マドンナ・ヴェルデ
以下はWikipediaより引用
要約
『マドンナ・ヴェルデ』は、海堂尊の長編小説。『小説新潮』に2009年9月号から2010年2月号にかけて連載され、2010年3月17日に新潮社から刊行された。同じく新潮社から刊行された『ジーン・ワルツ』の続編。
本書と『ジーン・ワルツ』を原作として、『マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜』のタイトルで2011年にテレビドラマ化された。
概要
本作では『ジーン・ワルツ』の裏で起きた描き明かされなかった出来事の部分を補足した、いわば『ジーン・ワルツ』の裏編となっている。代理母出産で娘の子供を産むことになった主婦のストーリーが展開される。
2009年9月号から2010年2月号に掛けて『小説新潮』で連載され、2010年3月に単行本化。2013年3月に文庫化。
ストーリー
桜宮市に住む主婦の山咲みどりは平凡な生活を送っていたが、ある日、東京の帝華大学に産科医として勤める娘の理恵が帰省し、理恵は子宮に奇形が出来てしまい出産できない体になった事を告げると共に、みどりに自分の子供を代わりに産んでほしいと頼んでくる。
戸惑いながらも愛する娘のためにその提案を引き受けるみどりだったが、代理母出産は日本の法律で認められておらず、お腹の子供の母親は法の下では産んだ当人であるみどりと定められていた。
やがて人工授精によりみどりは2人の子供を宿すことになったが、理恵はみどりも予想しなかった信じられない行動を取る。さらに理恵はこの代理母出産で、倫理に反するある禁忌を行っていた。それを知ったみどりは子供の未来を守るため、理恵と戦う決意をする。
登場人物
山咲みどり
曾根崎理恵
曾根崎伸一郎
清川吾郎
書誌情報
- マドンナ・ヴェルデ(2010年3月17日、新潮社、ISBN 978-4-10-306572-2)
- マドンナ・ヴェルデ(2013年3月1日、新潮文庫、ISBN 978-4-10-133312-0)
テレビドラマ
『マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜』のタイトルで、NHK総合「ドラマ10」枠で2011年4月19日から5月24日まで連続ドラマとして放送。連続6回。キャッチコピーは「お母さん、私の子どもを産んでくれない?」。
2012年4月2日より6回、月曜日(午前10時台と深夜12時台後半)の「ドラマ10」再放送枠でアンコール放送された。
基本的には原作の流れ通りストーリーは進むものの、設定や展開の一部などで原作と違いがあり、特に結末は大幅に変更されている。なお、第3回の句会のシーンにて、原作者である海堂尊が句会の参加者役でカメオ出演(台詞あり)している。
出演
- 山咲みどり - 松坂慶子(理恵の少女時代のみどり - 小谷早弥花)
- 曽根崎理恵 - 国仲涼子
- 曽根崎伸一郎 - 片桐仁
- 青井ユミ - 南明奈
- 妙高みすず - 柴田理恵
- 荒木浩子 - 相田翔子
- 荒木達弥 - 三宅弘城
- 神崎貴子 - 馬渕英俚可
- 熊田幸子 - 大島蓉子
- 阿部大吾 - 芦川誠
- 高木路子 - 市川千恵子
- 関町仁 - 堀越富三郎
- 津田コージ - タモト清嵐
- 清川吾郎 - 勝村政信
- 屋敷統 - 本田博太郎
- 盛田克子 - 松金よね子
- 三枝茉莉亜 - 藤村志保
- 丸山慧 - 長塚京三
スタッフ
- 原作 - 海堂尊『マドンナ・ヴェルデ』『ジーン・ワルツ』(新潮社)
- 脚本 - 宮村優子
- 音楽 - 村松崇継
- 主題歌 - リベラ『生命(いのち)の奇跡』
- 演出 - 本木一博、富沢正幸
- 制作統括 - 佐野元彦、田村文孝
- 制作 - NHKエンタープライズ
- 制作・著作 - NHK
放送日程
関連商品
全話収録のDVD-BOXが2011年9月21日に発売される。
CD