ポケモンレンジャー
以下はWikipediaより引用
要約
『ポケモンレンジャー』は、株式会社ポケモンから発売された任天堂の携帯型ゲーム機向けコンピュータゲームのシリーズ。
ポケモンレンジャー
『ポケモンレンジャー』は、2006年3月23日にポケモンから発売されたニンテンドーDS用アクションアドベンチャー(アクションRPG)。シリーズ1作目である。ポケモンだいすきクラブにて、シナリオ・日下秀憲、漫画・山本サトシによって『ポケモンレンジャー the Comic』の題名でWEBコミックが連載されていた。
ゲームシステム
キャプチャ
レンジャーがスタイラーを使って野生ポケモンと気持ちを通わせる行為をキャプチャという。キャプチャしたポケモンは仲間のポケモンとなって、一度だけ力を借りることができる。
キャプチャはタッチペンで操作し、ポケモンを規定回数以上囲んでタッチペンを離すことでキャプチャすることができる。ただし、ポケモンがキャプチャ・ラインに接触したり、攻撃に当たるとラインが切られてしまい失敗したことになり、もう一度最初から囲みなおすことになる。さらに、攻撃に当たるとスタイラーのエネルギーが減ってしまい、0になってしまうとスタイラーが壊れてしまいそれ以上キャプチャすることができなくなる(いわゆるゲームオーバー)。囲んでいる途中でタッチペンを離しても失敗したことになるが、逃げることができる。
キャプチャする際にはポケモンの力を借りることができる(ポケアシスト)。ポケアシストにはパートナーポケモンの「ほうでん」にキャプチャで仲間にしたポケモンが持っているものを加えた15種類あり、スタイラーをパワーアップしたり、ポケモンが持っている技で直接足止めさせるといった効果がある。アシストにも相性があり、相性がよければ長時間足止めさせることができるなど効果が大きくなる。ポケアシストの相性については他のシリーズ作品とほとんど同じ(パートナーポケモンが使う「ほうでん」はでんきタイプのわざに準拠)だが、「でんき」や「かくとう」など一部のポケアシストについてはそれ以外の作品と異なるものとなっている。なお、ポケアシストで借りたポケモンはパートナーポケモンを除き、レンジャーのルールに従いリリースされる。
ターゲットクリア
フィオレ地方には障害物となるもの(ターゲット)が数多くある。これらのターゲットをキャプチャで仲間になったポケモンの力を使って対処することをターゲットクリアといい、対処するときに使う技のことをフィールドわざという。フィールドわざには「燃やす」、「切る」など9種類あり、それを利用することで障害物を除去したり、物を動かすことができる。なお、ターゲットクリアで使ったポケモンはレンジャーのルールに従いリリースされることになる。
通信機能
本作はポケットモンスターシリーズの特徴である通信機能が付いていないため、他のポケットモンスターシリーズとの連動はおろか、『ポケモンレンジャー』同士でも通信することができない。しかし、『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』特別前売券の特典によって特別なデータを受信すると、極秘ミッション(Wミッション)を遊ぶことができ、それをクリアすることによってマナフィを『ダイヤモンド・パール』に送ることができる。『ダイヤモンド・パール』へ通信する際には「レンジャーネット」を使うが、日本版において通常のプレイではこのモードを出すことはできない。
日本国外版においては、レンジャーネットおよび特別ミッションは隠しコマンドとパスワードによってプレイヤーの手で出現させることができる。
登場人物
レンジャーユニオン
主人公
名前は自由に決めることができる。デフォルトの名前は男の子ならカヅキ、女の子ならヒナタ。
カヅキ / ヒナタ
シンバラ
『バトナージ』ではササコとラモの少年時代の親友、『光の軌跡』ではブッカーの弟であることが判明している。
