レディ・ギネヴィア
以下はWikipediaより引用
要約
『レディ・ギネヴィア』は、名香智子による日本の漫画作品。表題作、およびそれを中心とする連作の総称。主として、新書館『グレープフルーツ』に掲載された。
作者の過去作品、『ふんわり狩人』の続篇(スピンオフ)。ギネヴィアとリアンダの出会い、主な登場人物たちのその後を描く。主として、ギネヴィアやリアンダをめぐる恋愛模様が描かれた。新キャラクターとして、リアンダの元恋人・ユーリエやギネヴィアとの間に生まれたリアンダの長男・オリバーが重要な役割を果たす。
登場人物
主要人物
ギネヴィア・キング(ピラルツ)
碧眼で黒髪を持つ魅惑的な美人、馬術の天才少女で、馬が大好きな変わり者。この連作の主人公で、公爵家の令嬢。名前はアーサー王の王妃に由来し、兄のアーサーと対になっている。親密なものや身近なもの以外の顔は、(自分の顔も含めて)「へのへのもへじ」に見えると、兄には語っていた。ゆえに化粧の仕方もわからず、夜会など正装して化粧が必須の時は、夫のリアンダにメイクしてもらうことがある。
『ふんわり狩人』で、リアンダから告白されるが、男性に興味がないため、その思いは伝わらなかった。その後、馬のことでリアンダと口論になり、強姦されてしまう。しかし、他の相手と結婚する前に手放した馬を、リアンダがすべて買い戻したことがきっかけで、結婚式をキャンセルし、リアンダへの好意を自覚して、彼の妻となる。
その後、社交界の花としてもてはやされるが、夫であるリアンダ以外の男性には興味がない。しかし、リアンダが結婚後もユーリエに未練を持っていることに気づき、自分にはない女性的な魅力にたけたユーリエに嫉妬するという複雑な感情を抱く。一度だけ、馬顔の男性に興味を示したことがある。「夫婦」という概念をよく分かっていない。
出産後に、オリンピックの総合馬術大会に出場した。子供は乳母ではなく、夫婦で育てるものだという信念を持っている。そのため、オリバーに対する夫の態度に悩んでいる。
リアンダ・ピラルツ
ギネヴィアの夫で、スウェーデン人の血を引くアメリカ人。この連作の副主人公。物語は主に彼の視点から描かれている。長身で金髪に青い目の典型的なハンサム。普段は仕事で海外を飛び回っており、ギネヴィアと屋敷で一緒に居ることは少ない。
ヨーロッパジュニア馬術大会で初めてギネヴィアと出会い、その後、上記のようないきさつで、晴れてギネヴィアと夫婦になる。女性に不自由したことのないプレイボーイだが、昔から本気で好きだったのはギネヴィアだけで、妻が他の男性の関心を得るたびにやきもきしている。ギネヴィアの気を引くため、競売で馬を競り落として、贈っている。前述のような経緯で結婚したため、ギネヴィアが自分に真の愛情を抱いておらず、馬のことで喜んで衝動的に結婚してしまったかも知れない、という疑念を内心では持っている。ギネヴィアが妊娠した際には、妻の身体を気遣うあまり、想像つわりをしていた。御人好しの側面もあり、決して悪人ではない。
一方で、ユーリエが親友のアーサーと結婚する意志を見せたことに動揺し、自分の元に戻るようにと未練を顕わにし、その結婚式では泣いてしまうという醜態をさらしてしまう。
子供の扱いには慣れておらず(自身が実の両親ではなく祖父母に育てられた過去もあったため)、赤ん坊のころから最初の子供であるオリバーに対して、ギネヴィアの愛情を独占されたという敵対感情を持っていた。次男以降の子供に対しては溺愛し、寄宿舎から帰宅して久しぶりに再会したオリバーに対しても、ギネヴィアそっくりの容姿に成長したことがきっかけで、それまでとは打って変わって異様なほどの愛情を覚え、さらに、オリバー本人から、母親と愛し合うリアンダに恋のライバルとして嫉妬していたことを聞かされ、めでたく父子の和解となった。
アーサー・キング
ユーリエ・ムオト
独身時代のリアンダの恋人で同棲相手。ドイツ人。化学者。金髪でスタイル抜群の美人。リアンダ、アーサーより2歳年上。馬術がリアンダと似ていたことから、彼に関心を持たれ、その後、関係を持つ。リアンダとは気の合う間柄だったが、彼が内心ではギネヴィアを愛していることを見抜いていた。リアンダのことを、ボンボン・キャンディのようだとギネヴィアにたとえて評していた。
リアンダと別れた後、自分に優しいアーサーを好ましく思いながら、それがリアンダと別れた自分を慰めるための友情に過ぎないと感じて失望し、彼の身分と家柄のことをも思い、オットーの求愛を受け入れて同棲していた。だが、アーサーの誠実な人柄と、その真剣な思いに心を打たれ、求婚を受け入れる。キング公爵の提案で、ロンドンの研究所に移籍し、公爵から資金提供を受けることになった。
オリバー・ピラルツ
ゲストキャラクター
シャー・ザマン
キング公爵
ジョン・クック
アレキサンダー / サンディ
作品
書誌情報
ペーパームーンコミックス(新書館)全2巻(A4判ハードカバー)
- レディ・ギネヴィア 1985年2月1日 ISBN 978-4403610691
- レディ・ギネヴィア2 1987年6月1日 ISBN 978-4403611278
小学館文庫(小学館)全1巻
- レディ・ギネヴィア 2000年11月16日 ISBN 978-4091913098
関連事項
- 上流社会
- 貴族
- 貴賤結婚
- 馬術
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