モンスターハンター オラージュ
以下はWikipediaより引用
要約
『モンスターハンター オラージュ』は、真島ヒロによる日本の漫画作品。講談社の漫画雑誌『月刊少年ライバル』2008年5月号(創刊号)から2009年6月号に掲載されていた。累計発行部数は2009年時点で180万部を突破している。
タイトルのオラージュ(ORAGE)とはフランス語で「嵐」の意味。
概要
カプコンのコンピュータゲーム『モンスターハンター』の世界を背景に独自の要素を加えられており、オリジナルの武器やモンスターが前面に押し出されているのが特徴。欄外にも、「『モンスターハンター オラージュ』は実際のゲームとは若干異なる独自の設定が追加されています」との断り書きがある。
あらすじ
時は狩りの世界。主人公シキ・リュウホウは自分の師匠の夢であり自分自身、封印のハンターとしての役目でもある輝龍ミオガルナの封印(討伐)のため旅に出る。
登場人物
主要人物
シキ・リュウホウ
アイリィ・ジェスカー
アカマーヤの街のギルドで働いていたハンターで、グレリィの娘。
武器は太刀の鉄刀【神楽】。後に斬破刀→鬼神斬破刀と強化。デルマイオス素材の防具を装備。
強気な性格で男勝り。その一方で、おばけが大の苦手という一面もある。スタイルに関しては、巨尻の持ち主。
以前の仲間が自分に内緒でギルドのルールを破って密猟をしていたことを告発したために、知らずに密猟に加担していた自分も封印士選定試験の受験資格を失ってしまう。その上、仲間に裏切り者呼ばわりされた挙句、父親のことを侮辱されてしまった。それ以来、仲間を信頼する事が出来なくなり、パーティも組まなくなってしまった。その為、シキやサクヤに対しても素直になれないところがあったが、ガノトトス戦でトラウマを乗り越え、仲間を信じる心を取り戻す。
サクヤ
武器職人の少女。初登場時は病み上がりで、左眼と額に包帯をまいていた。両親に関しては、父は名工だったが、幼い頃に姿を消してしまい、母も父がいなくなった後、デルマイオス絡みで亡くなった。
片手剣を使っていたが、デルマイオス討伐後はライトボウガン種を武器にして、ライトボウガンのジャスティスショットに変更。さらにベルティネスに強化。
おとなしい性格かつ巨乳の持ち主であるが、本人は巨乳であることにコンプレックスを感じている。
長い間目標だったデルマイオスをシキたちの協力を得て討伐に成功。デルマイオスは、幼少時のサクヤの病気を治すために必要な特別な薬草を取りに行った父の仇であり、図らずも仇を取る形となった。その後はシキ、アイリィと共にミオガルナ討伐の旅に出ることを決めた。以降は、パーティの参謀格となる。
クーロン・ベルーサス
武器はガンランスの近衛隊正式銃槍。防具はギルドナイトシリーズ、後にレウスシリーズを装備。
当初は、猟団・地獄の猟犬のリーダー。よく言葉を間違えたり、使う場面を誤ったりと、物覚えが悪い。その腕前と、ギルドの裏に顔が利く権力者の息子であることから、皮肉をこめて「王子」のあだ名で呼ばれている。
アカマーヤでシキがクエストに先に越されたのを機にシキに敵対心を抱き、自身も封印のハンターになるべく単独で行動するようになり、更にはギルドのルールを無視してモンスターを狩り始める。その際にシャドウと出会い、手を組むことになる。その後、彼の手引きにより公式封印士選定試験を経て封印のハンターに認められる。「星崩し」の際にシャドウの不正を暴き、単身ミオガルナを探す。
ギルド関係者
カーク
その他
グレリィ・ジェスカー
シキの師匠であり、アイリィの実父でもある。声がでかい。現役を退いた後、主人公の生まれた街で教官をしていたが、火薬の調合に失敗し死去。大剣の使い手だったらしいが、それ以外の武器も扱えたという。
公式封印士選定試験には合格していたが、シキに自分以上の可能性を見出し封印のハンターの資格を譲り、ハンターになるための修業を積ませた。出会いの時にクシャルダオラの発生させる風を読んで近づけた事からシキに風属性の才能があると双剣を与えて特訓させた。
シャドウ
ダリオ・シェルビー/ノークス・レナム/ムスゥ・ロコア
テリー
用語
封印のハンター
全狩猟区特別狩猟許可証の紋章を持ち、これがあれば、ギルドへの報告義務があることを除き、ギルドのルールに縛られること無く自分の判断で狩りを行える。
許可証は年に一度開かれる公式封印士選定試験に合格すれば手に入れることができるが、シキはグレリィから受け継ぎ、クーロンはシャドウの手引でこの称号を得ている。
試験合格の際に右手首に紋章の焼印をされるが、熱くない不思議な炎で焼印される。
狩猟大会【星崩し】
優勝者にはミオガルナの居場所を記した地図が与えられるとされるが、幻であるはずのミオガルナの居場所がなぜ判明しているのか疑問を持つ者達もいた。
実はシャドウが主催している私利私欲の為の大会であり、集められた選手も封印のハンターではなく彼が適当に集めたハンターで、優勝者も最初からクーロンと決められていた。
それによりシャドウはまんまと大量のモンスターの素材やハンターの武器をせしめることに成功するが、クーロンはすでにこのことをギルドに通報していたためシャドウは逮捕されることとなった。
地名
アカマーヤ
沼地
サンカルッカ
王国首都
大老殿
古都ギル・ガメス
ハンターの間で「迷いの迷宮」と呼ばれているとおり遺跡内部は広大な迷路となっており、古代の罠と大量のモンスターによりギルドはハンターの生存確率0%とみなして「禁猟区」とし、封印のハンターしか立ち入れないことにしている。
アイテム
睡眠笛
武器
風属性
狩猟鞭、多節鞭
モンスター
ミオガルナ
シキとアイリィの討伐目標。古代の言葉で「最後の星」という意味のとおり星のように輝く体を持ち厄災をもたらすと伝えられているが、それ以外は謎に包まれている。そのため、半ば伝説化しており、その存在を信じるものは少ない。
デルマイオス
ナコ・アグール
豹に似た牙獣種のモンスター。身軽で非常に素早いが、地面を叩き割って周囲一帯を攻撃する荒業を繰り出す。台詞によると、このモンスターとは別に豹が存在するらしい。
ギルクゥザ
"黄金宮"と呼ばれるほど巨大な帝国だった古都ギル・ガメスに生息している。筋肉が極端に薄く、骨格が強調されているため、骸竜と名付けられた。
口からは黒いガスを吐き出し、咆哮に似た超音波を出し、相手の動きを止める。
単行本
- 限定版(キーチェーン、ラージャンコイン、イャンクックコイン、コインホルダー付属)2008年8月4日発行 ISBN 978-4-06-362121-1
- 限定版(ババコンガコイン、ガノトトスコイン付属) 2008年12月4日発行 ISBN 978-4-06-362123-5
- 限定版(クシャルダオラコイン、モノブロスコイン、コインホルダー、ピンナップ付属) 2009年4月3日発行 ISBN 978-4-06-362139-6
- 限定版(ラオシャンロンコイン、ミオガルナコイン、メモリアルイラストレーションブック、ピンナップ付属) 2009年8月4日発行 ISBN 978-4-06-362147-1
新装版