余物語
以下はWikipediaより引用
要約
『余物語』(アマリモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。〈物語〉シリーズの通巻25巻目として講談社BOXレーベルにて2019年4月に刊行された。イラストはVOFANが手掛けている。
概要
現代の怪異を描き、『終物語』にて完結し、オフシーズンを経て復活した〈物語〉シリーズ・モンスターシーズンの第三弾。
前作『宵物語』に続き、本作には主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)の大学生生活を描くモンスターシーズンの、第四話「よつぎバディ」、第五話「よつぎシャドウ」が収録されている。
「よつぎバディ」では、大学生活初の夏休みを間近に控えた阿良々木暦が、斧乃木余接(おののきよつぎ)と共に、児童虐待事件の調査に乗り出す。
「よつぎシャドウ」は、『宵物語』収録の「まよいスネイク」に続くモンスターシーズン「撫子編」の第二章。千石撫子(せんごくなでこ)は、専門家の元締め・臥煙伊豆湖(がえんいずこ)の依頼により、首吊り事件が相次ぐとある物件の調査に乗り出す。
パッケージイラストには斧乃木余接が白いマキシ丈のワンピースをまとった姿が描かれている。モノクロイラストでは撫子と余接が描かれている。
あらすじ
よつぎバディ
国立曲直瀬(まなせ)大学で迎える初の夏休みの直前、阿良々木暦は家住羽衣(いえすみはごろも)准教授から、自分の三歳の娘を虐待していると打ち明けられる。三日間帰宅していないため、娘の様子を見てきてほしいと依頼を受けた暦は、死体の付喪神・斧乃木余接と合流し、家住准教授の家を訪れる。二人は子供部屋で、衝撃的な光景を目にする。
よつぎシャドウ
阿良々木家から千石撫子のもとにやってきた斧乃木余接は、撫子を専門家の元締め・臥煙伊豆湖に引き合わせる。伊豆湖は撫子の能力を評価し、首吊り屋敷の調査を依頼する。中学校卒業後の住まいを紹介してもらうことを条件に、撫子は謎の解明に挑む。
登場人物
阿良々木 暦(あららぎ こよみ)
斧乃木 余接(おののき よつぎ)
家住 羽衣(いえすみ はごろも)
忍野 扇(おしの おうぎ)
羽川 翼(はねかわ つばさ)
書籍
- 西尾維新(著) / VOFAN(イラスト) 『宵物語』 講談社〈講談社BOX〉、2019年4月17日第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-515225-6