ワンワン三銃士
以下はWikipediaより引用
要約
『ワンワン三銃士』(わんわんさんじゅうし)は、日本アニメーション制作の日本のテレビアニメ作品。
概要
アレクサンドル・デュマ・ペールの『ダルタニャン物語』中の『三銃士』を原作とし、登場人物全てが動物として描かれている。後半からはコメディーリリーフ役として、テレビオリジナルのネズミのボムが登場した。
前年に制作された『リトル・エル・シドの冒険』に引き続きスペインのBRB Internacionalとの共同制作となっている。
日本では1981年10月9日から1982年3月26日まで、毎日放送・TBS系列局で全26話中24話が放送された。前番組『愛の学校クオレ物語』に引き続き、カルピス食品工業(現 - カルピス)の一社提供で、『カルピス名作劇場』という冠が着いている。1989年にはスペインとイギリスの共同制作により、日本未放送の続編『El retorno de D'Artacan / The Return of Dogtanian』が製作された。
平均視聴率は4%(関東地方、ビデオリサーチ調べ)と低迷。この番組終了後、金曜19時枠でのアニメ路線は継続されるも、毎日放送制作の名作アニメ路線は本作を以って終了し、カルピスもこの枠から撤退した。
後にNHKが『アニメ三銃士』の放送を開始させた時、サンテレビが本番組を購入して放送した。
本作でポルトスの声を担当した玄田哲章と、リシュリュー枢機卿の声を担当した寺田誠は、こののち映画『三銃士』(実写映画で登場人物は人間)でも同役を担当した。
キャスト
- ダルタニヤン:間嶋里美
- アトス:野島昭生
- ポルトス:玄田哲章
- アラミス:塩沢兼人
- ジュリエット:潘恵子
- フランソワ:つかせのりこ
- ポム:笑福亭鶴光
- ダルタニヤンの父:大宮悌二
- ダルタニヤンの母:坪井章子
- フランソワの母:加川三起
- ボナシュー:矢田稔
- ルイ13世:徳丸完
- アンヌ王妃:山田栄子
- ミレディ:増山江威子
- ウディニエール:田中康郎
- ロシュフォール伯爵:納谷六朗
- リシュリュー枢機卿:寺田誠
- ナレーター:柴田秀勝
スタッフ
- 原作:アレクサンドル・デュマ
- 制作:本橋浩一
- 制作管理:高桑充
- 企画:佐藤昭司
- 音楽:服部克久
- 構成:木村芳弘
- キャラクターデザイン:関修一
- 美術監督:伊藤主計
- 作画監督:小川隆雄
- レイアウト監修:森康二
- プロデューサー:中島順三、遠藤重夫
- 監督:杉山卓、腰繁男
- 動画チェック:武藤稔
- 撮影監督:森田俊昭
- 録音監督:松浦典良
- タイトル:道川昭
- 録音制作:音響映像システム
- 整音:成清量
- 効果:松田昭彦(フィズサウンドクリエイション)
- 録音:整音スタジオ
- 現像:東京現像所
- 色指定・検査:高砂芳子
- 編集:瀬山武司、上遠野英俊、割田益男
- 制作デスク:内山秀二
- 演出補:腰繁男、中村憲由
- 制作進行:小滝雅美、尾方正行、寺沢倫明、千葉伸也
- 製作:毎日放送、日本アニメーション、BRB Internacional
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 放映日 |
---|---|---|---|---|
1 | わんぱくダルタニヤン登場!! | 杉山卓 中原朗 |
杉山卓 | 1981年 10月9日 |
2 | 謎の黒ひげ剣士 | 10月16日 | ||
3 | はらぺこの都パリ | 10月23日 | ||
4 | 天下無敵の三銃士登場 | 中原朗 | 腰繁男 | 10月30日 |
5 | 銃士隊長トレヴィル | 杉山卓 | 11月6日 | |
6 | 三銃士と決闘?ダルタニヤン大いに売り出す | 鈴木行 | 11月13日 | |
7 | 愛馬ロフティと再会!! | 西藤秀峰 | 11月20日 | |
8 | ジュリエット大好き!!デートの秘密 | 杉山卓 | 11月27日 | |
9 | ジュリエットさらわる!追跡!追跡!大追跡 | 鈴木行 | 12月4日 | |
10 | 大脱走!!ダルタニヤン助けて!! | 杉山卓 | 12月11日 | |
11 | ミレディにころりダルタニヤン | 未放送 | ||
12 | 決戦!!ガイヤール砦 | |||
13 | チュー友ボム公初登場 | 木村芳弘 | 12月18日 | |
14 | 百パーセントの片想い | 12月25日 | ||
15 | ダルタニヤンの初手柄 | 1982年 1月8日 | ||
16 | 短剣を盗んだ女 | 1月15日 | ||
17 | ダルヤニヤン海を渡る | 1月22日 | ||
18 | 急げワルツの鳴る前に | 1月29日 | ||
19 | 銃士の星をめざせ | 2月5日 | ||
20 | 鏡のうらの秘密 | 2月12日 | ||
21 | 謎のゆうれい船の正体は? | 腰繁男 杉山卓 |
2月19日 | |
22 | ダルヤニヤンと宝島 | 鈴木行 | 2月26日 | |
