ヤスコとケンジ
以下はWikipediaより引用
要約
『ヤスコとケンジ』は、アルコによる日本の漫画作品。『デラックスマーガレット』(集英社)2004年1月号で読み切り版を発表した後、『別冊マーガレット』2005年4月号から2006年11月号にかけて連載された。単行本は全5巻。略称「ヤスケン」。
2008年7月から9月まで、日本テレビ系土曜ドラマ枠において連続ドラマ化された。これに伴い、『別冊マーガレット』2008年8月号から同年11月号まで『超立!!桃の木高校』を休載して短期集中連載を行った。
また、『デラックスマーガレット』2009年1月号には、番外編『モスとアジダス』が掲載された。
2014年に、マーガレット&別冊マーガレットは50周年の企画としてモーションコミック化された。
ストーリー
6年前の12月24日、交通事故で両親を亡くした沖康子は兄である元暴走族総長の健児と2人で暮らしている。しかし何をするにも健児の邪魔が入り、恋愛すら満足に出来ない康子は健児を疎ましがり、兄妹喧嘩ばかりの毎日だった。
登場人物
メインキャラクター
沖 康子(おき やすこ)
沖 健児(おき けんじ)
椿 純(つばき じゅん)
椿 エリカ(つばき えりか)
サブキャラクター
ゲストキャラクター
宮園 かおり(みやぞの かおり)
瓜部 聡(うりべ さとし)
山田 幹夫(やまだ みきお)
前田 始(まえだ はじめ)
出版会社に務める編集者。健児(ケンケン)の担当者。独身。
普段は至って温厚だが、締め切りに厳しく、健児が締め切り間近に康子を追って香港へ向かった際は健児を追って自らも香港へ乗り込み、画材道具を武装した筋骨粒々の武骨な姿に変貌すると同時に、性格もマフィア達すら手をつけられないほど凶暴化していた。そして、健児や香港マフィアをも凌ぐその圧倒的な戦闘力と気迫で健児や康子達をはじめ、マフィア達にもアシスタントを強制させて原稿を完成させた。
実質的に康子達とマフィア達が和解するきっかけを作り、原稿完成時にはいつの間にか普段の姿に戻って健児達より先に日本へ帰国した。『終電車』シリーズ(第4話)にも登場している。
王 零(ワン リン)
零(パン太)の両親
読み切り版
『デラックスマーガレット』2004年1月号にて掲載。『三つ編と赤い自転車』に収録。
読み切り版は康子16歳(高校1年生)、健児23歳の設定である。また、健児のアシスタントであるモスとアジダスも登場しているが人相が現在と少々異なっており、名前が付けられていなかった。また、ドラマ化に伴い、『デラックスマーガレット』2008年9月号に再掲載された。
単行本
- 1巻:2005年8月25日発売/ISBN 4088478851
- 2巻:2006年3月24日発売/ISBN 408846043X
- 3巻:2006年9月25日発売/ISBN 4088460936
- 4巻:2007年2月23日発売/ISBN 4088461452
- 5巻:2008年10月24日発売/ISBN 4088463463
テレビドラマ
2008年7月12日から9月20日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に、日本テレビ系の「土曜ドラマ」枠においてTOKIOの松岡昌宏の主演で放送された。
キャスト
主要人物
沖 ケンジ
本作の主人公。暴走族「ネイキッドガン」の元総長、現在は少女漫画家。ペンネームは「桜葉れいか」(後に「桜葉れいか。」に変更された)。
椿 エリカ
本作のヒロイン。レディース軍団「黒薔薇」の元総長、現在は花屋「つばきフラワー」を営む。
沖 ヤスコ
ケンジの妹。青葉台学院高等学校3-F。
椿 純
青葉台学院高等学校3-特A。姉のエリカと2人暮らし。
青葉台学院高等学校
教職員
御手洗
ヤスコの担任教諭。ケンジを恐れている。
3年特Aクラス
真行寺 ひよこ
嫌味な性格。どこに行くにも留美とあやめを引き連れている。純に好意を寄せている。桜葉れいかの隠れファン。最終話で純をデートに誘うも完全に振られてしまい、留美達2人と他の女学生と共にその場を走り去っていった。
