ホーンテッド!
以下はWikipediaより引用
要約
『ホーンテッド!』は、平坂読による日本のライトノベル。イラストは片瀬優が担当。MF文庫J(メディアファクトリー)から2004年9月から2005年8月まで刊行された。第0回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞を受賞。
あらすじ
自分が女であることを隠している点を除けば「普通の」高校生久遠悠紀は、ある日、幼馴染の白咲深春に告白される。なんとなく感付いていた悠紀はしかし返事を保留する。「待ってる」そう晴れやかに言いながら走り去った深春はトラックに撥ねられた。悲しみの中深春の遺体に縋り付き「好きだ」と絶叫する悠紀の前に現れたのは、3年前から突如として出現し始めたゴーストとなった深春だった。こうして、周りの人物を巻き込み、時に巻き込まれながら、人間とゴーストとの不思議な恋愛が始まってゆく。
登場人物
遠夜東高校関係
久遠 悠紀(くどう ゆうき)
二つ名は「墓穴掘り人形」。未至磨抗限流銃術の免許皆伝の使い手(のちに破門)。2年B組に所属している。
高校2年まで男として生きてきたが、夏休みが終わった初めのホームルームで女に戻る。理由は幼少の時の「悠紀って男の子みたいだね」と言う言葉に対し、「女と気付いてもらうまで男として生きる」という意地を張ってしまい男になったが戸籍まで書き換えられてしまい引くに引けなくなったため(しかし中学生ごろには自分がレズビアンと自覚していたため逆に好都合とさえ思っていた)。女に戻った理由はただなんとなく。
ポーカーフェイスだが(エロいことを考えているときを除く)、心の中では激動が渦巻いている。最近は「人生とは」「人間とは」「生きる意味とは」など青臭いことを考える事が多い。
未至磨 ツネヨ(みしま つねよ)
二つ名は「ブーメランばばあ」(悠紀が住む地方都市伝説の妖怪から)。年齢は90歳以上だが腰は曲がっておらず、デザートイーグルの二丁拳銃を苦もなく打ちまくる超人である。
「未至磨抗限流」なる護身術の師範であり、悠紀、深春、くおんの師匠と言う事になる。また、裏社会では伝説の傭兵「最後の最後でぶち壊し(デウス・エクス・マキナ)」としても知られている。
筆者のブログで「戦闘力は百億万パワーくらいある」「魔法とか使っても多分勝てない」と公言されており、現時点での平坂作品の中では最強(「『みみっく!』の宇宙人の超兵器の攻撃を受けたら流石に死ぬ」らしい)である。また、以前筆者のHPで「正体は過去の世界に飛ばされた久藤くおん」と冗談めかして書かれていた事がある(真偽は不明。なおこの発言は現在は削除されている)。
世界観
本書の舞台は地球の日本だが、現実世界とは少し違うパラレルワールドになっている。主な相違点は次の通り。
死んだ人間が1割の確率でゴーストになる。しかしこれはあくまで統計的な観点から見た結果である。
自殺教など、世界各地でゴーストになる事を目的とした過激派宗教団体が存在する。
既刊一覧
- 平坂読(著) / 片瀬優(イラスト)、メディアファクトリー〈MF文庫J〉、全4巻
- 『ホーンテッド!』2004年9月30日初版発行(9月25日発売)、ISBN 4-8401-1148-0
- 『ホーンテッド! 2 コトコトクライシス』2004年12月31日初版発行(12月25日発売)、ISBN 4-8401-1197-9
- 『ホーンテッド! 3 ラッシュ・アンド・ラッシュ』2005年3月31日初版発行(3月25日発売)、ISBN 4-8401-1239-8
- 『ホーンテッド! 4 エンドレスラビリンス』2005年8月31日初版発行(8月25日発売)、ISBN 4-8401-1409-9