マイホームヒーロー
ジャンル:サスペンス,クライム・サスペンス,
漫画
原作・原案など:山川直輝,
作画:朝基まさし,
出版社:講談社,
掲載誌:週刊ヤングマガジン,
レーベル:ヤンマガKCスペシャル,
発表期間:2017年5月29日 -,
巻数:既刊22巻,
アニメ
監督:亀井隆,
シリーズ構成:喜安浩平,
キャラクターデザイン:野口征恒,
音楽:川井憲次,
アニメーション制作:手塚プロダクション,
製作:「マイホームヒーロー」製作委員会,
放送局:TOKYO MX,
話数:全12話,
ドラマ
音楽:堤博明,
制作:TBSスパークル,C&Iエンタテインメント,
製作:毎日放送,
放送局:毎日放送ほか,
話数:全10話,
映画:映画 マイホームヒーロー
監督:青山貴洋,
音楽:堤博明,
制作:TBSスパークル,C&Iエンタテインメント,
製作:映画「マイホームヒーロー」製作委員会,
以下はWikipediaより引用
要約
『マイホームヒーロー』は、山川直輝(原作)、朝基まさし(作画)による日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年26号より連載中。2023年12月時点で累計部数は370万部を突破している。
ごく平凡な中年サラリーマン鳥栖哲雄の一家が、莫大な遺産を相続する予定であることを聞きつけた半グレ組織に目を付けられ、犯罪に巻き込まれていくクライム・サスペンス。主人公の哲雄は、趣味の推理小説執筆で培った知識をフルに活かして半グレたちを撃退するストーリーを組み立てていく。
メディアミックスとして、2022年6月にテレビアニメ化が発表され、2023年4月から6月まで放送された(#テレビアニメ)。また、2023年10月から12月までテレビドラマが放送され(#テレビドラマ)、2024年3月には映画が公開予定(#映画)。
あらすじ
第一部
主人公 鳥栖哲雄は平凡なサラリーマン。推理小説オタクであり、趣味で推理小説を50本も書いてネットで公開しているほど、ミステリの殺人トリックや殺害方法を知り尽くしている。これまで妻と娘の3人で幸せな家庭を築いてきた。
ある日、一人暮らし中の大学生の娘 零花に久しぶりに会った際、顔に暴力の痕跡を見つける。娘のマンションで手がかりを探っていたところ、娘の彼氏・麻取延人が訪ねてくる。とっさにクローゼットに隠れて電話を盗み聞きしているうちに、妻の実家の財産を奪い取るために零花に近づいたこと、過去に二人の女性を殺害していることを知る。
さらには延人が「零花も殺す」と電話相手に喚きだしたことから、哲雄は娘を守るため、哲雄はこの男を殺すことを衝動的に決意、不意を突いて急襲し撲殺した。哲雄は、偶然部屋を訪ねてきた妻 歌仙と共に、推理小説で培った持ち前の知識で死体をバスルームで処理して証拠隠滅を図る。
しかし、撲殺した麻取延人は犯罪組織(半グレ)のメンバーで、かつ、組織上層部の凄腕の詐欺師 麻取義辰の息子であったことから、徹底した行方探しが始まる。半グレたちは哲雄を疑い、自宅を徹底マークするだけでなく盗聴器を仕掛け、さらには拉致して尋問を交えながら追い詰めていく。
歌仙と零花を守るため偽証を続ける哲雄に、半グレ実行部隊のリーダー格の青年 間島恭一は、「一週間以内に延人を発見できなければ殺す」と脅迫し連れ回す。哲雄は家族を守るため恭一を犯人に仕立てることを決意。歌仙の協力で延人の遺骨と証拠品を恭一の部屋に仕掛ける。恭一は組織に犯人として拘束され、哲雄は解放されるが、逃げ出した恭一は麻取義辰に真相を暴露する。
義辰は、零花のマンションに赴き、息子が殺されたと確信して逆上する。部屋で鉢合わせした哲雄と揉み合いになったあげく、義辰は自ら命を絶つ。哲雄は義辰の遺体を山中に埋め、事件を隠蔽して帰宅する(第6巻 第48話まで)。
第二部
事件から1か月後。台風で哲雄が義辰を埋めた山が土砂崩れを起こし、遺体が発見されたことで再び哲雄の苦悩が始まる。だが、哲雄の知らぬ間に鳥栖家は遺産受取人として零花を指名しており、半グレたちは零花をターゲットとして狙っていた。そんな中、4人の若い男たちが零花に接触するようになる。
そのうち、零花と同じキックボクシングジムに通っていた 金井憲広が「逃亡した恭一」と関係があったことが判明し、半グレたちに殺害される。恭一は組織を潰すべく、哲雄に半ば脅迫めいた共闘を持ちかけ、警察に自首して組織の情報を供述する。また、紫楽来 杉山と名乗る謎の占い師が零花の前に時折現れ、零花に対し将来起きる出来事を暗示する。
さらに、大学生に成りすました 石井信が、零花に金井の通夜に出ないかと新潟に誘う。しかし石井信は、半グレのメンバーであった。バイト仲間として零花に接触していた「哲雄の小説ファン」でもある高校生 小沢謙信の推理もあり、哲雄は零花を拘束していたと思われる場所を見つける。そこで石井信を始末していたのは、鳥栖家の裏側で活動しているヤクザとされている男であった。
ほどなく、事件の真相は旧知の刑事安元浩司に暴かれ始め、哲雄は自身の逮捕を予見、離婚届を準備するが、歌仙が置手紙を残して実家の村に帰ってしまう。哲雄は歌仙の実家がある群馬県に車を走らせながら、零花に歌仙との出会いや結婚の経緯、歌仙の実家がカルト教団であることを語る。
村に到着した哲雄は零花と引き離され 鳥栖洋二に軟禁される。脱走した哲雄は歌仙を探し当てるが、薬物で朦朧とした歌仙から、教祖の 鳥栖郷一郎が歌仙と零花を「オガミメ」にして子を産ませようとしていると聞き愕然とする。村に潜入した小沢謙信から、窪率いる半グレたちが村を襲うと聞いた哲雄に「郷一郎を殺し、村と半グレに潰し合いさせる」という計画が浮かぶ。
窪たちは郷一郎を誘拐し金を脅し取ろうと村へ侵入。歌仙の「オガミメ」就任の祭りの夜、哲雄は郷一郎の屋敷に侵入し郷一郎をスリングショットで殺害して歌仙を奪還。さらに郷一郎殺害を屋敷を襲った半グレの仕業に見せかける。半グレたちは洋二たち村人に討ち取られるが、一人生き残った窪は、高い戦闘力で村人を次々に殺害。村は壊滅状態となる。満身創痍の哲雄はこれを見て村に戻り、窪と直接対決する。哲雄はトラップを仕掛け、殺害寸前まで窪を追い込むが、窪が投げた日本刀が哲雄の胸に突き刺さる。村から徒歩で脱走していた零花は警察に通報。村にパトカーが到着するが、窪は「またな」とつぶやいて姿を消す。
3週間後、哲雄は病院で目を覚ます。歌仙と胡蝶の夫である与丞の証言で全ては半グレの仕業によるものとなり、哲雄は大量殺人鬼に立ち向かった英雄となっていた。哲雄は再び自首を考えるが、歌仙の家族を思う気持ちに心うたれ、いつか全てが明らかになるまで罪を隠し家族と暮らすと決める。零花は警察官になると宣言する(第二部終了 第150話まで)。
第三部
