ブラック・ブレット
小説
著者:神崎紫電,
出版社:アスキー・メディアワークス,KADOKAWA,
レーベル:電撃文庫,
巻数:既刊7巻,
漫画:ブラック・ブレット
原作・原案など:神崎紫電鵜飼沙樹,
作画:もりのほん,
掲載誌:電撃マオウ,
レーベル:電撃コミックスNEXT,
発表期間:2012年8月27日 - 2014年6月27日,
巻数:全4巻,
話数:全20話,
漫画:ブラック・ブレット インタールードファッキュー!
原作・原案など:神崎紫電鵜飼沙樹,
作画:abua,
掲載誌:電撃マオウ,
レーベル:電撃コミックスNEXT,
発表期間:2014年3月27日 - 2015年1月27日,
巻数:全1巻,
話数:全11話,
漫画:ブラック・ブレットIF
原作・原案など:神崎紫電,
作画:鵜飼沙樹,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:電撃文庫マガジン,
話数:全4話,
アニメ
原作:神崎紫電,
監督:小島正幸,
シリーズ構成:浦畑達彦,
キャラクターデザイン:海島千本,
メカニックデザイン:高倉武史,
音楽:鷺巣詩郎,
製作:ブラック・ブレット製作委員会,
放送局:#放送局,
話数:全13話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ブラック・ブレット』(BLACK BULLET、サブタイトル「黒の銃弾」)は、神崎紫電による日本のライトノベル。イラストは鵜飼沙樹が担当。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より2011年7月よりから刊行されている。アニメ版は2014年4月から7月にかけて、原作1 - 4巻に相当するエピソードが全13話で放映された。
8巻は2014年内の刊行が作者のツイッターにて示唆されていたが、作者の体調不調により新刊発売の目途がたたないまま2015年3月を最後にツイッターの更新は途絶えており、2023年現在まで刊行には至っていない。2014年7月時点でシリーズ累計発行部数は95万部を記録している。
あらすじ
西暦2021年。突如世界中に出現したウイルス性寄生生物「ガストレア」との戦いに敗北した人類は、人口の九割と国土の大半を喪い、ガストレアを退ける特殊な磁場を発生させる金属「バラニウム」で作られた巨大な壁「モノリス」を建築し、モノリスで囲われた都市「エリア」の中でガストレアから身を守りながら生活をしていた。時と共に世界情勢は変化し、2031年、日本に残された5つのエリアの一つ、「東京エリア」。モノリス内に侵入するガストレアの排除を業務とする「民間警備会社」(民警)の1つ、幼馴染である天童木更が経営する「天童民間警備会社」で働く里見蓮太郎は、大した仕事もなく極貧の生活を送っていた。ある日、珍しくやってきた仕事により通報を受けた部屋で、警官隊の死体の前に立つ不気味な仮面を付けた燕尾服の男に出会う。「世界を滅ぼすもの」と名乗った男は圧倒的な力で蓮太郎を撃破し姿を消した。数日後、東京を治める最高責任者である聖天子により数多の民警が招集され、東京を壊滅しようと目論む燕尾服の男こと蛭子影胤の計画を阻止する依頼が言い渡された。エリアを滅ぼす力を秘めた「七星の遺産」を巡り、蓮太郎は相棒かつイニシエーターである藍原延珠と共に、蛭子影胤との死戦を繰り広げる。そしてそんな戦いの最中、蓮太郎はガストレアという存在にまつわる謎、陰謀、そして自らの存在意義を追うことになる。
登場人物
天童民間警備会社
里見蓮太郎(さとみ れんたろう)
声 - 梶裕貴
本作の主人公。勾田高校2年生、16歳。天童民間警備会社のプロモーター。実は元陸上自衛隊東部方面隊第七八七機械化特殊部隊「新人類創造計画」の人間兵器。物語初期のIP序列は12万3452位だったが、元IP序列134位の影胤に勝利し、ステージVのガストレアを倒した結果IP序列を1000位まで上げ、聖天子暗殺事件でティナに勝利したことで300位となり、第三次関東会戦直後の時点では延珠とのペアで210位。
天童式戦闘術初段。整った顔立ちをしているが、他人からは「不幸顔」と揶揄される。口調の乱暴さに反し、誠実で世話好きな性格。もとは一人称が「僕」の比較的大人しい性格だったが、友人の水原に口調を移された。また、家庭的なスキルが高く家では自炊が基本。料理は趣味でもあり、その味は延珠が絶賛するほど。ティナが来るまでは天童民間警備会社で唯一料理ができる存在だった。
ガストレア戦争により6歳で両親を失って天童家に引き取られた後、ある日屋敷に迷い込んだガストレアから木更を庇い、左目と右腕、さらに右足を失う瀕死の重傷を負い、生きるために「新人類創造計画」の手術を受けた。15歳で木更について天童家を出奔し、天童民間警備会社を立ち上げる。天童家に居た頃は、蓮太郎を政治家にしようと考えた菊之丞にパーティーへ連れ回されたり、弟子として仏師の修行を経験させられたりしていた。
住んでいるボロアパートに相棒の延珠を居候させ、事実上の保護者となっている。爪に火を灯すほどの極貧だが、延珠を食べさせることは出来ている模様。過去1度だけ延珠にやむなく金を借りたことがあったが、悲惨な目に遭ったため、自身の収入のみで死に物狂いでやりくりしている。
『ファーブル昆虫記』が好きだったために生き物全般に詳しく、その知識量はほとんどオタクの域、作中ではガストレアの特徴を度々見抜いている。電撃文庫マガジンに連載された鵜飼沙樹の外伝漫画「ブラック・ブレットIF」では解説役としてイニシエイター達のモデル生物を紹介する。菫や延珠が好き勝手に吹聴するデタラメにより、周囲に「ロリコン」や「変態」などと言われることも多く、火垂によればネット上にまで広がっている模様。
子供に好かれやすく、特に自分が助けた「呪われた子供たち」には異性として好意を持たれている。だが本人は幼少期から木更に恋焦がれており、決してロリコンではない。しかし、和光との決闘で木更の狂気を目の当たりにし、自分では彼女を幸せにできないことを悟る。一度は木更の幸せのためを思い、彼女を突き放すような態度を取ってまで身を引こうとしたが、結局は思いを捨て切れず、利己的な行動に走ってしまう。
公立の勾田高校に通っているが、スポンサーの未織との契約から仕方なくであり、本人は必要性を感じていない。教師や同級生は基本的に無視、クラスメイトの名前も覚えていない上、未織のスキンシップが激しいため校内では男子を中心によく思われていない。その上延珠との同居がクラスメイトにばれている。
自身の出生についてはあまり記憶になく、出生を知る前に両親に先立たれており親戚筋もいないため、自身のルーツを知らない。菊之丞との会話である秘密があることが仄めかされる。
普段は40口径仕様のXD拳銃と天童式戦闘術で闘う。機械化兵士としての能力は、左目の「二一式黒膂石義眼」の演算装置による思考の加速と、義肢内部に仕込んだカートリッジ(腕に10発、足に15発)を炸裂させることで得られる推進力を利用した超人的な攻撃および高速移動。ステージⅣまでの全ガストレアに対抗可能な「最強の矛」として設計された。カートリッジのストックがなくなるとただの人間と変わらなくなることから高速移動を行う際は延珠の背を借りることが多い。義眼は思考を百倍程度に加速するが、莫大な情報処理が脳に悪影響を与えるためリミッターがかけられている。已継悠河との戦いで義眼の共進現象を起こしリミッターを突破、加速倍率2000倍、「二千分の一秒の向こう側」(ターミナル・ホライズン)に至る。この倍率に至った被験者の中で生還したのは彼のみである。
