プラナス・ガール
漫画
作者:松本トモキ,
出版社:スクウェア・エニックス,
掲載誌:月刊ガンガンJOKER,
レーベル:ガンガンコミックスJOKER,
発表期間:2009年,4月22日,2013年,3月22日,
巻数:全6巻,
ドラマCD
発売元:フロンティアワークス,
販売元:フロンティアワークス,
発売日:2010年,4月23日,
以下はWikipediaより引用
要約
『プラナス・ガール』は、松本トモキによる日本の漫画作品。『ガンガンパワード』(スクウェア・エニックス)にて2度読み切り掲載された後、『月刊ガンガンJOKER』(同)創刊号より連載。2013年4月号をもって完結。単行本は全6巻。
過去には『ガンガンONLINE』にて、2009年4月22日より読み切り分が掲載されていた。また、『女装少年アンソロジー』(同)に外伝となる1.5話が収録された。ドラマCDが2010年4月23日に発売された。
あらすじ
成績優秀、スポーツ万能の槙は、私立緑乃丘高校の合格発表を見に来た時に風に飛ばされた一枚の受験票を拾い、その持ち主である少女、藍川絆と出会って一目惚れしてしまう。緑乃丘に入学して2人は同じクラスになったが、初日の自己紹介で絆の口から男であることを告げられる。しかし絆は槙を気に入ったのか、小悪魔的な言動で槙を振り回すようになり、「平凡な日常」を思い描いていた槙の理想とはかけ離れた学校生活が始まった。
登場人物
キャストはドラマCD版のもの。
主要人物
槙 まきと(まき まきと)
声 - 日野聡
本作の主人公。1年Aクラス所属。右利き。どちらかと言うと寡黙な方で、中学時代はさらに寡黙だったらしい。一人でのんびり過ごすのを好む。長身で容姿端麗、成績優秀、しかもスポーツ万能であり、女子から大変な人気があるが、恋愛に関しては不器用なくらいに保守的であり、生来の面倒くさがり屋の性格もあって、告白されてもすべて断っている。
高校の合格発表の際、偶然に風に飛ばされた受験票を拾ったことがきっかけで絆と出会い、一目惚れするが、クラスでの自己紹介で絆が男だと知り衝撃を受ける。もともとは「平凡な日常」を望んでいたが、絆の小悪魔的な言動に振り回され、その望みとはかけ離れた毎日となっている。しかしそんな日々を送るうちに、いつの間にか自分の横に絆がいることが当たり前のように思うようになり、やがて絆に対して男であることを承知した上で好意を持っていることを自覚する。
学校の男子寮で一人暮らしをしている。手先が器用で家事も得意。特に料理の腕はかなりのもので、ケーキも作れる。そのため友人たちからは「女子力高くない!?」とまで言われている。
家族としては、メールの文面のみだが母親が登場している。
下の名前は単行本6巻のおまけページにて明かされたが、作中には登場しない。なお、絆からは従来は「槙くん」と呼ばれていたが、最終回後の『後日談』では「まきくん」と呼んでおり、下の名前を縮めた愛称である可能性がある。ちなみに、中学時代には「まきまき」というあだ名で呼ばれていたことを紫苑が暴露している。
藍川 絆(あいかわ きずな)
声 - 南條愛乃
本作のヒロイン。1年Aクラス所属。両利き。男であると公言しているが、学校でもプライベートでも常に女装しており、外見や声は女子そのもの。女装するようになった理由は「似合ってるから」。ただし一度だけ、槙の男子用制服を借りて登校したことがある。また本人曰く、自前の男子用制服も一応は持っているらしい。
勉強は苦手だが、これは緑乃丘高校のレベルが相当に高いせいでもあり、本人によれば中学時代は成績は良かったという。中学からの内部生である笹木野によれば、中高一貫校である緑乃丘はかなりレベルが高く、高校からの編入も非常に高倍率で難関とのこと。スポーツはきわめて得意。
男であるという決定的な身体的証拠は描写されていないが、本人は自分が男であり、自分の格好が「女装」であると最初から明言している。また1.5話および本編第4巻では学生証に「男」と記載されているという描写もある。しかし誰が見ても美少女にしか見えず、性格も明るく社交的で、男心に通じ女子の相談にもよく乗ったりしていることなどから、男女双方から非常に人気がある。入学早々に学校ではアイドル的な存在となり、校内に非公式ファンクラブまで存在している。その可愛らしい容姿と男であることを利用し、小悪魔のような言動でしばしば槙を翻弄しているが、槙のことは心から信頼している。そして実は合格発表での初対面の時にほとんど一目惚れで槙に好意を抱いていたらしい。この出会いが、絆が女装を続ける理由のひとつにもなった模様。
父親は建築デザイナー、母親は服飾デザイナーであり、どちらもイタリアに住んでいる。そのため叔母の家に下宿しているが、何かと理由をつけて槙の部屋に入り浸るようになっている。料理をはじめとして家事全般がまったく駄目で、槙からは「妙なところが男らしい」と言われている。しかし槙が料理をする時にはよく手伝いをしているらしい。槙の部屋で行なわれたクリスマスパーティーでは、その様子を見た他の友人たちから「なんつーかもう夫婦(?)じゃね……?」と言われている。
クラスメート
特筆のない限り、主なクラスメートは第2回読み切りから本格的に登場している。門山・笹木野らしきモブは第1回読み切りから登場しているが、顔ははっきり描かれていなかった。
花坂 紫苑(はなざか しおん)
声 - 生天目仁美
2巻(8話)から登場。槙の中学時代の同級生。左利き。中学当時は一種のライバルのような関係だったらしい。槙の初恋相手を取った恋敵でもある、と主張しているが、実際はそうではなかった。一年生の二学期に緑乃丘高校のAクラスに転入してきた。初登校は夏休み中の一斉登校日。
初登校時の自己紹介でレズビアンであることを堂々と宣言しており、槙は中学時代からそのことを知っていた。槙のことは、恋愛感情はないものの、友人としては好きであるという主旨の発言をしている。
明るく気さくな性格のため、男女を問わず人気がある。ただし、恋愛対象はあくまで女性のみであり、勘違いした男子から告白されてもすべて断っている。
門山 優(かどやま すぐる)
笹木野 賢(ささきの けん)
朝倉 あさみ(あさくら あさみ)
笹木野 恵(ささきの けい)
八乙女 塔子(やおとめ とうこ)
4巻(18話)から登場。成績優秀なクラス委員長で、同時に1年生ながら生徒会副会長も務める優等生。しかしガチガチに真面目というわけでもなく、理解がある。眼鏡をかけ、髪の左側をピンで留めている。
槙に異性として好意を抱いているが、男女交際をしたいというわけではないらしく、ある日の放課後に告白だけしてさっさと帰ってしまった。理由は本人曰く「不純異性交遊をガンガン行なう副会長とかマズい」からとのこと。絆のことも好きで、家に持って帰っていろいろ服を着せてみたいと発言している。また女性とのキスにも興味があると言い、花坂をたじろがせた。
無表情だが、その外見に反して言動は常に限りなく直接的で、時に相手を困惑させる。しかしそれは単に素直すぎるほどに素直で、嘘を言ったり隠し事をしたりしないということらしい。
1年Cクラス
佐東 春子(さとう はるこ)
生徒会
内藤 クリス(ないとう くりす)