カルト教団が壊滅した大量殺戮事件から7年後。海外逃亡したと思われる窪の陰に怯えながらも、哲雄はおもちゃメーカーの課長に昇進。哲雄と歌仙の間には新たに男児 明が誕生し、歌仙は資格を取って明の通っている保育園にパート勤務していた。零花は大学を卒業し警察に採用され、交番勤務を経て刑事となっていた。
そんな中、哲雄は顧客に成り済ました男女に騙され、暴力団「間野会」の元メンバー殺害の疑いをかけられる。さらに元間野会員が立て続けに殺害され、刑事になった零花は逃亡中の 窪と 志野を疑う。
志野を名乗る人物によって自宅を放火された哲雄は、刑事の 戸島に囮になると持ち掛け犯人捜しを始める。零花は、恭一から「延人事件の真相」を聞き出しショックを受けるが、窪と志野を逮捕し、真犯人に引導を渡すと決意する。
窪に呼び出された哲雄は、「テロを防げば現在地のヒントを与える」と告げられる。警察と哲雄たちは、テロを防ぐべく「窪の残した暗号」に翻弄されるが、零花は一連の事件が「哲雄の自作自演ではないか」と疑い始める。
突然、哲雄と戸島が失踪。零花は恭一と共に二人の足取りを追う。零花のスマホに哲雄が連絡してくる。哲雄は指示に従わなければ戸島の身柄は保証しないと脅し、警察に通報せず指定した場所への移動を指示。零花と恭一はあきる野市のアパートの一室に侵入し、大型冷凍庫を発見。その中身に二人は驚愕する。(第三部 190話まで)
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
主人公と家族
鳥栖 哲雄(とす てつお)
声 - 諏訪部順一
本作の主人公。おもちゃメーカーの営業職を務めるサラリーマン。47歳(第三部→54歳)。趣味は推理小説の執筆で、ネット上投稿して、同好の士たちと交流するのを楽しみにしている。家族との会話で「うん」と答えるところを「おん」と答える口癖がある。
温厚な性格だが、娘の零花に暴力をふるった半グレ組織の麻取延人のさらなる暴力を恐れ撲殺してしまう。半グレ組織の追及をかわすため、推理小説執筆で得た知識を活用し、妻の歌仙と協力して延人の遺体を処分する。さらに半グレ組織の一員の間島恭一を延人殺しの犯人に仕立て上げ、父親の麻取義辰の遺体を山中に埋めるなど罪を重ねていく。
旧姓は苗場。両親を高校時代に交通事故で亡くしている。大学時代はのちに結婚する歌仙と同じ演劇サークルに所属し脚本を書いていた。“あんな家”から歌仙を守るため、歌仙に自由を教えるため、鳥栖洋二が出してきた血判状にサインし結婚をしている。早くして孤独の身になった影響から家族への愛情は人一倍強く、特に娘を溺愛し、毎年誕生日に娘からもらうプレゼントを大切にコレクションしている。
後々の逮捕を予見しており、妻・歌仙、娘・零花に影響が及ばぬよう「離婚」を決意する。電話で安元から物的証拠のないフェイクを含んだ「自首を促す言葉と諭し」を真に受け、警察に「自首」を決意する。自首前に離婚のサインをもらうため、零花と共に家族最後の旅として、歌仙の実家のある群馬県に車で向かう。
その車中で、自らの生い立ち、小説家志望だったこと、歌仙の実家がカルト教団であること、結婚することができた経緯を語る。「彼氏を殺害したこと」の告白を始めようとするが、直前にラジオニュースで安元が殺害されたことを知り、いまだ危険は取り除かれていないと告白・自首を思いとどまる。
実家のある村に到着早々、鳥栖洋二によって離婚届を暴かれたり、歌仙や零花と離れ離れになるなど、軟禁状態に置かれてしまう。
その後、村の奥にある立ち入り禁止の神社で、トランス状態に陥った「オガミメ」修行中の歌仙を発見する。自身も直前に幻覚を見たことから、お香に含まれた薬物の吸引と判断。そのような状態に陥った歌仙を見て、妻を追い込む義父鳥栖郷一郎や、自身を追って村に入り込み、自身の運命を変えてきた半グレに対し、倫理観を超える猛烈な敵愾心を抱く。
教祖一家が住む屋敷の構造を丹念に調べ上げ、屋敷内の梁に潜入。娘の歌仙と性的関係を持とうとする義父郷一郎が行為を始めようとする直前、スリングショットによって金属球を郷一郎のこめかみに打ち込んだことで、その敵愾心があらわとなった。
窪による村人殺害を阻止するため、知力を振り絞って「高濃度アルコール」の分離や、村にあった「トラバサミ」に改造を施し、窪と対峙しながら窪を殺害寸前まで追い込むが、最終的に窪の逃走を許してしまう。
窪が松田月夜見から奪った日本刀の投擲が胸部に命中し、瀕死の重傷を負うも生還を果たす。生還後は逮捕されるまで家族と共に過ごすことを決断する。
大量殺戮事件から7年間、逃亡した窪の影に怯えながらも、窪がいない平穏な日常を過ごす。新たに長男を授かっている。
訪問した家で死体が見つかり、警察に任意同行を求められた際は過去の罪を思い出し観念するが、別の事件だったことに安堵している。
若い夫婦に嵌められたことを知り、志野とみられる人物に自宅に放火されるなど、またもや不可解な事件に巻き込まれている。不可解な事件が「窪と志野から挑戦」だと受け取ると、再び小沢謙信と組んでいる。謎の手紙を受け取った後は、保護してもらっている警察の同行を撒くなど、窪との接点を探るため単独行動に出る。
その後、漁船を盗み、海上で窪が乗るクルーザーに乗り込み窪と再会。窪から数々の謎解きを受け、謎解きが解決できれば、無差別テロを阻止でき窪の居場所が判明、分からなければ無差別テロが発生すると脅迫される。2日後、浜辺で窪から解放された哲雄は、再び推理小説執筆のネタ集めで得た知識を駆使して、刑事の戸島と共に謎解きに挑戦している。
鳥栖 歌仙(とす かせん)
声 - 大原さやか
専業主婦。41歳(第三部→48歳)。眼鏡をかけた平凡な専業主婦だが、演技力に優れ、多少の物事に動じない度胸がある。哲雄との結婚後は実家と絶縁状態にある。
哲雄が麻取延人を殺害した直後、殺害現場となった零花の部屋を訪れてしまい、事件の第一発見者となる。死体を見つけても動揺したりせず、哲雄に死体の隠蔽を提案する。その後は、自宅に侵入した半グレ組織に縛り上げられても気丈に応対したり、自宅に来た恭一に“下剤入りのコーヒー”を飲ませるなどの立ち振る舞いを見せた。
哲雄の発案に従い、恭一の自宅に侵入し証拠品を置くなど、恭一を延人殺しの犯人に仕立て上げることに加担している。
幼少時から神道系カルト教団が運営する、四方を山で閉ざされた村で自給自足の集団生活を送っていた。のちに村を脱走し哲雄と出会う。日本の貨幣社会や教育制度を全く知らず、哲雄によって一般社会に順応してきたことが明らかとなる。
歌仙の母親は、カルト教団の「オガミメ」として祭祀を行う立場の老女であり、ガンに罹患していることから後継ぎとしての「オガミメ」を歌仙に、そして零花に継ぐように強く望んでいる。歌仙は零花に「オガミメ」を継がせないよう村に戻り話し合いを行う。
しかしながら、零花の将来を守るため、脱走と権力譲渡を想定しながら最高権力者となりうる「オガミメ」を表面的に受け入れた。哲雄と距離を置き、“毒抜き”とするカルト教団の修行に励むようになる。なお、その修行の実態は、お香に含ませた薬物吸引による人格改造だった。