『このライトノベルがすごい!』男性キャラクター部門では2015年版で7位を獲得している。
藍原延珠(あいはら えんじゅ)
声 - 日高里菜
本作のもう1人の主人公兼メインヒロイン。モデル・ラビットのイニシエーターであり、蓮太郎の相棒。10歳。一人称は「妾(わらわ)」で尊大な口調であるが、性格は明るく素直で天真爛漫。巨乳で恋敵の天童を僻んでいる。ツインテール。未織がデザインした司馬重工製の特殊な靴を履いており、靴底に仕込まれたバラニウムと延珠の脚力を加えた蹴りは強固な甲殻に覆われたガストレアをも粉砕するほどの威力を持つ。ウサギの因子を持つだけあって非常に脚が速く、蓮太郎を抱えたまま縦横無尽に走り回ることもできる(ただし抱えられている蓮太郎にはすさまじいGがかかる)。蓮太郎の「ふぃあんせ」を自称し、木更にライバル心を持っている。天童民間警備会社から給与が支払われており、極貧の蓮太郎をよそに高価なノートパソコンや大ファンであるアニメ『天誅ガールズ』のグッズやDVD-BOXを爆買いして彼の胃痛の種になっている。外周区の一つ第39区出身で、物語開始の約1年前に蓮太郎と契約した経緯がアニメDVDに付属する書き下ろし小説にて描かれる。「藍原」の姓は延珠を児童養護施設から引き取った義父母のものであるが、給付金目的で引き取られて虐待に近い扱いを受けたために出奔し、第39区に移り住んだ。しかし、それでも人としての姓をもらったことに感謝し、藍原の姓を大事にしている。その後、イニシエーターになれば優遇されると知り、実の両親のことが分かるかも知れないとIISOに志願、蓮太郎と出会ったという経緯を持つ。
当初は「呪われた子供たち」であることを隠して一般の小学校に通っていたが、影胤によってこのことが漏れて辞めることになってしまった、その後外周区の青空教室に参加するが、爆発事件で多くの学友を失うという辛い現実に直面する。七巻では里見家から遠く離れた進学校に編入している。
1巻終了時点でガストレアウイルスによる体内浸食率が40%以上の超危険域に達しており、残り2年も生きられないと予測されている。この事実は蓮太郎や菫など限られた人物だけが知っており、延珠本人には実際よりも低い数値を告げる形で伏せられている。
天童木更(てんどう きさら)
声 - 堀江由衣
もう1人のメインヒロインで、天童民間警備会社の社長。16歳。姫カットのストレートの黒髪を持ち、常に美和女学院のセーラー服を着ている巨乳美少女。名家と名高い天童家の令嬢であったが、ある事件を境に出奔して民間警備会社を立ち上げ、独立した。元お嬢様ということで気位が高いが、会社がほとんど儲かっておらず、株と証券の運用でなんとか維持しつつ貧乏暮らしをしている。木更自身の譲れないプライドのために、お嬢様学校と名高い美和女学院に通い続けてはいるが、高い学費を払うことで家計は更に圧迫されており蓮太郎以上に内情は苦しい。未織とは犬猿の仲で、蓮太郎曰く一緒に置いておくと凄まじい化学反応を起こすらしい。
典型的なツンデレであり、普段は蓮太郎に対して高圧的な態度を取っているが、内心では彼に想いを寄せている。しかし、木更自身は両親の死をきっかけに精神を病み、自らの幸福に対して強迫観念を持っている。蓮太郎から求められた際にはひどく取り乱し、彼のことを拒絶した。
普段はごく普通に振る舞っているが、その本性は天童家を憎む復讐者「天童殺しの天童」であり、全ての「天童」は死ななければならないという強迫観念に捕らわれている。父母を殺した天童家に対する復讐心のあまり幻覚を見るほどに至り、果ては笑顔で肉親を惨殺するまでに人間性が壊れた狂人と化している。
天童式抜刀術の免許皆伝の剣鬼。抜刀術「射程距離のある斬撃」では刀が触れもしない10m先の物まで切断でき、超高位序列者であるティナを戦慄させ、小比奈には動物的な勘で「一番やばい」と言わしめた。「零の型」を創出するなど圧倒的な実力を持ちながらも、父母を失った際に患った腎臓の持病で人工透析を定期的に受けている影響から、長時間は戦えない。そのため事務職に落ち着いていたが、第三次関東会戦で蓮太郎の力になるべくティナとペアを組み、戦闘に加わる。登録時のIP序列は9200位、第三次関東会戦後は3500位に昇格した。
使用する刀は天童家に伝わる妖刀「殺人刀・雪影」で、持つに値する者が使うと真価を発揮するが、そうでない者が使うと刀に魅入られて破滅の道を歩むと言われる業物。
ティナ・スプラウト
声 - 黒沢ともよ
本作ヒロインの1人。モデル・オウルのイニシエーター、四賢人の1人エイン・ランドの造り出した「ハイブリッド」強化狙撃兵。アメリカ人の「呪われた子供たち」であり、プラチナブロンドの髪で、整った顔立ちをしている。登場初期は夜型であり、第2巻では日中は大量のカフェイン錠剤を摂らなければ意志疎通もままならなかったが、第3巻からは蓮太郎達と同じ時間を生きたいという理由で生活リズムを昼型に戻そうと努力している。現在は木更と同居しており抱き枕代わりにされているらしい。料理はピザしか作れないが、種類は豊富。また、延珠の影響で『天誅ガールズ』にハマった。
単独の戦闘力でIP序列98位を誇り、「黒い風(サイレントキラー)」の二つ名を持っていた。夜目が利き狙撃が得意で、1km以上先の目標を百発百中で射抜くほか、マシンガンの扱いやナイフ格闘もこなすオールラウンダー。機械化兵士としては、脳に埋め込まれたニューロチップを介して操る球状の小型偵察機「シェンフィールド」から情報を受け取ったり、設置した火器を遠隔操作する能力を持つ。この能力はビットなどの使用機器の数量に比例し、ニューロチップの負荷による熱が脳へ直接伝わって最悪の場合は脳死に至るため、同時操作は通常3機までにしている。第三次関東会戦では無数の火砲を遠隔操作し、一人で航空母艦クラスの火力を発揮した。
名ばかりのペア登録をしていたランドに命じられ、聖天子を暗殺するために東京エリアへ潜入し、互いの素性を知らないまま出会った蓮太郎と心を通わせるが、戦いの場で互いを敵と知ったことによる葛藤を経て、死闘の末に敗れる。その後は投降し、蓮太郎の取りなしと聖天子の計らいで死刑を免れ、謹慎が解けた後には木更にスカウトされた。それと同時に序列も剥奪されるが、第三次関東会戦にて木更とペアを組み直して9200位に、戦後は3500位に昇格した。戦いしかなかった日々から自分を救ってくれた蓮太郎には好意を抱いており、「お兄さん」と呼んでいる。
プロモーターとイニシエーター
伊熊将監(いくま しょうげん)
声 - 手塚ヒロミチ
