ボクらは魔法少年
漫画
作者:福島鉄平,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊ヤングジャンプ,となりのヤングジャンプ,ウルトラジャンプ,
レーベル:ヤングジャンプ・コミックス,
発表期間:週刊ヤングジャンプ:2018年3月1日 - 2019年3月7日となりのヤングジャンプ:2018年3月8日 - 2021年8月19日ウルトラジャンプ:2019年9月19日 - 2021年8月19日,
巻数:全7巻,
話数:全42話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ボクらは魔法少年』(ボクらはまほうしょうねん)は、福島鉄平による日本の漫画。ヒーローに憧れる少年がひょんなことから魔法少女になって嫌々ながらも人助けをする作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2018年13号から2019年14号まで1か月に1回のペースで連載された後、2019年4月からWEB連載『となりのヤングジャンプ』(同社)へと完全移行し、さらに『ウルトラジャンプ』2019年10月号(9月19日発売)から2021年9月号まで並行連載された。
福島は、短編集『アマリリス』収録の作品でも女装男子を扱っているが、前の連載作品である『サムライうさぎ』との題材の違いに戸惑う声と共に称賛の声がSNSなどで挙がっている。『となりのヤングジャンプ』に第1話が無料公開された際には、Twitterで本作のタイトル名がトレンド入りした。
次にくるマンガ大賞 2019で第18位を獲得した。
あらすじ
闇雲市に住む主人公・小田桐カイトは、「強くてカッコいいヒーロー」に憧れる小学5年生の男の子。
ある日、隣のクラスに転校してきた謎の少年・海原マコトから「この町の平和を守る正義の味方にならないか」と誘われたカイトは快く承諾し、手渡されたブレスレットで変身するが、その姿はフリルのついたスカートに頭に大きなリボンとまるで魔法少女を思わせるかのような「魔法少年」というものだった。カイトはときめきピンク、マコトはさざめきブルーとなって人助けを開始する。
当初は辞めたいがために嫌々ながら役目をこなしていたカイトであったが、徐々に魔法少年としての考え方を改め、魔法少年を続けていくことを決意する。
登場人物
主要魔法少年
小田桐カイト(おだぎり カイト)/ときめきピンク
11歳。闇雲(やみくも)市担当。マークはハート、力の源は「自信と誇り」。魔法名「ときめき♥ピンク」。
本作品の主人公。3度のメシよりカッコイイことが大好きな小学生男子「やんちゃで元気なガキ大将」。
「強くてカッコいいヒーロー」に憧れており、上級生相手でも真っ向からケンカするほどの腕っ節を持つ。父親と2人暮らし。
隣のクラスに転校してきたマコトから「街の平和を守る正義の味方になってみない?」と誘われ「魔法少年ときめき♥ピンク」となった。
当初はその容姿からただ辞めたいだけに魔法少年としての任務をこなしていたが、不良達に絡まれた際に水面に映った変身した自分の姿を見て可愛いことに気づいたことから考えを改め、魔法少年を続けていくこととなる。
魔法少年としての能力は現状でトップクラス。
自らの可愛さを再確認・自覚することで「自信と誇り」を高め、ララ・オトメチックへの二段変身が可能。
ときめきピンク(マジカルネーム)の意味は「古より伝えられし秘めたる力」。
海原マコト(かいばら マコト)/さざめきブルー
11歳。闇雲(やみくも)市担当。マークはダイヤ、力の源は「自信と誇り」。魔法名「さざめき♢ブルー」。
闇雲市の治安を守るために転校してきた少年(カイトの隣のクラス)。冷静沈着だが、やや人見知り。運動は苦手。
闇雲小学校へ通うためにマンションで一人暮らしをしている。親は仕事の都合で移り住めなかったため、親への顔見せで月に何度かお迎えのリムジンで実家まで帰っている。
カイトを魔法少年にふさわしい人物と見て彼をスカウトした。常に魔法少年としての自身が可愛いことを自覚しているが、素質の問題で魔法少年としての力は現状かなり低く、本人曰く「力は弱く、飛ぶのも遅い、ビームも並の威力で特殊能力もない」。
ララ・オトメチックの状態では、単純なパワーアップだけではなく、仲間を抱きしめることで傷を癒やし回復させる能力がある。
日比野アキト(ひびの アキト)/オラつきパープル
日比野ハルト(ひびの ハルト)/きらめきイエロー
その他の魔法少年
その他の人物
モモ
設定・用語
魔法少年
魔法少年の活動によって人々から送られた感謝の気持ち「光の結晶」は魔法世界の力の源となっており、世界中の市町村に担当の魔法少年を配置し活躍してもらうことで結晶を回収している。
「へんしんリング」を腕に装着し、リングの赤いボタンを押すことで変身する。このリングはパートナーの魔法少年に呼び出しを受けてから3分経つと勝手に変身してしまう。基本的には、一度魔法少年になると魔法世界に功績が認められない限り自由の身にはなれない。例外として、装着者が本当に魔法少年を辞めたいと思った時はへんしんリングが自然に消えてなくなり魔法少年ではなくなる。
