今夜、世界からこの涙が消えても
以下はWikipediaより引用
要約
『今夜、世界からこの涙が消えても』(こんや、せかいからこのなみだがきえても)は、一条岬による小説。
2020年2月に発売され、2022年7月に映画化された『今夜、世界からこの恋が消えても』の続編。前作で物語の鍵を握る人物となった綿矢泉を中心に、泉の抱えている「忘れられない恋」や後輩の男子学生と不器用ながらも新たな恋愛に踏み出す姿が描かれる。
製作
作者の一条岬は本作について「これは映画の脚本に感銘を受け、あらためて世に送り出したいと思った作品です。恋を超え、涙を超え、もう一人の主人公が不器用ながらも大切な何かを手に入れる話。映画の鑑賞と合わせて、是非ご覧いただければと思います。」とコメントしている。
あらすじ
大学生の綿矢泉は、高校時代に親友・日野真織の恋人であった神谷透に対して密かに片思いをしていた。その思いは今でも忘れられない恋となっている。
そんなある日、大学の後輩の成瀬透から告白され、「私を本気で好きにならないこと」を条件に告白を受け入れる。そして「恋人ごっこ」のような感じでデートを兼ねるが、やがて泉から交際を解消してしまう。
その後、成瀬は泉が読んでいる雑誌で新設された賞の写真部門に「神谷透」の名で「終氷」という作品を応募し受賞する。写真部門の受賞祝賀会で再会し、再び成瀬から告白された泉は、後日「絶対に、私より長生きして」という願いとともに告白を受け入れる。
登場人物
綿矢泉(わたや いずみ)
成瀬透(なるせ とおる)
日野真織(ひの まおり)
神谷透(かみや とおる)
神谷早苗(かみや さなえ)
書誌情報
- 今夜、世界からこの涙が消えても(2022年6月24日発売、メディアワークス文庫、ISBN 978-4-04-914466-6)