ワイルド7
漫画
作者:望月三起也,
出版社:少年画報社,
掲載誌:少年キング,
レーベル:ヒットコミックス,
巻数:全48巻,
話数:全21話,
漫画:優しい鷲
作者:望月三起也,
出版社:少年画報社,
掲載誌:週刊少年キング,
レーベル:ヒットコミックス,
発売日:1980年,
話数:1話読み切り,
漫画:新ワイルド7 野獣伝説
作者:望月三起也,
出版社:徳間書店,
掲載誌:コミックバンバン,
レーベル:トクマコミックス,
巻数:全14巻,
話数:全18話,
漫画:続・新ワイルド7 野獣の紋章
作者:望月三起也,
出版社:徳間書店,
掲載誌:アサヒ芸能,
レーベル:トクマコミックス,
発表期間:1994年,5月15日,
巻数:全2巻+ムック1巻,
話数:全3話,
漫画:ROSE V(ロゼ サンク)
作者:望月三起也,
出版社:集英社,
掲載誌:別冊ヤングジャンプ,
発売日:2001年,
話数:1話読み切り,
漫画:飛葉 もうひとつのワイルド7
作者:望月三起也,
出版社:実業之日本社,
掲載誌:伝説マガジン,
巻数:全2巻,
話数:全6話,
漫画:ワイルド7
作者:橋本還,
出版社:少年画報社,
掲載誌:ヤングキング,
発売日:2011年,
巻数:全1巻,
漫画:ワイルド7R(リターンズ)
作者:望月三起也,
出版社:実業之日本社,
掲載誌:描き下ろしコミックス,
発売日:2012年,
巻数:全2巻,
漫画:W7〜新世紀ワイルド7〜
作者:望月三起也,
出版社:実業之日本社,
掲載誌:KATANA,
発売日:2014年,
巻数:全1巻,
ドラマ
原作:望月三起也,
監督:長谷部安春,
放送局:日本テレビ,
話数:全25話,
OVA
原作:望月三起也,
監督:江上潔,
メカニックデザイン:中西修史,
アニメーション制作:スタジオ旗艦,
製作:フジテレビジョン,
発表期間:12月17日,1995年,2月21日,
話数:全2話,
アニメ:another -謀略運河-
原作:望月三起也,
監督:渡辺純央,
シリーズ構成:西園悟,
キャラクターデザイン:渡辺純央,
音楽:元倉宏,
アニメーション制作:イージー・フイルム,
放送局:アニメシアターX,
話数:全13話,
映画:ワイルド7
監督:羽住英一郎,
制作:「ワイルド7」製作委員会,
以下はWikipediaより引用
要約
『ワイルド7』(ワイルドセブン)は、望月三起也による日本の漫画。テレビドラマ化などもされている。2015年12月時点で累計発行部数は800万部を突破している。
このページでは漫画版および全ての続編、これらを原作にした作品を紹介する。
「ワイルド7」とは
悪人に対して即断即決の武力行使を容認された超法規的な組織の名称。通称「地獄からきた警察」と称され畏怖される。実働部隊の構成メンバーの員数は7人で、全員がバイク・車両の運転操作および火器・刃物など武器全般の扱いに精通しており、使命遂行のためには手段を選ばない。隊長の草波勝は「毒をもって毒を制す」の故事に倣い、広汎な裏社会から厳格な審査基準を満たす異能の人材を集めて「悪をもって悪を制す」という前代未聞の特殊部隊を立ち上げた。階級としては、デフォルトの7人全員が一般の警察署長よりも高位の「警視正」を拝命している。
なお、第2話「バイク騎士事件」連載当時に週刊少年キングの誌面に掲載されたコラム「警察でない警察『ワイルド7』の実体!!」 では以下のように説明されていた。
目的 法のあみの目をくぐって、悪を実行する組織および個人を、この世から抹殺すること。つまり、民主警察には、手におえない極悪人を退治すること。
機構 国で一ばんえらい人→草波勝→飛葉を含む7人の隊員。国で一ばんえらい人が仕事を指令し、草波が、その仕事を達成するために必要な手段を自由に選び、隊員に命令する。隊員は絶対服従なのだ。
特別な権利 悪人を退治および逮捕するときは、逮捕状などいらない。もちろん、証拠もいらない。そして、相手が悪人であれば、自由に殺せるのだ。
階級 草波以外は、警察官の階級をもつ。飛葉は警視長で、警視総監、警視監のつぎにえらい位。彼以外の隊員は、そのつぎにえらい警視正だ。(おもに、こういうことが、警察でない警察というゆえんである。)
隊員章 野牛をかたどったマーク。野牛のように、力強く、たくましく、ねらった悪人は、絶対にしとめるという気性のはげしい隊員たちの性格をあらわしている。
給料 国からは支給されず、自分たちでかせぐのだ。
隊員の共通点 隊員になるまえは、社会からはみだした、かなりの悪党だった。また、オートバイの知識は豊富で、操縦がばつぐんにうまい。
また、テレビドラマ放映当時(1972年-1973年)に有限会社アオシマ文化教材社(現:株式会社青島文化教材社)より発売されたプラモデル「アオシマのワイルド7シリーズ」各商品の設計図には、以下のような紹介文が掲載されていた(テレビドラマ放映期間中にもかかわらず原作に基づく情報の記載が多く、成沢検事のフルネーム、オヤブンの特技・副業などに独自の記述も見られる)。
《ワイルド・セブンの成立》
ワイルド・セブンは、警視庁を退官した草波が、検事の成沢丈一郎の奔走と援助で結成された、秘密警察である。
草波は、社会の各界にいた猛烈な悪党共を選んだ。なぜか!?彼らほど悪を知っている者はないからである。しかも、中途半端な奴は選ばなかった。
草波は、自分で候補者を探しメンバーに引き入れた。しかしある時など、相手の意志を無視しての場合もあった。その強引さはなぜだろう?民主警察の実体を知った草波の怒りだった。目には目を、力には力をの精神からであった。それに耐え得る者は強引に参加させたのである。
彼等は、警視長、警視正という高い官位を与えられ、逮捕、殺しの権利も賦与された。しかし彼らは逮捕より退治してしまうのが常である。
さて、草波によって集められたメンバーは、軽井沢に立てこもって猛訓練を積み、バイクの乗り方から体技にいたるまで修得させた。
あとは、メンバー一人一人が教師になって、その特技の伝授が行われたのである。
かくて、栄光の悪党グループ、ワイルド・セブンは誕生した。
飛葉 ワイルド・セブンのリーダーとして、バイクの操縦術、射撃術はばつぐん、ふだんはルポライターとしてかつやくしている。
八百 もとプロ野球の投手。きえる魔球でその名をとどろかしたが八百長をやり野球界から追放された。特技は催眠術。ふだんはバーテンとしてはたらく。
親分 もと上州神部組の親分。義理と人情を重んじる。特技は古典的な遊び道具を利用して武器にすること。ふだんは玩具のたたきうりの店員である。
チャーシュー もと屠殺場で働いていた。チビのくせに荒くれで頭のかたさはダイヤモンド並み、ふだんは中華屋の出前持ちである。
両国 メンバーの中の変り種である。火薬知識は抜群で、現在火薬製造会社の係長。ふだんはまじめにきんむしている。
世界 もとサーカスの花形ブランコ乗り。特技はかこをいかした体技である。ふだんは工事人夫としてはたらく。
ヘボピー 革命的な思想をもっていてゲバ学生を熱狂的にしじしている。怪力の持ち主で、ふだんは沖仲士としてはたらく。
漫画版(原作)
登場人物
ワイルド7のメンバー
飛葉 大陸(ひば だいろく)
少年院に収監された後も、一カ月に一度、定期的に脱走を繰り返していた(本人によると、そうしなければならない理由があったようだが、結局その理由については言及されなかった)。その脱走の最中、草波の「テスト」をそれと知らないままに受け、無事生き残った後、ワイルド7にスカウトされた。
メンバー中最年少ながらワイルド7のリーダーを務め、戦闘能力・ライディングテクニック共にメンバー中随一の実力を持ち、指揮・捜査能力も一流、頭の回転も速い。徒手格闘術にも長けており、凶悪犯を素手で難なく制圧できる実力を持つ。ただし、さすがにプロに敵うほどのレベルではなく、バイク騎士事件では半殺しにされている。
敵や悪党に対しては非情そのもの、態度がぶっきらぼうな上に口も悪いが、基本的にお人好しで優しい性格を持ち、義理人情にもろく友情に篤い。
最終話「魔像の十字路」で登場した謎の占い師が彼を称して、「優しい鷲」。
表向きの職業はフリーのルポライターで、テレビ局から仕事を請けることもある(「ワイルド7」時代)が、そちらでの生活をうかがわせる描写は「バイク騎士事件」と、「魔像の十字路」での回想でしか見られない。「新ワイルド7」では白バイ警官として港横浜署に勤務。勤務態度が目に余るほど危険なため、銃の携帯を禁じられている。
制服時、私服時を通して、上着の左襟内側に警視長の階級章を付けており、必要に応じてそれを提示する。