大手民間警備会社・三ヶ島ロイヤルガーターに所属している、IP序列1584位の凄腕プロモーター。柄までバラニウムで作られた身の丈ほどの巨大な大剣を軽々と振るえる筋力の持ち主で、イニシエーターから「脳味噌まで筋肉」という不名誉な評価を得ているほどの脳筋。イニシエーターをバックアップにして自らは前衛を務める好戦的な性格。イニシエーターについては「道具」としか見ていないが、夏世のことはそれなりに評価しており、漫画版ではちゃんと理解している描写も見られる。他の民警ペアとともに影胤と小比奈を追撃する作戦中に競争相手を減らすべく他の民警ペアを殺害した後、夏世とはぐれている間に影胤と小比奈に敗れて背中へ自らの大剣を突き立てられ、死亡した。
千寿夏世(せんじゅ かよ)
声 - 潘めぐみ
モデル・ドルフィンのイニシエーター。伊熊とペア。穏やかな性格で、直接的な戦闘力が低い代わりにIQ値が高く、ペアの頭脳として働く。伊熊とはぐれた際に出会った蓮太郎と延珠の背後をガストレアから守るため一人残るが、激しい戦闘とガストレアの攻撃によって体内侵食率が限界に達し、「人間として死にたい」と蓮太郎に頼み、彼に射殺された。伊熊と違って自らのことを「人間」と認め、親身に接してくれた蓮太郎には深く感謝しており、射殺される直前には笑顔を浮かべている。蓮太郎を励ます夏世の最後の言葉は彼の心に深く刻まれる事となった。表向きは戦死と発表された。
片桐玉樹(かたぎり たまき)
声 - 細谷佳正
序列1850位→1000位(第三次関東会戦後)。自宅兼事務所の片桐民間警備会社を妹の弓月と2人で切り盛りしている。打たれ強い身体に加え戦闘力が高く、メリケンサックとブーツに仕込んだバラニウム製チェーンソーを組み合わせた打撃や、マテバ拳銃を使う。目立ちたがり屋であるうえにアメリカかぶれな口調で話し、木更に惚れて「オレっちの女神」「姐さん」等と呼ぶ。弓月の出す糸を可視化するため、飴色のサングラスをかけている。自分より弱い奴の下にはつかないというマイルールがあり、第三次関東会戦のアジュバント勧誘に蓮太郎が訪れた際には彼の実力を計るため、蓮太郎とティナの即席ペアと決闘した。見た目によらず弓月から「片桐家のシェフ」と呼ばれるほど料理上手。
片桐弓月(かたぎり ゆづき)
声 - 大久保瑠美
モデル・スパイダーのイニシエーター。玉樹の実妹でペア。ツインテールにスレイブチョーカーや皮製ベスト等、スレた格好をしている。指先から強靭で粘性のあるクモ糸を出して足場にしたり、敵を絡め取ったりできる。学校に通っているが、「呪われた子供たち」とバレないように友達を作っておらず、後にアジュバントを組んだ延珠やティナと親友になる。蓮太郎のことは当初「変態」と嫌っていたが、第三次関東会戦を通して彼を認め、逃亡中の彼と戦うことになった際は最後まで躊躇していた。
薙沢彰磨(なぎさわ しょうま)
声 - 三木眞一郎
IP序列970位。天童式戦闘術八段。戦闘ではSIG SAUER P226拳銃も扱う。天童式の道場では蓮太郎の兄弟子だったため、彼から「彰磨兄ぃ」と呼ばれている。単独でイニシエーターの相手もできるほどの実力者だが、技を磨こうと過去に戦闘術に殺傷能力を上げた独自の改良を加えたことで、天童式武術の教えから外れたとして破門されて民警となる。空虚を埋めるために翠と組んでいたが、第三次関東会戦直前に蓮太郎と再会し、彼のアジュバントに加わる。アルデバラン討伐戦にて、不発だったEP爆弾を起爆するため、アルデバランに特攻して四肢喪失と全身火傷の重傷を負いながらも生き延び、「五翔会」に回収される。
布施翠(ふせ みどり)
声 - 小倉唯
モデル・キャットのイニシエーター。彰磨とペア。恥ずかしがり屋で、舌足らず。ネコの嗅覚を応用した「匂い占い」が特技で人の発する独特の匂いをもとに占いを行うとことができる。伸縮できる鋭い爪で銃等も切断する。ガストレアウイルスの影響で頭に猫耳が生えているが、尻尾はない。この猫耳は本人にとって迫害を受ける象徴であるため常に黒い魔女のような帽子で隠している。2回目のアルデバラン襲撃の際、負傷した他のイニシエーターを助けようとしてガストレアに襲われ、回復不能なまでに体内侵食率が増加、なおも戦う意思を持っていたが、蓮太郎の言葉から自分の最後を悟り、仲間の荷物にはなるまいと自ら命を絶った。
水原鬼八(すいばら きはち)
紅露火垂(こうろ ほたる)
モデル・プラナリアのイニシエーター。鬼八とペア。鬼八殺害の濡れ衣をかけられ逮捕された蓮太郎を私刑にかけようと彼を襲うが、再三にわたる無実の主張と説得により、鬼八の死の真相を突き止めるべく行動を共にする。鬼八のことは深く信頼するとともに心を開いており、パートナーとして鬼八を守れなかったことを深く後悔している。感情を押し殺し鬼八の仇を討つため蓮太郎と東京エリアを奔走するうち、五翔会、そしてブラックスワン・プロジェクトの真相へたどり着き、その過程で蓮太郎に対する感情が変化していった。プラナリア(ナミウズムシ)因子の影響で、通常のイニシエーターなら即死する心臓裂傷などの負傷からでも治癒し、蘇生する。ただし、致命傷を受けてから蘇生するまでの「死んでいる」間は抵抗できないうえ、全身を燃やされたり胴と頭を切り離されたりすると蘇生できないため、自分の能力については極力秘密で通しており、再生力特化という特性からか基本的な戦闘力では他のイニシエーターと比較して劣っている。武器はコルト・ガバメントのカスタムモデル、ゴールドカップ・ナショナルマッチを二挺拳銃で使っている。激戦を潜り抜けていくうちに蓮太郎をパートナーとして認めるようになったが、彼を悠河の狙撃から庇って蘇生不可能な致命傷を負い、蓮太郎に感謝の言葉を残し死亡した。事件解決後は鬼八と同じ墓地に埋葬された。
我堂長政(がどう ながまさ)
声 - 玄田哲章
IP序列275位。第三次関東会戦の民警軍団団長。54歳と高齢だが民警達には一目置かれ、「知勇兼備の英傑」と呼ばれる。アルデバランの1度目の襲撃で左脚を失いながらも頭部を切り裂き撤退させるダメージを与えた。全滅を避けるためとはいえ命令違反を犯した蓮太郎に極刑か単独でのプレヤデス討伐を迫り、討伐任務を受けるなら違反は不問に処すという条件で了承させる。これはアルデバランが撤退しているチャンスを無駄にしないという意味合いも込められていた。その後、アルデバランの2度目の襲撃ではガストレアの群れから集中攻撃を受け、志半ばで戦死する。彼が纏った軍団長のコートは蓮太郎に、双剣は朝霞に引き継がれた。
壬生朝霞(みぶ あさか)
声 - 水瀬いのり
イニシエーター。我堂長政とペア。大和撫子そのものの古風な性格で、武者鎧状のエクサスケルトンを身にまとい、バラニウム製の日本刀で闘う。作中で因子は不明だったが、「ブラック・ブレットIF」にてカブトムシと判明する。(公式かどうかは不明)長政を主君として忠誠を誓っていたが、第三次東京会戦にて死別し、同じくペアを失っていた彰磨と臨時でペアを組む。戦後はIISOに引き取られたが、櫃間の策略によって片桐兄妹と共に逃亡中の蓮太郎を確保するため出向し、彼と交戦し敗北する。事件解決後は、玉樹とともに土下座で謝罪した。
我堂英彦(がどう ひでひこ)
声 - 川田紳司
長政の息子。第三次関東会戦では蓮太郎のアジュバントが属する小隊の隊長を務めていたが、元々平和主義で画家を目指していたところを父に民警の道を推し進められた経緯があり、隊長に任命された時も隊を指揮する器でないと自覚していた。ペアを組むイニシエーターの心音については周りを気にせず撫で回す等、相棒や妹分以上の感情を持っていた模様。第三次関東会戦時に心音の惨死を目の当たりにしたことで心の均衡が崩れた所を地中から現れたガストレアに捕食されて死亡した。