アリア
イマチ
『バトナージ』ではレンジャーユニオンの広報担当として、『光の軌跡』では「ユニオン号」の操縦士として登場している。
ポンプ
ラスカ
リンキ
ケイト
クレス
フウチ
ハヤテ
カムリ
ジョウ
エリダ
ゴーゴー団
ラゴウ
ヤライ
ユウキ
ヨウジ
ミライ
世界観
本作はフィオレ地方が舞台となっている。この地方の人々はポケモンと自然をとても大切にしているという特色がある。そのため、レンジャーは活躍しているが、ポケモントレーナーはこの地方にはほとんどいない。
用語
レンジャーユニオン
ポケモンレンジャー バトナージ
『ポケモンレンジャー バトナージ』は、2008年3月20日にポケモンから発売されたニンテンドーDS用アクションアドベンチャー(アクションRPG)。ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応している。シリーズ2作目である。ポケモンだいすきクラブにて、シナリオ・日下秀憲、漫画・山本サトシによって「ポケモンレンジャー バトナージ the Comic」の題名でWEBコミックが連載されていた。
ゲームシステム(バトナージ)
アルミア地方が冒険の舞台。基本的なシステムは前作と同じである。「レンジャースクール」(ポケモンレンジャーの養成スクール)に通うところから始まる。レンジャースクールを卒業すると正式なポケモンレンジャーとなれる。今回はパートナーポケモン(17種類)を選ぶことができ、複数匹をパートナーにすることもできる。
前作と違い、ポケモンを一筆で囲み続ける必要はなく、一度ペンを離してもしばらくは「きもちゲージ」が継続し、それまでは続きで囲み続けられる。一筆で囲み続ける、ノーダメージでキャプチャーする等のテクニックを行えば、経験値にボーナスが加算され、ポケモンごとの評価も行われるようになった。キャプチャーしたポケモンの行動範囲の制約もなくなり、始めからアルミア地方の全ての区域で、どのポケモンも連れて歩けるようになった(水中の例外あり)。「ミッション」以外にも町の人々からの「クエスト」を受ける事によって、キャプチャースタイラーの強化も可能になった。
ニンテンドーWi-Fiコネクションや店頭で受け取ることができる、スペシャルミッションが期間限定で配布されていた。2008年6月15日までは「マナフィのタマゴを保護せよ!」、「連れ去られたリオルを救え!」、「みんなのタワーを解放せよ!」が配信されていた。ミッションをクリアすると、ダイヤモンド・パールにそれぞれ、マナフィのタマゴ、「はどうだん」を覚えたリオル、ダークライを連れて行くことが出来る。
登場人物(バトナージ)
「声」はWebコミックで連載されていた『ポケモンレンジャー バトナージ the Comic』での担当声優。
レンジャーユニオン
主人公
本作の主人公。フィオレ地方からチコレ村に引っ越してきた。ポケモンレンジャーを目指し、レンジャースクールに入学。卒業後はめきめきと才能を発揮し、トップレンジャーにまで登り詰める。父親と母親と妹がいる。
主人公の名前はプレイヤーが自由に決める事が可能。何も入力せずに終了したときには、男の子ならハジメ、女の子ならヒトミ。
ハジメ
『バトナージ』の男の子主人公。Webコミック版でのパートナーはパチリス。
ヒトミ
『バトナージ』の女の子主人公。Webコミック版でのパートナーはムックル。
ハジメ
ヒトミ
ダズル
バロウ
クラム
エレナ
ラクア
セブン
ハーブ
ササコ
リズミ
バトナとナージ
ワンダ
レンジャースクール
ラモ
アンリ
イオリ
ポンテ
ヤミヤミ団
ケイノ
デゼル
アイス
ミラカド
スペシャルミッションの一つ「みんなのタワーを解放せよ!」では「ありえないマシン」の活動再開を目論み、ヤミヤミ団の残党達と共にアンヘルタワーを占領する。
ホイラ
ブラック・ホール / ホワイト・ホール
