ヒビキのマホウ
以下はWikipediaより引用
要約
『ヒビキのマホウ』は、原作:麻枝准 (Key)・漫画:依澄れいによる、日本のファンタジー漫画。角川書店『月刊コンプエース』にて連載していた。2016年5月完結。
概要
本作は麻枝が学生時代に書いた短編小説が元であり、麻枝の創作活動のルーツといえる物語である。
事実、ミヅキとアヒトの様な女の子と、力及ばず女の子を救うことができなかった男の子のペアといったキャラクター設定は、麻枝が企画・一部のシナリオを手がけた『ONE 〜輝く季節へ〜』の主人公折原浩平とその妹のみさお、あるいは『Hanabi』(KSLA-0008 作詞作曲を麻枝が担当した)などの作品と関連が見てとれる。その他にユッコとシイラアサンの様な母娘の絆の物語は、Keyの事実上のデビュー作といえる『MOON.』の天沢母娘や『AIR』の神尾母娘などに見られる。
ちなみに話は原則として一話完結である。一話ごとに一人のキャラにスポットをあてた話の内容になっている。
2004年から『月刊少年エース』で連載が開始されるが、その後2005年に『月刊コンプエース』に移籍した。その後、長期休載していたが、2008年8月号から不定期連載の形で連載が再開され、2016年5月号で最終回を迎えた。
あらすじ
ヒビキは森の中の研究室でシロツキ先生と暮らすマホウツカイ見習いの女の子。ある日研究室が賊に襲われ焼けてしまう。街に出てきたヒビキは偉大なマホウツカイの弟子であったためにカミセイドマホウ学院で教鞭を執ることになる。
主要登場人物
ヒビキ
主人公。マホウツカイ見習いだが、まだマホウは使えない。おいしくお茶を煎れるのが得意。元々捨て子であり、シロツキの家の物置に隠れていた。当初はシロツキに対しても脅えていたが、シロツキのグスクを操るマホウもあって懐いていく。その後、シロツキの助手として彼の元で暮らしていたが、シロツキの研究を悪用しようとする賊の襲撃によってシロツキの研究所が燃えてしまう。その後、グスクの肉体を借りたシロツキと共に首都カミグスクへ行き、シロツキの助手であったために王立カミセイドマホウ学院の教師となる。そこで様々な人々と出会い、マホウには代償が必要である原理に対して「何も失わないマホウを作る」ことを決意し、マホウの代償で苦しむ人々を救っている。泣き虫だが穏やかで優しい性格なので誰からも好かれるが一方で押しに弱く大人しい性格なため、周囲に振り回されてはいつも貧乏くじを引かれている。
シロツキ
アヒト
シイラアサン
アスマ
ミサキ
ナズナ=シレイユ
ミヅキ
ユッコ
失敗作の少女
四つ辻の悪魔
書誌情報
- 原作:麻枝准、漫画:依澄れい『ヒビキのマホウ』角川書店〈角川コミックス・エース〉、完結6巻。
- (2005年8月10日発売)ISBN 4-04-713713-8
- (2006年12月26日発売)ISBN 4-04-713866-5
- (2014年2月26日発売)ISBN 978-4-04-120827-4
- (2015年2月26日発売)ISBN 978-4-04-102548-2
- (2017年2月25日発売)ISBN 978-4-04-105227-3
- (2017年2月25日発売)ISBN 978-4-04-105228-0
1,2巻は、カバーイラストを新規に書き下ろしたリニューアル版が4巻と同時発売された。