アンドレイ・リトヴィンツェフ
東京エリア
聖天子(せいてんし)
声 - 豊崎愛生
本作ヒロインの1人で、東京エリアの3代目統治者。16歳。近づきがたいほどの神々しい美貌の持ち主である。独裁的な考え方をする一方、「呪われた子供たち」と「奪われた世代」の共生を模索する理想主義者的な面も持つ。スコーピオン討伐の際に接した蓮太郎が「敬語を使わずに自分に接した初めての人物」として、彼を最も信頼するようになる。最近は世継ぎを重んじた周囲から縁談の話をされることもあるが、自身の警護など自分自身や東京エリアを救ってきた蓮太郎への思慕が接するごとに募り、彼を殺人罪で裁く際にも1人の女性として助けたい一方、統治者として冷徹な判断を下さねばならないことに苦悩した。また、蓮太郎の父母について彼の知らない事実を知っているようでもある。木更と同じ美和女学院に在籍しているが、統治者としての多忙さから滅多に登校できない。しかし、首席を取るほど学力は高い。
菊之丞クーデター事件時には自室に幽閉されてしまったが、隙を突いて脱走すると蓮太郎のもとに身を寄せ、ソロモンの指輪とスコーピオンの首の奪還を依頼。それからは一般人に紛れ、蓮太郎の家に居候しているが、彼以外にそのことを知る者は延珠と木更のみである。そして、自分は聖室にとってはただのお飾りという立場に嫌気を感じていて、人の善意を信じて頑張ってきたはずなのに世界は憎しみに流され続けているという事に、道を見失っている。
天童菊之丞(てんどう きくのじょう)
声 - 大木民夫
聖天子の補佐官。天童木更の祖父。東京エリアの政治経済を裏から牛耳る天童の当主。天童式抜刀術の免許皆伝者でもあり、10年前に蓮太郎を救った際には、ステージIVガストレアを一刀両断で斬り斃したほどの実力を持つ。蓮太郎からは「差別主義者」と嫌われている一方、かつてかけた言葉が彼自身にとっての原点ともなったという点では、義父として尊敬もされている。仏師として人間国宝に認定されており、天童の身内よりも蓮太郎を「唯一人の弟子」として認めているが、木更に付いて出奔して以後は敵対関係にある。ガストレアには妻を殺されたために深い憎しみを持ち、ガストレア因子を持つ「呪われた子供たち」に対しても同様の感情を持っている、また、部下を使って「呪われた子供たち」を世間から危険視するように画策していたという疑いもあり、蓮太郎に気づかれていた。聖天子を名君として敬愛しつつも、「呪われた子供たち」を擁護する姿勢に関しては許容していない。そのこともあり、後に聖天子の口から「一人の女性として蓮太郎を慕っている」と告白された際には驚愕した。
七星の遺産を所持していることが仙台エリアに知られた際には徹底抗戦を考えるが、聖天子からそれを頑なに拒否されたため、彼女を自室に幽閉することを決める。
天童和光(てんどう かずみつ)
声 - 興津和幸
木更の異母兄にして天童式神槍術の免許皆伝者。自身を天童の家に生まれたスーパーエリートであると自負し、並々ならぬ出世欲を持ち39歳という若さで国土交通省副大臣のポストを得た。ガストレア大戦末期に製作された32号モノリスの発注を取りまとめる立場であったため、バラニウムに混ぜ物をして費用を抑えて差額を着服し、第三次関東会戦の引き金を作った。この事実を木更に突き止められ、彼女ごと闇に葬るために決闘を行うが、両足(アニメでは片足)を斬り飛ばされて敗北する。命乞いの際、10年前に起こった木更の自宅をガストレアが襲撃した事件についての真相や首謀者の名前など、知りうる情報を引き出された後に奥儀「螺旋卍斬華」の遅延効果で凄惨な死を遂げる。秘書の椎名かずみ(声 - 生天目仁美)とはただならぬ関係であった模様で、和光の死を目の当たりにして精神が崩壊した彼女は、悲鳴を上げながら和光の遺骸をかき集めていた。
保脇卓人(やすわき たくと)
声 - 木村昴
聖天子の聖室護衛隊長を任されている青年。階級は三尉。防衛大学校首席卒業。入隊後に短期間で護衛隊長に任命され、菊之丞の信頼を得るなど実力は確かだが、あくまで事務的に優秀なだけで、実戦になると対応策すら立てられない様子を蓮太郎は「無能」と評した。上昇志向が激しく差別意識があり、いずれは聖天子と結婚して東京エリアを裏で操ろうと画策していた。その性格ゆえ、一部の護衛からはあまり快く思われておらず、聖天子自身にも苦手意識を持たれている。大阪エリアのトップとの会談時、聖天子直々に蓮太郎を指名したことが気に食わず、彼に嫉妬の眼差しを向ける。ティナを始末して手柄を取ろうとしたものの、聖天子の独断で自分より序列上位になった蓮太郎によって、右手親指を撃ち飛ばされた。その時の恐怖と、あまりにも見苦しい言動を聖天子に厳しく咎められて護衛隊を解任されたショックで精神に破綻を来たし、そのまま精神病院へ入院した。
アニメ版では精神崩壊せずに自衛隊の輸送部隊へ左遷され、部下2人と共に登場しない芦名の役割を担う形で蓮太郎への復讐を行い、芦名と同様の顛末を迎える。
芦名辰巳(あしな たつみ)
城ヶ崎大湖(じょうがさき だいご)
舞(まい)
声 - 伊藤美来
延珠が前に通っていた学校で友人だった少女。延珠の正体を知ってからは疎遠になってしまったが、漫画版では彼女の忘れていったランドセルを届け、「お仕事頑張って」と名前を書き忘れたメモを置いていく。
四賢人
室戸菫(むろと すみれ)
声 - 甲斐田裕子
法医学教室の室長。年齢不詳。四賢人と謳われた世界最高の頭脳を持つ天才の1人。バラニウムの発見者にしてAGV試験薬の開発者。「神医」という二つ名も持つが、現在は重度の引きこもりにして死体愛好家であり、エイン曰く「空前絶後の変態」。よく見れば絶世の美女だが、髪を振り乱し風呂にも入らない無頓着な性格のせいで台無し。病院の地下にある死体安置所を勝手に研究ラボとして増築して棲みついており、蓮太郎の義手・義足・義眼のメンテナンスを行っている。話が回りくどいものの、アドバイスをしたり知識を貸す等大いに蓮太郎を助けている。趣味は解剖と映画と18禁ゲームと蓮太郎をからかうこと。蓮太郎をロリコンや変態扱いし、彼が社会的に破滅するよう延珠やティナにデタラメを言うことも多い。数々の特許権を取得している上に理会の懸賞問題などを回答して懸賞金をもらっているため、彼女の手元には莫大な資金があり、主に機械化兵士のメンテナンスなどに使用される。
機械化兵士計画日本支部「新人類創造計画」の元最高責任者であり、蓮太郎を存命させるためにやむを得ない選択だったとはいえ、機械化兵士としての運命を与えてしまったことには罪悪感を抱いている。また、自身が執刀した兵士たちのメンテナンスを一手に引き受けており、彼らと定期的に連絡を取り合って確認している。首に掛けたロケットには、大戦で亡くなった恋人の写真が入っている。恋人を失った悲しみと憎しみにかられ、蓮太郎に出会うまで人道に外れた行為をしていた自身を「人外」と称し、「人外は陽の光に居るべき存在ではない」と研究ラボから外に出ないと決意した。そのため食料をはじめとする日常品の買い出しは蓮太郎などの知人に頼んでおり、食料が尽きて餓死しかかったこともある。
エイン・ランド
声 - 鳥海浩輔
