ロートレック荘事件
以下はWikipediaより引用
要約
『ロートレック荘事件』(ロートレックそうじけん)は、筒井康隆の中編推理小説。1990年9月に新潮社より刊行された。
概要
元来はSF作家であった筒井康隆が書いた、『富豪刑事』、『フェミニズム殺人事件』に続く3作目の推理小説である。森の中の別荘で起きた殺人事件という、古典的な題材を扱っている。
『ミステリ・ベスト201日本編』(新書館)では超A、A、Bの三段階のうちBと評価されており、評者の吉野仁は「作者ならではの趣向と娯楽性に満ちた本格ミステリの傑作」としている。
本文中にロートレックの絵が何枚かカラーで挿入されている。
あらすじ
夏の終わり、木内文麿氏が主であるロートレックの作品に彩られた、郊外の瀟洒な洋館「ロートレック荘」に集まった青年たちと美貌の娘たち。優雅なバカンスを楽しむはずが、2発の銃声で悲劇が始まる。美女の死体が発見され、警察が別荘にやって来て監視を強めていたにもかかわらず、1人また1人と美女が殺されていく…。
登場人物
書籍情報
- 1990年9月(単行本) - 新潮社、ISBN 410314520X
- 1995年1月(文庫本) - 新潮文庫、ISBN 978-4-10-117133-3