ポンチョ (漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『ポンチョ』(PONCHO)は、立沢克美による日本の漫画作品。高校野球を題材にした野球漫画である。
『週刊ヤングマガジン』(講談社)2012年6号から同年48号まで連載。
あらすじ
少年野球チームの強豪「武総シニア」でエースピッチャーとして全国制覇を果たした不破圭輔はバッティングセンターで豪快なスイング音を出していた大江慎弥と出会う。ひょんなことから1球勝負をすることになり、慎弥は怒りにまかせた圭輔の速球を軽々とはじき返す。京曜高校に通い始めてまもなく両者は再び出会い、今度は1打席勝負をすることとなる。直後、バッティングセンターでの1球勝負の場にいた遠野千春から野球部への入部をけしかけられ、6月に行われる近隣の強豪校との試合へと臨む。
登場人物
県立京曜高等学校
千葉県京曜町にある県立の高等学校。千春を含めた1年生の野球部員は同じクラスに配属されている。
野球部
県内最弱で放課後にグラウンドを使わせてもらえない。夜は千春の祖父のバッティングセンターで打撃練習を行う。25年前はまだ強いチームだった。
大江 慎弥(おおえ しんや) / ポンチョ
謎多き本編の主人公。
中堅手。右投右打。1年生。背番号8。1番打者。5月10日生まれ。
犬のような顔をしており鼻は犬そのものである。好物はフライドチキンやから揚げといった肉全般。髪は逆立っていて興奮すると動く。背が低く小柄だがバットをつかんだ人間を軽く振り回すほどのパワーの持ち主。打撃フォームはノンステップ打法でスイングを極力小さくとっており速球が得意。ヘッドスピードは速く打球の飛距離も長い。ただしバットコントロールは素人同然で変化球はほとんど打てない。足腰が強く体力もありランニング程度では息切れすらしない。箭内が樹立したホームラン月間123本更新を目標にバッティングセンター王を目指している。相手を見下した話し方をし、圭輔以外の人間とは会話しない。カシオ入部前はカーブの球筋を見ることも入れて捕手をやっていた。基本的な野球のルールを知らない。最終話でバッティングセンター王を目指しているのは優勝賞品がフライドチキン一年分だという事がわかる。
不破 圭輔(ふわ けいすけ)
投手。右投右打。1年生。背番号1。9番打者。
入学前に武総シニアで全国制覇を果たしたエース。投球フォームはオーバースロー。決め球はフォークで、ほかに、スライダー、カーブ、シンカー、ツーシームも投げる。
中学校2年生の時はエースピッチャーであり4番を打っていた。また、野球を教えるのが上手く、箭内の才能を開花させた。「日本リトルシニア野球全国大会」の予選の最中にオオツキ病院の医師から右肩腱板損傷の気があると診断され、安静にしなければ「2度と野球ができなくなる」と言い渡されていたが、チームメイトには告げず痛みを我慢しながら無理をして投げていた。武総高校の特待生枠に内定していたが土壇場で箭内に変更され、全国大会の決勝戦の開催日にそれを知る。決勝戦で打ち込まれ自らマウンドを降り、そのまま野球を辞めた。短気でムキになりやすくプライドが高い。
遠野 千春(とおの ちはる)
加藤 敦(かとう あつし)
西島 哲夫(にしじま てつお) / テツオ
田渕 太(たぶち ふとし) / ブチ
秋山 カシオ(あきやま カシオ)
土田 学(つちだ まなぶ)
徳井 晃二(とくい こうじ)
私立武総高等学校
京曜高校の隣町にある高等学校。野球部は1920年(大正9年)に創部され90年以上の歴史を誇る名門。春の選抜と夏の甲子園を合わせて23度出場している強豪。3年前に夏の甲子園で準優勝を果たした。部員も100人ほどと多く、設備も充実している。特待生の枠は1学年につき5人までとなっている。
1年生
箭内 聡(やない さとし)
金田 智雄(かねだ ともお)
富沢 賢治(とみざわ けんじ)
大杉 慎太郎(おおすぎ しんたろう)
遠藤 隼人(えんどう はやと)
用語解説
武総シニア(ぶそうシニア)
バッティングセンターバード
総京戦(そうけいせん)
単行本
- 立沢克美 『ポンチョ』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、全4巻
- 2012年4月6日発売 ISBN 978-4-06-382163-5
- 2012年7月6日発売 ISBN 978-4-06-382186-4
- 2012年9月6日発売 ISBN 978-4-06-382218-2
- 2012年12月6日発売 ISBN 978-4-06-382247-2