それぞれにトレードマーク(マジカルネームの中央に入るマーク)があり、ステッキ先端の形はそのマークのものになる。
「街でたまに見かけるへんな正義の味方」程度の認識、もしくは印象すらないのが一般的。
魔法名(マジカルネーム)
マジカルネームには意味があり、「ときめき♥ピンク」の場合は「古より伝えられし秘めたる力」という意味。他の魔法少年のマジカルネームの意味は不明。
オトメチック
嫌々ながら任務をこなしていたり、力の源となるものが弱まると十分な力を発揮することはできない。また、自分の心に嘘をついていると普段とは違う歪んだ形(マコト曰く「ダメスーツ」)になってしまい、その度合によって力が弱まっていき、最終的には(可愛いコスチュームに変身はするが)魔法少年としての力は全く使えなくなってしまう。
若干違ったパワーダウンとして「力の源」が弱まるにつれて衣装が縮まり、弱体化してしまう。
逆に、装着者の「力の源」となるものが強く発揮されると大幅にパワーアップし、見た目が変化する(現状ではピンク・パープル・イエローのパワーアップが登場済)。
ダメージを受けると能力が下がってしまうが、力の源を得ることで修復される。
「汝 真の姿を知らるる事なかれ さすれば戦の衣に悪しき影落ちん」と「古の書」に記されているので、一般人に正体がバレるとオトメチックに何か悪いことが起こるとのこと。
ララ・オトメチック
魔力の消費が激しいため活動可能時間に限界がある。オトメチックよりもさらに肌の露出が多く、ときめき♥ピンク曰く「水着みたいだから恥ずかしい」とのこと。
特殊能力
マジカルメイク
オトメチックによって施されるメイク。外見は一緒なのに同一人物と認識させない魔法のフィルター。
使用者の心にある危機感が薄くなると機能が弱まる。
マジカルボイス
マジカルメイク同様に個人を特定させない声へと変質する。
例えば変身前の名前を呼んでもその部分だけが認識できないようになる。
使用者の心にある危機感が薄くなると機能が弱まる。
力の源
「オトメチックにも色々ある」(パープル談)。
ピンク・ブルー・イエローは「自信と誇り」、パープルは「他人の賞賛」が力の源。
魔法少年の能力に直結しており、力の源の度合いによってパワーダウンしたり変身できなくなったりする。
また、力が十分に得られるとパワーアップした形態へ二段変身することが可能になる。
光の結晶
魔法世界の力の源であり、なくてはならないもので、作物を育てたり、病気を治したり、夜に明かりを灯すなど様々な使い道がある。
たくさん集めることで魔法の国から褒められたりご褒美がもらえると言われているが詳しいことはヒミツ
魔法の国のアイテム
へんしんリング
装着者の心に反応して最も合ったスーツ(オトメチック)を作ってくれる。一度装着すると自分で外すことはできないが、装着者が本当に魔法少年を辞めたいと思った時はリングは自然に消えてなくなる。
古の戦士の書
香水
双子座(ジェミニ)のマンドラゴラ
魔法の国の招待状
オトメフージ
魔法のポーチ
魔法の縄
ニンニンドースウィッチ
ケモノチック
魔法少年になりたいという熱意、それがいつしか焦りと恐怖に変わり、力の源を全て失った時「ケモノ」へと転じ、魔物のような闇の衣「ケモノチック」をまとうこととなる。
通称ケモノ化。
「オトメチック」とは若干用法が違い、スーツから形態・存在そのものまでを一括で指す。魔法少年への未練によって憎しみやねたみのカタマリのようなものになってしまい、魔法少年を傷つけたりするようになる。魔法少年になんの未練も無くなると「へんしんリング」が消えてただの少年に戻る。力を取り戻し魔法少年に返り咲く者もいる。
魔法少年への憎しみよりも未練の方が強く魔法少年に戻りたがっている場合はツノが小さくなり未練よりも憎しみが強くなるほどツノが大きくなる(らしい)。
結晶八傑(クリスタル・エイト)
集めた光の結晶が多かった魔法少年が選ばれるらしい(パープル談)が、詳細は不明。
登場舞台
闇雲市(やみくもし)
煉獄市(れんごくし)
鬼哭市(おになきし)
獅子切市(ししきりし)
トキメキア王国
書誌情報
- 福島鉄平 『ボクらは魔法少年』 集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、全7巻
- 2018年9月19日発売、ISBN 978-4-08-891110-6
- 2019年3月19日発売、ISBN 978-4-08-891224-0
- 2019年9月19日発売、ISBN 978-4-08-891370-4
- 2020年3月19日発売、ISBN 978-4-08-891563-0
- 2020年10月16日発売、ISBN 978-4-08-891695-8
- 2021年4月19日発売、ISBN 978-4-08-891883-9
- 2021年10月19日発売、ISBN 978-4-08-892119-8