。
ズタボロ人形
ヨータを異世界に転移させた黒幕である人形で、姿はヨータにしか見えない。高所からヨータを落とすことで異世界に転移させるが、そのたびにヨータは身体を欠損する重傷を負っていく。
その正体は何らかの手段で現実世界(ヨータの本来の世界)に現れたリリア。ヨータの二度目の死亡時に現実世界に現れ、ヨータを異世界に転移させた黒幕であることを明かした。しかし、ミースでヨータと会った際には初対面である様子を見せて、手を握られるまでヨータが男であることに気付かないなど、不可解な点が多い。これに関して、ヨータは「現実世界に現れたリリアは今より少し先の未来のリリアである」との仮説を立てる。ヨータの四度目の死亡時には「これ以上大特異点はもたない」と語った。
ミサキ
クインテットのリーダー的存在で、2本の短剣を駆使する忍者(ストライダー)。長い黒髪と赤眼が特徴で、和風の装束をまとっているがスタイルはいい。真面目で責任感のある人物だが、周囲が引くほど食欲旺盛で悪食。「欲情の泉」はビーフジャーキーの香り。身長は153センチメートル。スリーサイズは、バストが82(Cカップ)、ウエストが55、ヒップが84。特技は180度開脚。趣味は湯飲み(温泉に行くのが夢らしい)。好きな食べ物は獣肉。
姉を殺害したカルを憎悪しており、カルの特徴を持つ男性も嫌っている。当初はヨータをカルの仲間と疑い敵視するが、誤ってヨータに触れたことがきっかけで発情し、ルーミに次ぐ2番目の交尾相手となる。そのときの快楽でヨータに好意を抱くようになり、自分はヨータに抱かれるために生きているのだと言う考えに至る。一方で、ルーミのヨータに対する強い想いを理解しており、自分の本心を殺して、ルーミにヨータの旅への同行を促す。
正体を隠して接触してきたガリアの正体を看破し、ミースの住人を避難させる。帰還したヨータとの再会に歓喜して交尾した後、囮役としてガリアに挑むが重傷を負い、死の寸前でヨータに救われる。サンドリオへ帰還するヨータの足を確保するために、単独でバイコーン捕獲に赴き、カルの群れに凌辱されかけたところをバイコーンに救われ生還する。
モモ
クインテットのひとりで、槍使い(ランサー)。皇女の巫女のひとりでもある。腰まで届く長髪でクインテットのなかでも優れたスタイルの持ち主。妖艶かつ嗜虐的だが、素直になれない性格。身長は163センチメートル。スリーサイズはバストが94(Iカップ)。ウエストが61。ヒップが91。特技はリュート演奏。好きな食べ物は発酵が進んだチーズ。趣味は敵を嬲ること。
貴重な男であるヨータの独占を目論み籠絡しようとするが、逆に墜とされ3人目の交尾相手となる。交尾で崩月を回避したことで、死を恐れるようになる。ガリアとの戦いでは、しばらくベッドから起き上がれないほどの重傷を負う。
ハル
キア
ハルの死後に補充されたクインテットのひとり。得物はサンドリオの遺跡で発掘された手榴弾。セミロングの髪に三角帽子、レオタードと上着のローブが特徴。表情がとぼしく慇懃無礼な人物だが、内面は感情豊かで次第に本来の性格を見せるようになる。
ガーディアンとなる前は牧場で働いていたが、かわいがっていた家畜の激しい交尾を目撃してからは「自分は絶対に無様な交尾などしない」と誓うようになり、オス(男)という存在に対しても強い嫌悪感を抱くようになった。当初は男であるヨータを嫌っていたが、ガリアとの取引でヨータと交尾するはめになり、発情の欲求にあらがえず交尾を懇願するようになる。発情前に自分を命がけで守ろうとしてくれたヨータに惚れ、ガリアとの決戦前夜に告白する。戦いでは自爆特攻も辞さないほど自分の生命に無頓着だったが、ヨータに説得されて考えを改め、ガリア戦も軽傷で乗り越える。
ナゴミ
ペコ
ガーディアン級の実力をもつ槍使い。胸まである長い金髪と碧眼、二つの黒いシニヨンキャップが特徴。傲慢な毒舌家であり、目上の者にも慇懃無礼な自信家だが、ミサキからは見聞の狭さ故に視野狭窄に陥っていることを危惧されている。自室に手製のBL(ボーイズラブ)イラストを多数保管しているほどの腐女子であり、男性への理想像が非常に高い。本人は秘密にしているつもりでいるが、ミースでは知らない者がいないぐらいに有名になっている。
