メイキャッパー
題材:美容,
以下はWikipediaより引用
要約
『メイキャッパー』は、板垣恵介の漫画作品。化粧を題材としている。
概要
基本的に一話完結型の作品。作者板垣恵介のデビュー作にあたる。主人公美朱咬生(みあけ こうせい)が、その神懸り的なメイク・テクニックを活かし、様々な人間の人生を変えて行く様子を描く。
掲載誌は『ヤング・シュート』、『コミック・シュート』(スタジオ・シップ、現・小池書院の発行していた雑誌)。連載期間は、1989年8月号から1991年9月号まで(1989年7月号分は読み切り)。全21話(全3巻)。
作者の板垣は、2003年にCS放送の番組『週刊少年「」』に出演した際、船越英一郎からインタビューを受け、この作品の第二話の製作最中にアイディアにつまり、気分が悪くなって吐血をした時が、漫画家人生最大のピンチであったと語っている。
登場人物
美朱咬生(みあけ こうせい)
「悪魔の手(デビル・ハンド)」「女神(ヴィーナス)の息子」の異名を持つ伝説のメイキャップアーティスト。高層ビル街のとあるビルの屋上にプールとログハウスを設置し、「美しくなるならここしかないという場所」という看板を掲げて活動している。一流のアスリートを思わせる骨肉隆々とした肉体には、ショットガンの弾薬ベルトを弾薬の代わりに化粧品を収納して装着し、いつ、どんな場所であろうとメイクが出来るようにしている。メイクに対しては相応の代価を要求するが、独特の化粧哲学を持っており、化粧の喜びを知らない相手には格安で引き受けたり、逆に相当の値段を詰まれても一切相手にしないこともある。
神代の昔より受け継がれる伝説の化粧術「美朱流化粧道」の技を継ぐ第57代目宗家のはずであったが、美朱流の伝統を嫌って高校時代に家を飛び出し、一流の女優から一般市民に至るまで、様々な人間を相手にその技を披露するようになる。その後、アメリカのハリウッドに向かい、ハリウッドの一流女優たちを相手に仕事をしていたが、再び日本へと戻ってきた。なお、あだ名である「デビル・ハンド」はダイアナ元皇太子妃が名付け親である。
写楽レイ(しゃらく れい)
神楽咲(かぐらざき)
橘ミサヨ(たちばな みさよ)
湯山響平(ゆやま きょうへい)
華神洋子(かがみ ようこ)
美朱善明(みあけ ぜんめい)
写楽鬼三郎(しゃらく きさぶろう)
上松周平(うえまつ しゅうへい)
バーテンダー
宮城しん子(みやぎ しんこ)
木崎(きざき)
母親
良子(りょうこ)
ホテル住まいの男
塩沢ヨネ子(しおざわ よねこ)
金城(きんじょう)
板垣学園学園長
朝倉かおる(あさくら かおる)
マネージャー
マナ
川田純白(かわた じゅんぱく)
リリー高田(リリー たかだ)
タンク杉本(たんく すぎもと)
元暴走族の男
用語
技術
美朱流化粧道
性感癖探知
運動中枢麻痺
エンドルフィン効果(エフェクト)
重力解放
誘導術
言葉のメイク
超高速メイク
冷や汗
エナジー・サーキュレーション
道具
ワニの排泄物パック
ナスのヘタの黒焼き
虫除けコロン
古代エジプト式老顔用洗顔剤
古代エジプト式美顔料
超興奮発情誘発コロン
ティースプレート
特注の剃刀
修行・訓練法
鯉捕り
花のポーズ
鳥を飛ばさないようにコントロールする
作者の後年の作品『グラップラー刃牙』にも登場する鍛錬法。
その他
メイキャップ・ファイト
チヤホヤ預金
書籍
秋田書店版
- メイキャッパー(秋田トップコミックスワイド/2005年9月出版) ISBN 978-4-253-24078-9
- メイキャッパー(1)(少年チャンピオン・コミックス/1997年4月出版) ISBN 978-4-253-04755-5
- メイキャッパー(2)(少年チャンピオン・コミックス/1997年6月出版) ISBN 978-4-253-04756-2
- メイキャッパー(3)(少年チャンピオン・コミックス/1997年8月出版) ISBN 978-4-253-04757-9
スタジオ・シップ(小池書院)版
- メイキャッパー(1)(劇画キングシリーズ/1990年7月10日初版) 雑誌 50615-34
- メイキャッパー(2)(劇画キングシリーズ/1991年6月20日初版) ISBN 978-4-88315-114-1
- メイキャッパー(3)(劇画キングシリーズ/1992年4月20日初版) ISBN 978-4-88315-150-9