フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人
以下はWikipediaより引用
要約
『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(フリッカーしき かがみきみひこにうってつけのさつじん)は、佐藤友哉の小説。講談社ノベルスより2001年7月に刊行された。
概要
佐藤友哉のデビュー作。第21回メフィスト賞受賞作。鏡一家の三男の公彦が、妹の佐奈を殺されたと知らされ、復讐のために犯人の娘や孫を誘拐していく。
2作目「エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室」、3作目「水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪」と合わせて「鏡家サーガ」と呼ばれる。
登場人物
鏡 公彦(かがみ きみひこ)
書誌情報
講談社の文芸雑誌『メフィスト』2001年4月発売号の巻末編集者座談会でメフィスト賞当確となり、2001年7月に第21回メフィスト賞受賞作として講談社ノベルスより刊行された。応募時のキャッチコピーは、「本書は『ああっ、お兄ちゃーん』と云う方に最適です(嘘)。」で、それがそのまま講談社ノベルス版のカバー折り返しに使われている。冒頭のエピグラフは中国宋代の公案集「無門関」より。
講談社ノベルス版のカバーは、初版時は写真が使われていたが、増刷分から笹井一個のイラストに変更された。台湾版・韓国版の表紙にもこのイラストが使われている。
講談社文庫版は加筆修正がなされている。表紙は笹井一個による新規描き下ろしイラストである。
国内
- フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人
- 講談社 講談社ノベルス、2001年7月、ISBN 978-4-06-182196-5 - 帯の推薦文:大塚英志、法月綸太郎
- 講談社 講談社文庫、2007年3月、ISBN 978-4-06-275319-7 - 著者による「最初で最後の『あとがき』」付き。
- 星海社 星海社FICTIONS、2021年11月、ISBN 978-4-06-526152-1 - 解説は斜線堂有紀。
- 講談社 講談社ノベルス、2001年7月、ISBN 978-4-06-182196-5 - 帯の推薦文:大塚英志、法月綸太郎
- 講談社 講談社文庫、2007年3月、ISBN 978-4-06-275319-7 - 著者による「最初で最後の『あとがき』」付き。
- 星海社 星海社FICTIONS、2021年11月、ISBN 978-4-06-526152-1 - 解説は斜線堂有紀。
台湾
- 電影般的風格──鏡公彥理想的殺人方式(尖端出版 浮文字、2006年2月、ISBN 978-9-57-103166-8) - 翻訳:夕唯、表紙に「鏡家事件系列01」とある。
韓国
- 플리커 스타일-카가미 키미히코에게 어울리는 살인(鶴山文化社 ファウストノベルズ、2006年8月、ISBN 8952982401) - 翻訳:チュ・ジノン
関連
- カードキャプターさくら・To Heart - 作中で稜子が描いていた同人誌の内容はこの作品だった。なお、彼女のセリフの中にはその両方の作品以外にも、様々な作品のキャラクター名や言い回しが登場する。
- マイカル - 札幌市にあるマイカルが作品の重要な舞台の1つになっている。
- 支笏湖 - 作品の舞台の1つである廃病院はこの湖畔にあるという設定だった。
- ブルーゲイル - 札幌市のゲームメーカー。本作の骨格部分はアダルトゲームの定番パターンが引用されているが、同社の『ツグナヒ』も同じパターンを用いている。
- 件
この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:文学/PJライトノベル)。
項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。
- 表示編集