プリティーリズム (漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『プリティーリズム』は、朝吹まり(原案:タカラトミー・シンソフィア)による日本の少女漫画作品。集英社『りぼん』で2010年8月号から2012年6月号まで連載された。単行本は全5巻。
概要
2010年7月15日より稼動を開始したトレーディングカードアーケードゲーム『プリティーリズム』の漫画化作品で、ゲームの稼動開始とほぼ同時に連載を開始した。その後、2011年には同じゲームを原作とする テレビアニメ『プリティーリズム・オーロラドリーム』の製作委員会に小学館が出資していた関係で競合誌の『ちゃお』でも藤実リオの作画で同じゲームを原作とする漫画化作品が平行して連載される異例の事態となったが、連載が打ち切られることは無くアニメが第2期『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』へ移行したのに前後し、2012年6月号で完結を迎えた。『りぼん』誌上では、本作の完結後も『プリティーリズム』関連の情報コーナーは継続している。
あらすじ
主人公・天宮りずむの将来の夢は、プリズムダンススケートのプロであるプリズムスターになること。亡くなった母・そなたのようなプリズムスターを目指しているが、未熟。でも、プリズムダンスを愛する心は誰にも負けていない。
プリズムスクールの入学審査の練習中に出逢った響とワタル。そして、プリズムスクールで出逢ったセレナと花音。すてきな仲間たちと共にプリズムスターを目指して頑張る、元気なりずむの物語。
登場人物
アスタリズム
天宮 りずむ(あまみや りずむ)
主人公。中学2年生の14歳で、父と2人暮らし。一人称は「あたし」。性格は明るく前向きで、つらい時にも笑顔を絶やさない。ゲームやアニメ版とは違い、当初は運動音痴で実力は未熟ではあるが、持ち前の明るさで周囲の観客を楽しませる才能には天性のものがある。プリズムスターを目指してプリズムスクールに入学した後、同級生のセレナ・花音と共にチーム「アスタリズム」を結成し、3人で公式の大会に挑む。亡くなった母・そなたから受け継いだその潜在能力は全く未知数で、強敵が現れてピンチに陥った時には一種のフロー状態を発動し、セレナや花音も驚くほどの超人的な力を発揮することがある。しかし、本人はまだ自分の真の能力に気付いていない。また例え敵でも助けようとする思いやりもある。響に対してはぞっこんだったゲーム版とアニメ版とは違い、当初は嫌味な奴としか思っていなかったが回を追うことに惹かれあっていく。(ただし本人はそれを認めようとはしない)ゲームやアニメでは瞳の色は黄色だが本作はピンクとなっている。
城之内 セレナ(じょうのうち セレナ)
13歳の中学2年生。ワタルの情報網によると1996年7月6日生まれのA型と本編中で唯一、生年月日が明らかにされている。プリズムスクールの入学審査にトップで合格した天才少女。関西弁で話し、一人称は「ウチ」。作中での登場は第1話からで花音よりも早かった。かつてプリズムスターの夢に破れた母親の期待を一身に背負わされていて、スクール入学当初はりずむを見下していたが、実力は未熟ながらも広場で友達と一体になり、心の底からダンスを楽しんでいるりずむの姿に感化され、りずむを仲間として認めた。少し短気で怒りっぽいが、根はさっぱりとした性格でりずむとの交流もあり、仲間を侮辱するものは許さない。またゲームやアニメとは違い、ボケる描写はほとんどなくりずむのツッコミ役をすることが多い。登場人物で唯一瞳の色は変更されていないがゲームやアニメに比べ、ショートヘアの先っぽが分かれている
藤堂 花音(とうどう かのん)
13歳の中学2年生。一人称は「私」。りずむ・セレナとのチーム「アスタリズム」の命名者。「asterism」は星群、或いは恒星を線で繋いで星座を作ることを意味し「3人が結束する」と言う願いを込めている。とても華麗な演技力の持ち主で、その実力はセレナも一目置いているが安定しすぎて個性がないと風来月華に指摘され、戸惑うもりずむとセレナのおかげで自分らしく踊ることに気付く。普段は友好的で気のいい少女だが、怒ると怖く口調も乱暴になる。小学4年生の時に隣家へ引っ越して来たワタルの影響でダンスを始めたが、兄の響からは「お前の性格はプロには向いていない」とスクール入学を反対されていた。チーム内では、未熟なりずむを明るく励まし、短気なセレナをなだめる仲裁役を務めており、ゲームやアニメのように二人にツッコミを入れる描写はほとんどなく代わりにセレナがツッコミをやっている。ワタルに対してほのかな恋心を抱いている節が見受けられる。登場人物で髪の色が毎回変わり、瞳の色も一度だけ緑から黄色に変わったことがある
Callings
藤堂 響(とうどう ヒビキ)
認定会の対戦相手
キューティー
クラシカル
風来月華(ふうらいげっか)
実力はゴールドランク相当と評されながらも、メンバーの3人とも相手を見下したり、自信過剰だったりなど性格に問題が有り、長い間シルバーランクに留まっているチーム。シルバーランク公式大会を前に3人それぞれがりずむ・花音・セレナに夜襲を仕掛け、圧倒的な実力差を見せ付けるもオーロラライジングを見せたアスタリズムに敗北しリベンジを約束した。りずむの潜在能力に興味を持ち、猫フードを被り、八重歯を出し、語尾に「にゃ」をつけるのがミケ(ただし、本名ではなく本編では最後まで明かされなかった)セレナを強敵と予感し、ボーイッシュな格好で冷静かつメンバーのまとめ役をするのが風見飛鳥、花音に目をつけ、お団子頭と清楚な和風の外見とは裏腹に高飛車で3人の中でもっともアスタリズムを見下している女性が花山院桜都。
その他の人物
セレナの母
天宮 そなた(あまみや そなた)
伝説のプリズムスターと呼ばれているが、既に故人となっている(死因は本編では明らかにされなかったが、本編連載終了後の2012年7月に発売された『夏の大増刊号りぼんスペシャルスター』掲載の番外編にて、交通事故だったことが判明した)。りずむがスケートを始めたのはそなたの直伝であり、また生前は幼い娘をプリズムショーによく連れて行っていた。りずむが愛用しているスケート靴はそなたの形見。りずむは母がオーロラライジングを跳んだ瞬間を会場で目撃し、明確に記憶している。アニメと違って結婚の事実は対外的に公表されており、言及される場合は一貫して「天宮」姓である。またりずむに対しても母親としての愛情を持って接しており、少々親バカな部分もある。
用語
プリズムダンススケート
プリズムスター
プリズムスクール
単行本
- 朝吹まり、『プリティーリズム』 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉、全5巻