薬物によるトランス状態に陥っても、カルト教団から哲雄と零花を守りたいという意識は持ち続けており「性行為をさせれば哲雄・零花に関わらない」という父、鳥栖郷一郎を予め準備したナイフで刺す覚悟で父に体を許そうとする直前、哲雄の郷一郎襲撃によって助け出された。
その後は、哲雄と共に村から脱走するが、足を怪我し思うように動けなくなった哲雄をかばうためいったん村に戻り、胡蝶の夫、与丞にわざと捕まる形で胡蝶と対峙する。胡蝶から村からの永久追放を告げられ身軽となる。
哲雄といったん別れ、村からの脱出を始める。のちに零花と合流し、瀕死の状態で搬送されている哲雄を救急車内で励ましている。
大量殺戮事件の翌年、奇跡的に妊娠し高齢出産ながら帝王切開で男児を出産しており、子育てに励んでいる。
鳥栖 零花(とす れいか)
声 - 白田千尋
哲雄・歌仙夫妻の長女。18歳(第三部→25歳)。大学進学を機に一人暮らしを始めており、初めての彼氏となった延人からDVを受けていた。反抗期のため父親の哲雄に冷たく当たるが、哲雄の誕生日には、毎年凝ったプレゼントを贈っている。
自身の知らぬ間に鳥栖家の5億円以上におよぶ遺産相続人に指名されており、それがきっかけで半グレ組織に付け狙われることになる。当初は両親が危険を犯し組織と渡り合っていることに全く気付いていなかったが、徐々に闇の組織の存在に気づき始める。
自分に好意を持ってくれていた金井が死亡したことを知ると、生来の正義感から危険を冒すようになり、石井信の連れ出しに応じるなど、両親に心配を与えてしまっている。
歌仙の実家がある村に哲雄と共に到着し、一旦歌仙と面会するも、のちに引き離された歌仙を探すために村内で単独行動に出る。その後、初めて会う祖父の鳥栖郷一郎に捕まり強姦寸前の脅しに遭った結果、やむなく「オガミメ」の後継を受け入れ修行を始めてしまう。なお、受け入れは「オガミメ」の後継を産ませるため、歌仙に“種付け”を企んだ郷一郎から母親を守るためであった。
松田月夜見らの指導による修行を表面的に受け入れたものの、内心はカルト教団に対する敵対心を育み続けており、脱走したのち警察の手を借りながら父母を助けるプランを持つ。
次世代の「オガミメ」歌仙の就任を祝う儀式のドサクサに紛れ、付き人の梨田愁子を身代わりとして、教団から脱走を図った。
脱走を図りながら警察に通報できたことにより警察が村に赴き、哲雄が保護されるきっかけを作った。
大量殺戮事件後、入院中の哲雄に警察官になる夢を打ち明ける。大学卒業後は警察に採用され、7年後の現時点では刑事として勤務している。
首を吊った死体が発見された空き家で同僚の刑事「戸島」と共に捜査に参加する。しかし哲雄の指紋が発見されると哲雄の身内であることから捜査担当を外された。死体が元間野会のメンバーだったことを知り、一連の事件の犯人が「窪と志野」の可能性があると暴力団対策課から示唆されると、警察官を目指した理由であった「窪と志野の逮捕」に向けて単独行動を始める。
単独行動を始めて情報収集を行った結果、父の哲雄が「延人殺し」の犯人であることに気付き始め、過去の自身の反省と共に、父による窪への復讐を止めるための精神的葛藤に苛まれている。
半グレ組織
間島 恭一(まじま きょういち)
声 - 伊東健人
半グレ組織に所属する20歳の青年(第三部→27歳)。盗聴やピッキングなど犯罪知識を豊富に有し、状況判断と行動力にも優れるため、若年ながら実働部隊のリーダーとして組織内で重要な位置にいる。延人失踪後にいち早く哲雄を疑い、拉致して尋問するなどの実力行使に出るが、独断行動と組織に判断され、指揮権を剥奪された。立場が危うくなったところで、哲雄からの提案で彼と一時的な協力関係を築き、(すでに死んでいる)延人捜索を共同で進めることになった。窪を尊敬しているが、盲信することはなく自分の判断を信じて行動するなど決断力も持っている。
実家は創業50年の大衆食堂を経営していたが、12年前に父親がヤクザと揉め自殺したことで廃業。この体験から「世の中は力こそ正義」「力がなければ正義を貫くことさえ出来ない」と考えるようになり、自身の行動規範になっている。母親とは離れて暮らすが、身の回りの面倒を見ており、組織で稼いだ金で母と一緒に食堂を再開する夢を持つ。
哲雄の策略によって延人殺しの犯人に仕立て上げられたため、組織に捕縛され殺害されそうになるが、隙をみて逃走に成功する。組織に追われる身になったが、その後は中学時代からの友人である金井に匿われていた。哲雄を通じ、金井が組織に殺害されたことを知ると、“石井信”の殺害要求を哲雄に対し行っている。ほどなく組織を壊滅させるために警察に自首し、組織の情報を供述する。
警察からの釈放後、自ら資金を蓄え母親と共に念願であった大衆食堂「まじま食堂」を復活させている。のちに恭一による延人殺害を疑った零花の訪問を受け、隠しきれず延人殺害の真相を零花に伝えている。
志野(しの) / 小堀 太成(こぼり たいせい)
声 - 山寺宏一
半グレ組織のトップ。暴力団「間野会」に所属し、スカウトした窪をリーダーに据え半グレ組織を作り上げた男。詐欺師の才能を見抜き、麻取義辰を組織に引き抜いた。警視庁組織犯罪対策部の一人を買収しており、警察内部の情報を得ている。
鳥栖家の財産を奪う目的で「和服の鳥栖」にあらかじめ女性部下を新入社員として送り込んでいる。窪からの依頼で鳥栖哲雄殺害のための武器を手配する傍ら、部下たちに呉服店や鳥栖胡蝶の自宅に侵入を指示し、信者の預金通帳や鳥栖家による脱税などの犯罪的証拠を手に入れている。
大量殺戮事件後、逮捕されることなく窪と共に海外に逃亡した。のちに非通知通話で哲雄と連絡を取り、かつての部下が空き家で殺されたことに対する協力を依頼する。しかし哲雄に断られたため、あらかじめ哲雄の自宅に仕掛けていた発火装置を起動させ哲雄の自宅を全焼させている。
小堀太成は本名。子供のころに父親に虐待を受けたことから「正しい人間のフリ」を演じることに気付いた経験を持ち、小学生のころから義理人情を駆使し「人たらし」の術を身に付ける。父親は工場の現場で事故死したうえに、父の弟である叔父に借金をしていた。
叔父は暴力団「間野会」の構成員で、小堀の母親に売春を強要し借金を返済させていた。しかし、母親が取った客の暴力で売春が出来なくなり、借金を返す見込みがなくなったことを機に高校卒業後「間野会」に入門、「志野」と名乗るようになる。のちに叔父が母親に加虐嗜好の客をあてがったことを知ったため「悪の主人公」になりきることを決意、自身の行動規範としている。
そのため違法薬物の取引に反対した間野組長や、叔父を快く思わず、暴力団「間野会」を潰す野望を持つ。そのために「人たらし」で得た人脈からの情報を頼りに、自身の夢を実現させるためイラクに出向き、傭兵として働いていた窪をスカウトしている。その後、窪を説得し日本に連れ帰っている。