四賢人の1人。機械化兵士計画アメリカ支部「NEXT」の元最高責任者。
菫曰く「空前絶後の堅物」「クズ」。四賢人の誓いである「生命を尊重する」約束を破り、「呪われた子供たち」を使った機械化兵士「ハイブリッド」を作り出しては、複数の戸籍を使って彼女たちと契約している。イニシエーターを道具としか扱っておらず、殺人を犯させることに抵抗もないため菫から嫌われている。
機械化兵士
蛭子影胤(ひるこ かげたね)
声 - 小山力也
タキシードにシルクハット、笑顔を浮かべた仮面と、ふざけた格好をして大量殺人を繰り返す男。再三の犯罪により、民警ライセンス停止・序列凍結中の元プロモーターであり、ライセンス停止前のIP序列は134位。元々自衛隊所属だったが、ガストレア戦争時に内臓に致命傷を負い、グリューネワルトとの取引で「新人類創造計画」に参加、内臓をはじめとする身体の大半を機械化した。機械化兵士として存在意義を求め、戦闘の世界を望んでいる。
携行武器は趣味の悪いマシンピストル化したベレッタ、「スパンキング・ソドミー」「サイケデリック・ゴスペル」の二挺。機械化兵士としての能力は、斥力フィールド(イマジナリィ・ギミック)による防御。対戦車ライフルの弾丸を弾き、工事用クレーンの鉄球すら阻むことができる。攻撃力に特化した蓮太郎と対比して、「最強の盾」とも形容されるが斥力フィールドは攻撃にも応用でき、標的に向けて展開し圧殺する「マキシマム・ペイン」、掌から槍状に放出して標的を貫通する「エンドレス・スクリーム」、鋭利な鎌状に変化させて投擲し切り刻む「ネームレス・リーパー」などがある。所属は蓮太郎と同じく「陸上自衛隊東部方面隊第七八七機械化特殊部隊」だった。
菊之丞に雇われてゾディアック「スコーピオン」を召喚しようとするが、蓮太郎と延珠に撃破された。この時に死亡扱いとなるが実際は生き延びており、第三次関東会戦中に単身プレヤデス討伐に向かう途中、絶体絶命のピンチに陥った蓮太郎を助け、以後行動を共にし協力してプレヤデスを撃破した。野営で手際よく調理したり、天候を読み取ったり等とサバイバル知識も有する。蓮太郎のアジュバントに加わり第三次関東会戦を戦い抜き、勝利を収めた後小比奈とともに姿を消した。
プレアデス退治に赴く蓮太郎を助けた後、食事時に仮面を外していたが、その時蓮太郎を向かず顔を隠すかのように食事をとっていた。蓮太郎に仮面をつけていることを聞かれると「この仮面の下にあるのは、君の顔だよ。」と意味不明な言葉を残している。
蛭子小比奈(ひるこ こひな)
声 - 悠木碧
蛭子影胤の実娘。モデル・マンティスの元イニシエーター。黒いドレスを纏い腰にバラニウム製の小太刀2本(第三次関東会戦以降は4本に増加している。予備兼投擲用)を携える。ある程度の刃渡りがある刀剣を持った彼女は「接近戦では無敵」と呼ばれ、イニシエーターの中でも高水準な身体能力に加え弾道すら見切る動体視力、ガストレアだろうが人間だろうが「殺す」ことに一切の躊躇を持たない残虐性も強さの一因といえよう。影胤には従順で常に一緒に行動し、他の人間にはあまり興味を示さないが強いと判断した者は別で、特に自分の斬撃を弾いた延珠には並々ならぬ興味を抱き、延珠を斬ることが目標のようになっている。好戦的だが他人の戦闘能力を察知することに長けており、木更の危険性をいち早く見抜いた。
影胤が「呪われた子」を知るために女性を誘拐し、体外受精とガストレアウイルスを施して誕生した(女性は小比奈の誕生後に殺害された)子で、他にも同じ方法で誕生した姉妹が4人いたが、それぞれに6年間の洗脳と戦闘トレーニングを施して殺し合いをさせ、小比奈だけが生き残ったという経緯があり、影胤はそんな小比奈のことを「邪悪な天使」と呼んだ。
五翔会
最高幹部
紫垣仙一(しがき せんいち)
斉武宗玄(さいたけ そうげん)
声 - 石塚運昇
大阪エリアの統治者。アドルフ・ヒトラーと形容される独裁者。「五翔会」の五枚羽の1人でもある。蓮太郎とは天童家時代から面識があり「蓮太郎」と名前で呼ぶが、考えの違いから菊之丞共々相容れない存在。蓮太郎の実力は高く評価しており、もし東京エリアが滅んだら自分の下に来いと誘いの言葉まで送っている。彼はガストレアがすべて駆逐された後は、世界に君臨しようと考えている。しかも、超電磁砲モジュール「天の梯子」を月に設置し、ガストレア討滅後、逆らう他国を脅そうと企んでいたが、その計画は蓮太郎によって不可能となり、非公式会談時に蓮太郎に小言を言う。
構成員
櫃間篤朗(ひつま あつろう)
キャリア組の警察官僚で、現在の階級は警視。父親が警視総監であり、計り知れない権力を持っている。高身長、高学歴、高収入に加え、顔立ちも整っているという非の打ち所のない人物。木更の元許嫁で、彼女が天童家を出奔したことで破談になったと思われていたが、紫垣の仲介により縁談が持ち上がった。様々な行き違いはあったものの蓮太郎も「木更を幸せにできるのはこの男」と一歩引く姿勢を見せるほどであったが、実際は「五翔会」のため木更を飼い慣らして天童一族にけしかけることが目的であり、持ちうる権力を利用して蓮太郎を殺人犯に仕立て上げ、それに伴いペアを失った延珠をIISOに引き取らせ、ティナを長距離狙撃の重要参考人として拘束し、天童民間警備会社を活動不能に陥らせて木更を心身ともに消耗させて籠絡しようと画策する。
しかし、事件の真相を探るために逃亡した蓮太郎の始末にことごとく失敗し、さらには「ブラックスワン・プロジェクト」の詳細も突き止められてしまう。五翔会からの処分は免れないことを悟り、せめて蓮太郎に一矢報いようと強引にとりつけた木更との結婚式に臨むが、全てを知った木更と多田島から追及されて逃走する。粛清に現れたネストに射殺され、計画に加担していた父親も同様に処分された。
皮肉にも木更と多田島が計画の全容を知ることができたのは、木更に贈った鬼八から奪った懐中時計であった。本来火垂に贈られるはずだったそれは、鬼八の思わぬ形で本懐を成し遂げたことになる。
巳継悠河(みつぎ ゆうが)
コードネーム「ダークストーカー」。蓮太郎と同年代の少年。生来盲目だったが、「新世界創造計画」に参加したことで機械の目を獲得した。その目を通して「光」と「世界の素晴らしさ」を与えてくれたグリューネワルトへの恩義から「五翔会」に加わり、四枚羽の地位に着いていた。グリューネワルトに奉公することが自分の存在意義であると豪語するが、天童流戦闘術の使い手である彰磨に敗北したことで、邪魔者の暗殺を担当する二枚羽に降格された。このことから、同じ天童流戦闘術の使い手にして自分の旧型機械化兵士である蓮太郎には、強い対抗意識を抱いている。
「蓮太郎を封殺可能なレベル」を要求スペックとされ、蓮太郎のものを改良した義眼を両眼に持つほか、近接戦闘用の兵装として打撃技のダメージを増幅する「超振動デバイス」(ヴァイロ・オーケストレーション)を持つ。殺害の手口は、義眼を応用した長距離狙撃と超振動デバイスを用いた内臓破壊。
