モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん
漫画
作者:河合じゅんじ,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コロコロコミックス,
巻数:全3巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』は、河合じゅんじ作画による野球漫画作品。
概要
『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』の続編で、2003年4月号から2005年12月号まで『月刊コロコロコミック』で連載された。単行本は全3巻。
主人公のキヨハラは前作とキャラクターが異なり、より現実の清原に近づいている。ただしそれ以外に登場した前作のキャラクターは特に変わっていなかった。
2004年11月号に於いて、キヨハラが1986年にタイムスリップをして『かっとばせ!キヨハラくん』の世界とバンチョー・キヨハラが共演するというストーリーが描かれた。出っ歯のキヨハラも少しだけ登場している。なお『かっとばせ』は1987年に連載が開始しているため、連載前の第0話ということにもなる。
『かっとばせ!キヨハラくん』以降続いていた河合によるプロ野球ギャグ漫画シリーズはこの作品をもって一旦中断期間に入ることになり、現在の河合の公式Twitterにて『かっとばせ!テルアキくん』が掲載するまでに中断することになった。中断期間中の河合は『どーぶつのはなし。』『最強古代王者決定ギャグ オレたち恐竜キング』など、野球漫画以外のギャグ作品を連載していた。その後、2013年発売のEX大衆プロ野球スペシャルに読み切り作品「WBCだよ!たなかマーくん』が掲載され、2014年からのコロコロアニキでは『かっとばせ!キヨハラくん』の連載が再び掲載されたが、2016年2月2日にモデルとなった清原和博が覚醒剤取締法違反で逮捕された事を受け、公式サイト上で休載が発表され、マツイくんの再連載(休刊の2021年春号まで)されたことにより打ち切りとなった。
最終巻では『かっとばせ!キヨハラくん』の第1話・「ヨロシク!キヨハラです!!」が再掲載されている。
球団名
( )内はモデルとなった球団
セント・リーグ
セントラル・リーグをモデルとしている。
- 東京カイアンツ(読売ジャイアンツ)
- 板神タイガンス(阪神タイガース)
- 中日ドラポンズ(中日ドラゴンズ)
- ヤグルトスパローズ(ヤクルトスワローズ)
- 横はばペイスターズ(横浜ベイスターズ)
- 広島カーブ(広島東洋カープ)
パチヒック・リーグ
パシフィック・リーグをモデルとしている。
- オラックス・ブルーウェープ(オリックス・ブルーウェーブ)→(近鉄と合併)→オラックス・バッパローズ(オリックス・バファローズ)
- 福岡タイエーハークス(福岡ダイエーホークス)→福岡ソフトハンクハークス(福岡ソフトバンクホークス)(途中からハークスの綴りが「Hauks」から「Harks」に変更された)
- 西部ライアンズ(西武ライオンズ)
- 日ハムファイタンズ(日本ハムファイターズ)→北海道日ハムファイタンズ(北海道日本ハムファイターズ)
- 千葉ロッデマリリンズ(千葉ロッテマリーンズ)
- 楽ちんイークルス(東北楽天ゴールデンイーグルス)
※近鉄バッパローズ(大阪近鉄バファローズ)→オラックスと合併して消滅(途中から「近鉄」の読みが「きんてつ」から「ちかてつ」になった)。
アメリカ球団
- シカゴ・コブス(シカゴ・カブス)
- ニューヨーク・ヨンキース(ニューヨーク・ヤンキース)
- ニューヨーク・マッツ(ニューヨーク・メッツ)
- ロサンゼルス・ドシャース(ロサンゼルス・ドジャース)