窪(くぼ) / 佐武 辰巳(さたけ たつみ)
声 - 大塚明夫
半グレ組織のリーダー。暴力団「間野会」に出入りするフリーの殺し屋で、本職のヤクザのような雰囲気を持つ強面の中年男。恭一ら若手構成員を指揮統率する立場であると共に、相手を組み伏せる柔術や、銃器類の扱いに長けていることから、躊躇なく殺しを行う。志野によれば中東での傭兵経験があるという。この物語のラスボス的な存在となっている。なお、本名「佐武辰巳」はのちに殺戮事件を特集した雑誌で明らかにされた。
組織の稼ぎ頭である麻取義辰には頭が上がらず、“コネ”で組織に加入してきた麻取延人を特別扱いしている。酒癖が悪く、自分の言うことを聞かない延人を扱い辛く思っているが、もともと徹底した合理的思考の持ち主であり、組織にとって利益にならないと判断すれば仲間であっても迷わず切り捨てる。延人殺しの疑いが深まった古株の恭一に対してもあっさり見切りをつけ、組織の若手構成員に恭一の殺害を命じる冷酷さを持つ。
恭一が警察に自首したことを起因に、間野会へのメンツが潰れることを恐れた志野の指示を受け、組織崩壊の立役者となった「鳥栖哲雄殺害」の結論が出る。哲雄を追って、歌仙の育った村に入るが鳥栖洋二に追い出される。状況を聞いた志野の決断と手配で、ライフルなどの武器が準備されることになり本格的に哲雄の殺害に向け動き出すことになった。
部下らと共に再び村に侵入し、哲雄を匿う教祖ら鳥栖家と拳銃を向け合いながら対峙するが、事前調査不足と鳥栖次郎の肝の据わった対応から全面戦争回避を決断する。代わりに、鳥栖郷一郎拉致の秘策を思い立つ。
二人の部下がこの秘策を実行し、床下から屋敷に侵入し拉致を行おうとしたが、哲雄による郷一郎殺害の直後であったため、殺害現場に居合わせることになってしまう。殺害現場の異音に気付いた洋二ら鳥栖家の武闘集団によって二人は射殺され、拉致は失敗に終わっている。
失敗後、残った部下らと共に村の山中に逃げ込む。洋二ら教団関係者の山狩りに遭い、結果的に全ての部下を失ったことで、部下の保護を気にすることはなくなり身軽となる。傭兵経験を活かした驚異的な身体能力と教団関係者から奪った銃や斧を使い、村の教団関係者ら160名以上を殺傷する。窪の自殺教唆に応じた者の数を加え、かつとどめを刺した人数を加えれば、180名以上の死者発生に関与した。
ほぼ育児放棄された母子家庭で育ち、暴力的な生活だった高校の時に夜の仕事をする母親の再婚相手に暴行を受け、反撃したことで家を追い出され野宿同様の生活となる。後にその再婚相手と母親を心中に見せかけて殺害した疑惑を持たれている。
哲雄と対峙し、哲雄が仕掛けたトラップをかいくぐり、かつて願っていた殺しができる状況を作ってくれた哲雄に感謝するとともに今までの経緯も含めて説明を求めた。その後、哲雄の最後の抵抗で深手を負うも山の中に逃亡。大規模な山狩りと捜索が行われたが、その後の足取りは掴めていない。志野がヘリコプターをチャーターし、窪の救出に向かっていたことがのちに明らかとなる。
全国に指名手配され、その顔立ちは日本中に知れ渡ることになった。大量殺戮事件直後は大いに報道されたが、石油タンカーで海外に脱出した情報が出た後は、報道も収束気味になっている。
7年後、再び哲雄の前に現れ、数々の謎解きを哲雄に告げる。解決できれば窪の居場所が判明し、解決できなければ無差別テロが発生すると哲雄を脅迫する。
麻取 延人(まとり のぶと) / 山内 延人(やまうち のぶと)
声 - 多田啓太
零花の彼氏で20歳。少年院出所後に父親から誘われ、“コネ”で半グレ組織に加入した。歌仙の実家の財産を狙う組織の指示で零花に近づき、付き合いを始める。
粗暴で感情の起伏が激しく、一度怒ると手が付けられないほど暴れる自己中心的な性格で、以前にも酔った勢いで2人の女性を衝動的に殴り殺して組織にもみ消してもらったことがある。そのため、窪を始めとする組織から内心疎まれ、失踪後も本気で心配する者はいなかった。さらなる娘への暴力を恐れた哲雄によって撲殺され、推理小説の執筆で培った知識を元にその死体は骨を除き跡形なく処理された。
その素行の悪さは繁華街でも有名で、入り浸っていたキャバクラなどの情報が警察によって収集されるなど、組織における存在理由はコネだけであり能力も低かった。
麻取 義辰(まとり よしたつ) / 山内 義辰(やまうち よしたつ)
声 - 三木眞一郎
延人の父親で47歳。凄腕の電話詐欺師であり、電話口で何人もの人間を演じ分け言葉巧みに相手を騙し、半グレ組織の収入の多くを一人で稼ぎ出す様は窪からも一目置かれ畏れられている。立場を利用し、金に糸目をつけず行方不明になった息子・延人の捜索を窪に命じる。
幼いころより親の敷いたレールを歩み、ひたすら勉強し続け一流企業に就職し家庭も持ったが、勉強以外を知らない歪な育ち方をしたせいで他者との接し方がわからず、自分の家族にさえうまく愛情を表すことが出来なかった。やがて息子・延人が非行に走るなど家庭環境が悪化し、妻とも離婚。仕事も退職し抜け殻のように生きていたところを志野に見出され、組織に加入した。それまでの反動から延人を溺愛しており、自ら組織に招き入れた。
逃走した恭一から電話を受け、延人が殺されたことを内心意識しつつも、零花のマンションに赴く。部屋に居合わせた哲雄の自白によりそれが確信に変わり、哲雄を殺そうとし取っ組み合いとなるが敵わず、哲雄に呪詛の言葉を遺しつつ包丁で腹を突き刺し自殺した。
死体は哲雄によって山の中に埋められた。しかし、土砂崩れにより死体が上がった結果、警察の鑑識によって身元が割れ、本名が「山内義辰」と明らかにされた。
竹田(たけだ)
声 - 德石勝大
半グレ組織のメンバー。組織の最古参の一人であり、失脚した恭一に代わり延人捜索の現場指揮を任された。年の離れた恭一とは事あるごとに対立し反目しあっているが、内心では恭一のことを認めている。
恭一を逃がしたことで窪から制裁を受け、その後金井殺害の件で逮捕状の取られた部下3人の口封じを命じられる。彼らへの仲間意識から逡巡しながらも手を下したが、山中で仲間の死体を埋める際、突如現れた窪によって頭を撃ち抜かれ、殺害された。
石井 信(いしい しん) / 小泉(こいずみ)
半グレ組織の見習いメンバー。芸能人を目指していたが、竹田の招へいによって組織に加入する。少女マンガに出てくるようなイケメンであるが、初対面の哲雄に対しタメ口を利くなど生意気な性格。
石井は偽名であり、本名は小泉。本物の石井信が組織に売った学生証の写真を差し替えるなど偽装し、大学生に成りすましている。竹田から延人の後釜として大学生の零花に近づくよう命じられる。
