世界か彼女か選べない
以下はWikipediaより引用
要約
『世界か彼女か選べない』(せかいかかのじょかえらべない)は、内山敦司による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)にて、2017年5月号から2020年9月号まで連載。選択後の話が『マガジンポケット』(同)にて2020年8月19日から9月30日まで掲載された。通称「せかかの」。キャッチコピーは「世界終了系彼女降臨!」。
世界終了系ヒロインの藤咲歩美と幼馴染の中川光輝の恋愛模様を描くラブコメディ。
あらすじ
高校生の中川光輝は、幼なじみの藤咲歩美に告白しようとするが、謎の美少女・神堂ひかりに妨害され、「あの人はやめたほうがいい」と警告を受ける。光輝は警告を無視し、歩美に再び告白しようとするが、ひかりの放った麻酔銃で歩美を昏倒させられる。光輝から理由を問われたひかりは、8年前に世界中で起こった大災害は歩美のもつ「力」によることが原因だと語る。「力」は歩美の心の傷によって発生し、彼女の心の動揺が現象となって現実世界に影響をおよぼすとされ、ほどなくして歩美の「力」に引き寄せられた隕石が校庭に落下する。ひかりは「歩美をあきらめて自分と付き合う」か、「自分を敵に回し歩美を苦しめ世界を滅ぼす可能性を取る」かの選択を光輝にせまる。そして光輝は、歩美を監視する勢力の介入をうけながらも、歩美と世界の両方を救う方法を模索していくことになる。
登場人物
声の項はPVの担当声優。
中川光輝(なかがわ こうき)
藤咲歩美(ふじさき あゆみ)
声 - 野水伊織
本作のヒロイン。中川光輝の幼なじみである女子高生。学園のマドンナとして人気を集めているが、光輝の前では気が強く嫉妬深い本性を見せる。
8年前の事故で両親を亡くしたことから「ひとりだけ生き残った自分は幸せになる資格はない」と心を閉ざし、立ち直った現在でも光輝以外の人間のまえでは文武両道の優等生を演じるようになった。光輝には幸せになって欲しいと願い、憎まれ口をたたきながらも、なにかと世話を焼く。
8年前の事故をきっかけに「力」を宿し、自身の感情が不安定になると、世界が崩壊するほどの事象が起こるようになる。感情のコントロールは上手く簡単に暴走することはないが、光輝の告白以降はしばしば暴走を起こしかねない事態に見舞われている。
身寄りが無いあんずを過去の自分と重ね、あんずに自分と一緒に暮らすよう提案し、同居することとなる。
神堂ひかり(じんどう ひかり)
声 - 野水伊織
本作のもう一人のヒロイン。大きい胸のナイスバディが特徴の美少女。校舎の屋上で、光輝の彼女を自称して光輝の告白を遮り、自分と歩美のどちらを選ぶか光輝に迫る。
歩美の感情を激しく動かし「力」が暴走することにならないよう、歩美から光輝を引き離すため、胸を光輝に押し付けたり家に押しかけたりして色仕掛けで迫ってくる。
本編の8年前に光輝・歩美と出会っていて、その時から二人を大切な存在と考えている。光輝・歩美とは中学も同じだったが、光輝が歩美に告白するまではグルグル眼鏡を掛けた影の薄い少女として振る舞っていた。
その正体は神であり、歩美がもつ力の本来の持ち主で、気が遠くなるほど長い年月にわたり「力」を狙われてきた。本編の8年前、歩美が事故に巻き込まれたときに、自分の力と引き換えに歩美を生き返らせた。本来は人ならざる存在であるゆえ、次第に目覚めてはいるものの人間の感情の理解が不足しており、空気の読めない行動が多い。
体育祭以降は、光輝の自宅の屋根裏に住み着く。
ロミオ
近衛天使(このえ てんし)
茜(あかね)
竹井美樹(たけい みき)
用語
力(ちから)
組織
神楽一族(かぐらいちぞく)
書誌情報
- 内山敦司 『世界か彼女か選べない』 講談社〈講談社コミックス〉、全9巻
- 2017年8月9日発売、ISBN 978-4-06-510118-6
- 2018年1月9日発売、ISBN 978-4-06-510719-5
- 2018年6月8日発売、ISBN 978-4-06-511568-8
- 2018年11月9日発売、ISBN 978-4-06-513238-8
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-514185-4
- 2019年4月9日発売、ISBN 978-4-06-514874-7
- 2019年9月9日発売、ISBN 978-4-06-516447-1
- 2020年2月7日発売、ISBN 978-4-06-518170-6
- 2020年7月9日発売、ISBN 978-4-06-519432-4
- 2020年10月9日発売、ISBN 978-4-06-520681-2
- 特装版 同日発売、ISBN 978-4-06-514185-4