レース鳩0777
漫画
作者:飯森広一,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオン・コミックス,
巻数:全14巻,
話数:全135話,
以下はWikipediaより引用
要約
『レース鳩0777』(レースばと アラシ)は、飯森広一の日本の漫画作品。
概要
飯森の代表作のひとつ。1978年から1980年にかけて『週刊少年チャンピオン』で連載された。レース鳩(いわゆる伝書鳩)達の速さを競う鳩レース(英語版)という競技を取り上げた作品で、レース鳩の飼い主である愛鳩家たちとの絆やしのぎを削るライバルたちとの友情が描かれる。また、競技としての解説も本格的であり、レースだけでなく愛鳩家たちが経験する日常における様々な悩みや問題なども分かりやすい形で織り込まれている。劇中、愛鳩家を中心として人間視点とレース鳩視点で話が進み、レース鳩視点では鳩同士の会話も行われる。
あらすじ
ある日、物語の主人公である森山次郎は空から落ちてきた一羽の鳩を拾う。「0666」という文字が刻まれた足輪をつけたそれはただの鳩ではなく、黒田官兵衛の飼っている名鳩グレート・ピジョン号であった。ジフテリアにかかり弱っていたグレートを次郎は必死に介抱し、その結果グレートは一命をとりとめる。黒田はそのお礼に次郎にグレートの子供のうち片方を授け、次郎は相棒の「0777」の足輪をつけたアラシ号と共に鳩レースに参加し、様々な出来事や出会いを通してひとりの鳩レーサーとして心身共に成長していく。これはレース鳩を愛する人々と、大空を羽ばたく鳩たちとの友情の物語である。
登場人物
基本的に登場人物の氏名は、戦国武将や歴史上の人物、有名人から採られている。
山南連合会
森山次郎(もりやま じろう)
アラシ号
78-0777・B(灰色)・オス。黒田鳩舎作出・森山鳩舎使翔。
本作のもう一方の主人公。アラシという名前の由来は足輪の「0777」がおいちょかぶで、同じ数字が三つ揃うヤクの“アラシ”である事から。元々は“アラシ”の名前は次郎が拾ったグレート・ピジョン号(0666)に付けていたが、その息子に発行された番号がまた0777という“アラシ”の番号であった。名鳩グレートの息子ということもあり、その潜在能力は計り知れない。次郎と共にいくつものライバルとの対決を経て成長していく。
しかしライバルたちが一目置く実力を示しつつ、劇中最後の1100キロレースまで優勝はなかった。そして1100キロレースにてライバルを含めた全ての鳩が息絶え、レースそのものが打ち切られた後、ただ一羽生き残ったアラシが次郎の元に帰り着いたところで話は幕を閉じる。
黒田官兵衛(くろだ かんべえ)
グレート・ピジョン号
マグナム号
山南敬介(やまなみ けいすけ)
大関正宗(おおぜき まさむね)
ビャクヤ号
君原早人(きみはら はやと)
イナズマ号
睦月一(むつき はじめ)
次郎のライバルにして親友の一人。ルックスはいわゆる「メガネ君」。教育ママである母親の影響で、幼い頃から勉強一筋で育ち、一番になる事を誇りとしていた。『シートン動物記』に書かれていた伝書鳩の物語に興味を持ち、家庭教師になった山南敬介の影響でレース鳩を飼う事になった。母親は、勉強がおろそかになることを心配して山南をクビにしようとするが、体育の成績が上がったことをきっかけに、勉強だけではなく鳩レースでも一番になる様に告げた。睦月はトップを一番にする為に様々な知識を学び実践していて、彼のためにはいかなる努力も惜しまない。次郎の初心者っぷりには呆れていて、その努力は認めつつも間違いにツッコむシーンが結構ある。
トップ号
山下佐清(やました すけきよ)
サブキャラクター
山本勘助(やまもと かんすけ)
その他の地区の連合会
明智光夫(あけち みつお)
マックス号
デリンジャー号
ジャック・ダニエル
ナパーム号
淀君子(よど きみこ)
クレナイ号
専門用語
日本レース鳩協会
足輪
ピジョン・タイマー
放鳩(ほうきゅう)
鳩舎(きゅうしゃ)
作翔・作出・使翔(さくしょう・さくしゅつ・ししょう)
夜目(よめ)
レース
100キロレース
200キロレース
300キロレース
500キロレース
600キロレース
800キロレース
1100キロレース
劇中、行われた最期のレース。話の終盤はライバル達が一話につき一羽づつ命を落としていく展開となる。
書誌情報
- 飯森広一 『レース鳩0777』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、全14巻
- 1978年8月5日初版発行、ISBN 4-253-03542-6
- 1978年10月30日初版発行、ISBN 4-253-03543-4
- 1978年12月1日初版発行、ISBN 4-253-03544-2
- 1979年4月10日初版発行、ISBN 4-253-03545-0
- 1979年7月10日初版発行、ISBN 4-253-03546-9
- 1979年9月10日初版発行、ISBN 4-253-03547-7
- 1979年11月25日初版発行、ISBN 4-253-03548-5
- 1980年1月5日初版発行、ISBN 4-253-03549-3
- 1980年3月5日初版発行、ISBN 4-253-03550-7
- 1980年5月15日初版発行、ISBN 4-253-03551-5
- ISBN 4-253-03552-3
- 1980年10月20日初版発行、ISBN 4-253-03553-1
- 1980年12月10日初版発行、ISBN 4-253-03554-X
- 1981年1月5日初版発行、ISBN 4-253-03555-8