ルナティック・ムーン
以下はWikipediaより引用
要約
『ルナティック・ムーン』は、藤原祐/著、椋本夏夜/イラストの小説(ライトノベル)。電撃文庫刊。
ストーリー
物語の舞台は、200年以上前に起こった「混乱」と呼ばれるカタストロフィーによって荒廃してしまった近未来の世界。そしてそれにより生まれた、別の生物同士が融合したかのような奇怪な姿をした生命体「ケモノ」というものが存在している。 「混乱」の影響を受けたのは動物たちだけではなかった。人間の中で、体の一部に人間には本来あるはずのない、他の生き物の体の部分(変異)が発現している者たちは「変異種」、そうではない、普通の者たちは「純血種」と言われていた。
純血種の人間たちが居住する機械に囲まれた機械都市「バベル」、その地下に広がる変異種たちが住むスラム。主人公イルは、変異種でありながら体に変異を持たない異質な存在だった。そのため周りの人々から孤立していた。しかも、彼には名がなかった。イルというのは名字であり、だからイルは「名無し」と呼ばれ軽蔑される日々を過ごしていた。
しかし、ある事件をきっかけに、イルの隠された能力、運命が動き出す。
登場人物
ルナ=イル
シオン=エシュ
単相区出身のウェポン。左腕の肘から下に『魔女の剣』と称される無数の刃を顕わす変異を持つ。その変異によって幼い頃から恐れられ『化け物の子』と恐れられ、その家族もまた蔑まされていた。そして、弟が殺されてしまったことによって母親は自殺、父親はシオンを殺そうとするがその変異で父親を殺してしまう。それが引き金になって集落の人間がシオンを殺そうとするが全て返り討ちにあい全滅する。(その後、その集落の生き残りにティーがいることが分かる)。エデンの中ではケモノを倒すこと強くなること以外は眼中に無く、他のウェポンとも交流を持とうとしなかったため孤立して、その灰色の髪と変異の恐ろしさとから『灰被りの魔女』と蔑称される。しかし、ルナ=イルと知り合い、それが彼女を変える事になっていく。幼い頃、自らの変異を憎んでつけた傷がまだ残っており、他人に見られないよう戦闘服の左の袖だけ長くなっている。
フィオナ=レスファ
カロマイン=セク
エンダ=カーラ
イユ=イエール
ロイド=オド
レイン=リィン
トマージ=イル
セール=ルウジュ
ジャク=メイ
ミーシャ=メイ
ティー=ティカ
ミュリエル=タイラー
用語
稀存種(きぞんしゅ)
変異種(へんいしゅ)
第一位変異種(だいいちいへんいしゅ)
純血(じゅんけつ)
奇性生物(きせいせいぶつ)
特異器官(とくいきかん)
混乱(こんらん)
過学(かがく)
バベル
機械都市(きかいとし)
エデン
ウェポン
聖域(せいいき)
隔離地(かくりち)
揺籠(ゆりかご)
金属(きんぞく)
生体金属(せいたいきんぞく)