- ロサンゼルス・エンガルス(ロサンゼルス・エンゼルス)
- サンフランシスコ・カイアンツ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)
- コロラド・ラッキーズ(コロラド・ロッキーズ)
- ボストン・ラッドソックス(ボストン・レッドソックス)
- デトロイト・タイガンス(デトロイト・タイガース)
- ヒューストン・アストラズ(ヒューストン・アストロズ)
- シアトル・マルナーズ(シアトル・マリナーズ)
球場名
( )内はモデルとなった球場
セ・リーグ
- 東京ドーム
- 珍宮球場(神宮球場)
- なごやドーム(ナゴヤドーム)
- 甲四園球場(甲子園球場)
- 広島ケンミン球場(広島市民球場)
- 横浜スタジアム
パ・リーグ
- 西部ドーム(西武ドーム)
- 大阪ドーム
- 福岡ドーム
- クリーンスタジアム神戸(グリーンスタジアム神戸)
- 札幌ドーム
- 千葉マリリンスタジアム(千葉マリンスタジアム)
- ブルキャストスタジアム宮城(フルキャストスタジアム宮城)※現実とは異なり、まだ出来立ての球場という設定
登場人物
東京カイアンツ
内野手
キヨハラカズヒロ(清原和博)
主人公。通称「番長」。以前は西部ライアンズの選手で、前作の途中から東京カイアンツに加入した。性格は前作以上のバカになって、クワタが引いてしまうほど気が強くなっている。特徴の出っ歯は無くなり、八重歯、タラコ唇のごっつい外見に雰囲気が変わった。また、前作では基本的に標準語だったが、今作では一貫して関西弁をしゃべっている。
当初は非人間的扱いを受けていたが、次第に前作同様悲惨な目に遭いやすい不幸キャラに戻っていった。
臆病で神経質。カリフラワーや蛇を嫌っている。しかしその反面、睡眠薬ですぐに眠り、音楽に乗りやすい単純な一面もある。
晩年は怪我に悩まされ、出番が減り、当初は必要以上に4番に拘っていたが、2004年は文句を言わずに6番を打っていた。シーズン終了後、引退の噂が囁かれていたことがあった。
当初はハラ監督すらキヨハラに気を使っている状態だったが(4番に座ったのもキヨハラのわがまま)、ホリウチに変わると打って変わって冷遇され、チーム内で派閥を作るなどして反乱を起こしたが、最終的にカイアンツを戦力外通告になった。
2005年、カイアンツを退団した後はアメリカに渡り、マイナー契約でニューヨーク・ヨンキースへ移籍した。メジャーに昇格した後は「ザ・バンチョー」の登録名で登場。
2004年、シーズン終了後、ひょんなことで1986年へタイムスリップをしたことがあり、そこで『かっとばせ!キヨハラくん』のキヨハラが登場している。
桃太郎の劇では主人公の桃太郎役だった。
用を足す時は全裸になる癖がある。
コロコロアニキ版では、引退を既にしている球界のレジェンドとして登場し、主役を再度務めている。外見はライアンズ時代の頃に戻っており、口調も標準語に戻っている。
守備位置は一塁手。
背番号は5(登場時)→3(球界のレジェンド時)。
モトキダイスケ(元木大介)
キヨハラの子分。調子のいい性格だが、周りにはよく八つ当たりの対象にされ、いつもボロボロにされる可哀想な選手。キヨハラ、クワタとつるみ、行動を共にしている。
2003年以降出番は減り、そのためキヨクワの新球団に無理やり加入させられたり、チーム内で派閥を作り、反乱を起こしたことがある。しかし最終的にカイアンツをクビになり、2005年に現役引退。最終回には出てこなかった。
桃太郎の劇でおじいさん役をやっていた。
ユーティリティープレイヤー。
コロコロアニキ版では、2015年のキヨハラとクワタが90年代のオールスターにタイムスリップしたため若い頃の姿(現役時代)で登場した。
