三人目の幽霊
題材:落語,
以下はWikipediaより引用
要約
『三人目の幽霊』(さんにんめのゆうれい、Another Ghost)は、大倉崇裕による日本の推理小説の短編集。
表題作は1997年に第4回創元推理短編賞佳作に選ばれた、著者のデビュー作であり、後に「落語シリーズ」としてシリーズ化される。
2002年版の本格ミステリベスト10にて、第6位に選ばれた。
各話あらすじ
三人目の幽霊(さんにんめのゆうれい)
だが、真打に昇進したばかりの両一門の落語家が、噺の途中で使用する道具をすり替えられ、高座の途中で退席してしまうという事態が2日続けて起こる。
弟子たちはそれぞれ相手の一門の仕業だと決め付け一触即発。翌日には、両名人が同じ高座に上がることになっている。松の家の名人・葉光から解決を押し付けられた牧が謎に挑む。
鈴の家 米治(すずのや よねじ)
鈴の家 梅治(すずのや うめじ)
松の家 葉光(まつのや ばこう)
松の家 万蔵(まつのや まんぞう)
河内 公彦(かわち きみひこ)
市原(いちはら)
不機嫌なソムリエ(ふきげんなソムリエ)
翌日、恭子が親友である緑の元に電話をかけてくる、「篠崎さんが消えた」と。恭子はひどく狼狽し、話は全く要領を得ない。緑は親友のためにもと思い、暇を持て余している牧に相談を持ちかける。
野島 恭子(のじま きょうこ)
篠崎 雄介(しのざき ゆうすけ)
木下(きのした)
三鶯荘奇談(さんおうそうきだん)
不甲斐ない菊太郎に活を入れようと、師匠の菊丸は地方公演に菊太郎を出演させることを決める。公演の間、1人になってしまう正人の世話を、弟子の菊与と共に任された緑は、三鶯亭が所有する静岡の山奥の別荘へ赴く。
その夜、別荘の管理人・米倉直子が尋常でない叫び声を発した後、姿を消してしまう。緑の電話で駆けつけた直子の息子が林の様子を見に行っている間、牧から正人の母親の容態急変の電話が入り、手短に状況を説明すると、今すぐそこから、米倉から逃げろと言われる。
須賀 正人(すが まさと)
三鶯亭 菊太郎(さんおうてい きくたろう)
三鶯亭 菊丸(さんおうてい きくまる)
三鶯亭 菊与(さんおうてい きくよ)
三鶯亭 菊司(さんおうてい きくじ)
米倉 直子(よねくら なおこ)
崩壊する喫茶店(ほうかいするきっさてん)
そこで緑は、行きつけだった喫茶店「コロンポ」が改装の張り紙を出したまま再開する様子もなく廃れていったという“崩壊する喫茶店”の話を牧にする。
その話を牧が面白がっていると、マスターが2カ月前の開店5周年パーティーの写真を牧に渡した。その写真を見た緑は驚く。祖母の良恵が写っていたのだ。祖母の様子がおかしくなったのと時期が一致することに気付いた緑は、牧に祖母のことを相談する。
間宮 良恵(まみや よしえ)
ペネロープのマスター
秋山 東胡(あきやま とうこ)
北山(きたやま)
患う時計(わずらうとけい)
名人・菊朝が出番を終え、短い中入りの後、予定していた順番とは異なる出囃子が鳴る。だが当の菊馬は出てこず、誰かの叫び声が聞こえた。楽屋を出た菊馬が、置いてあった濡れ雑巾に足を取られて転倒してしまったのだ。幸い軽傷で済んだが、菊朝は怒り心頭、牧に、雑巾を置いた奴を見つけて欲しいと頼む。
三鶯亭 菊朝(さんおうてい きくちょう)
三鶯亭 華菊(さんおうてい はなぎく)
三鶯亭 菊馬(さんおうてい きくま)
元介(げんすけ)
三鶯亭 菊喜(さんおうてい きくよし)