ブリザードYuki
ジャンル:女子プロレス,
以下はWikipediaより引用
要約
『ブリザードYuki』(ブリザードユキ)は、原案・吉岡平、作画・安西真(すたじお実験室)の漫画作品、および主人公の女子プロレスラーのリングネーム。
角川書店発行の月刊少年エースに1994年12月号から1995年11月号まで連載された。全日本女子プロレスとのタイアップにより、同名の覆面レスラーが実際に活動してメディアミックス展開された。
登場人物
全日本女子プロレス
ブリザードユキ
ハルク本郷(ハルクほんごう)
井上京子(いのうえ きょうこ)
井上貴子(いのうえ たかこ)
WWP
ワールド・ウーマンズ・プロレスリング。アメリカIM社のバックアップのもと、日本第5の団体として設立された。旗揚げ選手として以下の5人を世界から集め、同時に交流戦としてワールドトーナメントを開催した。
サタン蝶子(サタンちょうこ)
新団体のエースとして招かれた日本人レスラー。日本人でありながら日本では試合を行わず、世界のマットを渡り歩きながら次々とトップに立っていた。
十数年前にヨーロッパのとある団体に所属していたころ、その団体で雑用係をしていたユキの母・桂木ユリと出会い、娘のユキへの言伝を託されていた。
WWPワールドトーナメントは1,2回戦を危なげなく突破しつつユキの試合も気にかけており、準決勝ではアジャコングを下して決勝に進出する。
決勝では試合前に、自分に勝てたら母の居場所を教えるとユキに伝え、試合中には闘いながらユキの実力を測り続けていた。最終的に楊身極を喰らいながらも延髄への蹴りでユキから3カウントを奪い勝利する。試合後にはユキが一人前になった時にユリは自分から姿を現すだろうというユキへのメッセージを伝えた。
ミッキー・フォース
マリア・バネット
金谷純(かなや じゅん)
その他のワールドトーナメント出場者
ネリー・M・シン(ネリー・マーク・シン)
インド北部地方出身のプロレスラー。ヨーガで力の流れをコントロールし、衝撃を体外に放出することによるディフェンスと、力を一転に集中させることでのオフェンスを得意とする。必殺技はヨーガで集めた力を乗せて掌底を打つプラーナボンバー。
大会直前に交通事故に遭ってしまった格闘技の師であり恋人のマハールから授けられたターバンを試合中にも着用している。
1回戦ではそのディフェンス技術で豊田真奈美を攻め疲れさせ勝利。2回戦でもユキを相手に同様の戦法で試合を有利に進めるが、試合中のアクシデントでターバンが外れたことで激昂、それにより防御が疎かになった隙にカウンターで氷月斬を入れられKO負けとなった。
試合後、インドに女子プロレスを根付かせるという夢を叶えるため、しばらく日本で修行を続けることを決意した。
その他
寺西新平(てらにし しんぺい)
雪の祖父
必殺技
作中に登場したユキが使うオリジナル技。
雷電
デビュー戦でハルク本郷に対して決め3カウントを奪った。
疾風
ハルク本郷とのリターンマッチで相手の裸締めを切り返す形で決めて3カウントを奪った。
震電
ミッキー・フォースとの試合でサイドスープレックスに対するカウンターで決めKOを奪った。また、ネリー・M・シン戦でも使用したが、この時はネリーのディフェンスによりほとんどダメージを与えられず逆に精神的動揺を与えられてしまった。
氷月斬
ネリー・M・シン戦でコーナーポストから飛びかかってきた相手へのカウンターで決めてKOを奪った。
楊身極
サタン蝶子戦でクロスアームパイルドライバーから脱出した勢いで決め、蝶子を昏倒させたが、KOを奪うには至らなかった。
プロレスラー