一人暮らしのためか料理がうまく、特にうどん(『ワイルド7』時代)やチャーハン(『新ワイルド7』時代)が得意。『ロゼ・サンク』ではその腕を活かし、表の職業として屋台のケバブ屋を営んでいた。食い道楽の気もあるようで、劇中でもフランス料理やスパゲティについて蘊蓄を語ったりしている。
続編では記憶喪失となり、「ワイルド7」時代のことを憶えていないが、バイクの腕前や本能は健在で「草波」という名前に反応するなど、記憶の一部は潜在的に覚えている模様(『新ワイルド7』)。30代になっても指揮・戦闘能力は衰えていない(発作に襲われると、過去の記憶を幻覚として思い出すことがある(『飛葉』))。作品によっては記憶喪失の他に、急所を外して撃つ(『新ワイルド7』)、後遺症で右膝の関節が伸びたまま(『ロゼ・サンク』)、時々胆石が痛む(実は摘出不能な異物による発作的な痛み)(『飛葉』)などの設定がある。
「ワイルド7R」では、大悟のことを指して「昔の俺に似ている」と評していることから、記憶喪失は多少なりとも改善している模様。
漫画版原作において、この名前は本名とされているが、後の「ワイルド7トリビュート」や映画版などでは「コードネーム」として扱われている。
ヘボピー
本名は「辻」。
巨体と怪力、また忍耐力を持ち、飛葉に続いて2人目のメンバーになった。
スカウトの直前、飛葉が「異常な凶暴性を持っている」と言っているが、実際は逆に、元ヒッピーらしいのんびり屋のイメージが強い。レスラーのような凶暴な外見に反して実は大学出のインテリで、優れた知性を持ち、リーダーシップも優秀。飛葉が不在の時は、冷静沈着な判断力でワイルド7を率いることもあった。首狩族相手にコミュニケーションを取る事に成功した事もある(「千金のロード」このときは途中で敵が銃撃した結果、不本意な戦闘となってしまった)。
女性に本気で好意を持つと、冷静な判断力を失うという弱点を持つ。「首にロープ」事件の際はここに付け込まれ、危うく毒殺されかかった。
「魔像の十字路」で炎の中で崩れ落ちる柱を支え全身火傷を負い殉職。最後はワイルド7らしくバイクの上で死んだ。
八百(はっぴゃく)
トレードマークはキャッツアイ型のサングラス。
クールガイを気取っているが、飛葉に突っ込まれるほどの甘いもの好きで、特に芋羊羹や甘納豆、汁粉など、和風の甘味に目がない。殉職時にすら、それが飛葉の回想に出てくるほどの徹底振りであった。
表向きの職業は、フリーのゴルフトレーナー。
「魔像の十字路」で沖田刑事の裏切り行為により殉職。
両国(りょうごく)
普段は花火の製造会社に勤務しているが何やら社長の弱みを握っており、係長なのに社長より待遇が上。性格は温厚でおちゃめなところもあり、曲者揃いのチームの中でムードメーカー的役割になることも多い。しかし、悪党に対しては冷酷な凄みをたまに見せることもある。飛葉、オヤブンとは特に仲が良い。第1話「野性の七人」では“パチ公”(火薬が爆発する様を表す擬音語“ドンパチ”に由来する)と呼ばれている。
「魔像の十字路」で熊の檻に吊るされた状態で蜂の巣にされ殉職。
オヤブン
元上州のヤクザの親分。「新田の田吾作」(「緑の墓」)と名乗ったことがある。
トレードマークは丸型のサングラスと角刈り、それに腹巻きとダボシャツ。
メンバー中、ただ一人リボルバー型拳銃を常用している。
また、他のメンバー全員が大排気量オンローダーに乗車する中、彼のみが中排気量デュアルパーパスを愛車としている。
25歳にして(メンバー中、実年齢が明かされているのは、飛葉以外では彼のみ)1000人もの配下を持つ文字通りの「大親分」だったが、草波に若いころの失態(金庫破りに入った時に仲間が射殺されたのを見て、恐怖のあまりに脱糞した)をネタに脅迫され、無理矢理入隊させられた。
入隊当時は不摂生と「貫禄を付けるため」にかなり太っていたが、世界の猛烈なしごきに遭い体型が激変、以降は痩せ型の体型となった。
ヤクザの看板である「任侠道」を地で行く性格を持ち、義理人情に厚く受けた恩は決して忘れない好漢。
「魔像の十字路」最終局面で、他のメンバーを逃がすために自ら囮となって奮戦したものの、弾切れの隙を衝かれて蜂の巣にされ、くちなしの花の咲き乱れる中息絶えた。
世界(せかい)
飛葉に続き早い時期にスカウトされており、他のメンバー(特にオヤブン)のトレーニングのコーチもしていた。
トレードマークはティアドロップ型のサングラスとカイゼル髭。
サーカスに対して強い思い入れと誇りを持っており、それが元でオヤブンと掴み合いの喧嘩をしたことさえあった(「バイク騎士事件」)。
「コンクリートゲリラ」にて、都市ゲリラの捜査中にゲリラの事故工作隊の車に轢かれた上拷問を受け、最後は車ごと水に沈められ溺死したが、死の間際に重要な情報を記したダイイングメッセージを残し、コンクリートゲリラ壊滅のきっかけを作った。
瓜二つの兄は航空自衛隊幹部。本作品終盤と、その後を描いた「優しい鷲」に登場し草波の同志として活躍する。
チャーシュー
「コンクリートゲリラ」にてコンクリートゲリラの事故工作隊により、高熱で溶融状態のアスファルトを全身に浴びせられ死亡、ワイルド初の殉職者となった。
世界と共に初期エピソードで死んでしまったため、登場場面が少なく経歴などの詳細は不明(第2話「バイク騎士事件」でも、負傷した八百の護衛役を命じられて戦列から外されている)。
ビデオ版では薬物を取り扱うような描写がされていた。
テル
入隊当初は年下のリーダー飛葉を軽んじことあるごとに反発していたが、後に実力を認めたらしく、「飛葉さん」と呼ぶに到った。
旧ワイルド7のヘルメットには全員共通して両側にチェッカーサインがペイントされているが、テル着用のヘルメットのみ、替わりにコブラのイラストがペイントされており、彼独自のトレードマークとなっている。
「黄金の新幹線」編前半にて深手を負い、「緑の墓」最終盤に出てからしばらく本編に登場しなくなる。
「地獄の神話」編にて再登場するもバイクに乗って活躍するシーンは無く、「負傷してから草波さんは俺を使ってくれん」と不満をこぼしている。
同編ラストで、コブラ入りヘルメットを被った白骨死体となって発見される。しかし終盤の飛葉のセリフから、実際には飛葉たち一部の者以外には秘密裏に生きている(神話グループ側に懐柔されたように見せかけている)ことが暗示される。そして飛葉が、テルを幹部に据えた神話系列の航空会社に指示し、神話兄弟の長兄の乗った飛行機を墜落させるように画策したことがわかる。
デカ
元超ベテラン刑事。メンバー中唯一前科がないらしいが、なぜ隊員となったのかは不明。
活躍するより負傷する方が多く、味方の足を引っ張ってしまう場面が多々ある。本人も「おれは任務をまっとうしたことがない」と苦にしていた。
しかし「首にロープ」編ではニセ自衛艦をセブンレーラー搭載の砲で撃沈する活躍を見せた。
「首にロープ」事件の最中、死別した妻の命日に瀕死の重傷を負わされる。それを若井軍八の仕業と思い込んだ彼は、重傷の身をおして単独で彼を襲撃するも、返り討ちに遭い殉職した。
ユキ
身長は約165cmで、モデル顔負けのグラマーなスタイルの持ち主。
家族全員がコンクリートゲリラ一味の犠牲となって死に追いやられ、その復讐のためにゲリラハンターとしてゲリラ構成員を私刑に処していた。その際、協力者と思って信頼していた幼なじみの刑事に裏切られ、その出世のために殺されそうになったところを飛葉に救われる。のちワイルドメンバーにスカウトされる。
入隊前のゲリラハンター時代はペッパーボックスピストルを自作する、バイクを駆って散弾銃で都市ゲリラを狩る、超遠距離からの狙撃を苦もなく成功させるなど、本職の軍人顔負けに活躍していた。ただし、事件以前は普通の事務員に過ぎなかった彼女が、そこまでの戦闘能力・軍事知識を獲得できた理由について劇中ではいっさい語られていない。
飛葉に好意を持っていたようで、飛葉をめぐりイコと対立する場面があった。
「朝食に死を」編の時点では「無印、無階級」で、それを逆手に取り、行動を制止しようとした警官に「民間人の行動を阻止していいの?」とやり返した。
のち、「ガラスの城」にてワイルドの別働隊「女ワイルド7」のリーダーになったこともある。その際、他の隊員たちと共に「警部補」の階級が与えられているが、女ワイルドは壊滅して自然消滅しており、その後ユキの階級章を示す描写もないため、階級がどうなったのかは不明。
最終章「魔像の十字路」編のラストで、ワイルドメンバーで唯一生き残り泊陸将のヘリに救出されはしたが、老婆の予言「夏に雪(ユキの暗喩)が降れば…」を一縷の望みとして、飛葉を死の運命から救うため自らヘリから飛び降りた。最終的な生死は不明のまま。
草波 勝(くさなみ まさる)
元警視庁のキャリア官僚で、末は警視総監と言われるエリートだったが、「法律で裁けない悪党はいっそ処刑してしまうべきだ」と唱え、ワイルド7を組織して自ら隊長となる。