背番号は2(バンチョーズでの背番号は02)。
ニシ(仁志敏久)
ニオカ(二岡智宏)
コクボ(小久保裕紀)
エトー(江藤智)
外野手
タカハシヨシノブ(高橋由伸)
通称ウルフ。マツイ退団後、選手会長になった。基本的に常識人だが、たまにバカになる天然な一面がある(例:明日で板神の優勝が決まりそうな時に、皆で一致団結して死んだふりを提案するなど)。よくニシ、ニオカと一緒にいる。
キヨハラを「故障が多いので4番に向いていない」と非難している(ただし、ヨシノブ本人も怪我が多い)。
弱点は耳。耳に息を吹きかけられると弱い。
登場人物紹介のページではカイアンツで数少ないイケメンと紹介されたことがある。
桃太郎の劇ではお供の犬をやっていた。
コロコロアニキ版では、今作終了から10年経った2015年でも現役(連載当時)であり、開幕戦に出場していた。ただし、年月の経過のためもあって、顔は皺が出来て老化が目立っていた。名前が「ダカハシヨシノプ」に変更されている。
守備位置は右翼手 → 中堅手 → 右翼手。
背番号は24。
ろーず(タフィ・ローズ)
捕手
投手
クワタマスミ(桑田真澄)
名脇役。前作同様ワルで桑田本人と性格が全然違う。悪知恵が働き、カイアンツの知恵袋になってチームの手助けをしている(本人は面白半分)。金儲けが大好き。よく商人の姿で登場。裏の主人公とも言われている。東京ドームを野球盤にしたりアスレチックにしたりしている。宇宙人との交友がある。特技は占い、変装、発明。
キヨハラと高校時代からの腐れ縁なために、キヨハラの性格・行動パターンを知り尽くしている。キヨハラを影で操り、玩具にしている反面、報復も多い。
キヨハラとは常に行動を共にしている。キヨハラが監督代行を務めた時はヘッドコーチ、キヨハラを監督にした新球団のオーナーになったこともある。キヨハラの専属コーチになり球団に残ることを考えていたが、最終的にキヨハラのマネージャーになった。
桃太郎の劇でおばあさん役をやっていた。
コロコロアニキ版では、引退を既にしている球界のレジェンドとして登場し、キヨハラの相棒を再度務めている。
背番号は18。
クドー(工藤公康)
西部ライアンズ・福岡タイエーハークスの元エース。キヨハラ・クワタの数少ない先輩。今作で完全なオヤジになってしまい、子供の頃を懐かしんだり、試合途中に寝てしまったりしている。
1986年にタイムスリップをしたキヨハラは、当時23歳のクドーと対面している。
桃太郎の劇できびだんごをやっていた。
コロコロアニキ版では、現実同様に監督(作中ではゾフトハンク)を務めており、2015年のオールスターに出場しており、年月の経過のためもあって、顔は皺が出来て老化が目立っていた。キヨハラとクワタが1990年代からタイムスリップで若い時の自分(クワタがうっかり口を滑らせ監督になるという未来を話してしまったが、若い頃の本人は夢にも思っていなかったためか信じなかった)を連れてきたため、本人同士が対面して困惑していた。名前は「グドー」に変更。
背番号は47(登場時)→81(ゾフトハンクの監督時)。
ウエハラ(上原浩治)
オーナー・監督・コーチ陣
ハラ監督(原辰徳)
前カイアンツの監督。ナガシマの後を受け、監督へ就任。しかし、僅か2年で監督を一旦解任される(2002年-2003年)。
若い監督ゆえ、キヨハラには舐められっ放しだった。しかし、その反面キヨハラのリーダー気質を評価していた部分もあった。涙もろい性格で、少し頼りない。
ついナインの前で「監督辞めたい!」と言ったことから監督を休養する羽目になってしまい、その数ヵ月後、本当に監督を辞めることになった。
キヨハラが1986年へタイムスリップをした際、当時28歳のハラが登場している。
2006年にホリウチの後任で再びカイアンツの監督に復帰しているが、最終話で登場することはなかった。