逃亡直後の蓮太郎と初めて対峙したときから彼の実力を危険視し、対抗意識も相まって彼を倒すことに執着していたが、櫃間の判断で刺客の役割を他の機械化兵士に奪われてしまい、自ら手を下すために秘密裏に行動し他の刺客を排除した。蓮太郎との決戦では接戦で敗北した後、液体窒素を浴びて両足を失う重傷を負いながら、何が何でも蓮太郎を仕留めるという一心で、再生レベルIIIまで死に至らしめる濃縮バラニウム弾を用い、邪魔な火垂を射殺する。蓮太郎と狙撃勝負を行うが、義眼の力を限界まで引き出した蓮太郎に再度敗北し、死亡した。境遇の重なる蓮太郎とは互いにシンパシーを感じ、違う形で出会ったら親友になれたかもしれないと死を惜しまれた。
久留米リカ(くるめ リカ)
鹿嶽十五(かたけ じゅうご)
コードネーム「ソードテール」。皮膚を光学迷彩化する能力「マリオット・インジェクション」と、カーボンナノチューブ製のナノ筋肉や自己修復能力を備えたバラニウム合金の脊椎などを持ち、相手に気づかれず忍び寄って銃器やナイフなどを用いて殺害するという手口を主に用いる。身長が190cmを超える大男。司馬重工本社ビルを訪れていた蓮太郎たちを襲撃し、たちまち追い詰めてまず火垂を射殺すると、次いで満身創痍の蓮太郎にとどめを刺そうとするが、その寸前に再生した火垂に組み付かれてゼロ距離で銃弾を大量に浴び、大ダメージを負って敗走する。ビルの外までどうにか逃げるが、そこに現れた悠河に驚きながらも火垂の能力を伝えたところ、悠河から処刑を宣告される。組織に全てを捧げてきた自分を肯定しようと、戦いを挑むも圧倒的な力の差の前に為す術もなく、心臓を潰されて死亡した。
その他の人物
司馬未織(しば みおり)
声 - 小清水亜美
勾田高校生徒会長。世界に名立たる巨大兵器会社・司馬重工の社長令嬢。鉄扇を持ち常に振袖に身を包んでいる、ウェーブがかった長い黒髪が雅やかな和服美少女。一目見た瞬間から蓮太郎が将来大物になると感じて気に入り、パトロンとして蓮太郎・延珠ペアの装備品を条件付きで無償で提供している。条件には新作テスターやCM出演等、同じ学校に通うこと等が含まれており、その立場を利用して事あるごとに蓮太郎を誘惑する。木更とは犬猿の仲で、同じ空間に置いておくと撃ち合い・斬り合いの喧嘩になる。司馬流戦闘術を使い、鉄扇とカスタム・ガバメント拳銃「ソードフィッシュ」で闘う。明確な戦闘シーンは無いが、作中最強クラス(序列元98位のティナより実力が上)の木更に平然と立ち向かい、木更の天童流を自身の司馬流に対して「そんな出来たばかりの武術には負けない」と見下すなどの描写から、戦闘員として相当な実力を持っていると思われる。また兵器開発者としても非凡な才能を持ち、時には蓮太郎の依頼で様々な兵器や作戦を立案することもある。
多田島茂徳(ただしま しげとく)
声 - 松山鷹志
警視庁捜査一課所属、階級は警部。法の執行者としての誇りと正義感を持ったベテラン刑事。『グランド・タナカ』でのモデルスパイダー・ステージIのガストレア出現の際、蓮太郎と延珠に出会う。喫煙者。「呪われた子供たち」の境遇に同情はしており、一件以来、蓮太郎とは度々顔を合わせる仲になり、時折蓮太郎から彼女たちの保護などを求められる時も面倒くさがりながらも協力している。蓮太郎曰く「ヤクザが仏に見える位強面な顔してるが頼りになるヤツ」。
蓮太郎が殺人罪で逮捕、その後脱走した際は櫃間の指揮下で動いていたが、蓮太郎の説得と、櫃間をはじめとする警察組織内の不審な動きに疑問を抱き、独自の調査を行い事件の真相に辿り着く。そして警察組織内の「膿」を一掃すべく行動を起こし、警察組織内の関係者の一斉検挙に踏み切った。
松崎(まつざき)
声 - 西村知道
第39区の呪われた子供たちを保護している初老の男。呪われた子供たちが迫害を受けていることを憂い、彼女らがいつの日か自由に街中で生活できるよう、学問や赤い目を抑えるための感情コントロールなどを教えている。子供たちからは「長老」と呼ばれ、慕われている。
後に子供たちに世の中を知ってもらおうと蓮太郎に「青空教室」の教師を頼み、元気に授業を受ける子供たちの姿を見て喜んだが、心無い者の犯行により子供たちが命を落とし、ショックで寝込んでしまう。しかし第三次関東会戦後に蓮太郎たちによる子供たちの葬儀に訪れ蓮太郎と再会、悔やむ蓮太郎に「それでも生徒たちを見てくれてありがとう」と感謝の言葉をかけた。
天童助喜与(てんどう すけきよ)
世界設定
人類は物語開始から10年前の「ガストレア戦争」にてガストレアウイルスとの戦いに敗れ、荒廃した国土の一角に追いやられている。人々は「モノリス」(後述)に囲まれた「エリア」と呼ばれる狭い区域に立て籠もって暮らしており、海外間の空路や航路は確保されているものの、民警の護衛が義務付けられているためコストは非常に高い。海棲ガストレアによって海水浴などは自殺行為で、船底をバラニウム装甲で強化したイージス艦でも必ずしも安全ではない。漁が不可能なため海産物は養殖頼み、穀物類は外周区の集団農場で効率的に生産することで自給率を保っている。時折モノリスを突破するガストレアに対して警察の死傷率が増大したため軍事力を民営化した組織「民間警備会社」が、「ガストレア」に対するスペシャリストとして活躍している。
ガストレア戦争で東京・大阪・札幌・仙台・博多のエリアに分断された日本は経済も困難を極め、政治的機能も疲弊しきっていた。日本国最後の元首だった座間首相が中絶禁止法によって失脚し、各エリアはそれぞれの統治形態を持った独立国となる。
東京エリア
大阪エリア
ガストレア関連
ガストレア
地球が深刻な環境汚染に見舞われた頃に現れたことから、「地球を食い尽くす人類を根絶させ、浄化する神の使い」と神聖視する宗教団体も存在する。
モノリスの磁場が弱い中間地点を突破した個体や高空から迷い込んだ飛行型が時折内地へと出現。民警はこれを早期に駆逐することで"パンデミック"を防ぐことを任務としている。
アルデバラン
プレヤデス
ゾディアック
世界に11体存在し、それぞれ黄道十二星座の名で呼ばれているが、キャンサー(巨蟹宮)は欠番扱いになっている。作品開始時点ではタウルスとヴァルゴの2体の撃破が確認されている。
スコーピオン(天蠍宮)
タウルス(金牛宮)
ヴァルゴ(処女宮)
リブラ(天秤宮)
サジタリアス(人馬宮)
ガストレアウイルス
呪われた子供たち
力の開放や治癒に伴って体内浸食率が上昇し、ガストレア化する危険性を持っているが、日常生活だけを送ってさえいれば通常の人類と変わらぬ寿命で天命を全うできると論じられている。ガストレアウイルスを保菌していることや人間離れしたその能力から差別かつ迫害されている。その大半は親に捨てられた孤児であり、青空教室の生徒たちのようにエリア外周区でマンホールチルドレンとして暮らしたり、盲目の少女(声 - 茅野愛衣)のように両目を鉛で潰した状態でもエリア内へ出向いて物乞いを行っている。その一方、ガストレアウイルスを「神の使い」と神聖視する宗教団体からはガストレアとのメッセンジャーを務める「神の代理人」として敬われている。
ゾーン
感染爆発(パンデミック)
再生レベル
民間警備会社関連
民間警備会社
民警許可証
イニシエーター
プロモーター
国際イニシエーター監督機構
IP序列
アジュバント・システム
機械化兵士関連
機械化兵士計画
日本支部「新人類創造計画」
日本支部は政府主導らしく、機械化兵士は陸上自衛隊東部方面隊、第787機械化特殊部隊に配属されている。
オーストラリア支部「オベリスク」
アメリカ支部「NEXT」
新世界創造計画
ハイブリッド
五翔会関連