基本的に戦闘には参加しないが、刑事時代は「抜き撃ちなんとか」などと言われるほどの拳銃の名手だったらしい。
普通自動車、大型トレーラー運転のほか、ヘリコプターも操縦できる。そのため、ワイルドの移動司令室・セブンレーラーの運転は、ほとんどの場合、彼が担当する。
悪人には冷徹。またワイルドのメンバーに対し非情とも思えるような仕打ちをすることが多く、メンバーと衝突するエピソードがよくあった。「黄金の新幹線」ではテルに対し面と向かって「お前が死んでも補充がきく」と言い放ったこともある。だが内心では彼らを信頼し仲間意識を持っており、人知れず涙を見せる温情家の一面もある。実際、業務を兼ねつつも、メンバーのいずれかと食事を共にしている場面もある。
他にも恩人の身の危険のせいで意図せずメンバーと決別してしまった際に後悔の涙を流し、自らの判断により、恩人とメンバーの双方の生存を計る(「バイク騎士事件」)などの一面も見せている。
最終シリーズ「魔像の十字路」編では、ワイルド7では秘熊防衛大臣の日本乗っ取りを阻止できないと悟り、獅子身中の虫となるべくあえて敵側に寝返り、ワイルドを全滅させる手引きをした。しかし、生き残ったメンバーを救出するべく、泊陸将に依頼して救出のためのヘリコプターを差し向けていることから、単に捨て駒として見捨てていたわけではないことが、最終回で判明する。
番外の単発続編『優しい鷲』では検事総長に昇進しているが、裏で飛熊総理抹殺のために記憶喪失状態の飛葉と、亡くなった世界の実兄はじめ、急拵えで集めた在りし日のメンバーたちのそっくりさんとで、ワイルド7を復活させる。
「新ワイルド7」でも隠された温情ある性格は変わらず、新生ワイルドが人員面で大打撃を受けた際には、メンバーをこれ以上失いたくない心境を飛葉に吐露したり、他にもワイルドをその前歴から蔑む高官に対しては慇懃無礼に協力を拒絶するなどの一面も見せていた。
ワイルド7メンバー以外のレギュラー
イコ
志乃(しの)
成沢(なるさわ)
各話のタイトルと登場人物
野性の七人(単行本1、2巻)
大岩 雷太
遠井弁護士
東署署長
潜入刑事
マコ
バイク騎士事件(単行本3、4巻)
黒松
レスキックジムのボクサーたち
山中にあるジムで練習を行う一方、帝国テレビ乗っ取りに暴力的な面で加担している。
バイク騎士
正体はレスキックのボクサーと思われるが、黒松がそのように受け取れる発言をしただけで、作中では明確にはされていない。ビデオアニメ版ではリーダーが日本の鎧を着ていた。
遠井弁護士
夏江
水島
城東署署長
誘拐のおきて(単行本5、6巻)
ゆうれい将軍
有田
タカオ
西沢 幸兵
コバさん
シラブ自治領警察長官
大臣
署長
コンクリート・ゲリラ(単行本7、8巻)
コンクリートゲリラ
竜班長
大尉
千金のロード(単行本9、10巻)
金公司
マリ
九竜会
米軍兵一行
首狩り族
灰のとりで(付)(単行本10巻)
飛葉の母
飛葉 日出丸
松田 乱風
爆破105(単行本11、12巻)
サブ
全日航105便スチュワーデス
炭焼き小屋のおやじ
殺し屋
ジャクスン少佐
ジャクスン大佐
生け花の師匠
黄金の新幹線(単行本13巻)
一色城太郎
左右田
穴吹
鉄道保安官
朝場
小針
緑の墓(単行本14 - 16巻)
一寸釘の丸蔵
明神の辰
興行師
情報屋
紅軍団
謎の外国人
古河
デモ隊リーダー
デモ隊副リーダー
山南
総長補佐
首にロープ(単行本17、18巻)
シシ座一味
若井 軍八
軍八のガードマン
高田 水江
若井 月江
若井 木奈
女学生
タマキ
谷間のユリは鐘に散る(単行本19、20巻)
金喰い虫
血の5月
サニエル牧師
エメロンちゃん
北海
飛葉の助言を受けながらそれを馬鹿にして聞き入れず、そのせいで状況を悪化させる。
死神を処刑(付)(単行本20巻)
アシュバル隊長
アリ
アリの父
九鬼 源介
地獄の神話(単行本21 - 25巻)
神話 太郎
神話 元次郎
神話 元明
シカゴの五本指
帽子の男
アフロヘアの男
盲撃ちのジョー
巨漢の男
〈運命の七星 序章〉棺桶七つ(単行本26巻)
運命の七星(単行本26 - 29巻)
肉鉄グループ
軍師
近藤
トシ
戦場の悪魔
熱砂の帝王(単行本30 - 32巻)
秋戸 十次郎
将軍
バイク族
超高層の対決(付)(単行本32巻)
朝食に死を(単行本33巻)
栗谷
灰になるまで(単行本34、35巻)
女王
月光河面師
闇クモ
ガラスの城(単行本36 - 39巻)
アグネス・ジン
アグネスのマネージャー
芸能ゴッドファーザー
麻生芸能
白骨プロ
神
女ワイルド7
女王、メダカ、ちくわのお伝、シャム猫のトミは死亡、ジェロニモは生死不明となり、その後の登場は無い。
魔像の十字路(単行本40 - 48巻)
10年以上におよぶ連載の終章。
謎の占い師
秘熊防衛大臣
日本を裏から牛耳ろうとしている悪徳政治家。中盤では全く出番がなかったが、最終シリーズの大ボスとして再登場。後に「優しい鷹」でも僅かなコマに再登場。同作では復活したワイルド7が彼を抹殺するために出撃するシーンで締めくくられた。
扇秘書
遠井弁護士
漫画版(続編)
『新ワイルド7』ー野獣伝説
数年間行方不明となっていた飛葉を中心に、草波が新たに結成した新生・ワイルド7の新たな戦いの日々を描く。
新・ワイルド7のメンバー
飛葉 大陸(ひば だいろく)
クロス
初登場時は秋戸十次郎や『ジャパッシュ』の日向光に通じる優男タイプの風貌だったが、物語の進行につれ、冷酷な殺人マシーンの側面が現れ、次第に苦み走ったデザインに変わっていった。
エンゼル
水戸
畑 モスケ
増田 一心(ますだ いっしん)
ジャッキー典
画龍 天晴(がりょう てんせい)
鬼木 一八(きき いっぱち)
新・ワイルド7各話のタイトル
優しい鷲
鋼鉄にバラ
暗雲のツーペア
鮮血のスリーカード
蒼きストレート
フラッシュは緑の札束
黄金のフルハウス
切り札はクロス
白熱のコール
紅の近衛騎兵(ロイヤル・キャバリー)
血煙りの攻撃空母
極北のAリアン
札束の機甲軍団(パンツァー)
黄金のヘリボーン
背後の兇弾
赤レンガの奇跡
海の国境線
ゴリラの舞踏会
熱い棺
『続・新ワイルド7』 野獣の紋章
OVA版の制作と同時期に「ワイルド7 野獣の紋章(エンブレム)」というタイトルで、徳間書店より発表された描き下ろし作品。全3編。「魔都ベガスを撃て」編の巻末に4編目の告知があったが、実現しなかった。後に単行本化(全3巻)。
続・新ワイルド7のメンバー
鬼棒
看守長
馬力本願
青山
ポパイ
サポリターノ
続・新ワイルド7各話のタイトル
闇に笑う悪神
密林の凶女
魔都ベガスを撃て
『飛葉』-もうひとつのワイルド7
コミック伝説マガジンで連載された、OVA『WILD 7 another 謀略運河』のコミックス版。中米ニカラグアを舞台に、豪華客船を乗っ取ったテロリスト相手に31歳の飛葉が活躍する。
『ロゼ・サンク』
短編のスピンアウト作品。30代になった飛葉が登場。
『ワイルド7R(リターンズ)』
- 2011年公開の劇場版に合わせて描き下ろされた新作。若き日の飛葉を彷彿とさせる新キャラ、大悟が登場。
- 実業之日本社刊(2011/12/21)
- 4年後、京都、横浜を舞台にした続編が刊行された。事実上の望月による最後のワイルド7エピソード。
- 実業之日本社(2015/11/28)
- 実業之日本社刊(2011/12/21)
- 実業之日本社(2015/11/28)
『W7(ダブル・セブン)』‐新世紀ワイルド7
電子配信雑誌『KATANA』(イーブックイニシアティブジャパン)にて足掛け5年(2009年4月 - 2014年7月・全11回)にわたり掲載された、唯一全ページカラーで描かれた望月三起也の作品。のち実業之日本社より大型本として紙媒体で刊行。アメリカの田舎町で保安官をしていた飛葉が、難事件解決のため、日本に連れ戻される。
実業之日本社(2014/11/28)
『ワイルド7 悪魔教編』
ラスター社の娯楽機『パチスロワイルド7』用販促パンフレットとして2007年に発行された数ページの超短編。パチンコ店への販促用小冊子(非売品)のため、一般読者の目に触れる機会は極めて少ない。オリジナルシリーズの「飛葉」「両国」「世界」「ユキ」が登場、4ページ分の見開きカラーには「ヘボピー」「オヤブン」「八百」も描かれている。
テレビドラマ版
内容
『ワイルド7』はテレビドラマ化に辺り、以下の様に脚色されている。
- ストーリーと設定の大部分は基本的にテレビドラマ版のオリジナルだが、第1話 冒頭の銀行強盗退治の様に原作に準拠した場面が散見される。