コロコロアニキ版では、今作終了から10年経った2015年でも現実同様に現役の監督であり、開幕戦に登場していた。名前は「パラタヅノリ」に変更。
背番号は83(登場時)→88(2006年)現在。
ホリウチ監督(堀内恒夫)
アワノコーチ(阿波野秀幸)
ワタナベオーナー(渡邉恒雄)
板神タイガンス
ホシノ監督(星野仙一)
元中日・前板神の熱血監督。ベロベロでもかなり凶暴キャラ。自己中心的。2003年勇退。
2003年シーズン中はほとんど毎回登場。しかし日本シリーズは碌に描いてもらえなかった。有終の美を飾れないまま、監督を勇退することになった。
2004年、近鉄とオリックスが合併して、楽天がまだ公に明かされていなかった頃の話にてキヨハラ、クワタが作った新球団(バンチョーズ)の監督に就任。
自ら代打で打席に立ったことがある。
コロコロアニキ版では、2015年のキヨハラとクワタが1990年代のオールスターにタイムスリップしたため若い頃の姿(ドラポンズの監督時代)で登場し、オールスターの監督を務めていた。名前は「ホチノ」に変更。
前述の「バンチョーズ監督就任」は河合が描いたフィクションだが、現実の星野は2010年に楽天の監督に就任しており、「作中の描写と類似した実際の出来事」の一つとなっている。
背番号は77。
オカダ監督(岡田彰布)
カネモト(金本知憲)
カタオカ(片岡篤史)
フジカワ(藤川球児)
タニナカ(谷中真二)
むーあ(トレイ・ムーア)
中日ドラポンズ
オチアイ監督(落合博満)
イバタ(井端弘和)
カワイ(川相昌弘)
ヤグルトスパローズ
フルタ(古田敦也)
らみれす(アレックス・ラミレス)
広島カーブ
横はばペイスターズ
ササキ(佐々木主浩)
楽ちんイークルス
タオ監督(田尾安志)
イーダ(飯田哲也)
かつのり(野村克則)
千葉ロッデマリリンズ
ぼびー・ばれんたいん監督(ボビー・バレンタイン)
ワタナベシュンスケ(渡辺俊介)
ハツシバ(初芝清)
西部ライアンズ
イハラ監督(伊原春樹)
マツザカ(松坂大輔)
ナカムラ(中村剛也)
福岡タイエーハークス→福岡ソフトハンクハークス
オー監督(王貞治)
日ハムファイタンズ→北海道日ハムファイタンズ
シンジョー(SHINJO)
オラックス・ブルーウェープ→オラックス・バッパローズ
ナカムラノリ(中村紀洋)
大リーグ
マツイ(松井秀喜)
前作の主人公で、元カイアンツ4番。現在はヨンキースに所属。
前作同様、常人ではありえない技を次々と発揮している。大きい牛を口に丸ごとしまい込んだり、舌を自在に伸ばしたり、自然発火したり、鼻息で宇宙人を吸い込んだりなど。
食い意地が物凄く張っている。特に日本の牛が大好物。神戸牛、松阪牛を主に好んでいる。
牛のことを「恋人」と言っている。
犬の着ぐるみを好んでいる。日米野球ではいちろうの愛犬「イッキュウ」の代役をしていた。
連載1年目は全く出番が無かった。2年目から、ちょくちょく帰国しては顔を出すようになった。
キヨハラ以上の超人なために、時折主役のキヨハラが霞んでしまう程の活躍をする事がある。
コロコロアニキ版では、既に選手を引退しており、現役選手たちの脅かし役として登場した。
背番号は55。
いちろう(イチロー)
その他(他のスポーツ選手等)
アケポノ(曙太郎)
ぼぶ・さっぷ(ボブ・サップ)
タニリョーコ(谷亮子)
おるが・ぺたじーに(オルガ・ペタジーニ)
コイスミ総理(小泉純一郎)
過去の登場人物
西部ライアンズ
モリ監督(森祇晶)
イシゲ(石毛宏典)
アキヤマ(秋山幸二)
東京カイアンツ
くろまてぃ(ウォーレン・クロマティ)
ナカハタ(中畑清)
空想上のキャラクター
水の神
大ダコ
ラハヨキ
ユキコ&ユキオ
サルモドキ
デビ太郎
ブヒブヒ星人
ビクトリーカイアンツ
註