死亡した金井を引き合いに出し、通夜参列のためと零花を騙し連れ出すことに成功するが、その動きを察知した洋二ら鳥栖家の暗部に捕まり、重傷を負わされるが殺されることなく匿われていた。のちにカルト教団に洗脳された状態で、半グレたちの前に再び姿を見せる。
警察関係者
安元 浩司(やすもと こうじ)
警視庁組織犯罪対策部の警部補。かつて哲雄の父親の部下だった男。哲雄の両親の葬儀を取り仕切ったことから旧知の間柄。市民の敵である犯罪者には人権はないとし、窪たちの組織を壊滅させる野望を持つ。そのためには手段を選ばず、監察にバレれば一発で懲戒免職になるような違法捜査さえ平然と行う。
大雨の影響で麻取を埋めた山が崩れ、状況を見に来た哲雄と偶然現場で居合わせ、土砂崩れとは関係のない死体が見つかったことを伝える。その後すぐに哲雄に疑いを持ちマークするようになり、これ以降哲雄は一層犯罪者としての葛藤に苛まれることになった。
のちに自首した恭一を取り調べ、金井殺害の容疑者3人の逮捕状を取るなど、組織の壊滅に向け動き始める。
石井信から取り上げたスマホを事件解決の手がかりと考え、警察に持ち込んだ零花を威圧的に取り調べたことにより、徐々に哲雄と半グレの関係を疑うようになる。やがて、哲雄と恭一の接点を見つけ出す。
部下・薬師寺の裏切りと幇助もあり、取り調べの最中にカッターナイフを隠し持った半グレメンバーによって頸部を切られ殺害された。
薬師寺 太一(やくしじ たいち)
戸島 栄(としま さかえ)
渡辺(わたなべ)
小沢謙信とその関係者
小沢 謙信(おざわ けんしん)
零花のバイト先の小柄な男子高校生。ネット上の推理小説を読むのが趣味で、HNは「田字草(でんじそう)」。一連の体験をベースに小説を投稿した哲雄に対し「これは実際に体験したことではないか?」と関心を寄せる。哲雄と対面を果たし真実を聞き出そうとしたが、否定された。その後も零花に近づくために同じバイト先で働き始めたり、零花のマンションに侵入し哲雄が殺人犯である証拠を見つけるなどの行動により、哲雄から警戒される。
反社会的勢力から足を洗いフリーライターになった父親を窪に殺された過去があり、半グレ組織に対する敵対意識を哲雄に伝える。本物の石井信を突き止めたり、偽の石井信に拉致された零花の捜索に協力するなど、哲雄の右腕となる。
後述の甲斐から組織が歌仙の生まれ育った村に向かったとの情報を得て村に侵入し、哲雄と零花の連絡役になる。しかし隙を突かれ、志楽久杉山に身柄を拘束され村外退去を命じられる。零花の取り計らいもあり解放されるが、組織に復讐するため自作の車両破壊爆弾を村の入り口にしかける。だが窪に工作を見抜かれ、狙撃され瀕死の重傷を負う。甲斐の策略で生き延び、軟禁状態の哲雄の解放を模索する。後にスマホ動画を通じ、甲斐の死を見てショックを受ける。重傷のため山林の中で横になった状態で哲雄と再会。半グレへの復讐を誓う。
カルト教団の関係者に発見され保護されると、教団関係者に「半グレ組織が教祖を狙っている」と伝え、村と半グレを対決させることに貢献する。
第三部では、腰まで伸びた長髪の青年となっており、定職に就いている様子はない。時折、哲雄と連絡を取り合い、カルト村に出向き若夫婦の素性を調べ上げるなど哲雄と組んで再び窪と対峙することを望んでいる。
村の関係者
鳥栖家の人々
鳥栖 胡蝶(とす こちょう)
鳥栖 洋二(とす ようじ)
鳥栖 郷一郎(とす ごういちろう)
歌仙の父。妻の詐術を背景に神道系カルト教団の教祖として君臨。自らの放つ言葉は力強く、あらゆる人を寄せ集める才能がある。
元々は五代続く呉服屋の当主であり、見合いした聡子という女性との間に胡蝶を儲けたが、天照の霊能者的な能力に心酔し、胡蝶を引き取って聡子と別れ、天照と共に新しい宗教団体を作る。オイルショックなど当時の日本の情勢も相まって、自然への原点回帰を掲げる教団の信者は増え続け、ついに山の奥に文明社会と切り離して信者だけで住む宗教村を作る。
聡子との見合い前は童貞であったが、天照との結婚後は性欲も増していき、村の子供たちの多くは郷一郎の非嫡出子となっているなど、自身の村の独裁者的な側面を持つ。
孫の零花に対しても、強姦まがいに脅した結果、「オガミメ」後継を了承させている。
その性欲は娘の歌仙も対象となり、禁断の行為の直前、哲雄のスリングショットで頭を撃たれ死亡した。
鳥栖 天照(とす てんしょう)
鳥栖 次郎(とす じろう)
郷一郎の弟で、鳥栖洋二の父親。鳥栖家および教団が外部との間でトラブルを抱えた場合、暴力で解決するためのヤクザ組織を教団の裏側で率いている。
また、社会と断絶した村の特性を活かして、違法動植物の生産を行い、それを外界との人脈を生かして売りさばいたり、マネーロンダリングを行うなど非合法な商売で教団の資産を爆発的に増やしている。
そのため、教団が拡大した理由は、非合法で得た資金による成果と考えており、教義によって拡大したと考える兄の郷一郎とは密かに教団内部で対立している。かつて何者かの謀略で、次郎一家の食事に毒が盛られ、財産を郷一郎に没収されたことがあり、それ以降は表面的に郷一郎に従っている。
しかし、内心は教団の乗っ取りを画策しており、息子の洋二と共に次世代の「オガミメ」歌仙・零花を手なずけ郷一郎を陥れることを目的としている。
対峙した窪に「誰を相手にしているのか理解できないのか?」「俺はお前らがガキのころからこの世界で生きている」と格と器の違いを見せつける脅しを行う。窪が村の教団関係者らを襲っている最中、小沢が準備していた不発爆弾を窪が転用。窪による爆破操作で犠牲となり死亡した。死の間際、虫の息で洋二と向き合い、兄郷一郎に復讐できなかった無念を涙ながらに伝え、窪を殺害するよう洋二に懇願している。
その他の村の関係者
志楽久 杉山(しらく すぎやま)→ 初出時漢字表記、紫楽来 杉山(しらく すぎやま)
自称占い師。たびたび零花の前に現れ、男難の相があるなどと助言した。本名は松田月夜見(まつだ つくよみ)。
その正体は歌仙が育った村の出身者で、祖父母や両親と共にカルト教団の信者であり、零花を監視するために上京し一人暮らしをしていた。
零花が「オガミメ」の後見を受入れたことで帰村。以降「オガミメ」修行の指導役として零花に関わっている。しかし、脱走する零花を止めようとするが、顔に膝蹴りを喰らい失神。教団の教義が零花に浸透しないジレンマに悩む。
零花を監視していたため、哲雄と歌仙の親密さを知っていた。その親密さは教団の教義と異なり、教義を守るため、胡蝶に対し歌仙の永久追放を進言する。
その後、郷一郎と歌仙が「閨(ねや)」を共にしていたことを知るとショックを受け、教団の教義への疑問、および郷一郎の死因を調べはじめ、部屋から金属球を回収。郷一郎の銃創から、死因となった金属球を発見すると半グレの仕業ではないと判断。満身創痍で隠れていた哲雄を探し出し哲雄の計画を喝破する。
天照ゆかりの日本刀を持ち、哲雄と協力して窪と対峙するが、窪に組み敷かれて敗退した。
中津 富子(なかつ とみこ)