風呂場でくつろぐヨータをカルと誤認して始末しようとしたところをミサキに制止され、ヨータが男だと知るが、自分の理想とかけ離れたヨータを罵倒して失意のうちに逃走する。サンドリオへ帰還するヨータの護衛役としてミサキに指名される。ヨータへの不信から夜中に単独行動してカルの群れに包囲され、自作品である対カル用の特製ナイフで奮戦するも拘束されたところをヨータに救出される。この騒動で乗っていたユニコーンが逃走したため、バイコーンに乗れるようにする(非処女にする)ためにヨータと交尾させられる。交尾後はヨータに助けてくれた礼を述べ、少しだけ心を許すようになる。ナクタ戦にも参戦し、その後のアルスレイヤへは同行せずヨータ一行を見送る。
リール
リルドール
リル
ティア
トライデントのひとりで、三叉状の銛を駆使する銛使い(ハープーンマスター)。サイドポニーにまとめた銀髪に茶眼で、胸も豊か。クールで表情にとぼしいが、真顔でボケたり可愛いもの好きな一面をもつ。照れたり羞恥を感じると、大量に脇汗が出る体質。料理が得意で、ヨータからの評価は高い。「欲情の泉」は煮た甲殻類の香り。
身長は162センチメートル。スリーサイズはバストが84(Dカップ)。ウエストは58。ヒップは85。特技はエビダンス。趣味は料理全般、エビの観察。好きな食べ物はリールエビ。
ヨータがリールで最初に出会う人間であると同時に最初の交尾相手となり、ミースから数えれば5人目となる。
ヨータと行動をともにするうちに惹かれるようになり、浴場で遭遇したヨータの男性器を見ると発情し、そのまま交尾する。一時は自身の痴態を恥じて自殺を考えるまでに取り乱すが、のちにヨータへの好意を受け入れ、その証として手製の弁当をヨータに渡し、号泣しながら再会を約束して別れる。
ハナハナ
トライデントのひとりで、短剣を駆使する短剣騎士(ダガーナイト)。セミロングの薄茶髪に碧眼で、リール随一の巨乳。戦闘員でありながら近視のため、よくドジを踏む。
身長は169センチメートル。スリーサイズはバストが101(Kカップ)。ウエストが63。ヒップが93。特技は短剣を使った魚取り。好きな食べ物はフルーツタルト。趣味はヨータに教えてもらった算数の計算。「欲情の泉」は瓜系の香り。
優しく控えめな性格で、個性的な異世界の女性達に辟易していたヨータからも好感を抱かれる。学習能力が高く、ヨータから教えられた数字や四則演算を瞬時に習得し、同時にヨータへの尊敬と好意を強めていく。浴場でヨータとティアの交尾を目撃したことで初めて発情し、同僚が次々と抱かれていくなか、ついに欲望を抑えきれず7人目の交尾相手となる。しかし、リリアと同じく交尾後の首あざが現れず、非処女には見えるはずのノアの姿が見えないなど不可解な現象が起きる。
ピナコ
トライデントのひとりで、戦槌の使い手。ショートピッグテールの緑髪に緑眼。小柄な体格にコンプレックスを抱いている。
身長は146センチメートル。スリーサイズはバストが78(Bカップ)。ウエストが53。ヒップが76。特技は波乗り。好きな食べ物はビスケット、マフィン。趣味は裁縫(ぬいぐるみやお人形作り)。
カイの掛けた呪いで妹のカナコを事実上の人質に取られ、呪いを解くという条件でカイに従っていた。ティアの首筋の痣を見て驚き、ヨータの正体と事情を聞いた後、非処女になってノアと話すためという名目でヨータの6人目の交尾相手となる。そして、カイとは比べ物にならないくらいの快楽を味わったことでヨータのとりこになる。終了後、大干潮でこの世界の秘密がわかると告げる。ノアと話せるようになってから、母親のリルドールの話と合わせて、ずっと言いなりになっていたカイに騙されていたことに怒り決別する。カイ消滅後はカナコの呪いが解いてくれたヨータに感謝し、態度も軟化する。
ノア
マカナ
リノ
マカナの相方で、同じくヨータをサンドリオへ送り届けるために同行する。
身長は152センチメートル。スリーサイズはバストが76(Aカップ)。ウエストが55。ヒップが79。特技・趣味は応援。好きな食べ物は魚肉ソーセージ。
戦闘ではブーメランを使うが、航路にいる邪魔なモンスターを追い払うのが目的であるため、殺傷力はそれほどでもない。マカナと違って操船やそれ以外の航海技術は皆無で、声を張った応援で鼓舞するのが役目。道中でヨータが男性であると知り10人目の交尾相手となる。漂流後にルーミたちとともにマヤに救出され、レジスタンス基地に残留。ガリア襲撃の際は隠れていたため生存。リールに帰還するため、リリアに従い同行する。
サンドリオ
バニーユ
ガーディアンのひとりである銃士(ガンナー)。メイド服にガーターベルトを着用している、三つ編み長髪の眼鏡をかけた美女。身長は157センチメートル。スリーサイズはバストが87(Fカップ)。ウエストが59。ヒップが86。特技は早撃ち。趣味は掃除、銃の手入れ。好きな食べ物は焼きリンゴ(キャラメルソース)。「欲情の泉」はバニラビーンズの香り。
