ポンコツシリーズ
以下はWikipediaより引用
要約
『ポンコツシリーズ』は、石川英輔によるジュニア向けSF小説の三部作。
1977年から1979年にかけて、鶴書房より刊行された。その後、朝日ソノラマ・評論社・講談社と、三度にわたって再出版されている。ただし三度目に講談社から再刊行された時は、第一作「ポンコツタイムマシン騒動記」しか出版されなかった。
東京の下町に住むマッドサイエンティスト「先生」が、その発明(ガラクタで作ったので、見た目はまったくのポンコツ)で引き起こす騒動を、毎回それに巻き込まれる中学生「三郎」の目を通して描いている。
あらすじ
ポンコツタイムマシン騒動記
ポンコツロボット太平記
1978年、NHKの「少年ドラマシリーズ」で映像化された。ただし太平のデザインは、小説の挿し絵とはまったく異なっている。
ポンコツUFO同乗記
登場人物
三郎
全編を通じての主人公兼語り手。東京の下町にあるラーメン屋「楽珍軒」の一人息子。中学生だが極度の勉強嫌いで、成績も当然それ相応。知的好奇心が無いらしくひどい無知無学で、周囲をよく呆れさせる。しかし怠け者ではなく、家業の手伝いは熱心にやっている。将来は大学どころか高校にも行くつもりが無く、中学を卒業したら別のラーメン屋で修行を積んだ後、家業を継ぐ予定。勉強するのが嫌だからラーメン屋になるのではなく、ラーメン屋になりたいから不必要な勉強はしないという、いわば積極的に劣等生になっている少年である。だから成績が悪くてもまったく気にしない。「先生」の発明が起こす騒動によく巻き込まれるが、どこかそれを楽しんでいるような節もある。
太平
先生と運平が、スクラップから作り上げた作業用ロボット。ロボットと言っても人型ではなく、外見は四角柱に作業用のアームと歩くための足(イラストでは4面に3本ずつの12本)を取り付け、前後左右にテレビカメラとマイクとスピーカーを組み込んだようなもの。材料が材料なので見た目はガラクタにしか見えない。先生と運平によって出前用に楽珍軒に貸し出される。出前だけでなく、塾で数学の教師を務めたり(しかも優秀)、法律談義で警察官をやり込めたり、「ポンコツUFO同乗記」では異星人の言葉を翻訳するなど、見かけからは信じられないほどの高性能。しかし口と態度が悪く、たまにトラブルを起こす。仕事はちゃんとやるし、勝手な行動をすることも無いのだが……。