皆川 ヲハ(みながわ おは)
その他
響(ひびき)
声 - 大久保瑠美
延人の交際相手の一人でキャバクラ嬢。元は千葉県で働いていたが延人のスカウトで東京で働いている。殺された他の交際相手たちに比べると優しく扱われていたため、延人には好意的な感情を持っており、失踪した延人を本気で心配した数少ない人物。
哲雄に「延人が実は半グレ組織を裏切っていた」という情報を伝え、哲雄が組織の弱みを握るきっかけを与えた。
田端 敏(たばた びん)
声 - 酒巻光宏
哲雄と歌仙の大学時代の演劇サークル仲間。哲雄の発案により歌仙から依頼を受け、延人が生きているように見せる「ニセ映像」作りに参加させられた。
その後は、殺戮事件で重傷を負った哲雄の病院に見舞に出向き、世間の情報を哲雄に伝えるなどし、再登場している。
金井 憲広(かない のりひろ)
用語・設定
半グレ組織
オレオレ詐欺や、資産を奪うための殺人など幅広く犯罪を行っている。鳥栖家の財産も狙っている。警察の捜査から逃れるため、組織の解散と別組織の結成を繰り返している。
カルト村 / カルト教団 / オガミメ
村自体の登記は全て郷一郎の私有地であり、市販の地図にも掲載されていない。村には電気も水道もなく、文明を遮断して自給自足の生活を送っている。 哲雄は出版社を通じ、村を公にしようとしたができなかった。
和服の鳥栖
血判状
書誌情報
- 山川直輝(原作) / 朝基まさし(作画) 『マイホームヒーロー』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、既刊22巻(2023年9月6日現在)
- 書誌情報右側の記述は各単行本背表紙に記載された記述文を出典とする。
- 2017年9月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-510139-1 *しぼんで消えて無くなりそうな…ただの弱いおじさんなんだ…
- 2017年12月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-510543-6 *僕たち家族が生き残る「正解」がないんじゃないかっ…!!
- 2018年3月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-511107-9 * さぁ…虎穴…あともうひと踏ん張りだ…!!
- 2018年6月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-511555-8 *守らなきゃって思っていた たとえ僕たち夫婦に最悪の結果が訪れても…!!
- 2018年9月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-512699-8 *できれば5秒…最低3秒ほしい 途中で振り向かれたら全てが終わる
- 2019年1月4日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-514178-6 *僕たちはみんな一緒だ 弱いから怖いんだ 弱いから強いんだ
- 2019年4月5日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-515194-5 *また…始まるのか…いや…まだ…続いているのか…
- 2019年7月5日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-516365-8 *僕たちの宝物が…そんなに簡単になくなって…たまるか!
- 2019年11月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-517730-3 *「あんな家」から守るために僕は結婚しました
- 2020年2月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-518478-3 *二人が僕のことを…なるべく早く忘れることができるように
- 2020年6月5日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-519993-0 *この告白をした瞬間 おそらく僕と零花の親子関係は…終わる
- 2020年9月4日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-520690-4 *殺せば終わるんじゃない!殺したから始まったんだ!
- 2021年2月5日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-522303-1 *村と半グレを潰すために僕はあなた方に危害を加える
- 2021年5月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-523348-1 *終わらせてみせる…二人の未来に僕はもう…一緒にいられないかもしれないけど…
- 2021年8月5日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-524355-8 *もう何人…この手で殺しているんだ?この先何人…殺すことになるんだ
- 2021年11月5日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-525840-8 *やっと叶った…すごく長くて大変な道のりだった…
- 2022年2月4日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-526783-7 *僕は…本物の悪魔だった
- 2022年10月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-529426-0 *あれから7年…
- 2023年1月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-530380-1 *「お疲れさま」「もうやめろ」って引導を渡さなければいけない
- 2023年4月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-531351-0 *お父さん…延人を…殺した?
- 2023年6月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-532028-0 *やっと…ありがとうと言えるから…
- 2023年9月6日発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-533055-5 *俺とそういう一生の友達になってください!
