ムシヌユン
漫画
作者:都留泰作,
出版社:小学館,
掲載誌:ビッグコミックスペリオール,
レーベル:ビッグコミックス,
発表期間:2013年,
巻数:全6巻,
話数:全53話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ムシヌユン』は、都留泰作による日本の漫画作品。ジャンルはSF・エロティック。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2014年1号から2018年3号まで連載。単行本全6巻。『THE BEST MANGA 2015 このマンガを読め!』第5位獲得。2018年第21回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。
タイトルの「ムシヌユン」は「虫の世」に由来する造語。「ン」に意味はない。
背景
作者の都留は漫画家であると同時に文化人類学者でもあり、本作中にもW.D.ハミルトンやE.O.ウィルソンの社会生物学等への言及がある。
物語の舞台は、前作『ナチュン』の舞台でもある沖縄県にある、架空の島。作者は本作の連載開始にあたり、取材のため沖縄を再訪している。
諸星大二郎・新海誠が、単行本のオビに推薦コメントを寄せている。
あらすじ
主人公・上原秋人は、幼少からの夢である「昆虫博士」になるため大学院を受験するも5年間浪人。失意の中、故郷である日本最南端の島「与那瀬島」(よなせじま)に帰郷する。折しもその日、島は前代未聞の天文現象「タンゴ星団」が日本で唯一見られる地として、観光客で溢れていた。観光客と絶望感に苛まれる中、秋人は初恋の相手である島の住人・新城かなこと再会。束の間の会話に胸を躍らせるも、かなこは既婚者であることが判明。秋人は自殺衝動に駆られて夕暮れの森に分け入るが、そこでかなこと夫の青姦の現場を目撃。心神喪失して倒れ込んだ秋人の前に、タンゴ星団から蝶のような地球外生命体が流星群とともに飛来、秋人の陰茎を異形に変えてしまう。目が覚めると同時に激しい性欲に駆られた秋人は、「かなこをレイプした後自殺する」ことを決意。巨大化した昆虫たちを尻目に、かなこを探して島を彷徨うのだった――。(第1巻あらすじ)
登場人物
主要人物
上原秋人(うえはら あきひと)
西都大学昆虫学講座
田宮きい(たみや きい)
西川威一郎(にしかわ いいちろう)
与那瀬島民
与那瀬島来訪者
用語
タンゴ星団
与那瀬島
〈彼ら〉
邪神
スティング
神の矢尻
書誌情報
- 都留泰作 『ムシヌユン』 小学館〈ビッグコミックス〉、全6巻
- 2014年8月4日初版発行、ISBN 978-4-09-186236-5
- 2015年5月5日初版発行、ISBN 978-4-09-187100-8
- 2016年2月3日初版発行、ISBN 978-4-09-187548-8
- 2017年2月4日初版発行、ISBN 978-4-09-189744-2
- 2017年11月14日初版発行、ISBN 978-4-09-189448-9
- 2018年2月4日初版発行、ISBN 978-4-09-189840-1