ブラックロッド
以下はWikipediaより引用
要約
『ブラックロッド』は、古橋秀之による日本のライトノベル。第2回電撃ゲーム小説大賞受賞作品で、著者のデビュー作でもある。1996年、メディアワークス刊。1997年に電撃文庫にて文庫化。イラスト・題字は雨宮慶太。文庫版には古橋画のキャラクター設定資料がある。
概要
呪術用語をベースとしたサイバーパンク/オカルトパンクSF小説で、異形の町「ケイオス・ヘキサ」を舞台とした黒杖特捜官(ブラックロッド)の一人と少女の物語でもある。
続編に『ブラッドジャケット』『ブライトライツ・ホーリーランド』があり、「ケイオス・ヘキサ」三部作と呼ばれている。ラジオドラマ化も行われた。
第4回電撃ゲーム小説大賞受賞の『ブギーポップは笑わない』と共に、後進作家に強い影響を与え、後年のレーベル躍進の礎となった金字塔的作品である。黒丸尚が翻訳したウィリアム・ギブスン、ルディー・ラッカーらのサイバーパンクSFを、よりコンピューター・ゲーム的なSFファンタジー小説として描くことで、ライトノベルレーベルとしては後発だった電撃文庫の立ち位置を明確にした。
古橋は後書きにて、本作の舞台設定を「第二次世界大戦の前後を境に正調(?)『オカルト=科学』が発達した未来世界」としている。
あらすじ
3つの都市を奈落堕ち(フォールダウン)させた隻眼のテロリスト、ゼン・ランドーが異形の街「ケイオス・ヘキサ」に潜入。
巨大な黒い杖を持つ黒い男、公安局・魔導特捜官のブラックロッドと妖術技官のヴァージニア9はランドーを追う。一方、私立探偵のウィリアム・龍は、ある依頼をきっかけにランドーの起こす事件に関わっていく。
用語
ケイオス・ヘキサ
公安局
降魔局
黒杖特捜官(ブラックロッド)または魔導特捜官
機甲折伏隊(ガンボーズ)
妖術技官(ウィッチ・クラフト・オフィサー)
牙持ち(ファンギー)
登場人物
シリーズ作品
- ブラッドジャケット
- ブライトライツ・ホーリーランド
ラジオドラマ版
スタッフ
- 主題歌 - 影山ヒロノブ
- 脚本 - 千葉克彦
- キャスト
- ブラックロッド - 大塚明夫
- ビリー・龍 - 神谷明
- ヴァージニア9 - 富沢美智恵
- ヴァージニア7 - 岩男潤子
- ナオミ・J・ジェニスン - 笠原留美
- ゼン・ランドー - 若本規夫
- オースン・D・ベイカー - 塩沢兼人
- ブラックロッド - 大塚明夫
- ビリー・龍 - 神谷明
- ヴァージニア9 - 富沢美智恵
- ヴァージニア7 - 岩男潤子
- ナオミ・J・ジェニスン - 笠原留美
- ゼン・ランドー - 若本規夫
- オースン・D・ベイカー - 塩沢兼人
作品リスト
- 『ブラックロッド』(ハードカバー版。ISBN 4-07-304160-6)
- 『ブラックロッド』(文庫版。ISBN 4-07-306035-X)
- 『ブラックロッド』(三部敬画、古橋秀之原作。漫画版。ISBN 4-07-306874-1)