漂流したヨータを交尾目的で監禁する。実際の交尾を見てほとんど平静な態度を保つが、ヨータが脱走しようとした際に情欲を抑えられず交尾する。なお、この段階で不特定多数のサンドリオの住人と交尾済みであり、何人目であるかは測定不能。普段はクールで冷静な性格だが、酔うと説教上戸になる。
襲来して来たナクタに拘束されるが、ヨータに救われともにナクタを拘束する。
カヅチ
ガーディアンのひとりである戦槌使い。飛行帽を被りセーターのデザインをしたレオタードを着用している、男勝りの美人鍛冶師。身長は159センチメートル。スリーサイズはバストが88(Gカップ)。ウエストが58。ヒップが86。特技は刀剣鍛冶。好きな食べ物は串焼肉。趣味は武器の設計図を書くこと、遺跡探索。
サンドリオのガーディアンのリーダー的存在。嫉妬深い性格で酔うと泣き上戸になる。ガリアの策略によりマヤをガリアと間違えた挙句、ガリアの侵入を許す失態を犯す。ガリアとの命懸けの賭けをヨータの機転で勝利するが、恥辱を晒され精神崩壊寸前のところをヨータに慰められ交尾したことで復活。
襲来して来たナクタに拘束されたがヨータに救われナクタと交戦。圧倒されるも拘束に成功。アルスレイヤに向かうヨータへのせん別として、ヨータから提供された龍華石で製作した黒刀・叢雲を贈る。
アマネ
ガーディアンのひとりである太刀使いで、カヅチの実妹。寡黙で左眼に眼帯を付け、全身黒尽くめのドレスを着用している美女。
身長は160センチメートル。スリーサイズはバストが85(Eカップ)。ウエストが56。ヒップが84。特技は味噌汁を作ること。趣味は小鳥の餌やり、月見、夜の散歩。好きな食べ物はみたらし団子、味噌汁。下戸で酔うと直ぐに吐いて失禁する。
ヨータとの交尾を拒絶したため、エルザの二の舞を懸念したバニーユとカヅチに拘束されてヨータの前に引きずり出されるが、強姦を嫌うヨータに触れずに収まる。5年前にカルの襲撃で自分ひとりを除き眼前で仲間を凌辱され、殺された経験をもつ。その際抱いた感情はカルへの恐怖でも、仲間を救おうとする勇気でもなく、仲間がレイプされていることに対する強い興奮であった。
この出来事はアマネにとってトラウマとなり、その後の性に対する強烈な忌避感と自己否定の原因となった。贖罪のため敢えて口を閉ざし、ひたすら強さへの渇望と自身の強化のため「銀眼」を入手した。交尾のためヨータに勝負を挑まれ、挑発に乗って放った居合を躱され接触し発情。思わず自害しようとしたところをヨータに慌てて止められ、その際に過去をヨータにすべて暴露すると諭されたことでトラウマに向き合い、望んでヨータとの交尾を果たす。ミースの窮地を知った際リリアを差し置いて扉を使いミースに転移する。ガリアに追い詰められたときは銀眼を使う覚悟を決めるが、打開策を見出したヨータに制止され、負傷こそするが生存。ヨータ一行に加わりサンドリオに帰還しナクタと交戦する。
エルザ
ガーディアンのひとりで、大鎌を振るう処刑人(エグゼキューター)。下着の下半分が見えるほど、短いスカートを着用。身長は154センチメートル。スリーサイズはバストが84(Eカップ)。ウエストが55。ヒップが83。特技はアクセサリー作り。趣味はハイヒールのお手入れ(おとぎ話を聞くこと)。好きな食べ物は蒸しパン。
口より先に手が出るサディスト。お姫様が出てくるおとぎ話が大好きらしく、よくバニーユにして貰っているらしい。
飲尿を強要するなどヨータを痛め付けるが、それは好意の裏返しであり、抱かれて大勢の女に埋もれるくらいなら自身の死すら利用して印象付けようとしていた。崩月が始まると本心をヨータに告白するが、ヨータにその考えを否定され、崩月阻止のために交尾。しかし間に合わず、快感の波を受けて絶頂しながら、幸福なうちに死去。
マヤ
アルスレイヤ
ナクタ
シーザー王国最強の戦士にして、近衛兵団団長を務める大将校(グランドフィシエール)。魔剣「フラガラッハ」の所持者。国母への忠誠心は非常に強く、命令とあらば大量虐殺もいとわない冷徹な人物。
ヨータおよび非処女たちの抹殺命令を受けて、アルスレイヤから騎兵団を率いてサンドリオに侵攻する。当初はヨータ、ルーミ、アマネ、バニーユ、カヅチ、ペコの6人を同時に圧倒するが、ヨータの奇策により騎兵団を封じられ、胸をつかまれたことで発情させられ拘束される。体が発情してなお精神力で交尾の誘惑に耐え抜き、ヨータに敬意の念を抱かせるが、結局は根負けし交尾に至る。