五翔会(ごしょうかい)
組織は、日本の各エリアや国外から組織の思想の旗の下に集った人材で構成されており、組織の規模はかなりの大規模である模様。構成員は身体のどこかにペンタグラムと羽根のマークが刻まれており、羽根の枚数が多いほど組織内での階級が高い。また、組織に所属する者の中には国家権力の中枢部にまで食い込んでいる者も多数いるため、影響力は非常に強大なものとなっている。
組織の目的のためなら手段は選ばず、殺人なども平然と行える。組織内で失敗者が出た場合は、失敗者も含めて五翔会に繋がる証拠全てを抹消するなど、証拠をまったく残さないように暗躍している。そのため、組織が表立つことはなく、作中では聖天子の暗殺未遂や蓮太郎の冤罪事件など様々な事件に関与してきたが、組織の実態は未だに不明である。
ブラックスワン・プロジェクト
その他
バラニウム
バラニウムの産出量に比例して各国のパワーバランスにも影響しているが、化石燃料と同じく埋蔵量に限りがあるのは必然的で、バラニウムが枯渇した将来にはガストレアの脅威から身を守るために今度は人類同士がバラニウムを巡って争う可能性があると、各分野で警鐘が鳴らされている。
バラニウムを研究・発見した菫によれば、「ガストレア戦争時に恋人を失った悲しみと怒りを糧に研究に没頭して発見した」「この金属が黒いのは、ガストレアに対する憎悪だ」とのこと。
超バラニウム
モノリス
奪われた世代
無垢の世代
ガストレアショック
七星の遺産
七星村
偶然にして奇跡的に入手することのできた当時の記録映像には、七星村内の施設にて異形の姿と成り果てた人間が隔離されている様子が映されており、「おそらく人類初のガストレアウイルス感染者で、この村から何かしらの手段で世界中に蔓延した」と菫は推測している。
天童式武術
ガストレア戦争
第一次関東会戦
第二次関東会戦
中絶禁止法
外骨格(エクサスケルトン)
天誅ガールズ
ちなみに一番人気は天誅レッドで、最も不人気なのは天誅バイオレット。蓮太郎がバイトで入った屋外ショーでのスーツアクターは子供たちに袋叩きされたほど。
作中では2ndシーズンまで放送されており、2ndシーズンは脚本家の持論や他作品へのオマージュなどが盛り込まれている内容となっている。
聖室護衛隊
東京エリア第39区第3仮設小学校
ソロモンの指輪
スコーピオンの首
制作背景
神崎が本作の元となる原稿を持って電撃文庫編集部に訪れたことがきっかけで本作の刊行が実現した。原稿に書かれていた蓮太郎は現状とは異なる性格であり、打ち合わせを重ねるにつれて現状の性格に変化していった。
タイトルは当初、神崎の好きな色と映画タイトルを組み合わせた『ブラック・メメント』としていたが、担当編集者はこのタイトルに難色を示した。それでも神崎はこのタイトルで出版しようとしたが、夜中にまで担当編集者が電話してくるようになったため、観念した神崎はタイトルを『ブラック・ブレット』に変更し、最終的にこれが正式採用された。
既刊一覧
小説
- 神崎紫電(著) / 鵜飼沙樹(イラスト) 『ブラック・ブレット』 アスキー・メディアワークス→KADOKAWA〈電撃文庫〉、既刊7巻(2014年4月10日現在)
- 「神を目指した者たち」2011年7月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-870596-7
- 「vs神算鬼謀の狙撃兵」2011年10月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-870820-3
- 「炎による世界の破滅」2012年5月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-886477-0
- 「復讐するは我にあり」2012年8月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-886797-9
- 「逃亡犯、里見蓮太郎」2013年7月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-891761-2
- 「煉獄の彷徨者」2013年10月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-866008-2
- 「世界変革の銃弾」2014年4月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-866472-1
漫画
- 神崎紫電(原作) / 鵜飼沙樹(キャラクター原案) / もりのほん(作画) 『ブラック・ブレット』 アスキー・メディアワークス→KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、全4巻
- 2013年5月27日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-891196-2
- 2013年7月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-891805-3
- 2013年10月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-891970-8
- 2014年6月27日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-866665-7
- 神崎紫電(原作) / 鵜飼沙樹(キャラクター原案) / abua(作画) 『ブラック・ブレット インタールードファッキュー!』 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、2015年3月10日発売、ISBN 978-4-04-869238-0
テレビアニメ
2014年4月から7月までTOKYO MX、AT-Xほかにて放送された。全13話。
スタッフ
- 原作 - 神崎紫電(電撃文庫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊)
- 原作イラスト - 鵜飼沙樹
- 監督 - 小島正幸
- 副監督 - 博史池畠
- シリーズ構成 - 浦畑達彦
- キャラクターデザイン - 海島千本
- フューチャーデザイン - shirakaba
- ガストレアデザイン - 安藤賢司
- メカニックデザイン - 高倉武史
- 銃器デザイン - 森賢
- メインアニメーター - 黒田結花、竹内由香里、戸田麻衣、諸貫哲朗、野中正幸
- 3DCGプロデューサー - 井野元英二
- 色彩設計 - 山下宮緒
- 撮影監督 - 木村俊也
- 編集 - 三嶋章紀
- 音響監督 - 山田陽
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- 音楽制作 - NBCUniversal
- 音楽プロデューサー - 西村潤
- プロデューサー - 小倉充俊、黒崎泰隆、山崎史紀、山崎明日香
- アニメーションプロデューサー - 小笠原宗紀
- アニメーション制作 - キネマシトラス×オレンジ