留美
高慢な性格。真行寺と共に行動する。
あやめ
真行寺と共に行動する。
3-F
亜紀
ヤスコの友人。
千里
ヤスコの友人。
ゆり子
美月
真央
元暴走族
モス
暴走族「ネイキッドガン」の元親衛隊長で、ケンジのアシスタント。
アジダス
暴走族「ネイキッドガン」の元特攻隊長で、ケンジのアシスタント。宮園とは幼馴染みで昔から想いを寄せている
宮園 かおり
エリカがレディース総長だった頃の後輩で、現在は「つばきフラワー」で働いている。アジダスとは幼馴染み。
青田 龍爾
暴走族「スネイク」の元総長。暴走族であった頃からエリカに惚れている。
赤川
青田の部下。
沖家
森口 文江
ヤスコとケンジの叔母。
ヤスコとケンジの両親
10年前の7月26日に亡くなったヤスコとケンジの両親。
その他
渋谷 勝
カレー屋「ルート15」の店主。ケンジ達の良き相談相手。暴走族「黄金龍(ゴールデンドラゴン)」の元総長。
星川 優紀子
ケンジが連載する少女漫画を担当する集文社の編集者。「桜葉れいか」の正体がバレることを警戒している。
ゲスト
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
最終話
スタッフ
- プロット協力 - 横幕智裕、渡辺雄介
- 音楽 - 大島ミチル
- 音楽プロデューサー - 伊藤圭一
- 主題歌 - TOKIO「雨傘」(ジェイ・ストーム)
- 技術協力 - NiTRo
- 美術協力 - 日テレアート
- タイトルバック - 西村了
- CG - ゴンゾ
- 選曲 - 藤村義孝
- 技斗 - 佐々木修平
- カースタント - タカハシレーシング
- プロデューサー - 荻野哲弘・千葉行利・三田真奈美
- 企画協力 - PPM
- 制作プロダクション - ケイファクトリー
- 製作著作 - 日本テレビ
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 7月12日 | アニキは元暴走族! 妹を守る…これが俺の正義だ!! | 山浦雅大 | 大谷太郎 | 12.3% | |
第2話 | 7月19日 | 純情レディース総長の変身告白 | 渡辺雄介 | 13.1% | ||
第3話 | 7月26日 | 暴走! お見合い作戦 涙の玉子焼 | 大石哲也 | 長沼 誠 | 11.2% | |
第4話 | 8月2日 | 妹に贈る涙の誕生日プレゼント | 山浦雅大 | 12.9% | ||
第5話 | 8月9日 | 椿君に恋敵!? 沖さんは僕が守る | 渡辺雄介 | 大谷太郎 | 10.6% | |
第6話 | 8月16日 | 元ヤン同士の純愛は傷だらけ!! | 山浦雅大 | 本間美由紀 | 12.3% | |
第7話 | 8月23日 | 正体バレた!? コスプレ替玉作戦 | 渡辺雄介 | 長沼 誠 | 14.9% | |
第8話 | 9月6日 | 兄に贈る! 涙の漫画家復帰作戦 | 山浦雅大 | 大谷太郎 | 13.0% | |
第9話 | 9月13日 | 悲しい結末…妹の初恋を救え!! | 大石哲也 | 本間美由紀 | 13.4% | |
最終話 | 9月20日 | 10年愛の行方…アニキの幸せは私達が守る!! | 山浦雅大 | 大谷太郎 | 16.3% | |
平均視聴率 13.1%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
※2008年8月30日は『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』が放送されたため休止。
関連商品
- ヤスコとケンジ DVD-BOX(2009年1月16日発売)
モーションコミック
2014年4月7日より、J:COM オン デマンドやauビデオパスなどau/J:COMの動画配信サービスでモーションコミックが配信された。
キャスト
- 沖康子 - 西口杏里沙
- 沖健児 - 川原慶久
- 椿純 - 長谷川芳明