ヘヴン (遠藤淑子の漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『ヘヴン』は、遠藤淑子による日本の漫画。1998年から1999年にかけて『MELODY』(白泉社)に掲載された。全3話。同社の花とゆめコミックスより単行本化されている。
その後、前日譚にあたる『ヘヴン2』が同じく『MELODY』に2000年から2001年にかけて掲載された。全5話。こちらも花とゆめコミックスにて単行本化されている。
白泉社文庫からは2作品をまとめて『ヘヴン』のタイトルで出版されている(全1巻)。
本項ではこの2作品を併せて扱う。
ヘヴン
あらすじ
二十数年前の「戦争」によって荒廃した世界。陸軍を辞めて求職中のマットは、偶然から人型ロボット・ルークのオーナーとなる。2人は巻き込まれた事件を通じて、人間性の喪失を目の当たりにする一方、荒廃した世界における希望を見つけることとなる。
主な登場人物
マット・デイリー
ルーク
実は軍が暗殺用に作ったロボットであり、開発の経緯が『ヘヴン2』にて描かれた。
ホリー
クリス・ディヴィス
実は「完璧な人間を作り出す」という目的で遺伝子操作で生まれた人間の第1号だが、能力的には特筆すべき点はなかった。その後遺伝子操作で生まれた人間の多くが精神的に問題を抱えており破壊衝動に突き動かされる者も少なくないため、自分もそうなるのではないかと危惧している。
ヘヴン2
あらすじ
「戦争」が起こる数十年前。ジョナサンは大学の寮でデイビーという少年と同室となる。ロボット工学者になるのが夢のデイビーは、成績こそ芳しくなかったものの、優しい性格で皆から慕われており、またジョナサンもデイビーに救われた。だが、そのデイビーはテロ組織に誘拐され帰らぬ人となってしまう。
やがてジョナサンはデイビーの夢を継ぎロボット工学者となり、軍から暗殺用ロボット製作の依頼を受ける。ちょうどその折、デイビーがテロ組織に狙われたのは自分にも遠因があることを知る。復讐のため作られたその暗殺用ロボットこそルークであった。
主な登場人物
ジョナサン・ルー
デイビー・トレヴァー
遺伝子は保存されており、クリス・ディヴィスの遺伝子の母体となった。
アシュレイ・ロビンソン
レベッカ・デイリー
結婚後の姓がデイリーであること、夫の名前であるマシューの愛称も「マット」であることから、マットとの血縁関係があることが示唆されるが、詳細は不明。
リサ
マシュー・デイリー
エド・ノール
ディヴィス
キャシー・シンガー
フィル・ケリー
ルーク
金物屋のルークくん
コミックスおよび文庫版のおまけ漫画。ルークの金物屋でのアルバイトの様子などを描く。
本編がほぼ一貫してシリアスな雰囲気であるのに対して、こちらはルークがロボットであることをネタとした4コマ形式のコメディになっている。
書誌情報
- 遠藤淑子 『ヘヴン』 白泉社 花とゆめコミックス、2000年1月10日初版発行、ISBN 4-592-17752-5
- 遠藤淑子 『ヘヴン2』 白泉社 花とゆめコミックス、2001年9月10日初版発行、ISBN 4-592-17226-4
- 遠藤淑子 『ヘヴン』 白泉社 白泉社文庫、2010年1月20日初版発行、ISBN 978-4-592-88798-0
備考
- 2002年星雲賞コミック部門参考候補作。
- 白泉社文庫版の発売に際しては、「エンコミ!2010」と題して、『なごみクラブ』(竹書房)および『今月のわんこ生活』(大都社)との3社3冊同時発売のキャンペーンが行われた。
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