23 | ノートルダムの鐘を鳴らすな!! | 杉山卓 馬場健 |
3月5日 | |
24 | アトスのニセ伯爵 | 黒川文男 | 3月12日 | |
25 | ミレディーのシビレ薬 | 杉山卓 | 3月19日 | |
26 | おめでとう銃士ダルタニヤン | 3月26日 |
なお、本放送では11話と12話の放送がカットされたが、2005年に発売されたDVD-BOXには収録されている。
放送局
※放送日時は1982年3月終了時点、放送系列は放送当時のものものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送 | 金曜 19:00 - 19:30 | TBS系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道放送 | |||
青森県 | 青森テレビ | |||
宮城県 | 東北放送 | |||
福島県 | 福島テレビ | TBS系列 フジテレビ系列 |
||
関東広域圏 | 東京放送 | TBS系列 | 現・TBSテレビ。 | |
山梨県 | テレビ山梨 | |||
新潟県 | 新潟放送 | |||
長野県 | 信越放送 | |||
静岡県 | 静岡放送 | |||
石川県 | 北陸放送 | |||
中京広域圏 | 中部日本放送 | 現・CBCテレビ。 | ||
島根県・鳥取県 | 山陰放送 | |||
岡山県 | 山陽放送 | 現・RSK山陽放送、当時の放送エリアは岡山県のみ。 | ||
広島県 | 中国放送 | |||
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 |
||
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | ||
福岡県 | RKB毎日放送 | |||
大分県 | 大分放送 | |||
沖縄県 | 琉球放送 | |||
秋田県 | 秋田放送 | 金曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 | |
山形県 | 山形放送 | 金曜 17:00 - 17:30 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
富山県 | 北日本放送 | 木曜 17:00 - 17:30 | 日本テレビ系列 | 1981年10月22日から1982年4月15日まで放送 なお、初回放送は日本シリーズ巨人対日本ハムの雨傘番組として用意されてたが、当該試合が雨天中止となったため、10月22日に第1回が放送された。 |
愛媛県 | 南海放送 | 月曜 17:25 - 17:55 | 次番組は『忍者ハットリくん』(日曜版のアニメ版、テレビ朝日系列)。 | |
熊本県 | 熊本放送 | 土曜 14:00 - 14:30 | TBS系列 | 本来の時間帯は『驚異の世界・ノンフィクションアワー』(日本テレビ系列)を遅れネット。 |
宮崎県 | 宮崎放送 | 金曜 17:25 - 17:55 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | 火曜 17:25 - 17:55 |
主題歌
- OP:『ワンワン三銃士』(歌:日下まろん・杉並児童合唱団、作詞:香山美子、作曲・編曲:服部克久)
- ED:『そういうお主は?』(歌:日下まろん、作詞:香山美子、作曲・編曲:服部克久)
上記2曲を収録したEPレコードは、キャニオン・レコードから発売された。
The Return of Dogtanian
1989年に製作された『ワンワン三銃士』の続編。日本未公開。スペインとイギリスの共同製作。全26話。制作時点でBRBは既に日本アニメーションとの契約を解除していたため、アニメーション制作は台湾のワン・フィルム・プロダクションに変更された。
キャスト (続編)
声優の表記はスペイン語版、英語版の順。英語版の声優はアラミスとジュリエットを除き、前作から変更された。
- ダルタニヤン:Eduardo Jover / デイヴ・マロウ
- アトス:不明/マイケル・ソリッチ
- ポルトス:Roberto Cuenca Martínez / ダグ・ストーン
- アラミス:不明/エディ・フライアーソン
- ジュリエット:Gloria Cámara / レベッカ・フォースダット
- ルイ13世:Javier Dotú/ サイモン・プレスコット
- リシュリュー枢機卿:Rafael de Penagos/ケリガン・メイハン
- ナレーター:不明/マイク・マコノヒー
スタッフ(続編)
- プロデューサ:クラウディオ・ビエルン・ボイド
- 編集:アルフォンソ・サンタカナ
- 制作総括:オリビア・ボリコン
- アニメーション制作:ワン・フィルム・プロダクション
- 製作:BRBインターナショナル、テムズ・テレビジョン、TVE
- 英語版演出・台本:ダグ・ストーン、デイヴ・マロウ