書誌情報右側の記述は各単行本背表紙に記載された記述文を出典とする。
テレビアニメ
2023年4月から6月まで、TOKYO MXほかにて放送された。
スタッフ
- 原作 - 山川直輝、朝基まさし
- 監督 - 亀井隆
- シリーズ構成・脚本 - 喜安浩平
- キャラクターデザイン - 野口征恒
- プロップデザイン - 鷲尾奈津子、原由知、鷲尾直広、永尾真琴、吉田琴音
- 美術デザイン - 阿部行夫
- 色彩設計 - 古谷恵
- 撮影監督 - 内田奈津美
- 編集 - 渡邊潤
- 3DCG - エレメントファクトリー、バイブリーアニメーションCG
- 音響監督 - 伊藤巧
- 音響効果 - 川田清貴
- 音楽 - 川井憲次
- 音楽プロデューサー - 安田玲子
- 音楽制作 - 株式会社オーブ
- プロデューサー - 塩谷佳之、八木仁、黒須信彦、鍋岩晶子、百田英生、丸山創、小澤文啓、前田吉輝
- アニメーションプロデューサー - 宇田川純男、神山翔太郎
- アニメーション制作 - 手塚プロダクション
- 製作 - 「マイホームヒーロー」製作委員会
主題歌
「愛の歌」
「Decided」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 今日から殺人鬼 | 亀井隆 | 上間由梨 |
| 2023年 4月2日 |
|
第2話 | 20年目の共同作業 | 松井信太郎 |
|
| 4月9日 | |
第3話 | 正解への道 |
|
| 4月16日 | ||
第4話 | 暴力の世界 | 島村大輔 |
|
| 4月23日 | |
第5話 | 幸せ? | 又野弘道 |
|
| 4月30日 | |
第6話 | 歌仙流おもてなし | 前園文夫 |
|
| 5月7日 | |
第7話 | 母と母 | 上間由梨 |
|
| 5月14日 | |
第8話 | 蜘蛛の糸 | 鈴木卓夫 |
|
| 5月21日 | |
第9話 | 運命の日 | 島村大輔 |
|
| 5月28日 | |
第10話 | 僕がした1つのこと |
| 松井信太郎 |
|
| 6月4日 |
第11話 | 父親 | 亀井隆 | 鈴木卓夫 |
|
| 6月11日 |
第12話 | 今の幸せ | 亀井隆 |
|
| 6月18日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年4月2日 - 6月18日 | 日曜 23:30 - 月曜 0:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
BS日テレ | 日本全域 | 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメにむちゅ〜』枠 | ||
2023年4月3日 - 6月19日 | 月曜 0:00 - 0:30(日曜深夜) | チャンネルNECO | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2023年4月5日 - 6月21日 | 水曜 20:00 - 20:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり |
配信開始日 | 放送時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2023年4月3日 | 月曜 0:00(日曜深夜) 更新 | |
2023年4月8日 | 土曜 0:00(金曜深夜) 更新 |
テレビドラマ
2023年10月25日(24日深夜)から12月20日(19日深夜)まで、毎日放送・TBSの「ドラマイズム」枠にて放送された。主演は佐々木蔵之介。
キャスト(テレビドラマ)
主要人物
鳥栖哲雄(とす てつお)〈47〉
おもちゃメーカー「HOLIDAY HOBBY」の営業職として働くサラリーマン。推理小説マニアで、推理小説を書くことと読むことが趣味。
自身の47歳の誕生日を祝ってもらうために零花と会うが、彼女の顔に殴られた痣があることに気付き、彼女のマンションに潜入した際にやってきた延人がかつて元カノを殴り殺していたことや零花にも危害を加えようとしていることを知ったため、彼を撲殺する。
間島恭一(まじま きょういち)
間野会のリーダー格で、ピッキングや盗聴などの犯罪知識に長けている。
延人の失踪に哲雄と歌仙が関わっていると疑い、2人を拉致して問い詰めるが、哲雄から「延人を探すために手を組まないか?」と提案されたことで2人を解放し、哲雄と手を組んで延人の行方を追おうとする。
だが、実際には延人を殺したのは哲雄だと思っており、証拠を突き付けて自白させてから彼を殺そうとしている。しかし、哲雄と歌仙の策略によって自分が延人とともに組織の金を持ち逃げし、延人を殺した犯人に仕立て上げられる。
鳥栖零花(とす れいか)
哲雄と歌仙の一人娘で、大学1年生。上京後は一人暮らしをしており、延人と付き合っている。
哲雄の47歳の誕生日を祝うために彼と再会した際に、サングラスとマスクをして変装しており、頬に殴られた痣があることを哲雄に感づかれた。
恭一の残した「あなたのご両親は隠し事をしている」というメモを読んだことで彼と連絡を取り合い、2人きりで会う約束をするが、歌仙が介入したことでドタキャンしている。
鳥栖歌仙(とす かせん)
哲雄の妻で、零花の母。実家は総資産80億の呉服屋「和服の鳥栖」である。
間野会
麻取義辰(まとり よしたつ)
間野会の上層部で、延人の父親。
父親に勧められるまま一流企業に就職し、母親が選んだ女性と結婚し、延人を授かる。だが、延人の生活は荒れ、少年院に入れられたことで、妻に見限られて離婚し、一流企業も退職する。その後、窪と出会い、間野会の会長である志野から仕事を引き受ければ延人の面倒を見ると言っていたと言われ、親子で共に第二の人生を歩むために間野会に入る。
延人に対して、異常なまでの執着を持ち、連絡が取れなくなった彼を探し出すよう、窪たちに命じる。
零花の部屋に侵入し、ALSライトで暗い部屋を照らしたことで、延人の血痕を発見して発狂するが、クローゼットに隠れていた哲雄が出てきて、自分が延人を殺したと自供される。そして、延人を殺した哲雄を入れた鳥栖家を皆殺しにしようとするが、哲雄に妨害されたことで、自ら包丁で腹部を刺して自決する。
その後、遺体は哲雄によって奥多摩町御後山山中に埋められるが、台風3号による豪雨の影響で起こった土砂崩れがきっかけで、白骨化した状態で発見される。
窪(くぼ)
竹田や間島を束ねる間野会の中心核。武器の扱いや体術にも長けた殺しと犯罪のプロで、一切痕跡を残さない。
アジアンマフィアに襲われた哲雄と恭一を助けるが、哲雄には殺した組員の死体処理動画をでっちあげさせる。
竹田(たけだ)
間野会の中堅メンバー。
麻取延人(まとり のぶと)
義辰の一人息子で、零花の彼氏。気性が荒く、気に入らないことがあると感情を制御できずに暴力を振るうこともある。
過去には中学生のころに逮捕されたことや元カノを殴り殺したことがあり、零花にも手を出そうとしていたことから、そのことを知った哲雄に撲殺され、哲雄と歌仙によってその死体は解体され、死肉も処理される。
1年前に仲間とともに組織の金を持ち逃げしている。
半グレ
ユウタ
ダイキ
カズ
ジュン
タクヤ
その他
響(ひびき)
1年ほど前から延人と付き合っており、彼のことをよく知るキャバクラ嬢。恭一の紹介で哲雄と出会い、彼に延人の裏アカウントを教える。
田滝佳菜
零花の友人。
間島恵子(まじま けいこ)
恭一の母。恭一に罪を被せるために懸賞の当選インタビューという名目で自宅を訪れた歌仙に恭一のことを話す。
ゲスト
第3話
課長
HOLIDAY HOBBYでの哲雄の上司。
第4話
永田
響が働くキャバクラの黒服。
ハイ、役名不明
竹田の部下のアジアンマフィア。
外国人マフィア
違法薬物の取引を生業とする外国人マフィア。
第5話
田端(たばた)
哲雄と歌仙の学生時代の演劇仲間。歌仙に頼まれ、延人が生きているかのように見える動画のモデルをつとめた。
マスター
延人が行きつけのバー「OKOZE.」のマスター。
第6話
間島
恭一の父。12年前に死去。かつて一家で祖父の代から続く大衆食堂「まじま食堂」を営んでいたが、暴力団が押し掛けたことで精神的に追い詰められ、閉店していた。
第8話
鳥栖功
哲雄の父。警察官だったが、哲雄が高校1年生の夏に玉突き事故に巻き込まれ、後続車を止めるために発煙筒を握ったが、追突されたことで哲雄の母と共に死去した。
最終話
鳥栖明
哲雄の息子。
妻
義辰の妻。義辰の母親が選んだ相手。延人が少年院に入れられたことで離婚する。
半グレ
間野会に世話になることになった義辰の部下。取引の額面5,000万円に驚く。
アナウンサー
台風3号による豪雨の影響で奥多摩町御後山で土砂崩れが起きたニュースを伝える。
スタッフ(テレビドラマ)
- 原作・漫画 - 山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社『週刊ヤングマガジン』連載)
- 脚本 - 櫻井剛、船橋勧
- 監督 - 青山貴洋、棚澤孝義、山本大輔、森裕史
