ボクの初体験
ジャンル:ロマンティック・コメディ,ギャグ,トランスセクシュアル,
題材:人格の入れ替わり,
以下はWikipediaより引用
要約
『ボクの初体験』(ボクのしょたいけん)は弓月光による日本の漫画。集英社『週刊マーガレット』1975年39号〜1976年14号に連載されたドタバタラブコメディー。
概要
高校生の宮田英太郎は、そこそこモテるわりにあまりにも純情であるため、すぐフラれてしまう。20人の女の子にふられた事を冴木みちる率いる美女連盟にからかわれたことで絶望し自殺を図るが、妻・人浦春奈を脳腫瘍で亡くした人浦狂児が仮死状態の英太郎を発見し、彼の脳を春奈に移植してしまう。
春奈として生き返った英太郎は、生来の純情さより自分の裸を見られず着替えも満足にできない状態であったが、自分(英太郎)を「自殺」に追いやった美女連盟の態度に怒り、春奈の姿を利用して女の子達への復讐を誓う。"英太郎の春奈"は、星辰学院へ編入しみちると同じクラスに入るが、さんざん自分をいじめたみちるが自分を好きだったことがわかり、人浦博士も英太郎を元の身体に戻すことを決意する。手術当日、春奈とみちるが人浦邸に向かう途中、道路に飛び出した春奈の身代わりとなりみちるが交通事故に遭ってしまう。人浦博士はみちるを助けるため、彼女の脳を英太郎の身体に移植する。
かくして、"英太郎の春奈"と"みちるの英太郎"の物語は始まる。
主な登場人物
宮田英太郎(みやた えいたろう)
主人公。星辰学院2年Aクラス所属。極めて純情、端正な容姿でそれなりにモテるが、面食いで惚れっぽいのが玉に瑕。男女交際となると「自分の人生設計」と重い話を強要するため相手は引いてしまい、結果として20人の女子にフラれる。みちるたち美女連盟に散々いじめられたあげく、人生に絶望し崖から身を投げるが、人浦博士により脳腫瘍で死亡した妻・春奈の体に脳を移植され、元の体に戻るまで女性として生活する羽目になる。
度を越した純情さから「自分(春奈)の裸もまともに見られない」から「(移植前に既に妊娠していた)子供を産む」など男性としての未体験ゾーンを進んで行き、女性ホルモンが脳に回ったことによる「脳の女性化」と言う危機にもさらされる。
冴木みちる(さえき みちる)
本作のヒロインであり、英太郎のクラスメイトで最初のガールフレンド。明るいが短気で少々傲慢な性格。英太郎とは、高校に入学して間もない頃、彼がみちるの落とした定期を家に届けたことがきっかけで付き合うようになるが、英太郎の破壊的な純情ぶりによって初デートがめちゃくちゃにされ、彼をこっぴどくフってしまう。傷心にあったみちるの目の前で別の女子生徒からラブレターをもらい、浮かれる英太郎を見て激怒、美女連盟を作り英太郎をいじめ抜くが、それは英太郎への好意の裏返しであった。紆余曲折を経て彼女も「英太郎の体」に脳を移植され、男性として生活することとなる(事故によって計2回)。学院に復帰した際には女子目線での「カッコイイ男子」を演じたりもしたが、彼女も純情振りでは相当なものでトイレで用を足す際に「ナニに触れることもできない」ありさまで英太郎(の脳を移植された春奈)に介助してもらうという本末転倒なことになっていた。
人浦春奈(ひとうら はるな)
人浦狂児(ひとうら きょうじ)
湯川央司(ゆかわ おうじ)
エピソード
- 英太郎とみちる及び人浦博士と春奈は、その後の弓月作品「手術しちゃうから!」に登場する。英太郎とみちるは結婚し、人浦博士は春奈を生き返らせる研究をしている。
- 2023年に著者が、連載開始してから月経のネタを入れ忘れていたので妊娠していたという設定を後付けしたことを公表した。
テレビドラマ
参考文献
- 『悪徳なんか怖くない』 - SF作家ロバート・A・ハインラインによる長編SF小説。脳移植手術による性転換を扱い、本作の直接のモチーフとなっている。