- ワイルド7は国際秘密警察の協力機関で日本の憲法や刑法に縛られる事無く、捜査・逮捕・裁判などの煩雑な手続きを省略して悪党を処刑する。
- ワイルド7の初代リーダー 飛葉一郎は第1話で殉職。弟の大陸が亡兄の装備を身に着けて単独で復讐を果たし、草波に入隊を認められた。第2話より、2代目リーダーに昇格している。
- チャーシュー以外の6人のバイクはスズキGT750 初期型。チャーシューはスズキ ハスラーTS250に乗っていたが、第14話以降は両国のサイドカーを引き継ぎ、ハスラーTS250は新加入のモヒカンのバイクに転用される。
- 世界とチャーシューは殉職しない。従って、補充メンバーのテル、デカ、ユキは登場しない。
- 原作では最終回まで生存していた両国は諸般の事情により、演者の小池雄介が降板を余儀なくされたために第13話で殉職 。第14話より、ドラマ オリジナルキャラのモヒカンが登場。
- ワイルド7の目的は悪の組織「ブラック・スパイダー」の殲滅。最終回で、ブラック・スパイダーの首領 ゴールド・サタンを自らの手で葬り去った草波は「ブラック・スパイダーを壊滅した今、お前たちの使命は終わった」と言って、飛葉たちに別れを告げる。この唐突な解散宣言を以って、物語は幕を閉じた。
制作事情
本作は当初、前番組の『正義を愛する者 月光仮面』と同様にアニメーションでの映像化が検討されていたが、企画者の岡本直文(国際放映プロデューサー)が萬年社の衛藤公彦を強引に説得することで実写映像化を実現した。当初は児童層を意識したドラマ展開となっていたが中盤からハード色を強め、視聴率は20%台を記録する人気を博した。これを受けて、一時はブラジルへのロケーション撮影を予定していたが、放送は2クールで終了した。
本作の監督を務めていた六鹿英雄の証言では「フィルムの使用量超過で始末書を書かされるのは日常茶飯事」という撮影現場で当初の予算枠を遥かに超える赤字の連続に制作会社の国際放映が耐えられなくなり、終了を余儀なくされた。プロデューサーの岡本は責任を取る形で、本作品の終了後に国際放映を退社している。
オートバイはスズキの車輌が使用された。プロップガンはMGCボンドショップが協力している。
キャスティングについて
テレビドラマ版『ワイルド7』プロデューサーは岡本直文(国際放映)、中川与志雄(萬年社)、高橋修之(日本テレビ)の3人。監督の六鹿英雄は「岡本と高橋がキャスティングに積極的に関与していた」と証言している。
小野進也(飛葉大陸役)、マイケル中山(世界役)、手塚茂夫(八百役)の3名は岡本のお気に入りで出演が早期に決定した。高橋は神太郎をオヤブン役に推挙していたが神が別の映画作品に出演することになり、急遽降板。川津祐介(草波 勝役)と同じ事務所に所属していた永井政春がオヤブン役に抜擢された。永井は「自分が撮影所(国際放映)に入った時、与えられた台本・ヘルメット・隊服・ブーツに神太郎さんのお名前が書かれていて、やりにくかったです」と語っている。
テレビドラマ版レギュラー
以下の本名その他の個人情報のデータは第1話の草波のメンバー紹介の台詞と最終話のブラック・スパイダーが作成した、ワイルド7 メンバーの調書ファイルの記載内容からの引用。
草波 勝(くさなみ まさる)
表向きは弁護士事務所の代表を務め、その事務所がワイルド7の本部である。
法の力で制裁することができない悪い奴等を叩き潰すためにワイルド7を組織した。
悪人を制裁する際は冷徹なまでに強硬である。最終話では人質にされた映子を躊躇なく見殺しにして、ブラック・スパイダー本部への攻撃を敢行した。
ワイルド7の移動司令室 セブンレーラーは主に草波が運転する。黒色のジャンプスーツを着用してバイクに跨り、陣頭指揮を取った(第6、7話)。第8話より幌付きのバギーを運転している。
バイク(1):スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディゴールド、サイドカー仕様(第6、7話)
バイク(2):スズキGT750(1型) 防弾カウルを装備、最高速度 200km/h。車体全体がシャンパンゴールドで塗装された特装車(第9話)
飛葉 大陸(ひば だいろく)
凶弾に倒れた兄の復讐を果たし、ワイルド7に相応しい能力と資質を具有していることを草波から認められて入隊。新規加入の若造ゆえに第1話のラストシーンでは他のメンバーから散々に弄られていたが、第2話では冒頭から、2代目リーダーの座に既に就いている。
放映当時、シスコから発売していたスナック菓子「ワイルド7 スナック」のカード裏面には氏名が「飛葉 次郎」と記載されていた。
バイク:スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディゴールド、左右一対のレッグシールド付き。シートのテール部に鎖分銅射出装置を装備
八百(はっぴゃく)
嘘ばかり付く性格から「嘘八百」に因んで「八百」と呼ばれている。チューインガムをいつも噛んでいる。
バイク:スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディブルー、ビキニカウルを装着
世界(せかい)
身軽で、ナイフ投げを得意とする。
メカニック担当。第9話では草波の無茶な要請に応えて、バイクを特別仕様にチューンアップした。
バイク:スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディブルー、アップハンドル仕様。シート後部にCCバー(背もたれ)を装備
ヘボピー
在日米軍が駐留する基地の町 立川の元・不良で戦闘機を爆破したり、銃器を盗み出したりしていた。
原作の巨体で怪力のイメージは無く、敵の攻撃を受けて負傷する描写が多い。所謂「噛ませ犬」的な役回りを担わされていた。
バイク:スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディゴールド、リヤカー改造のスペアタイヤ キャリアを搭載(第5、6話)
オヤブン
単細胞で、お人よしの性格。昔気質で義理人情を重んじる。歌舞伎俳優の様に大袈裟な見得を切る癖がある。
身体能力は高く、数々のバイクスタントを披露した。第10話より、得物の釵(サイ)を左腰に着用している。
バイク:スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディレッド、唯一のノーマル車両
チャーシュー
小柄で丸眼鏡を掛けて、ドジョウ髭を生やしている。その風貌は原作版の両国に似ている。
第14話より、両国のサイドカーと役柄を引き継いで爆発物の使い手となっており、最終回のファイルには「石頭」「爆発物」の記述がある。
バイク:スズキハスラーTS250(3型) タンクカラーはゴールド、ロングステムラウンドミラーを左右一対に装着
両国(りょうごく)
第13話で、ブラック・スパイダーのジム・キャットにマシンガンで蜂の巣にされて殉職。
最終話のファイルでは既に亡くなっている彼の個人情報は表示されなかっため、本名などは不明。
バイク:スズキGT750(1型) タンクカラーはキャンディブルー、サイドカーに6連奏ロケットランチャーを装備
モヒカン
演じていたジョージ・津川の本職はクラブ歌手で、本作以外のドラマ出演歴はないが、共演者からは「メンバーで一番ワイルドだった」と評されていた。
バイク:スズキ ハスラーTS250
映子(えいこ)
大学時代は体操選手、陸上選手として活躍した。大学院卒業後は旅客機の客室乗務員を経て、草波法律事務所に勤務。
草波の秘書と無線オペレーターを務める。ブラック・スパイダーの幹部が運転する自動車に爆弾を取り付けて、車ごと爆破する(第17話)など、ワイルド7の作戦サポートを行うことがあった。
最終話で、ブラック・スパイダーに人質として拉致され、拷問に掛けられた末に本部の侵入経路を飛葉たちに無線で知らせたため、首領のゴールド・サタンに拳銃で射殺され、非業の死を遂げた。
放送概要
- 放送期間:1972年10月9日 - 1973年3月26日 全25話
- 放送時間:毎週月曜 19時00分 - 19時30分
- 放送系列:日本テレビ系列
放送局
- 月曜 19:00 - 19:30
- 日本テレビ
- 札幌テレビ
- 青森放送
- テレビ岩手
- 秋田放送
- 山形放送
- 山梨放送
- 北日本放送
- 福井放送
- 読売テレビ
- 日本海テレビ
- 山口放送
- 西日本放送
- 四国放送
- 南海放送
- 高知放送
- 福岡放送
- テレビ長崎
- 月曜 19:30 - 20:00
- 福島中央テレビ
- 火曜 18:00 - 18:30
- 北陸放送
- 木曜 18:00 - 18:30
