ユゴーの不思議な発明
以下はWikipediaより引用
要約
『ユゴーの不思議な発明』(The Invention of Hugo Cabret)は、ブライアン・セルズニックによる小説である。2007年1月30日にハードカバー版が、翌2008年6月2日にペーパーバック版が発売された。
日本ではアスペクトから金原瑞人の訳により、2007年1月30日にハードカバーで発売された。
あらすじ
1930年代のパリ。孤児のユゴー・キャブレ(英語風の読みはヒューゴ・カブレ)は父の遺したからくり人形と共にリヨン駅の時計台に隠れて暮らしていた。ある日、ユゴーはハート型の鍵を持つ少女・イザベルと出会い、2人はからくり人形に隠された謎を解き明かそうとする。
登場人物
ユゴー・キャブレ(英語の読みはヒューゴ・カブレ)
イザベル
その他
著者のブライアン・セルズニックはアメリカの絵本作家。一時スランプに陥ったとき、同じく絵本作家のモーリス・センダックに励まされたことをきっかけに、センダックの研究を始める。その最中に、ガビー・ウッドの『Edison’s Eve』という本で、ジョルジュ・メリエスがオートマタ(機械人形)のコレクターで死後コレクションを美術館に寄贈したが、最終的に廃棄されたことを知り、本書の着想を得る。センダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』と、幼い頃に愛読していたレミー・チャーリップの絵本『よかったねネッドくん』に倣い、絵を中心に、ページを繰るごとに冒険が進む無声映画のようなスタイルで同書を書き上げ、スランプから脱した。同書のメリエスは、レミー・チャーリップの風貌をモデルに描かれている。話自体は創作だが、メリエスの生涯についてはほぼ史実に基づいている。
賞歴
- 2009-2010年アイオワ・チルドレン・チョイス・アワード
- ジュニア・ライブラリー・ギルド・セレクション
- 2008年コールデコット賞受賞
- 2007年全米図書賞児童文学部門ファイナリスト
映画化
マーティン・スコセッシ監督、ジョン・ローガン脚色により3D映画化され、パラマウント映画の配給で2011年11月23日に北米で封切られた。