- 製作 - ブラック・ブレット製作委員会(NBCユニバーサル・エンターテイメント、KADOKAWA アスキー・メディアワークスBC、ショウゲート、AT-X、キネマシトラス)
主題歌
オープニングテーマ「black bullet」
前半は制作途中のため仮の映像が流されていたが第6話から映像が全編新しい物に変更された。
エンディングテーマ
「トコハナ」(第1話 - 第3話、第5話 - 第12話)
第6話から映像が一部新しい物に変更された。また第8話から映像が一部変化している。
「忘れない為に」(第4話)
「忘れない為に for lotus」(第13話)
挿入歌「ミライ*ガール」(第2話)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 美術監督 |
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#01 | 最後の希望 | 浦畑達彦 | 小島正幸 | 博史池畠 | 海島千本、長谷部敦志 | 海島千本 長谷部敦志 |
柴田聡 |
#02 | 狂気の仮面 | 飯野慎也 | 伊藤秀樹、竹内由香里 戸田麻衣 | ||||
#03 | 運命の子供たち | 博史池畠 | 宇佐美皓一、大下久馬 垪和等、井畑翔太 | ||||
#04 | 黒の銃弾 | 小島正幸 博史池畠 |
博史池畠 | 伊藤秀樹、宇佐美皓一 大下久馬、菊池聡延 小嶋慶祐、竹内由香里 戸田麻衣、諸貫哲朗 | |||
#05 | 紅黒の暗殺者 | 砂山蔵澄 | 岩崎光洋 | 逵村六、猿渡聖加 鎌田均 |
海島千本 長谷部敦志 実原登 |
市倉敬 | |
#06 | トラジック・アイロニー | ハラダサヤカ | 森義博 | 山内則康 | 古賀徹 | ||
#07 | 静寂の月夜、夜明けの空 | 砂山蔵澄 | 博史池畠 | 小林利充、山内則康 猿渡聖加、鎌田均 実原登、逵村六 |
鈴木朗 | ||
#08 | 境界線の石碑 | 浦畑達彦 | 松田清 | 伊藤秀樹、斎田博之 竹内由香里 |
海島千本 | 柴田聡 | |
#09 | 結界の守人 | ハラダサヤカ | 小島正幸 | 飯野慎也 | 伊藤晋之、海島千本 大下久馬、小嶋慶祐 |
鈴木朗 | |
#10 | 東京エリア防衛戦 | 岩崎光洋 | 小林利充、山内則康 実原登 |
海島千本 実原登 |
柴田聡 | ||
#11 | タウルスの心臓、光の槍 | 砂山蔵澄 | 小島正幸 森賢 博史池畠 |
博史池畠 | 宇佐美皓一、海島千本 竹内由香里、戸田麻衣 |
海島千本 | 鈴木朗 |
#12 | クライシス・ポイント | 小島正幸 森賢 |
松田清 | 伊藤晋之、伊藤秀樹 海島千本、鎌田均 小嶋慶祐、斎田博之 |
柴田聡 | ||
#13 | 神を目指した者たち | 浦畑達彦 | 小島正幸 森賢 松田清 岩崎光洋 |
小島正幸 | 海島千本、竹内由香里 伊藤晋之、大下久馬 伊藤秀樹、小嶋慶祐 門倉世央子、戸田麻衣 |
鈴木朗 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | AT-X | 2014年4月8日 - 7月1日 | 火曜 22:30 - 23:00 | CS放送 | 製作委員会参加 リピート放送あり |
東京都 | TOKYO MX | 2014年4月9日 - 7月2日 | 水曜 0:30 - 1:00(火曜深夜) | 独立局 | |
兵庫県 | サンテレビ | ||||
神奈川県 | tvk | 水曜 1:00 - 1:30(火曜深夜) | |||
京都府 | KBS京都 | ||||
愛知県 | テレビ愛知 | 水曜 1:35 - 2:05(火曜深夜) | テレビ東京系列 | ||
日本全域 | BS11 | 2014年4月10日 - 7月3日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | BS放送 | 『ANIME+』枠 |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | dアニメストア | 2014年4月10日 - 7月3日 | 木曜 12:00 更新 | ネット配信 | 見放題サービス利用者は全話見放題 |
ニコニコ生放送 | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | ||||
ニコニコチャンネル | 2014年4月11日 - 7月4日 | 金曜 0:00(木曜深夜) 更新 | |||
バンダイチャンネル | 2014年4月25日 - 7月18日 | 金曜 12:00 更新 |
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | オーディオコメンタリー | |
---|---|---|---|---|---|
BD初回版 | DVD初回版 | ||||
1 | 2014年7月2日 | 第1話 - 第2話 | GNXA-1661 | GNBA-1871 | 第1話・第2話:梶裕貴、堀江由衣、日高里菜 |
2 | 2014年8月6日 | 第3話 - 第4話 | GNXA-1662 | GNBA-1872 | 第3話:手塚ヒロミチ、潘めぐみ 第4話:小山力也、悠木碧 |
3 | 2014年9月3日 | 第5話 - 第6話 | GNXA-1663 | GNBA-1873 | 第5話・第6話:梶裕貴、日高里菜、黒沢ともよ |
4 | 2014年10月8日 | 第7話 | GNXA-1664 | GNBA-1874 | 第7話:堀江由衣、豊崎愛生、小清水亜美 |
5 | 2014年11月5日 | 第8話 - 第9話 | GNXA-1665 | GNBA-1875 | 第8話:日高里菜、黒沢ともよ、大久保瑠美 第9話:日高里菜、黒沢ともよ、大久保瑠美、小倉唯 |
6 | 2014年12月3日 | 第10話 - 第11話 | GNXA-1666 | GNBA-1876 | 第10話:梶裕貴、堀江由衣 第11話:梶裕貴、細谷佳正 |
7 | 2015年1月7日 | 第12話 - 第13話 | GNXA-1667 | GNBA-1877 | 第12話・第13話:梶裕貴、日高里菜、堀江由衣 |
WEBラジオ
『ブラック・ブレット 〜延珠&ティナの天誅ラジオ〜』のタイトルで、2014年4月1日から7月8日まで音泉、HiBiKi Radio Stationにて配信された。毎週火曜日更新、全15回。パーソナリティは日高里菜(藍原延珠 役)、黒沢ともよ(ティナ・スプラウト 役)。
2014年7月6日にニコニコ生放送『インターネットラジオステーション〈音泉〉10周年記念24時間生放送』内にて『ブラック・ブレット 〜延珠&ティナの天誅ラジオ〜 in 音泉10周年24時間ニコニコ生放送』として動画配信された。
ゲスト
・第9回(5月27日) 堀江由衣
・第11回(6月10日) 甲斐田裕子
ゲーム
電撃文庫 FIGHTING CLIMAX
2014年夏に里見蓮太郎(プレイヤーキャラクター)、藍原延珠(サポートキャラクター)の追加参戦が発表されている。
レベル・ネオ
ソーシャルゲーム