- 信越放送
- 金曜 18:00 - 18:30
- 宮城テレビ
- 土曜 19:00 - 19:30
- テレビ大分
- 日曜 18:00 - 18:30
- 名古屋テレビ
- 日本テレビ
- 札幌テレビ
- 青森放送
- テレビ岩手
- 秋田放送
- 山形放送
- 山梨放送
- 北日本放送
- 福井放送
- 読売テレビ
- 日本海テレビ
- 山口放送
- 西日本放送
- 四国放送
- 南海放送
- 高知放送
- 福岡放送
- テレビ長崎
- 福島中央テレビ
- 北陸放送
- 信越放送
- 宮城テレビ
- テレビ大分
- 名古屋テレビ
スタッフ
- 企画:衛藤公彦(萬年社)、藤井賢祐(日本テレビ)
- プロデューサー:岡本直文(国際放映)、中川与志雄(萬年社)、高橋修之(日本テレビ)
- 原作:望月三起也(少年キング連載)
- 撮影:森喜弘
- 照明:岡庭正隆
- 録音:黒丸治夫
- 美術:朝生治男、山崎雄史
- 編集:清水邦夫
- 助監督:堺武夫、後藤秀司
- 制作担当:神成文雄
- 殺陣:上西弘次
- 次回予告ナレーター:中江真司
- 舞台装置:美建興業株式会社
- 現像:東京現像所
- 効果:イシダサウンドプロダクション
- 音楽:土田啓四郎
- 協力:スズキ、日本レーシングマネージメント、富士急ハイランド、うかい鳥山、六本木JUNムラタ、群馬県伊香保温泉 ホテル金太夫
- Gun Assistant:MGCボンドショップ
- 制作:国際放映、萬年社
主題歌
日本コロムビアより発売。
- オープニング「ワイルドセブン」
- 作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:小山内たけとも、歌:ノンストップ
- エンディング「つむじかぜ」
- 作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:小山内たけとも、歌:ノンストップ
作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:小山内たけとも、歌:ノンストップ
作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:小山内たけとも、歌:ノンストップ
エンディングの最後は安全運転喚起を促す「オートバイは正しく乗りましょう」のメッセージを流している。
キャスト
- 草波 勝:川津祐介
- 飛葉大陸:小野進也
- 八百:手塚茂夫
- 世界:マイケル中山
- チャーシュー:花巻五郎
- オヤブン:永井政春
- ヘボピー:笹本顕
- 両国:小池雄介(第1話 - 第11話)
- モヒカン:ジョージ津川(第14話 - 第25話)
- 映子:真理アンヌ(第1話 - 第13話・第16話 - 第23話・第25話)
ゲスト
ゲスト出演者一覧 桂木逸子:淡路まさみ(第1 - 3話) 桂木志乃:片岡玉枝(第1 - 3、10話) マリ:加藤みどり(第1 - 3、6、7、10話) 飛葉一郎:峰岸隆之介(第1話) 運転手:清水幹生(第1話) 巡査:内田嵐(第1話) 母親:菅原慎子(第1話) 署長:福山象三(第1話) オズボン:ロルフ・ジェサップ(第1話) 仔分:木村博人、鴨志田和夫、杜沢泰文(第2話) 女中:歌川千恵(第2話) 武上五郎:中庸介(第2話) 大岩:富田仲次郎(第2話) ヘル・キャット:中山麻理(第2話) 老人:片岡一(第3話) 蛭沼博士:村上冬樹(第4話) 将校:木島進介(第4話) 捕虜:遠矢孝信(第4話) 革手袋の男:上西弘次(第4話) 男:君塚正純、嘉斉武夫、石崎洋光(第4話) 警備員:青木富夫(第5話) 職員:大倉賢二、木村章平(第5話) 幸子:美山ゆみ(第6話) 鉄:田中淑隆(第6話) 刑事:西郷昭次(第6話) 配下:石崎洋光、君塚正純(第6話) 浦上:堀川雄一(第7話)、川野耕司(第8話) 山吹:山吹新(第7、8話) 石塚美佐子:田中三津子(第7、8話) 医師:永谷吾一(第7話) 電気の検針員:黒崎勇(第7話) 銀行員:松下昌司(第7話) 頭取:高松政夫(第8話) 男:宇留木康二、長田真人(第8話) 新婦:根岸美恵子(第9話) 結婚式の司会者:杜沢泰文(第9話) 健一:梶正昭(第10話) 丈田:内田勝正(第10話) 五郎:高田裕史(第10話) 武藤:片山滉(第11話) 外人兵:エンベル・アルテンバイ、ウィリー・A・ドーシー(第11話) 次郎:団次郎(第11話) 武藤マリ:紹瑛(第11話) 風間神父:灰地順(第12話) 配下:尾崎孝二(第13話) 警官:勝野誉志男、藤川修二(第13話) 社長:鴨田喜由(第14話) 秘書:友田順子(第14話) バーテン:沢美鶴(第14話) 部下:輝井童(第14話) ホステス:美笹ゆき子、斉藤恵子(第14話) 牧夫:永谷吾一(第15話) 長田:木村博人(第16話) 菊池専務:田中志幸(第16話) 所長:松下昌司(第16話) 尼僧:宮田弘子、吉田みほ子、水野美奈(第16話) 運転手:金子富士雄(第16話) リサ:鹿沼エリ(第16話) 支配人:石山克己(第17話) 大井社長:向井友則(第17話) 婆や:若原初子(第17話) 秘書:本田圭子、水野友梨子(第17話) 警官:菊池正孝(第17話) 西城刑事:宮川洋一(第17話) 大郷:長沢大(第17話) 殺し屋:上西弘次(第18話) 船長:築地博(第18話) 部下:森岡隆見、杜沢泰文、根津貴志、吉田由二(第18話) 社長:二見忠男(第18話) ボディーガード:菊池英一、久保田欣也(第19話) 警官:掛川須賀夫、宮沢保雄(第19話) 部下:石崎洋光、木村章平、三浦勉、君塚正純(第19話) 平井:東美行(第19話) コーチ:森山周一郎(第19話) 伸次:高田裕史(第20話) 権藤:上西弘次(第20話) おばさん:菅原慎子(第20話) 部下:森岡隆見、石崎洋光(第20話) 看護婦:橋本恵美子(第20話) ルート:北城寿太郎(第20話) 戸田:花上晃(第20話) 社長:伊豆肇(第21話) 良江:小園蓉子(第21話) 専務:幸田宗丸(第21話) 常務:松尾文人(第21話) 課長:小倉雄三(第21話) 健二:山口賢一(第21話) 秘書:美山ゆみ(第21話) 山村:織本順吉(第21話) 母親:菅原慎子(第22話) キヨシ:大久保洋幸(第22話) 運転手:上西弘次(第22話) 助手:内田忠夫(第22話) スタンドのボーイ:柿沢邦彦(第22話) 特捜刑事:遠矢孝信(第22話) 老係員:邦創典(第23話) レストランの男:根津貴司(第23話) 運転手:阿部邦雄(第23話) 佐山:佐野哲也(第23話) 刑事:木島進介(第23話) 老婆:若原初子(第24話) 老婆の仕人:青木富夫(第24話) 重役:熊谷卓也(第24話) 紳士:松下正秀(第24話) 料亭の女将:小梅とよ子(第24話) マキ:太田とも子(第24話) 配下:大倉賢二、天野豊(第25話) 刑事:林寛一(第25話)
- 桂木逸子:淡路まさみ(第1 - 3話)
- 桂木志乃:片岡玉枝(第1 - 3、10話)
- マリ:加藤みどり(第1 - 3、6、7、10話)
- 飛葉一郎:峰岸隆之介(第1話)
- 運転手:清水幹生(第1話)
- 巡査:内田嵐(第1話)
- 母親:菅原慎子(第1話)
- 署長:福山象三(第1話)
- オズボン:ロルフ・ジェサップ(第1話)
- 仔分:木村博人、鴨志田和夫、杜沢泰文(第2話)
- 女中:歌川千恵(第2話)
- 武上五郎:中庸介(第2話)
- 大岩:富田仲次郎(第2話)
- ヘル・キャット:中山麻理(第2話)
- 老人:片岡一(第3話)
- 蛭沼博士:村上冬樹(第4話)
- 将校:木島進介(第4話)
- 捕虜:遠矢孝信(第4話)
- 革手袋の男:上西弘次(第4話)
- 男:君塚正純、嘉斉武夫、石崎洋光(第4話)
- 警備員:青木富夫(第5話)
- 職員:大倉賢二、木村章平(第5話)
- 幸子:美山ゆみ(第6話)
- 鉄:田中淑隆(第6話)
- 刑事:西郷昭次(第6話)
- 配下:石崎洋光、君塚正純(第6話)
- 浦上:堀川雄一(第7話)、川野耕司(第8話)
- 山吹:山吹新(第7、8話)
- 石塚美佐子:田中三津子(第7、8話)
- 医師:永谷吾一(第7話)
- 電気の検針員:黒崎勇(第7話)
- 銀行員:松下昌司(第7話)
- 頭取:高松政夫(第8話)
- 男:宇留木康二、長田真人(第8話)
- 新婦:根岸美恵子(第9話)
- 結婚式の司会者:杜沢泰文(第9話)
- 健一:梶正昭(第10話)
- 丈田:内田勝正(第10話)
- 五郎:高田裕史(第10話)
- 武藤:片山滉(第11話)
- 外人兵:エンベル・アルテンバイ、ウィリー・A・ドーシー(第11話)