交尾後に地下牢に拘束されたヨータの手で解放される。少しばかりヨータに絆されたのか、アルスレイヤに住む魔女サーニャの情報を教えて立ち去る。
ピアノ
ロミー
ガーディアンのひとりで徒手格闘家。ロボットを自称して大抵的外れな予測をしてはピアノに叩かれている。その際に口が変わり語尾に「デス」と付くのが特徴だが、ひとりになったり興奮すると口が元に戻り語尾が「です」になる。ロボットの本を愛読している。「欲情の泉」は機械油の香り。
ガーディアンとしては落ちこぼれであり、その劣等感を埋めるために「自分はロボット」だと思い込むことで矜持を保っている。また訓練生時代に人を殺めたことがトラウマとなり、無意識に能力を封印していたが、殺戮を楽しむミミに激怒したことで覚醒し、ミミを圧倒した。ヨータとの交尾後、ルーミと入れ替わりで投獄したミミを監視するが、口車に乗せられて拘束を解いた際にミミに逆襲される。しかし左目に火傷を負いながらも反撃して再度圧倒した。
メイ
ユーマ
トリス
ミミ
グランドスールの末席。鞭の使い手。語尾に「にゃ」と付くのが特徴。
規則に厳しく杓子定規で、例外を毛嫌いしている陰険な人物。そのためグランドスールのメンバーでは人望がない。その本性は、法や正義を盾に他者を処罰・粛正することを楽しんでいる殺人鬼で、ガーディアンに就任する前後に魔女となって不老不死を得るために多くの住民を殺害し、その肉を食べていた。
ピアノの処刑を阻止しようとしたヨータに味方した近衛兵たちを嬉々として惨殺するが、その行為に激怒したロミーに圧倒され、さらにユーマに身柄を拘束される。この一件でロミーを激しく憎悪し、彼女を騙して拘束を解かれた直後に暴行を加えて殺害しようとするが、ロミーに返り討ちに遭った挙句、一部始終を見ていたユーマに一撃をもらい気絶した。
その後供物としてサーニャとの取引材料にされたが、サーニャはミミを見て驚いたりその所業に絶句し、さらに「気の毒なことをした」と意味深な台詞を吐いた。
サーニャより魔女の脳を食べたことで魔女になったことを聞き、サーニャの脳を食べて魔女になる。再びヨータ達の前に現れヒュドラとなって襲い掛かるが、ヨータの燃えた剣では再生しないという弱点から火燐石で熱した剣で倒される。
サーニャ
アルスレイヤに住まう魔女。岩石を刳り貫き改造した屋敷に住んでいる。五百年前に喰い殺した人間を最後に人喰いを止めたため、老化して老婆の姿になっている。
人間の脳(動物の脳でもいいが味が悪いらしい)が好物で、プリンのようにスプーンですくって食べることを好む。力を行使するために、対価として人間の脳をヨータに求める。
「慈悲深い神」たる仁科とは過去に因縁があった(だいぶ懲らしめられたとのこと)ことから彼女を恐れており、ヨータ一行が訪れる前日に仁科の脅迫を受け、彼女が記憶喪失であるという嘘の口裏を合わせると共に、一行に神殺しの剣の存在を伝えた。その後はミミに襲われたことで脳の一部を喰われ、彼女を魔女化させてしまうが、ミミ討伐後に動物の脳を食うことで回復した。
カルンナッハ
城都
由真(ゆま) / 国母(こくぼ)
黒き夜明け
金城(かねじょう) / 嫉妬深い神
カイ
ガリア / アルル
「黒き夜明け」の魔女のひとり。魔女のなかではもっとも残忍な性格で、相手を殺害するよりも自尊心を奪って辱めることを好む。人類絶滅のために〈嫉妬深い神〉の復活をもくろみ、サンドリオへの侵入を画策している。本性はサンドワームに似た姿をしたドラゴン。
サンドリオの砂塵結界により侵入もままならなかったが、アルルという不幸体質の少女を演じて相手を油断させることで侵入に成功。加虐心に駆られてカヅチに賭けを持ち込むが、ヨータの機転で賭けに敗れて、腹癒せにカヅチを衆人環視の前で恥辱を晒させて、1か月後の帰還を予告して撤退。
レジスタンスの砦に戻った後は、マカナとリノを除き、レジスタンスを殲滅して捕食するが、100年間食事をしなかったためか、強い空腹感にさいなまれる。さらなる食べ物(人間)を求めて、旧市街地にある「扉」を使ってミースの街に現れるが、ミサキに正体を看破され迎撃される。その後本性を現し、ナゴミと交戦して喰い殺し、ミースを去る。1日にひとり食べると宣言する。
