人形宮廷楽団
以下はWikipediaより引用
要約
『人形宮廷楽団』(ギニョールきゅうていがくだん、Orchestre royal de guignols)は、由貴香織里による日本の漫画作品。
『別冊花とゆめ』(白泉社)にて2008年8月号から2010年6月号まで連載されていた。全5巻。話数カウントはOp.(オーパス)#。
あらすじ
感染すると死に至り、人々を襲う「蠢く人形(ギニョール)」へと変異してしまう奇病・ガラテイア症候群。この病が蔓延する世界で、禁じられた「黒の聖譚歌(オラトリオ)」を謡い、感染者や街の人々を癒す慰問の旅を続ける宮廷楽団があった。その手の内にある「黒の讃美歌書」には様々な奇跡を起こす歌の数々が収められているという。彼らは正規の宮廷楽団と異なり、金次第であらゆる曲を奏でる小楽団で、「裏の宮廷楽団」と呼ばれている者たちであった。
登場人物
闇の宮廷楽団
ルチル
エレス(エレスチャル)
琥珀
宮廷関係者
ジェムシリカ
モリオン(モリオン・スティルバイト)
用語
蠢く人形(ギニョール)
ガラテイア症候群に感染した者。感染から変異に至る発症までのウイルスの潜伏期間は人それぞれ異なる。感染者は一様に人形のような形相と動きになるため「ギニョール」と呼ばれるようになった。ギニョールに噛まれたり、血を体内に入れられると忽ち感染してしまうため、「発病者は例外なく炎で浄化する」という法が定められている。肌は硬化し、普通の人間の力では壊すことができない。
黒の聖譚曲(くろのオラトリオ)
世界のどこかにあると言われる幻の黒の賛美歌書の禁じ歌。奇跡の旋律とも言われる歌は、ギニョールに変異した人々の意識を一時的に甦らせたり、細胞の活発化・死滅ができる。
神雷(エクレール)
ギニョールの感染が70%を越えると発動される、周囲一帯を焼き尽くす女王ジェムシリカの裁きの光。