人でなしの恋
題材:人形,
以下はWikipediaより引用
要約
『人でなしの恋』(ひとでなしのこい)は、作家江戸川乱歩が1926年(大正15年)に発表した短編ホラー小説。
乱歩によると、この作品は読者にも編集者にもあまり評価されなかったが、乱歩自身のお気に入りの一つである。
あらすじ
京子夫人の回想で映画は幕を開ける。当時19歳だった彼女は、知人の紹介で門野という地元の名士の所へ嫁入りした。門野は憂いのある美青年で、京子を精一杯愛してくれる。最初は、門野の愛に有頂天になっていた京子だが、だんだんと彼の愛がまやかしであることに気づき始めた。そして、ある夜夫が倉の二階で女と密会していることを突き止めた彼女は、次の日女を不意打ちしようと白昼倉の中に乗り込んだ。しかし、どこを探しても女はいず、それどころか人が居た痕跡すらなかったのだ。
実は、夫の愛人とは倉の二階に置かれた長持の中にある人形だったのだ。
映像化
映画
1995年版
松浦雅子監督により映画化。1995年に公開されている。
- 京子:羽田美智子
- 門野:阿部寛
2022年版
井上博貴監督により映画化。2022年6月25日に公開されている。
- 門野京子:兎丸愛美
- 門野慧:細田善彦
- 野村健太郎:渋江譲二
- 岸田冴子:上野なつひ
- 河野里桜: 織田美織
テレビドラマ
2018年12月30日、NHK BSプレミアム、「満島ひかり×江戸川乱歩」内でドラマ化。演出・渋江修平
- 京子:満島ひかり
- 門野:高良健吾
引用
- 特撮テレビ番組「ウルトラQ dark fantasy」の第24話『ヒトガタ』はこの作品を原案にしたもの。
漫画化
JETが本作を漫画化している。JETは同じ江戸川乱歩の「黒蜥蜴」、「赤い部屋」も漫画化しており、『明智小五郎・黒蜥蜴』(ソノラマコミック文庫・朝日新聞社、2008年8月、ISBN 9784022671813)に合わせて収録されている。