漫画

メッシュ (漫画)


ジャンル:女装,

題材:LGBT,

舞台:パリ,



以下はWikipediaより引用

要約

『メッシュ』は、萩尾望都による日本の漫画作品。漫画雑誌『プチフラワー』(小学館)にて1980年夏の号から1984年6月号まで連載された。

概要

パリを舞台に、母親に捨てられ、父親に憎まれている少年・メッシュの放浪と成長、父親との対立を描いた連作短編。

父親ときずなを取り戻すも結局捨てられる少年の物語『訪問者』(『プチフラワー』1980年春の号)に続いて描かれた作品で、父親にアンビバレントな感情を抱く少年を描く。父親と息子の対立を主題とする一方、主人公は男性なのに女性の名を持ち、女装を楽しみ、同性愛者に言い寄られるなど、性同一性の混乱・あいまいな性という副題が全編を通して存在し、後年の『マージナル』・『残酷な神が支配する』に通ずるものがある。萩尾望都作品では初めてベッドシーンが描かれ、キスシーンも多い。

作者の転換期の作品で、初期の細かい挿話を積み重ねるように描く構成から、旧来の漫画に見られるような平明な構成に変化している。シリアスな話の中にユーモアを織り交ぜている。同時に画風も、手塚治虫の影響を受けた柔らかなものから、硬質でリアルな筆致に変化している。

作品
  • 番外編
登場人物

フランソワーズ・マリー・アロワージュ・ホルヘス(メッシュ)

本名が女性らしい女性名であるため、自他ともにメッシュと呼ぶ。
愛称の由来は金に一部銀が混じった特徴的な髪色。第二次性徴で発現した父方祖父からの遺伝で、ホルヘスの息子であることを裏付ける証拠となった。
感情が不安定。2歳のときに母親が駆け落ちすると、実子かどうか疑った父親によってスイスの寄宿学校に入れられる。のちに父親は実子だと認めたが、メッシュを放っておいた過ちを母親に転嫁したため、父親を憎悪するように。14歳のときから家出している。
ミロン・ファレル

贋作(がんさく)画家。怪我(けが)をしたメッシュを拾い、そのままアパートで同居させる。
周囲の人に疎まれていた過去があるが克服している。
ルイ・シラノ

アパートの住人。ミロンの階下に住む医者。
エレーヌ

アパートの向かいに住むタイピスト。ルイの恋人。
ラカン画廊の主人

ミロンのお得意先。
カティ

ミロンの恋人。
ドルー

ギャング。ミロンに拾われる前にメッシュが居候していた。
バン

ドルーのボスでサムソンと組んでいる。ギャング。
ジャン・サムソン・ホルヘス

メッシュの父。ギャング。メッシュを支配しようとする。
エーメ・ホルヘス

ホルヘスの後妻でメッシュの義母。メッシュを心配している。
マルセリーナ・ルビエ(マルシェ)

メッシュの母親。現在は心を病んでいる。

舞台劇

Studio Lifeにより2005年6月15日 - 7月4日までシアターサンモールで舞台化された。脚本・演出は倉田淳。

キャスト

  • メッシュ: 山本芳樹、岩﨑大
  • ミロン:曽世海児、高根研一