マネーフットボール
以下はWikipediaより引用
要約
『マネーフットボール』は、能田達規による日本のサッカー漫画。『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて、2015年5月8・15日合併号から2016年8月19・26日合併号まで連載された。
概要
「サッカークラブと金の関係」にスポットを当てた漫画で、主人公の年俸の話から、クラブ経営と移籍金の関係、地方の2部クラブゆえの運営資金不足など、サッカーにまつわるデータや、スポーツとお金の関係を中心に据えている。作者の能田の出身地である愛媛県と、2部リーグに所属する架空のサッカークラブ「愛媛イーカッスル」を舞台としており、道後温泉本館や松山城などの県内の風景も描かれている。
版元の方針から「単行本の売れ行き不振」を理由に作品の打ち切りが通達されたが、第3巻発売の際には作者が自ら「打ち切り回避のため単行本を購入して欲しい」とTwitter・ブログなどでファンに呼びかけ、編集部に方針を転換させた。この件について能田は「J2の貧乏クラブ(愛媛FC)を長年応援してきたおかげで格好悪くても恥ずかしくても生き延びなきゃダメだと諦めない大切さを学びました」と評している。
単行本1巻では福西崇史、2巻では齋藤学、3巻では足立梨花、4巻では槙野智章、5巻では佐藤寿人、6巻では河原和寿、7巻では森脇良太からの推薦文が寄せられた。佐藤の推薦は2014年の『オーレ!』新装版に次いで2度目。
ストーリー
2部リーグ所属のサッカークラブ「愛媛イーカッスル」にレンタル移籍中の梶本洋平(カジ)は1部リーグ所属の強豪クラブ「浦和レッドスター」への復帰を目指すが、「サッカーデータ革命」を掲げる新監督の大月雅史の下で悪戦苦闘の日々が続く。シーズンが開幕し右サイドバックのポジションを獲得したカジは正確なロングスローを武器に、横浜からレンタル移籍中のドリブラー・佐倉勇二らと共にリーグ戦に挑む。愛媛は限られた年間予算の中、大月の志向するデータサッカーがチーム全体に浸透し、ベテランと若手の力も噛み合い徐々に順位を上げていくが、資金力の高いクラブとの対戦や、選手の引き抜きなどのシビアな問題に直面するのだった。
登場人物
愛媛イーカッスル
梶本 洋平(かじもと ようへい)
大月 雅史(おおつき まさし)
佐倉 勇二(さくら ゆうじ)
船井 誠(ふない まこと)
外村 健(とのむら けん)
その他
天宮 アキラ(あまみや アキラ)
池田 秀和(いけだ ひでかず)
書誌情報
- 能田達規『マネーフットボール』芳文社〈芳文社コミックス〉、全7巻
- 2015年9月16日発売 ISBN 978-4-8322-3471-0
- 2015年10月15日発売 ISBN 978-4-8322-3475-8
- 2016年1月16日発売 ISBN 978-4-8322-3488-8
- 2016年4月16日発売 ISBN 978-4-8322-3495-6
- 2016年7月15日発売 ISBN 978-4-8322-3509-0
- 2016年10月15日発売 ISBN 978-4-8322-3522-9
- 2016年11月16日発売 ISBN 978-4-8322-3526-7