- 次郎:団次郎(第11話)
- 武藤マリ:紹瑛(第11話)
- 風間神父:灰地順(第12話)
- 配下:尾崎孝二(第13話)
- 警官:勝野誉志男、藤川修二(第13話)
- 社長:鴨田喜由(第14話)
- 秘書:友田順子(第14話)
- バーテン:沢美鶴(第14話)
- 部下:輝井童(第14話)
- ホステス:美笹ゆき子、斉藤恵子(第14話)
- 牧夫:永谷吾一(第15話)
- 長田:木村博人(第16話)
- 菊池専務:田中志幸(第16話)
- 所長:松下昌司(第16話)
- 尼僧:宮田弘子、吉田みほ子、水野美奈(第16話)
- 運転手:金子富士雄(第16話)
- リサ:鹿沼エリ(第16話)
- 支配人:石山克己(第17話)
- 大井社長:向井友則(第17話)
- 婆や:若原初子(第17話)
- 秘書:本田圭子、水野友梨子(第17話)
- 警官:菊池正孝(第17話)
- 西城刑事:宮川洋一(第17話)
- 大郷:長沢大(第17話)
- 殺し屋:上西弘次(第18話)
- 船長:築地博(第18話)
- 部下:森岡隆見、杜沢泰文、根津貴志、吉田由二(第18話)
- 社長:二見忠男(第18話)
- ボディーガード:菊池英一、久保田欣也(第19話)
- 警官:掛川須賀夫、宮沢保雄(第19話)
- 部下:石崎洋光、木村章平、三浦勉、君塚正純(第19話)
- 平井:東美行(第19話)
- コーチ:森山周一郎(第19話)
- 伸次:高田裕史(第20話)
- 権藤:上西弘次(第20話)
- おばさん:菅原慎子(第20話)
- 部下:森岡隆見、石崎洋光(第20話)
- 看護婦:橋本恵美子(第20話)
- ルート:北城寿太郎(第20話)
- 戸田:花上晃(第20話)
- 社長:伊豆肇(第21話)
- 良江:小園蓉子(第21話)
- 専務:幸田宗丸(第21話)
- 常務:松尾文人(第21話)
- 課長:小倉雄三(第21話)
- 健二:山口賢一(第21話)
- 秘書:美山ゆみ(第21話)
- 山村:織本順吉(第21話)
- 母親:菅原慎子(第22話)
- キヨシ:大久保洋幸(第22話)
- 運転手:上西弘次(第22話)
- 助手:内田忠夫(第22話)
- スタンドのボーイ:柿沢邦彦(第22話)
- 特捜刑事:遠矢孝信(第22話)
- 老係員:邦創典(第23話)
- レストランの男:根津貴司(第23話)
- 運転手:阿部邦雄(第23話)
- 佐山:佐野哲也(第23話)
- 刑事:木島進介(第23話)
- 老婆:若原初子(第24話)
- 老婆の仕人:青木富夫(第24話)
- 重役:熊谷卓也(第24話)
- 紳士:松下正秀(第24話)
- 料亭の女将:小梅とよ子(第24話)
- マキ:太田とも子(第24話)
- 配下:大倉賢二、天野豊(第25話)
- 刑事:林寛一(第25話)
放送リスト
話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 対決した敵など |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1972年 10月9日 |
復讐のヘアピン.サーカス | 佐治乾 | 長谷部安春 |
|
2 | 10月16日 | 死を呼ぶヘル.キャット | 佐治乾 蘇武路夫 |
| |
3 | 10月23日 | 恐怖のブラック・スパイダー | 佐治乾 神波史男 |
野崎貞夫 |
|
4 | 10月30日 | 狙らわれたミサイル | 佐治乾 高畠久 |
| |
5 | 11月6日 | 怪力、ヘラクレス | 蘇武路夫 | 長谷部安春 |
|
6 | 11月13日 | 洗脳された映子 | 永原秀一 | 江崎実生 |
|
7 | 11月20日 | マルコムを処刑せよ | 佐治乾 |
| |
8 | 11月27日 | 復活したマルコム | 野崎貞夫 | ||
9 | 12月4日 | マシーンガン・ロック | 上原正三 |
| |
10 | 12月11日 | 卐・コンテナ | 中西隆三 | 六鹿英雄 |
|
11 | 12月18日 | 200KM/H心中 | 上原正三 |
| |
12 | 12月25日 | 悪魔のライダー | 馬嶋満 | 野崎貞夫 |
|
13 | 1973年 1月1日 |
両国死す!! | 神波史男 |
| |
14 | 1月8日 | カービン・シャドー | 蘇武路夫 高畠久 |
長谷部安春 |
|
15 | 1月15日 | スパイダーから来た女 |
| ||
16 | 1月22日 | アローファイヤー | 蘇武路夫 | 六鹿英雄 |
|
17 | 1月29日 | やさぐれ非常線 | 上原正三 | ||
18 | 2月5日 | 赤い星を狙え | 神波史男 松下樹夫 |
長谷部安春 |
|
19 | 2月12日 | スポーツクラブ殺人部隊 | 馬嶋満 | ||
20 | 2月19日 | 殺してやる!! | 神波史男 松下樹夫 |
六鹿英雄 | |
21 | 2月26日 | 誘拐の掟 | 蘇武路夫 |
| |
22 | 3月5日 | 奇襲!トライアル作戦 | 上原正三 | 野崎貞夫 |
|
23 | 3月12日 | 裏切りの星を撃て! | 池端俊策 |
| |
24 | 3月19日 | バラの弾痕 | 永原秀一 武田宏一 |
長谷部安春 |
|
25 | 3月26日 | スパイダーの最後 | 佐治乾 |
|
映像ソフト
レーザーディスク
- ワイルド7 パーフェクトコレクション(7枚組 LD-BOX)(1991年12月5日、バップ VPLX-70165)
VHS
- ワイルド7 Vol.1(1995年3月1日、バップ VPVX-63503)
- ワイルド7 Vol.2(1995年3月1日、バップ VPVX-63504)
- ワイルド7 Vol.3(1995年3月1日、バップ VPVX-63505)
- ワイルド7 Vol.1 - 3(3本組)(1995年3月1日、バップ VPVX-62978)
- ワイルド7 Vol.4(1995年4月1日、バップ VPVX-63506)
- ワイルド7 Vol.5(1995年4月1日、バップ VPVX-63507)
- ワイルド7 Vol.6(1995年4月1日、バップ VPVX-63508)
- ワイルド7 Vol.4 - 6(3本組)(1995年4月1日、バップ VPVX-62979)
DVD
- ワイルド7(5枚組 DVD-BOX)(2001年9月28日、タキ・コーポレーション THD-90581)
- ワイルド7 Vol.1(2002年11月22日、タキ・コーポレーション THD-10911)
- ワイルド7 Vol.2(2002年11月22日、タキ・コーポレーション THD-10921)
- ワイルド7 Vol.3(2002年12月20日、タキ・コーポレーション THD-10931)
- ワイルド7 Vol.4(2002年12月20日、タキ・コーポレーション THD-10941)
- ワイルド7 Vol.5(2003年1月25日、タキ・コーポレーション THD-10951)
- ワイルド7 DVD-BOX(5枚組)(2007年9月26日、エムスリイエンタテインメント MMSD-0063)
- ワイルド7 DVD-BOX(5枚組)(2009年3月27日、エムスリイエンタテインメント XNMS-50063)
OVA版
全2話。徳間が当時展開していたOVAレーベル「ガイ・アクション・シリーズ」の第3弾として製作された。アニメーション制作はアニメイトフィルム、スタジオ旗艦。
原作の1巻から4巻のエピソードを再構成したもので、第1話が「野性の7人」、第2話が「バイク騎士事件」を収録している。製作時期の1990年代に合わせて一部描写にアレンジが施されているが、それ以外は原作にほぼ忠実。銀行を爆破し逃走した強盗団をワイルド7が追い詰め、「退治」と称して全員を射殺するシーンから始まる。主要人物の出自や経歴などの解説は、オープニングの演出として組み込まれている。MCプロの大岩、遠井弁護士、黒松といったシリーズ最初期の悪役は第1話で出揃う。第1話でワイルドの作戦行動を妨害するため、黒松がバイク騎士を差し向け街を襲撃させる事件が第2話への伏線となる。なお第1話中盤で数秒程度だが、作者の望月本人が「サッカーおじさん」という役名で登場する。一部に暴力的な描写(ショットガンで人間の頭部が吹き飛ぶなど)がある。
なお、発売されたOVA版以前に『新ワイルド7』のOVA化が発表されていたが、製作途中で企画が凍結してしまい、サントラCDのみが東芝EMIから発売されている。
スタッフ(OVA)
- 製作 - 山下辰巳、村上光一
- 企画 - 大塚勤、尾形英夫、牛窪正弘、岡正
