マリー・アントワネットの料理人
漫画
原作・原案など:白川晶,
作画:里見桂,
出版社:集英社,
掲載誌:オースーパージャンプ,まんぷくジャンプ,
レーベル:ジャンプコミックスデラックス,
発表期間:2006年 - 2011年,
巻数:既刊2巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『マリー・アントワネットの料理人』(マリー・アントワネットのりょうりにん)は、原作・白川晶、作画・里見桂による日本の漫画作品。2011年までに単行本2巻が集英社から刊行されている。
概要
『オースーパージャンプ』(集英社)2006年11月号に第1話が掲載され、以後、1年に1本のペースで掲載される。同誌の休刊後、2011年1月発売の『スーパージャンプ』増刊『まんぷくジャンプ』に1話が掲載されている。
一般的に浪費家とされているマリー・アントワネットを、国の未来や飢えに苦しむ民衆を憂う存在として描いており、「パンがなければお菓子(ブリオッシュ)を食べれば良い」というアントワネットの性格を表しているとされる言葉も、当時の情勢や法を根拠として、別の解釈がされている。
あらすじ
18世紀、オーストリアからフランスへ嫁いだマリー・アントワネット。その側に仕える磯部小次郎は、狭い日本を飛び出し、料理の道を極めんと、単身渡欧してきた彼女のお抱え料理人であった。小次郎は惜しむことなくその腕を振るい、(当時の)料理の常識を打ち破って、人々の舌を魅了していく。
登場人物
磯部 小次郎(いそべ こじろう)
磯部の料理
本作品はフィクションであり、当然ながら作中に示された磯部の料理も、史実や通説とは異なるが、関連づけされている例も多い。
- 質の悪い小麦粉を使ったパンとして、ブリオッシュに代わってクロワッサンを生み出した。
- マリー・アントワネットがフランスに嫁いだ際に同行したデンマークのパン職人が、デニッシュ・ペストリーの生地で作ったのが最初のクロワッサンだとされている。
- トマトを用いたスパゲッティを作り、ナポリ公国(正しくは王国)のフェルディナンド4世とマリア・カロリーヌ妃(マリー・アントワネットの姉)に提供した際に、3つ又のフォークではなく、4つ又のフォークを添えたことで、スパゲッティをフォークで食べる習慣をイタリアに根付かせた。
- マヨネーズを元にタルタルソースを生み出した。
- ハンバーガーを発明し、イギリスからの独立を志向するアメリカの使節に振る舞った。
- マリー・アントワネットがフランスに嫁いだ際に同行したデンマークのパン職人が、デニッシュ・ペストリーの生地で作ったのが最初のクロワッサンだとされている。
書誌情報
- 白川晶(原作)・里見桂(作画)『マリー・アントワネットの料理人』集英社、既刊2巻(2011年現在)
- 2008年10月発売、ISBN 978-4-08-859737-9
- 2011年4月発売、ISBN 978-4-08-859882-6