ミミズクと夜の王
ジャンル:ファンタジー,
以下はWikipediaより引用
要約
『ミミズクと夜の王』(ミミズクとよるのおう)は、紅玉いづきによる日本のライトノベル。イラストは磯野宏夫。電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、2007年2月から2014年8月まで刊行された。
第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作。『このライトノベルがすごい!』作品部門では2008年版で7位を獲得している。
概要
大賞を取る以前は作者の個人ウェブサイトで一般公開されていた(電撃小説大賞をはじめ、多くの賞では営利を目的としないウェブサイト・同人誌などでの発表ならば、応募規定に反しない)。ウェブサイトではイラストつきで発表されていた。一次選考通過の時点ではまだ公開されていたが、2006年8月に削除された。2007年7月現在ではウェブサイトのアドレスも変わっている。
ライトノベルとしては非常に異色で、挿絵が一切入っていない。また、『聖剣伝説』のメインビジュアルや企業用カレンダーのイラストを手がけている磯野宏夫による表紙イラスト・有川浩による解説も、一般書籍のような印象を与える。
あらすじ
ある月の夜、ミミズクと名乗る人間の少女が魔物の棲む森にやって来る。彼女は自分が魔物に食べられることを望んで森へたどり着くのだった。魔物を統べる者「夜の王」に出会い、人間を相手にしない「夜の王」に、自らを食べるよう説得する。そして彼女は自身が魔物に食べられるという望みを果たすべく、森に居座って「夜の王」の所に通うようになる。
登場人物
魔物の森
ミミズク
夜の王 (フクロウ)
王国 レッドアーク
クローディアス・ヴァイン・ヨールデルタ・レッドアーク (ディア)
アン・デューク・マクバーレン (アンディ)
既刊一覧
タイトル | 発行日(発売日) | ISBN |
---|---|---|
ミミズクと夜の王 | 2007年2月10日発売 | 978-4-04-866776-0 |
毒吐姫と星の石 | 2010年11月10日発売 | 978-4-04-870058-0 |
鳥籠巫女と聖剣の騎士 | 2014年8月7日発売 | 電子版のみ |
漫画
『LaLa』(白泉社)にて、2020年11月号より2022年8月号まで連載。作画は鈴木ゆう。連載終了後、同誌2022年11月号に「紅玉の書き下ろしを原作」とした特別編の短編「ミミズクと夜の王 -奇跡の降る夜-」を掲載。「どうしてもこの話をコミカライズしたい」と考えた入社1年目の『LaLa』の編集者がKADOKAWAに依頼したことにより、出版社の垣根を超えてコミカライズが実現している。
- 原作:紅玉いづき・作画:鈴木ゆう『ミミズクと夜の王』白泉社〈花とゆめコミックス〉、全4巻
- 2021年4月5日発売、ISBN 978-4-592-22079-4
- 2021年11月5日発売、ISBN 978-4-592-22080-0
- 2022年3月4日発売、ISBN 978-4-592-22106-7
- 2022年10月5日発売、ISBN 978-4-592-22106-7