フィーメンニンは謳う
題材:妖精,異世界への転生・転移,いとこの恋愛,
以下はWikipediaより引用
要約
『フィーメンニンは謳う』(フィーメンニンはうたう)は、山口美由紀による日本の漫画作品。『花とゆめ』(白泉社)に1990年から1992年にかけて連載された。コミックスは花とゆめコミックスから全5巻、白泉社文庫より全2巻。
あらすじ
苦学生の少女・リーナは、ある日通学路のそばにある花畑で純白の幼い女の子を拾う。妖精の世界からその女の子を探しにきたという青年・シルヴィに不信感を抱いたリーナは、クラスメイトで一方的にライバル視していたユリウスと共に、「無事に女の子を送り届けるのを見届けるため」に妖精の世界へと跳ぶ。
実はその女の子は成長途中の妖精の女王だった。本来ならば妖精の花園で「聖なる乙女」と呼ばれる妖精達によって育てられるはずだったのだが、諸事情により聖なる乙女がいなくなってしまったため、その血を引くリーナを教育係にするために意図的に人間の世界へやってきたのだった。女王はミルッヒと名付けられ、旅をしながら育てられることになる。
一方、妖精の世界を蝕み始めていた魔物の女王・ラミアドナもミルッヒの存在を知ることとなり、自らの野望のためにミルッヒを捕獲しようと動き出した。
そんな中、リーナは忘れていた幼少時の記憶を断片的に思い出すようになる。ユリウスやシルヴィにどこか似ている花畑の少年。少年の父親を刺した父の姿、そして少年の死。全てを思い出した時、女王の成長のためにその記憶を利用されていたことを知ったリーナは妖精の世界を拒絶し、人間の世界へ戻ってしまう。しかし事件の真相とその後を知ることにより、過去を乗り越えたリーナは再び妖精の世界へ。ラミアドナとの決戦の最中、ミルッヒは無事一人前の女王として成長する。
ミルッヒの成長を見届けたリーナとユリウスは人間の世界へと帰還。自分の想いに気がついたリーナはユリウスに告白するのだった。
主な登場人物
主人公一行
リーナ・オルファース
本作のヒロイン。本人は知らなかったが、祖母が人間の世界に定着した「聖なる乙女」と呼ばれる妖精であったため、人間と妖精の血をひくクォーターということになる。通学路のそばにある花畑でミルッヒを拾ってからは、草花の声を聞き取れるようになるなど、妖精としての力に目覚める(幼少時は力を使えていたので、眠っていた力が再び目覚めたということになる)。聖なる乙女として、ミルッヒの教育を任されることになる。
学校ではユリウスに次ぐ好成績だったが、ユリウスを超えることが出来ずにいたため、一方的にライバル視していた。旅の途中で、記憶の中にある金髪の少年がユリウスかシルヴィのどちらかであることに気がつき、2人を男性として意識するようになる。
ラミアドナへの対抗手段だった「光の石」の力の副作用でその少年と自分の父親に関する辛い記憶を思い出す。これもまたシルヴィの計画のうちだったことを知り一度は妖精を拒絶するが、それがもとで人間の世界へはじき出された際、その事件の真相とその後について知ることになり、過去を乗り越えることが出来た。
ユリウス・ブランデット
シルヴィ
ミルッヒ
魔物たち
ラミアドナ
フェロール
その他
エミール
ロルフ