サングラスを掛け、黒スーツを身に纏う暴力団組長のような容姿をしているが、性格は至って紳士的で社員や一般市民からの信頼も厚い。その正体は市民を悩ませてきたヤミヤミ団のボス。
少年時代に父で2代目社長・アプライト・ホールが闇の結晶の研究のために家庭を疎かにするようになり、父親に対して多大な不信感を抱いてしまう。そのような精神状態でアプライトから闇の結晶を見せられ闇の力に翻弄される。やがてアプライトを社長の座から蹴り落とし若くしてその座に就いた後、ヤミヤミ団を結成。念願の闇の結晶を手に入れありえないマシンを開発し、レンジャー達の前に立ちはだかるがレンジャーに追い詰められ、ありえないマシンの出力を禁断の「レベル・ダーク」にまで上げてしまったことで制御不能に陥り、部下のホイラと共に闇に引きずり込まれてしまうがダークライをキャプチャした主人公に救出され、シンバラから自分が長年見せられていた悪夢から目覚めたことや自分の本名が「ホワイト・ホール」であることなどを聞かされて改心する。後に罪を償うため大人しく連行されていった。使用するポケモンはヨノワール。
その他の人物
オイル
「オイル」という名前は、バロウが「このオイル臭い男」と呼んでいた際、エレナが「せめてオイルにしましょうよ」と言ったことから付けられた愛称であり、本名は不明。
ロッコ
イマチチ
ビッグママ
リトルパパ
木彫りじいさん
ハシモトさん
アプライト・ホール
ドリーム・ホール
用語(バトナージ)
キャプチャ・スタイラー
スクール・スタイラー
ファイン・スタイラー
パワーチャージ
バトナージ・スタイラー
アンヘル・コーポレーション
ドカリモ
モバリモ
ありえないマシン
世界観(バトナージ)
本作はアルミア地方が舞台となっている。海運が発達しており、独自の進化を遂げた町や建造物が多い。
ポケモンレンジャー 光の軌跡
『ポケモンレンジャー 光の軌跡』(ポケモンレンジャー ひかりのきせき)は、2010年3月6日にポケモンから発売されたニンテンドーDS用アクションアドベンチャー(アクションRPG)。ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応している。シリーズ3作目である。
ゲームシステム(光の軌跡)
- キャプチャは前作どおりのゲージ制。
- ポケアシストが大幅に変更、前作はポケモンがディスクに力を与えるというものだったが今作ではポケモンをタッチペンで配置し、その位置でポケモンが技を繰り出す。時間が経てば何回でも使えるが、相手にしているポケモンの攻撃を受けてしまうとその場で逃げる(リリース)してしまう。
- 空中でキャプチャも可能。ただしポケアシスト変更に伴い、空中ではポケアシストが使えない。
- レンジャーポイントとシステムが追加された。これはミッションやクエストをクリアする度に増えていくポイントでそれらを振り分けることによってスタイラーを強化できる。
- 最初から七匹連れて歩けるようになった。
- レンジャーサインの追加。これはあるサインをスタイラーを使って描くことでポケモンを呼び出せるというもの。一般的なポケモンから果ては伝説のポケモンまで呼び出すことが可能。
- また、パワーチャージをする事でそのポケモンを強化させることも出来る。
登場人物(光の軌跡)
レンジャーユニオン
主人公
前作同様、主人公の名前を自由に決める事が可能。何も入力せずに終了したときには、男の子ならナツヤ、女の子ならミナミ。
ナツヤ / ミナミ
ブッカー
タルガ
レイラ
パネマ
ポケモンナッパーズ
ポケモンを攫う謎の組織。「ダダフライ」というUFOのような乗り物に乗り、「操りのコテ」と呼ばれる籠手から発するビームでポケモンを乱獲したり、操ったりする。このダダフライはエネルギー弾やビームを発射するなどの攻撃性能もある。元はバラバラの組織だったが、リーダーが現れてから纏まりが見られる。実は彼らは何者かに雇われている(後述参照)。