漫画とのタイアップということでブリザードYukiをデビューさせることとなり、複数の候補者の中から長身で空手の経験を持つ長谷川咲恵に白羽の矢が立つ。1994年に東京ドーム大会の対吉田万里子戦でデビューする。しかし、入場の際の演出においてスタントマンが負傷、自身もリングインの際に失敗したことから調子を崩し、不本意な試合となり試合後もコメントなしとなった。その後、ライバルとしてブラックブリザードを登場させるなど、独自の展開を図ったが、ブリザードYukiというキャラクターを演じることができず、数試合を行った後ブリザードYukiを封印し引退している。
2002年には2代目(西尾美香)も誕生した。
必殺技
古流の使い手という設定を活かすため、ソバットや裏投げなどの技に依らず、いくつかの専用技を開発、使用した。
- 跳龍
ノータッチ・トペ・コン・ヒーロ、場外の相手に向かってリング内から助走をつけ、トップロープを(ロープに接触することなく)飛び越えて前方回転しつつ背中から相手に体当たりを仕掛ける技。
- 飛天
コーナーポスト最上段からひねりを加えてのローリング・セントーン。
その他、途中で軌道を変えてのハイキックや、相手の足を挟んで転がした後に足を振り上げて延髄にかかとを落とすなどの技も使う。
書誌情報
角川コミックス・エース、角川書店
ISBN 4-04-713108-3(978-4-04-713108-8)、1995年5月
ISBN 4-04-713125-3(978-4-04-713125-5)、1996年1月
ゲーム
ジャンル | 育成シミュレーション |
---|---|
対応機種 | スーパーファミコン |
発売元 | ケイエスエス |
人数 | 1人 |
メディア | 20Mbカセット |
発売日 | 1996年3月29日 |
『美少女レスラー列伝 ブリザードYuki乱入!!』は、1996年にスーパーファミコン用に発売されたゲーム。ブリザードYukiを含む複数の主人公から一人を選んで育成する。育成したキャラに試合を行わせるのだが、プレイヤーは簡単な指示を出すのみである。メインモードとされているチャンピオンロードモードでトレーニングと試合を行いながら強いレスラーを育てることになる。筋トレなどの他に打撃技など特定の能力を重点的に上げる攻撃練習。新たな技を取得できる技取得練習など、さまざまな練習方法が用意されており週の始めに一週間分の予定を組むことになる。ストーリーモードはマルチシナリオ、マルチエンディングでプレイヤーの選択や試合の勝敗などによって展開が変わる。
原作漫画のキャラのみならず、レッスルエンジェルスのキャラが登場し、世界設定も同ゲームのものにより近い。作中の年代はレッスルエンジェルスV1をベースとしており、登場キャラもV1に登場したキャラを中心にV2以降の一部のキャラとゲストキャラのYuki・本郷・蝶子と、本作のみに登場するオリジナルキャラクターを加えた形になっている。
レッスルエンジェルスシリーズを通してラスボス的存在として君臨している覆面レスラー、ダークスターカオスの正体となるキャラクター、マリア・ロードンが登場。ストーリーの分岐次第では、主人公はマリアと交流して親友となる。マリアは後にカオスとなって活躍するが目の病気により引退する事となり、主人公が後を引き継いでカオスのマスクを被り、新たなカオスとなるという展開がある。別の分岐では、カオスの正体が桂木ユリであったとするシナリオも存在する。
また、あらかじめリストアップされた代表的な選手の中から好きな選手を5人選んで勝ち抜いて行くサーキットモードの最後には、PC版レッスルエンジェルス2からSPECIALまでの歴代主人公キャラ(2からは武藤めぐみ、結城千種、3からは金森麗子が登場。なぜかSPECIALの大高はるみの名前は大高なるみに変更されている)を集めたチームが登場するというファンサービスもある。これらの歴代キャラクターは対戦相手としてのみ登場し、プレイヤーは選択できない。
参考資料
- ロッシー小川 『やっぱり全女がイチバーン!』 ISBN 4-583-03233-1
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