小説

人も歩けば


舞台:東京,



以下はWikipediaより引用

要約

『人も歩けば』(ひともあるけば)は、梅崎春生が1959年に刊行した小説(中央公論社刊行)。また、同作を原作とする1960年公開の川島雄三監督による同名の日本映画。東京映画製作、東宝配給、モノクロ、上映時間99分、東宝スコープ。

あらすじ

主人公の砂川桂馬は、キャバレーのドラマーをしていたが、銀座の質屋「成金屋」の主人と将棋仲間だったことから、「成金屋」の婿となる。しかし、義父はすぐに死亡、桂馬は商売に失敗。「あかしや化粧品」のセールスマンとなる。銭湯「八卦湯」の店主で、手相占い師の日高泥竜子に、「婿入り先を近々出る」「大金を手にする」と占われる。

義母と妻が探偵(金田一小五郎)をつかって素行調査をしたことから、おでん屋「すみれ」に出入していることも責められ、桂馬は喧嘩わかれをし、ドヤ街の、並木浪五郎が経営する「ベッドハウス」に暮らすことになる。ベッドハウスにいた板割鉄太郎を弟分にしたが、金を持ち逃げされて無一文になる。そのため、桂馬は、烏森にある日高泥竜子の銭湯で、三助をしてくらすようになる。

ところが、桂馬の伯父がなくなり、9000万円の遺産が入ることになり、それをしった成金屋の一家は、桂馬を探し始める。さがされていることを知った桂馬は、逃げようとするが、日高泥竜子が作ろうとしている新興宗教「心霊八相会」の教祖役を頼まれる。日高がやめた銭湯は、すみれが買い取り「すみれ湯」となる。

そうこうしているうちに、気が付くと、桂馬は将棋を指している最中だった。

キャスト
  • 砂川桂馬:フランキー堺
  • 成金義平:沢村いき雄
  • 成金キン:沢村貞子
  • 成金富子:横山道代
  • 成金清子(成金家の親戚の娘):小林千登勢
  • 木下藤兵衛(古着屋):桂小金治
  • ナミ子(古着屋の使用人、探偵小説マニア):春川ますみ
  • 日高泥竜子:森川信
  • 佐倉すみれ:淡路恵子
  • フク(銭湯の使用人):前田純子
  • 並木浪五郎:加東大介
  • 板割鉄太郎:三遊亭小円馬
  • 鈴ちゃん(並木家の使用人):奥村恵津子
  • 金田一小五郎:藤木悠
  • 岸公助(ベッドハウスに住む学生):立岡光
  • バブ近藤(桂馬の伯父の遺産の管理人の外国人):ロイ・ジェームス
  • ゴジラの八:八波むと志
  • ラドンの松:南利明
  • アンギラスの熊:由利徹
  • 南小路寛子(桂馬が持ち逃げした短刀の持ち主):若水ヤエ子
  • 福田:瀬良明
  • 大久保:稲吉靖
  • 細井:永井柳太郎
  • 梅占堂(女占い師):武智豊子
  • 少女:越智令子
  • 犬を連れた女:織田照子
  • 楽士:西原純
  • バーテン:田中章三
スタッフ
  • 監督:川島雄三
  • 製作:佐藤一郎
  • 原作:梅崎春生
  • 脚色:川島雄三
  • 企画:奥田喜久丸
  • 撮影:岡崎宏三
  • 音楽:真鍋理一郎
  • 美術:小島基司
  • 録音:酒井栄三
  • 照明:伊藤盛四郎
  • 監督助手:秦幸三郎
  • 編集:広瀬千鶴
  • 製作主任:大久保欣四郎