- 音楽 - 堤博明
- 主題歌 - THE ORAL CIGARETTES「YELLOW」(ポニーキャニオン)
- 肌絵師 - 田中光司
- 特殊メイク - 森田誠
- スタントコーディネーター - 吉田浩之、後藤健
- スタントダブル - 田之上生海、清水麟太郎
- スタジオ - 東宝スタジオ
- 制作プロダクション - TBSスパークル、C&Iエンタテインメント
- 製作 - ドラマ『マイホームヒーロー』製作委員会・毎日放送
放送日程
各話 | 放送日 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|
第1話 | 10月25日 | 櫻井剛 | 青山貴洋 |
第2話 | |||
第3話 | 11月 | 1日棚澤孝義 | |
第4話 | 11月 | 8日森裕史 | |
第5話 | 11月15日 | 棚澤孝義 | |
第6話 | 11月22日 | 山本大輔 | |
第7話 | 11月29日 | 船橋勧 | |
第8話 | 12月 | 6日櫻井剛 | 棚澤孝義 |
第9話 | 12月13日 | 船橋勧 | |
最終話 | 12月20日 | 櫻井剛 | 青山貴洋 |
- 一部地域では初回は2話連続放送(MBS:0時59分 - 1時59分 / TBS:1時28分 - 2時28分)。
- 第7話は前日放送の火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』拡大放送(22:00 - 23:12)のため、15分繰り下げられ(MBS:1時14分 - 1時44分 / TBS:1時43分 - 2時13分)に放送された。
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年10月25日 - 12月20日 | 水曜 0:59 - 1:29(火曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 製作局 |
水曜 1:28 - 1:58(火曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | ||
IBC岩手放送 | 岩手県 | |||
2023年10月26日 - 12月21日 | 木曜 0:55 - 1:25(水曜深夜) | 静岡放送 | 静岡県 | |
木曜 1:25 - 1:55(水曜深夜) | 中国放送 | 広島県 | ||
2023年10月27日 - 12月22日 | 金曜 0:26 - 0:56(木曜深夜) | 宮崎放送 | 宮崎県 | |
金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | あいテレビ | 愛媛県 | ||
テレビ高知 | 高知県 | |||
金曜 1:43 - 2:13(木曜深夜) | テレビユー福島 | 福島県 | 初回は1:43 - 2:43に2話連続放送 | |
2023年10月29日 - 12月24日 | 日曜 0:58 - 1:28(土曜深夜) | チューリップテレビ | 富山県 | |
2023年10月31日 - 12月26日 | 火曜 0:59 - 1:29(月曜深夜) | CBCテレビ | 中京広域圏 | |
琉球放送 | 沖縄県 | |||
火曜 1:00 - 1:30(月曜深夜) | 東北放送 | 宮城県 | 『寝られなドラマ』枠 | |
火曜 1:25 - 1:55(月曜深夜) | テレビユー山形 | 山形県 | ||
火曜 1:29 - 1:59(月曜深夜) | 北海道放送 | 北海道 | 初回は0:59 - 1:59に2話連続放送 | |
火曜 1:30 - 2:00(月曜深夜) | 信越放送 | 長野県 | ||
2023年11月1日 - 12月27日 | 水曜 1:30 - 2:00(火曜深夜) | 新潟放送 | 新潟県 | 初回は1:30 - 2:30に2話連続放送 |
水曜 1:25 - 1:55(火曜深夜) | 北陸放送 | 石川県 | ||
2023年11月2日 - 2024年1月10日 | 木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | 秋田テレビ | 秋田県 | 『メディアβ』枠 |
2023年11月3日 - 12月29日 | 金曜 0:26 - 0:56(木曜深夜) | テレビ山梨 | 山梨県 | |
青森テレビ | 青森県 | |||
2023年11月4日 - 12月30日 | 土曜 1:53 - 2:23(金曜深夜) | 大分放送 | 大分県 | 初回と12月23日は2話連続放送 |
2023年11月7日 - | 火曜 0:55 - 1:25(月曜深夜) | 長崎放送 | 長崎県 | |
火曜 1:55 - 2:25(月曜深夜) | RKB毎日放送 | 福岡県 | ||
2023年11月15日 - | 水曜 1:00 - 1:30(火曜深夜) | 熊本放送 | 熊本県 | |
2023年11月21日 - | 火曜 1:28 - 1:58(月曜深夜) | 山陰放送 | 島根県・鳥取県 | |
2023年11月22日 - | 水曜 11:56 - 木曜 0:26 | 南日本放送 | 鹿児島県 | |
2023年12月5日 - | 火曜 0:55 - 1:25(月曜深夜) | テレビ山口 | 山口県 | |
2023年12月7日 - | 木曜 1:25 - 1:55(水曜深夜) | RSK山陽放送 | 岡山県・香川県 |
ネット配信
配信開始月 | 配信サイト | 配信料金 | 備考 |
---|---|---|---|
2023年10月 | MBS動画イズム | 広告付き無料 | 見逃し配信 |
TVer | |||
Disney+ | 定額制動画配信 | 見放題独占配信 |
毎日放送・TBS ドラマイズム | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
マイホームヒーロー
|
ドラマイズム |
| ||||||||||||||||||
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ドラマ特区 |
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ドラマシャワー |
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関連項目 |
2016年 | |
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2017年 | |
2018年 | |
2019年 | |
2020年 | |
2021年 | |
2022年 | |
2023年 | |
2024年 |
2019年 | |
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2020年 | |
2021年 | |
2022年 | |
2023年 | |
2024年 |
2022年 | |
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2023年 |
映画
『映画 マイホームヒーロー』のタイトルで、2024年3月8日に公開予定。PG12指定。
キャスト(映画)
- 鳥栖哲雄:佐々木蔵之介
- 鳥栖零花:齋藤飛鳥
- 間島恭一:高橋恭平(なにわ男子)
- 大沢隼人:宮世琉弥
- 戸島:板倉俊之(インパルス)
- 薬師寺:大東駿介
- 竹田:淵上泰史
- 榎木:西垣匠
- 南田:金子隼也
- 安元浩司:立川談春
- 神野三鈴
- 窪:音尾琢真
- 志野寛治:津田健次郎
- 鳥栖歌仙:木村多江
スタッフ(映画)
- 原作・漫画:山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社『週刊ヤングマガジン』連載)
- 監督:青山貴洋
- 脚本:船橋勧
- 音楽:堤博明
- 主題歌:Eve「インソムニア」(TOY'S FACTORY)
- エグゼクティブプロデューサー:菊野浩樹、丸山博雄
- プロデューサー:松本桂子、水木雄太、尹楊会、村山えりか
- 宣伝プロデューサー:鎌田亮介
- 撮影:榊原直記
- 照明:髙橋謙太
- 録音:矢野正人
- 美術:小林蘭
- 装飾:岩本智弘
- 編集:佐藤和志
- スクリプター:杉本友美
- 衣装:天野泰葉
- ヘアメイク:木戸出香
- CGアートディレクター:中島颯星
- DIプロデューサー:齋藤精二
- 助監督:森裕史
- 監督補:棚澤孝義
- 制作担当:馬越昭光
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 制作プロダクション:TBSスパークル、C&Iエンタテインメント
- 製作:映画「マイホームヒーロー」製作委員会
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