- 原作 - 望月三起也(『ワイルド7』徳間書店刊)
- 監督 - 江上潔
- 脚本 - 丁子屋銀造
- 絵コンテ - 虎田功(Vol.1)、河本昇悟、江上潔(Vol.2)
- 演出 - 河本昇悟
- キャラクターデザイン・作画監督 - 平井久司(中村プロ)
- メカニックデザイン - 中西修史
- 作画監督 - 菊池晃(Vol.2)
- 美術監督 - 松宮正純
- 色指定・検査 - 宮川はれみ
- 美術設定・ボード - 阿部泰三郎
- 特殊効果 - 前川孝、山本巧(Vol.1)、小唐子紋次郎(Vol.2)
- 撮影監督 - 沖野雅英(Vol.1)、白井久男(Vol.2)
- 音響監督 - 藤山房伸
- バイク音協力 - 中沖満、倉持修、川端年樹、野村忠彦、佐藤洋
- 音楽 - 梅津和時
- 音楽制作協力 - 多田葉子
- 制作協力 - 中村プロダクション、マッドハウス(Vol.1-2)、プロダクション・アイジー、スタジオジャイアンツ(Vol.1)、アートランド、ジェー・シー・スタッフ、マジックバス(Vol.2)
- 制作 - アニメイトフィルム、スタジオ旗艦
主題歌(OVA)
オープニング・エンディングテーマ「WILD」
挿入歌「HIGHWAY STAR」
キャスト(OVA)
- 飛葉大陸:関俊彦
- 八百:山寺宏一
- 両国:矢尾一樹
- ヘボピー:玄田哲章
- 世界:小林清志
- チャーシュー:安西正弘
- オヤブン:コント山口君
- 志乃ベヱ:折笠愛
- 黒松:家中宏
- 大岩:西村知道
- 成沢:納谷六朗
- 遠井:石森達幸
- 太田:森川智之
- 署長:沢木郁也
- 検事A:秋元羊介
- 検事B:堀之紀
- 女子銀行員:堀越真己
- 犯人:小形満
- 犯人:三木眞一郎
- 女:深居みさ
- 警官:河合義雄
- 部下:宇垣秀成
- 部下:菅原正志
- 沢口藤菜:石川悦子
- サッカーおじさん:望月三起也(特別出演)
- 消防士:島崎俊郎(友情出演)
- 指揮官:そのまんま東(友情出演)
- イコ:千葉麗子
- 草波勝:寺田農(友情出演)
- 銀閣:中庸助
- 久米島:星野充昭
- マネージャー:小野健一
- 秘書:三木眞一郎
- レスラー:坂口賢一
- バイクナイト:小形満
- バイクナイト:宇垣秀成
- シェルビィ:種田文子
テレビアニメ版
『ワイルド7 another -謀略運河-』のタイトルで、地上波では、びわ湖放送やテレビ岩手などでも放送。
ストーリー
第二パナマ運河を航行中の豪華客船ダブルシーが、古代人民兵団を名乗る一味にシージャックされる。人質の中に日本のゼネコン超日本建設の重役・長島が含まれていたため、その会社の社員らが、独自に救出部隊を雇うことを決定。元傭兵で南米で生活していた飛葉は中学時代の同級生で、同社社員の桃井に懇願されて、救出部隊に参加することになる。その部隊名はチーム・ワイルドと決定されていたがメンバーが未定だった。そこで、飛葉は既に同社の重役・赤城がスカウトしていたルックス、4トンらと共に、船を追いながら、他のメンバーをスカウトしてワイルドを組織していく。
チーム・ワイルドのメンバーは以下の通り。
ハポ(飛葉)
愛車はホンダのCBF750。コルト・ウッズマンを357マグナム口径に改造した銃を使用。
ダントツ
愛車はスズキ・GSXカタナ。コルト・パイソンを使用。
ルックス
愛車はV-MAX。モーゼル・ミリタリーを使用。
4トン
愛車はハーレー・ダビッドソン・トライク。銃身の短いルガーを使用。
ハンペン
愛車はハーレー・ダビッドソン・V-ROD。対戦車ライフルを愛用。他に護身用として、357マグナム口径のデリンジャー拳銃であるCOP 357 MAGを使用。
ラップ
愛車はBMB-R-1100GS。コルト・ガバメント45を使用。
終電
愛車はDUCATI900-MIKEHAIL-WOODレプリカ。デザート・イーグル44マグナムを使用。
彼らは一度、水中より船内に潜入して、救出を図るも失敗。その後、面子にこだわる地元警察の妨害を受けるが、草波の画策により、国連の雇ったPKF部隊という肩書きを得て、ダブルシー号に、運河の水門からバイクごとジャンプして突入。
7人のメンバーで、古代人民兵団に立ち向かい死闘を繰り広げる。
原作にあたるコミックは『飛葉』全2巻。コミック版の方がOVA放送終了後に出版されている。
コミック版ではルックスに当たる人物がイバラキ、ダントツに当たる人物がホルヘとなっている。また、他のメンバーの経歴もアニメ版とは異なる。ビクターエンタテインメントよりDVDが発売されている。
スタッフ(テレビアニメ)
- 監督 - 渡辺純央
- シリーズ構成 - 西園悟
- キャラクターデザイン - 渡辺純央
- 音楽 - 元倉宏
- 制作 - イージー・フイルム
主題歌(テレビアニメ)
オープニングテーマ「ストリップ」
エンディングテーマ「TRY AGAIN」
キャスト(テレビアニメ)
- 飛葉大陸 - 緑川光
- ルックス - 子安武人
- ハンペン - 松井菜桜子
- ダントツ - 園部啓一
- 4t - 永野善一
- 終電 - 斉藤梨絵
- 桃井 - 高木渉
- 赤城 - 茶風林
- 志乃 - 佐藤裕美
- 長島 - 郷田ほづみ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | シージャック | 茂松宏朗 西園悟 |
渡辺純央 鈴野貴一 |
大沢正典 | 2002年 4月27日 | |
2 | ハポ | 江島泰男 | 石川慎亮 | 5月18日 | ||
3 | チームワイルド | 西園悟 | 牟礼町 | 白石道太 | 関崎高明 | 5月25日 |
4 | 赤い草原病 | 松園公 | 西村大樹 | 大沢正典 | 6月15日 | |
5 | 地獄島 | 奥田誠治 | 羽生尚靖 | 福島善晴 | 6月22日 | |
6 | 突入 | 開木菜織 | ヤマトナオミチ | 石川慎亮 伊達里実 |
6月29日 | |
7 | 終電 | 奥田誠治 | 白石道太 | 福島善晴 伊達里実 |
7月13日 | |
8 | 過去 | 土屋理敬 | 松園公 | 盛山たかし | スタジオソナム | 7月20日 |
9 | 模擬訓練 | ヤマトナオミチ | 羽生尚靖 | 石川慎亮 大沢正典 伊達里実 |
7月27日 | |
10 | 急転 | 李青鳳 | ヤマトナオミチ | 村上勉 粟井重紀 伊達里実 |
8月10日 | |
11 | 野生の七人 | 西園悟 | 松園公 | 白石道太 | 木村圭市郎 伊達里実 |
8月17日 |
12 | 狼 | 小寺倫代 | 鈴野貴一 | 関口雅信 | 8月24日 | |
13 | 果てしなき戦い… | 小林一三 | ヤマトナオミチ | 村上勉 伊達里実 |
8月31日 |
映画版
2011年12月21日に全国公開。監督は羽住英一郎。主演は瑛太ほか。北九州でのロケでは実際に市街地を封鎖し行われ、高速道路は建設途中の道路を使用している。
丸の内ルーブル、渋谷東急、新宿ミラノ、池袋シネマ・ロサ他全国292スクリーンで公開され、2011年12月24、25日の公開初週週末の土日2日間は興収8,744万6,200円、動員6万4,348人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第10位となった。
あらすじ(映画版)
キャスト(映画版)
ワイルド7メンバー
飛葉大陸:瑛太
愛用銃 - コルト・ウッズマン飛葉カスタム、スタイアーTMPマシンピストル
特技 - ガン・バイクテクニック
罪状 - 殺人罪、銃刀法違反罪、公務執行妨害罪、他
恋人に絡んだヤクザ組員3人を口論の果てに殺害(恋人は直後に自ら絶命)。銃刀法違反・公務執行妨害を加えた無期懲役犯となる。ノベライズ版(小学館文庫刊)によると飛葉大陸の名も本名ではなく、草波によって与えられたコードネームとなっている。
セカイ:椎名桔平
愛用銃 - コルト ガバメント・ロングスライドカスタム、M4カービン
特技 - バイクテクニック
罪状 - 殺人罪、傷害罪、窃盗罪、逃走罪、銃刀法違反罪、公務執行妨害罪
男性を撲殺した後に少年院入りし2年後に脱獄。警官2名を撲殺・拳銃強奪(銃刀法違反・公務執行妨害etc.)の無期懲役犯となる。
パイロウ:丸山隆平(関ジャニ∞)
愛用銃 - ベレッタM92FS、M4カービン、M203
特技 - 爆薬
罪状 - 窃盗罪、殺人罪、傷害罪、激発物破裂罪、威力業務妨害罪
独学で学んだ爆弾作りに魅入られ連続爆破魔となり、最終的に警官2名を爆殺、無期懲役犯となる。
ソックス:阿部力
愛用銃 - コルト コンバットコマンダーカスタム、H&KMP5K