レッドアイ
ブルーアイ
パープルアイ
雇い主であるエドワードが敗北した直後、サーナイトのテレポートを使って現れ、他の3人同様に鎧を奪う。そして全てのパーツを身に付け、彼の操っていたミュウツーまでも奪い、一時タルガとエドワードを消した。そして、彼の操るポケモンが本作のラストボスとなる。その他にガブリアス、メタグロスと言った強力なポケモンを嗾ける。
エクストラミッションでは事件後レンジャーユニオンでの取り調べの末に釈放されるも全く懲りておらず、空中要塞に現れたアルセウスを利用し再び悪事を目論もうとするも逆に怒らせてしまい、アルセウスがキャプチャされた後、本当に心を入れ替え改心するまでの間アルセウスの棲む異世界へと連れ去られてしまった。
ティーパーティー
4人の老人による世界的な泥棒チーム。ナッパーズを雇い、不老不死と世界を手に入れようと画策する。
エドワード
正体を明かした後はヨロイカブトの肩部分と兜を装着し、ミュウツーを操る。しかし、他の鎧パーツを奪ったパープルアイ、そして彼が操ったミュウツーによってどこかの世界へと飛ばされる。
アックス
マジック
ドレス
その他の人物
ヘリオ
タンザとキーア
ネイ
おばば
エウロン
ハジメ
世界観(光の軌跡)
本作はオブリビア地方が舞台となっている。海に点在する島々で構成された地方。古代の遺跡が多く、忘れられたパラダイスとも呼ばれている。
用語(光の奇跡)
時渡りの石碑
虹の聖杯
アニメ
アニメ「ポケモンレンジャー 光の軌跡」
2010年2月28日、3月7日(テレビ東京系の場合)に『ポケモン☆サンデー』内で放送。また、『ポケモン☆サンデー』の公式サイトにて、3月20日までの間、動画の無料配信が行われた。『テレビアニメ第1シリーズ』から『めざせポケモンマスター』までのテレビシリーズの関連作品の一つでもある。
キャスト(光の軌跡)
- ナツヤ - 羽染達也
- シンバラ教授 - 中田譲治
- レッドアイ - 小野大輔
- ナッパーズ - 古島清孝
- ナッパーズ - 西墻由香
- ウクレレピチュー - 真堂圭
- ナレーション、ラティオス - 増谷康紀
スタッフ(光の軌跡)
- 原案 - クリーチャーズ
- アソシエイトプロデューサー - 吉川兆二
- アニメーションプロデューサー - 神田修吉
- プロデューサー - 盛武源、福永晋
- 監督 - 須藤典彦
- 総監督 - 湯山邦彦
- 脚本 - 冨岡淳広
- 絵コンテ・演出 - 小山賢
- 総作画監督・キャラクターデザイン - 山田俊也
- 作画監督 - 田島瑞穂
- 音響監督 - 三間雅文
- 音響制作 - HALF H・P STUDIO
- アニメーション制作 - OLM Team Kato
- 制作協力 - 株式会社ポケモン
- 制作 - ShoPro
アニメ本編への登場
『ポケモンレンジャー』のヒナタと『ポケモンレンジャー バトナージ』のハジメがそれぞれ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』第155話「ポケモンレンジャー登場!セレビィ救出作戦!!」、AG第171話「ポケモンレンジャー!デオキシス・クライシス!!」、『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』第71話「ポケモンレンジャー!波導のリオル!!」で登場している。ヒナタの声優は榎本温子、ハジメの声優は阪口大助。
また、『ポケモンレンジャー 光の軌跡』の主人公・ナツヤが『ダイヤモンド&パール』169話「ポケモンレンジャー! ヒードラン救出作戦!!」に登場した。ナツヤの声優は「光の軌跡」と同じ羽染達也。『アドバンスジェネレーション』の第五期OPでは映画のゲストキャラクターであるジャック・ウォーカーがヒナタと共演している。