ユメオチル、アリス
題材:夢,
以下はWikipediaより引用
要約
『ユメオチル、アリス』は、鮎川歩による日本のライトノベル。イラストは立花オコジョ。ガガガ文庫(小学館)より2011年3月刊行。
あらすじ
カガミマクラ。それはよくある都市伝説。鏡を枕の下において眠ると、夢魔が現れ、夢の世界に連れて行ってくれるが、その世界に魅入られた人間は目覚めることができなくなり、廃人になって死ぬ、というもの。 預けられた叔父の家で虐待されていた高校一年生の有栖幹人は、噂通り、廃人になっても構わないとカガミマクラを試してみた。その日見た夢の中に現れたのは一人の少女。ルルディ・リデルと名乗った少女は、幹人には完全なる夢の世界『完全明晰夢』を会得できる才能があると告げる。 幹人は叔父からの虐待から逃れるため、現実から逃げ切るため、『完全明晰夢』を手に入れるべく、ルルディが編み出した夢見特訓ゲーム『アクム・クエスト』に挑む。
主な登場人物
有栖幹人(ありす みきと)
ルルディ・リデル
普現佳奈実(ふげん かなみ)
窪田理雄(くぼた りお)
用語
『カガミマクラ』(かがみまくら)
鏡を枕の下に敷いて眠ると、夢魔が現れ、眠っている人間を夢の世界に連れて行くのだという。その先に広がる夢に魅入られた者は夢魔に心を取り込まれ、現実世界に帰れなくなる。そして、目覚めることができなくなり、廃人になって死んでしまう、というもの。
ワンダーと完全明晰夢のこと。
『ワンダー』(わんだー)
カガミマクラはワンダーと人間の波長を合わせ、ワンダーが人間の夢に入り込むきっかけである。
ただし、夢の波長を知ってしまえば、カガミマクラのサポートがなくても自由に知っている人間の夢の中に入り込むことが可能。
呼び出した人間の夢の中に移り住んでいる間は、その人間が現実で見聞きしたことを少しなら知ることも出来る。
『夢見』(ゆめみ)
ルルディによると、『基本的にその人の妄想力や厭世観、現実逃避の割合が強ければ強いほど高まるもの』。
『完全明晰夢』(かんぜんめいせきむ)
この夢の中では想像は創造であり、見ている人間のイメージが夢の世界に反映される。例えば、お菓子の山を想像すれば、夢の世界はお菓子で一杯になる。
『完全明晰夢』を手に入れた人間の魂は肉体から切り離され、現実に戻る必要すらなくなる。
『アクム・クエスト』(あくむ・くえすと)
全部で十ステージあり、それぞれの悪夢に設けられたクリア条件を満たせば次のステージに進むことが出来る。
全てをクリアする頃には『完全明晰夢』が見られるくらいに『夢見』の力が高まる。
書誌情報
- 『ユメオチル、アリス』 (2011年3月、ISBN 978-4-09-451263-2)