特技 - コンピュータ
罪状 - 殺人罪、偽計業務妨害罪、傷害罪、銃刀法違反罪、賭博法違反罪
元天才詐欺師。闇カジノ界のギャンブラーとして名を馳せ、マカオでカジノを任されるも店の金に手をつけマフィアに追われる身となる。中国で追手2名を射殺し無期懲役犯となった後、国家間の裏取引で超法規的措置としてワイルド7入り。
オヤブン:宇梶剛士
愛用銃 - コルト パイソン357 6inch、ダネルMGL
特技 - 喧嘩
罪状 - 殺人罪、傷害罪、銃刀法違反罪、威力業務妨害罪、他
かつては某・広域指定暴力団の組長。若頭時代に当時の組長を敵対組に暗殺され激怒、単身その組に殴りこみ組長ほか5名の命を殺った武勇伝を持つ。
原作漫画版のヘボピーが持っていた“巨漢&怪力”キャラクターが、本作品ではオヤブンに割り振られており、物語終盤、片手でリボルビングランチャーを撃っている。そのため映画版ではヘボピーの怪力キャラクターは特段描かれていない。
ヘボピー:平山祐介
愛用銃 - デザートイーグル、AT4ロケットランチャー、M4カービン
特技 - バイクメカニック
罪状 - 殺人罪、傷害罪、銃刀法違反罪、騒乱罪、公務執行妨害罪、現住建造物放火罪
幼少時に親が行方不明となりグレるも何とか更生。しかし働いていた工場に過去を知られ即クビを宣告されたことで激発。社長を殺害し工場を爆破。逃亡後紆余曲折を得てワイルド7入り。
B・B・Q(ビー・ビー・キュー):松本実
愛用銃 - ワルサーPPK、MP5K
特技 - ガンテクニック
罪状 - 殺人罪、現住建造物放火罪、強盗致死傷罪、傷害罪、銃刀法違反罪、住居侵入罪
私生児として生まれ養父母に育てられるも、ある時養父母に地上げを迫る暴力団員を刺殺、少年院を出た後に彼を恐れる養父母との乖離が決定的になってしまったことに絶望し猟銃乱射・家屋放火後に逃亡(逃げ遅れた養父母は焼死)。紆余曲折を経てワイルド7入り。
その他(映画版)
藤堂正志:要潤
岩下こずえ:本仮屋ユイカ
成沢守:中原丈雄
桐生圭吾:吉田鋼太郎
本間ユキ:深田恭子
草波勝警視正:中井貴一
その他
スタッフ(映画版)
- 監督:羽住英一郎
- 原作:望月三起也『ワイルド7』
- 脚本:深沢正樹
- 音楽:川井憲次
- 製作総指揮:ウィリアム・アイアトン
- 製作者:久松猛朗、北川直樹、雨宮俊武、菅野信三、喜多埜裕明、加太孝明
- エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司、小岩井宏悦
- プロデューサー:八木欣也、野村敏哉、森井輝
- アソシエイトプロデューサー:小出真佐樹
- ラインプロデューサー:古屋厚
- 撮影:江崎明生
- 照明:三善章誉
- 録音:柳屋文彦
- 美術:上條安里
- 装飾:小山大次郎
- コスチュームデザイナー:角田今日子
- VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
- VFX・CG:ナイス・デー、日本映像クリエイティブ、アンダーグラフ、東京現像所デジタル課、KI studio、コロビト、グラフィニカ、LABO.graphix、あとりえTETO、クロフネプロダクト、リアクター、トレスアミーゴス
- スタント&アクション:ジャパンアクションエンタープライズ
- アクションコーディネーター:諸鍛冶裕太
- カー&バイクスタント:スーパードライバーズ(雨宮正信、野呂真治、川上敏夫、佐藤裕、大谷奈津江)
- 警察監修 :住本祐寿
- ガンエフェクト:納富貴久男
- 音響効果:柴崎憲治
- 編集:小江英幸
- 選曲:藤村義孝
- キャスティング:緒方慶子
- 助監督:相川光信
- 制作担当:道上巧矢
- ロケ協力:北九州フィルムコミッション、北九州市、大分市ロケーションオフィス、福岡フィルムコミッション、下関フィルムコミッション、下関市、湘南藤沢フィルムコミッション、横浜フィルムコミッション、小山町フィルムコミッション、小倉競馬場、大分スポーツ公園、門司港開発、福岡市博物館、福岡北九州高速道路公社 ほか
- D.I:IMAGICA
- スタジオ:東宝スタジオ
- 企画・制作プロダクション:阿部秀司事務所
- 企画・制作協力:スーパービジョン
- 制作プロダクション:ROBOT
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 製作:「ワイルド7」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画、ソニー・ミュージックエンタテインメント、KDDI、東急レクリエーション、Yahoo! JAPAN、ROBOT、阿部秀司事務所)
- アクションコーディネーター:諸鍛冶裕太
主題歌(映画版)
- 「CHASE」L'Arc〜en〜Ciel(Ki/oon Records)
ロケ地
- 埼玉県川口市
- 福岡県北九州市
- 銀行強盗のシーン撮影では、同市戸畑区の旧区役所前道路を2日間閉鎖、500台の路線バスを迂回させた。
- 大分県大分市
- 東京都江東区 東京夢の島マリーナ・マリーナ内レストラン Dimare(ディマーレ)
- 深田恭子演じる本間ユキがアルバイトしているレストラン
- 銀行強盗のシーン撮影では、同市戸畑区の旧区役所前道路を2日間閉鎖、500台の路線バスを迂回させた。
- 深田恭子演じる本間ユキがアルバイトしているレストラン
キャッチコピー
- 「GET WILD, SAVE THE WORLD」(ティザーver.)
- 「悪を撃ち抜け 愛を守り抜け」(本ポスターver.)
関連作品(映画版)
コミカライズ
作画:橋本還(雨蘭)
ノベライズ
文章:奥村千明
備考
- 飛葉が使用する拳銃は原作とは別の銃にすることを提案をされたものの、原作者である望月の強い希望によってコルト・ウッズマンを使用することとなった。また同銃のプロップガンは絶版となったウッズマンのモデルガンを元にし、大口径化とレイルシステムなどのカスタムを施した映画オリジナルモデルである。
- ワイルド7メンバーたちを演じる役者は丸山隆平以外の全員が撮影前に自動二輪の大型免許を取得しており、丸山も映画撮影に伴い大型免許を取得した。
Blu-ray / DVD
2012年5月23日発売。発売元はワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント。
- 【初回限定生産】ワイルド7 ブルーレイ&DVDセット プレミアム・エディション(3枚組)
- ディスク1:本編Blu-ray
- ディスク2:本編DVD
- ディスク3:特典映像DVD
- ワイルド7(Blu-ray 1枚組)
- ワイルド7(DVD 1枚組)
- ディスク1:本編Blu-ray
- ディスク2:本編DVD
- ディスク3:特典映像DVD
関連作品
トリビュート作品
ヤングキング2009年19号より、作品生誕40周年を記念したトリビュート作「WILD7 TRIBUTE」が6号連続掲載された。参加する漫画家は以下の通りで、土山や小林など望月のアシスタント経験者も参加している。
- 東本昌平
- 土山しげる
- 小林まこと
- 神崎将臣
- 山口かつみ
- すぎむらしんいち
ビデオ
パチスロ
- 2006年にラスターによって販売、ホールに設置された。5号機。
ゲーム
- 「ルール・ザ・ワールド:ワイルド7」 2003年に国際通信社から発売されたテーブルトークRPG。
その他の関連作品
- 2008年に神奈川県警察の警察職員募集のポスターに採用されており、2種類ある。
参考文献
- 『キャラクター大全 特撮全史 1970年代 ヒーロー大全』講談社、2016年1月29日。ISBN 978-4-06-219821-9。
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- 1972年のテレビドラマ
- 日本テレビ月曜7時枠の連続ドラマ
- 上原正三脚本のテレビドラマ
- 警察官を主人公としたドラマ作品
- 暗殺者を主人公としたテレビドラマ
- 漫画を原作とするテレビドラマ
- アクションドラマ
- 国際放映作品
- 1994年のOVA
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- 少年画報社のアニメ作品
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- オートバイを題材としたアニメ作品
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