ナゴミを喰い殺した次の日には気まぐれでヨータとキアに公開交尾すれば誰も食べないと取引を持ち掛ける。その後のキアの変貌ぶりに失望し、キアに明日までにヨータと交尾したら殺すと言い残して去る。次の日に本格的な戦闘になり、圧倒するもヨータに正体を看破され弱点を突かれて倒される。その際に老婆の姿になるが、生に執着した様子もなくヨータに嫉妬深い神に気を付けるよう忠告した後「おやすみ」と言い残して消滅する。
亜人・動物・魔物
カル
バイコーン
グール
実写グラビア
- 2018年14号天木じゅん 桃月なしこ 搗宮姫奈 の3人がキャラクターを完全再現(2018.03.05発売)巻末
書誌情報
- 岡本倫『パラレルパラダイス』講談社〈ヤンマガKCスペシャル / プレミアムKC〉、既刊23巻(2023年12月6日現在)
- 2017年8月4日発売、ISBN 978-4-06-510095-0
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-510223-7
- 2017年11月17日発売、ISBN 978-4-06-510351-7
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-510826-0
- 2018年3月19日発売、ISBN 978-4-06-511039-3
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-511496-4
- 2018年7月6日発売、ISBN 978-4-06-512025-5
- 2018年10月5日発売、ISBN 978-4-06-513146-6
- 2019年2月6日発売、ISBN 978-4-06-514568-5
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-514977-5
- 2019年6月6日発売、ISBN 978-4-06-516134-0
- 2019年10月4日発売、ISBN 978-4-06-517233-9
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-517234-6
- 2020年2月6日発売、ISBN 978-4-06-518218-5
- 2020年5月7日発売、ISBN 978-4-06-519551-2
- 2020年8月5日発売、ISBN 978-4-06-520460-3
- 2020年11月6日発売、ISBN 978-4-06-521373-5
- 2021年3月5日発売、ISBN 978-4-06-522578-3
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-522577-6
- 2021年6月4日発売、ISBN 978-4-06-523665-9
- 2021年9月6日発売、ISBN 978-4-06-524764-8
- 2021年12月6日発売、ISBN 978-4-06-526173-6
- 2022年3月4日発売、ISBN 978-4-06-527064-6
- 2022年7月6日発売、ISBN 978-4-06-528412-4
- 2022年11月4日発売、ISBN 978-4-06-529805-3
- 2023年3月6日発売、ISBN 978-4-06-531066-3
- 2023年6月6日発売、ISBN 978-4-06-531978-9
- 2023年9月6日発売、ISBN 978-4-06-533008-1
- 2023年12月6日発売、ISBN 978-4-06-533626-7
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-510223-7
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-510826-0
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-511496-4
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-514977-5
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-517234-6
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-522577-6