メッシュ (漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『メッシュ』は、萩尾望都による日本の漫画作品。漫画雑誌『プチフラワー』(小学館)にて1980年夏の号から1984年6月号まで連載された。
概要
パリを舞台に、母親に捨てられ、父親に憎まれている少年・メッシュの放浪と成長、父親との対立を描いた連作短編。
父親ときずなを取り戻すも結局捨てられる少年の物語『訪問者』(『プチフラワー』1980年春の号)に続いて描かれた作品で、父親にアンビバレントな感情を抱く少年を描く。父親と息子の対立を主題とする一方、主人公は男性なのに女性の名を持ち、女装を楽しみ、同性愛者に言い寄られるなど、性同一性の混乱・あいまいな性という副題が全編を通して存在し、後年の『マージナル』・『残酷な神が支配する』に通ずるものがある。萩尾望都作品では初めてベッドシーンが描かれ、キスシーンも多い。
作者の転換期の作品で、初期の細かい挿話を積み重ねるように描く構成から、旧来の漫画に見られるような平明な構成に変化している。シリアスな話の中にユーモアを織り交ぜている。同時に画風も、手塚治虫の影響を受けた柔らかなものから、硬質でリアルな筆致に変化している。
作品
- 番外編
登場人物
フランソワーズ・マリー・アロワージュ・ホルヘス(メッシュ)
舞台劇
Studio Lifeにより2005年6月15日 - 7月4日までシアターサンモールで舞台化された。脚本・演出は倉田淳。
キャスト
- メッシュ: 山本芳樹、岩﨑大
- ミロン:曽世海児、高根研一
- 他