パンゲアの娘 KUNIE
漫画
作者:ゆうきまさみ,
出版社:小学館,
掲載誌:週刊少年サンデー,
レーベル:少年サンデーコミック,
発表期間:2001年,2002年,
巻数:全5巻,
話数:全54話,
以下はWikipediaより引用
要約
『パンゲアの娘 KUNIE』(パンゲアのむすめ クニエ)は、ゆうきまさみによるSFファンタジー漫画。
作者公式サイトではトロピカルコメディーと表現している。
概要
『週刊少年サンデー (WS) 』誌上において、2001年(平成13年)21・22合併号から2002年(平成14年)30号まで連載。ゆうきの連載作品としては『じゃじゃ馬グルーミン★UP! 』の次作にあたり、『WS』誌上において4作目となる長期連載作品であり、長年活動の場としてきた『WS』で連載された最後の作品。単行本は少年サンデーコミックスより全5巻。
現代の日本と架空の南国カラバオを舞台にごく普通の小学生・日向陽(ひなた あきら)を主人公とし、南国カラバオから突如お嫁さんとして訪れた少女・クニエと彼女が持参した卵から孵化した首長竜が引き起こした騒動、そして同時期にカラバオ沖に突如現れた謎の杭の謎を描くSFファンタジー作品。
ゆうきの予定よりもかなり早い段階で終了させることとなった打ち切り作品であり、「ゆうき作品の中で唯一、不完全燃焼の色がある作品」と評されている。このため多くの伏線が未消化のままで終了しており、後のインタビューでゆうきはこうした伏線に対し「あと2巻か3巻できれいに終われたのに」と発言している。
ゆうきは本作の失敗を契機として長年活動の場としてきた『WS』を離れ、次作となるリメイク版『鉄腕バーディー』では『週刊ヤングサンデー』へと掲載誌を移している。
あらすじ
30年前に消息を絶っていた祖父・洋一郎が南国カラバオで発見されてから少し後、ごく普通の小学生・日向陽の元に突如カラバオから嫁として少女・クニエが訪れてくる。そして彼女が持ってきた謎の卵から首長竜リンガナエが孵化するが、陽の母がトカゲ嫌いであるために、パフと名付けられたその首長竜は密かに育てられることとなった。一方カラバオでは沖に謎の杭が現れ、アメリカ軍が調査に乗り出していた。
ヌバトワの巫女である高祖母の占いによって訪日したクニエであったが、再度の占いによって陽共々帰国する様にとの連絡を受ける。カラバオ政府からの正式な招待も受けた陽は、成長したために海へと放したパフとの再会を誓い、友人共々夏休みを利用してカラバオを訪れることとする。
途中船が難破するもどうにか全員が島に漂着し、しばしの時をカラバオを過ごす。米軍が杭の処分を謀り攻撃を仕掛けると世界中で天変地異が起こり、杭は島へと変貌した。クニエの高祖母のお告げにより、島へと向かった陽は事の全容を知る事となった。
登場人物
主要人物
日向 陽(ひなた あきら)
陽の同行者
ナガヤ
クニエの幼馴染みで、カラバオ大統領の八男。クニエを追っかけて日本を訪れ、自分こそがクニエと結婚するのに相応しいと陽に対抗意識を燃やしていたが、二人の結婚がヌバトワの巫女のお告げによるものだと聞いて諦める。クニエよりは拙いながらも日本語は堪能。基本はクニエと同じく名古屋弁だが、テレビ等でも日本語を学んでいるため、時折他の方言等も混ざる。政府として陽達をカラバオに招待する旨を伝え、日本より同行する。日本では陽の小学校に潜り込んで給食をチョロまかして暮らしていた。
大統領といっても父親は普段漁師をしており、ナガヤを含めた息子たちはトラブル担当の仕事をしていて、ナガヤ本人は「風車の弥七」を気取っている。
七星 まひる(ななほし まひる)
若生 恭一(わこう きょういち)
その他
日向 洋一郎(ひなた よういちろう)
日向 洋介(ひなた ようすけ)
マカロフ
ロバート・スミス
クリストファー・ランゲルハウス三世( - ザ・サード) / サード
シルビア・リー、サミュエル
用語
カラバオ(KALAVAO)
カラバオという名もいくつかの島をまとめた総称でクニエやナガヤの属する「ウルキリエ」、マブニの「アマルガン」などがある。其々の島で古生物を「神」として祀っている。
リンガナエ
ヌバトワの巫女
ランゲルハウス家
I世が語った冒険談を「船乗り伯爵航海記」というタイトルで書籍化・販売したことで一財産作り、現在は財団として運営されている。ちなみにカラバオでは「厄病神くりすと」という迷惑な昔話として伝わっている。
他作品との繋がり
かってに改蔵(久米田康治)
からくりサーカス(藤田和日郎)
機動警察パトレイバー
ケロロ軍曹(吉崎観音)
この他、UMA研究家の結城としてゆうきまさみ本人が登場している。
クトゥルフ神話
書誌情報
- ゆうきまさみ『パンゲアの娘 KUNIE』小学館〈少年サンデーコミックス〉全5巻
- 2001年10月15日初版発行、ISBN 978-4091262615
- 2002年1月15日初版発行、ISBN 978-4091262622
- 2002年4月15日初版発行、ISBN 978-4091262639
- 2002年9月15日初版発行、ISBN 978-4091262646
- 2002年10月15日初版発行、ISBN 978-4091262653